英語でSNS・YouTubeを楽しむ安全ルール|中高生と保護者のためのチェックリスト
英語で海外の動画を見たり、コメントを読んだり、好きなアーティストのSNSをフォローしたり。インターネットは英語を楽しく学べる最高の場所です。でも、世界中とつながるということは、知らない人ともつながれてしまうということ。この記事では、英語でSNSやYouTubeを楽しみながら、自分を守るためのルールを、中高生と保護者の方の両方に向けてまとめました。

01まず確認:年齢と利用規約
多くのSNSや動画サービスには、利用規約で利用できる年齢が決められています。例えば、主要なSNSの多くは原則として13歳以上を対象としています(国やサービスによって異なります)。YouTubeにも、年齢に応じたアカウントの種類や、保護者が管理できる機能が用意されています。
使い始める前に、次のことを家族と一緒に確認しましょう。
- そのサービスは何歳から使えるか
- 保護者が設定できる機能(見守り機能、視聴制限など)はあるか
- アカウントを「非公開」にできるか
英語学習に使う場合、見る・読むだけなら、アカウントを作らなくても楽しめるサービスもあります。まずは「見る専門」から始めて、発信は慣れてからでも遅くありません。
ポイント:「みんな使っているから」ではなく、「ルールを確認してから使う」が安全の第一歩です。
使い方:生徒向けニュース番組が10代のSNS利用に関わる変化を伝える回です。見たあと、自分が使うサービスの年齢の決まりを家族と確かめるきっかけにします。
02アカウントなしで楽しめる英語教材と、英語の設定画面でよく見る単語
英語学習に使うなら、最初は「見る専門」で十分です。次のサイトは、アカウントを作らなくても動画や音声、記事を利用できます。
| サイト | 特徴 | 使い方 |
|---|---|---|
| BBC Learning English | イギリスの公共放送の学習者向けサイト | ニュースの語句解説や短いレッスンを1本見て、新しい語を1つメモする |
| VOA Learning English | ゆっくり読み上げるニュースのアーカイブ | 興味のある記事を選び、音声を聞きながら文字を目で追う |
| TED-Ed | 5分前後のアニメで教養を学べる | 英語字幕で見て、内容を英語3文で要約する |
| CNN 10 | 生徒向けの10分ニュース番組 | 冒頭の1〜2分だけ聞き、話題を日本語で一言メモする |
英語の設定画面でよく見る単語
- Block:相手からの連絡を止める
- Report:運営に知らせる
- Mute:相手の投稿を見えなくする(相手には通知されないことが多い)
- Private account:承認した人だけが見られるアカウント
- Location:位置情報
- Restricted Mode:YouTube で、大人向けの可能性がある動画を表示しにくくする設定
サービスの画面や機能の名前は変わることがあります。使い始める前に、家族と一緒に実際の画面で場所を確かめましょう。
使い方:情報をうのみにしないための考え方を学習者向けの英語で紹介します。見たあと、英語のコメント欄を読むときに確かめることを1つ決めます。
03個人情報を守るチェックリスト
英語でも日本語でも、ネットに書かないほうがいい情報は同じです。投稿やプロフィールを作る前に、次のリストを確認しましょう。
- [ ] 本名(フルネーム)を出していない
- [ ] 学校名や制服が写っていない
- [ ] 住所・最寄り駅・よく行く場所がわからない
- [ ] 家の外観や窓からの景色が写っていない
- [ ] 誕生日・電話番号・メールアドレスを書いていない
- [ ] 写真の位置情報がオフになっている
- [ ] 友だちの顔や名前を、本人の許可なく載せていない
意外な落とし穴が写真の背景です。制服の校章、部活のジャージの学校名、窓から見える建物などから、住んでいる場所が特定されることがあります。
英語で自己紹介するときも、具体的すぎる情報は避けましょう。
- I'm a high school student in Japan. I love anime and soccer.
- I'm Taro Yamada from ○○ High School in △△ City.
「日本の高校生」くらいのぼかし方で、十分に会話は楽しめます。
投稿する前に「この写真を知らない人が見たら、どこまでわかるだろう?」と一度だけ考える習慣をつけると、うっかりを大きく減らせます。
04知らない人からのメッセージ:英語での対応例
海外の人から英語でメッセージが来ると、「英語で話せるチャンス!」とうれしくなるかもしれません。でも、ネットでは相手の本当の年齢や目的はわかりません。
注意したいメッセージの例
- 個人的な情報を聞いてくる:Where do you live? / What school do you go to?
- 写真を求めてくる:Can you send me a picture of yourself?
- 別のアプリに誘ってくる:Let's talk on another app.
- 秘密にしようと言ってくる:Don't tell your parents about this.
- お金やプレゼントの話をしてくる:I can send you a gift card.
こうしたメッセージには、返事をしないのが一番です。どうしても返すなら、短く断ります。
- Sorry, I don't share personal information online.(ごめんなさい、ネットで個人情報は教えません)
- I'm not comfortable with that.(それは気が進みません)
そして、ブロック(block)・報告(report)の機能を使いましょう。英語の画面では、Block や Report という表示になっています。
ポイント:「Don't tell your parents.」と言われたら、それはすぐに大人に相談するべきサインです。
05英語のコメント欄との付き合い方
YouTubeのコメント欄やSNSのリプライには、英語学習に使える生きた表現がたくさんあります。一方で、乱暴な言葉や、人を傷つけるコメントもあります。
読むときのルール
- 汚い言葉(スラングの中には下品なものも)はまねしない
- 攻撃的なコメントは読み飛ばす
- 「みんなが言っているから正しい」とは限らない
書くときのルール
英語でコメントを書くときは、ポジティブで短いものから始めましょう。
- This video was really helpful. Thank you!(この動画、本当に役に立ちました。ありがとう!)
- I learned a lot from this. Greetings from Japan!(とても勉強になりました。日本から見ています!)
- Your explanation was so easy to understand.(説明がとてもわかりやすかったです)
Greetings from Japan! は、海外の動画によく見られる「〇〇から見ています」という気軽なあいさつです。ただし、ここでも個人情報は書かないようにしましょう。
相手を批判したくなったときは、送信する前に一晩おくのがおすすめです。どの言語でも、ネットの言葉は消えにくいものです。
使い方:「フェイクニュース」という言葉の意味を学習者向けに整理する回です。コメント欄で見た主張を、事実と意見に分けて考える練習につなげます。
06保護者の方へ:家庭のルールづくりのヒント
中高生にとって、英語のSNSや動画は学びと楽しみの宝庫です。禁止するより、一緒にルールを作るほうが守られやすいと言われます。
ルールの例
- 時間:平日は1日〇分まで、夜〇時以降は使わない
- 場所:スマホは寝室に持ち込まない、リビングで使う
- 内容:知らない人とはやりとりしない、困ったらすぐ相談する
- 公開範囲:アカウントは非公開、フォロワーは知っている人だけ
話しかけ方のヒント
- 「今日どんな英語の動画を見たの?」と興味を持って聞く
- 困ったことがあっても怒らずに聞くことを約束する(怒られると思うと相談しにくくなります)
- 保護者自身も、見守り機能や設定の方法を一緒に確認する
英語がわからないから見守れない、と心配する必要はありません。何を見ているか、誰とつながっているかを話題にするだけで、十分に意味があります。
使い方:画面に引きこまれる仕組みと距離のとり方を心理学者が語ります。保護者と一緒に見て、家庭の時間のルールを1つ決める材料にします。
07よくある失敗と1週間のルールづくりメニュー
よくある失敗
- 「英語の勉強だから」と時間の上限を決めない:気づくと勉強より娯楽の時間が長くなりがち
- プロフィールに学校名を書く:「高校生」くらいにとどめましょう
- 英語だから大丈夫だと思って、変なメッセージに返事をする:言語に関係なく、危ないものは危ない
- 困ったことを誰にも言わない:一人で抱えず、家族や先生、公的な相談窓口に相談を
1週間ミニメニュー(家族で取り組む)
- 月:使っているサービスの年齢制限と利用規約を確認
- 火:個人情報チェックリストでプロフィールと過去の投稿を点検
- 水:写真の位置情報の設定を確認してオフにする
- 木:Block と Report のボタンの場所を英語の画面で確認
- 金:断りの英語フレーズ2つを覚える
- 土:家族で時間・場所・内容のルールを話し合って紙に書く
- 日:ポジティブな英語コメントを1つ考えてみる(書き込むかは家族と相談)
使い方:SNSと健康をめぐる見出しの表現を講師が説明します。紹介された語句を使い、家族で決めたルールを英語で1文書いてみます。
このコラムで使うサイト・アプリ
もっと見たい人へ
今日やること
よくある質問
英語で海外の人と交流するのは危険ですか?
交流そのものが悪いわけではありません。学校の国際交流や、信頼できる運営者がいる学習サービスなど、安全な場を選ぶことが大切です。SNSで知らない人と個別にやりとりするのは避け、困ったらすぐ大人に相談しましょう。
子どもが英語の動画ばかり見ていて心配です。
英語学習として役立っている面もあるので、頭ごなしに禁止するより、時間のルールを一緒に決めるのがおすすめです。見た動画について話を聞くと、子どもにとっては英語のアウトプット練習にもなります。
怪しいメッセージが来たらどうすればいいですか?
返信せず、ブロックと報告をしましょう。そのうえで保護者や先生に伝えてください。脅されたり、お金や写真を要求されたりした場合は、ひとりで対応せず、すぐに大人や公的な相談窓口に相談してください。
読了ボーナス


