英語メールの書き方|件名・書き出し・結びの定型文(ビジネス・学校)
留学先の先生への問い合わせ、海外の取引先への連絡、オンライン英会話の講師への一言。英語でメールを書く機会は、思ったより早くやってきます。英語メールには、日本語メールとは少し違う「型」があり、それを知っているだけで書く時間がぐっと短くなります。この記事では、件名から結びまでのパーツと、そのまま使える自作の例文を紹介します。

01英語メールは5つのパーツでできている
英語メールは、大きく次の5つのパーツで組み立てると書きやすくなります。
- 件名(Subject):用件がひと目でわかる短いフレーズ
- 宛名(Greeting):Dear 〜, / Hi 〜, など
- 書き出し(Opening):自己紹介やメールの目的
- 本文(Body):具体的な内容、依頼、質問
- 結び(Closing)+署名:お礼や今後のお願い、Best regards, など
日本語のビジネスメールにある「いつもお世話になっております」「〇〇の件でご連絡いたしました」のような長い前置きは、英語では短くするのが一般的です。最初の2〜3行で「何のメールか」がわかるようにすると、読み手に親切です。
ポイント:英語メールは「用件ファースト」。前置きより、目的を早く伝えることが礼儀になります。
使い方:仕事で使えるメールの組み立て方を学べます。説明された組み立て方を、この節の5つのパーツ(件名・宛名・書き出し・本文・結び)に当てはめてメモします。
02件名と宛名の書き方
件名は「内容+動作」で具体的に
件名が「Hello」や「Question」だけだと、何のメールかわからず後回しにされがちです。何について・何をしてほしいかが伝わるように書きましょう。
- Question about the homework for Unit 5(第5課の宿題について質問)
- Request to reschedule our meeting on June 12(6月12日の打ち合わせ日程変更のお願い)
- Application for the summer English program(夏期英語プログラムへの申し込み)
- Thank you for your help today(本日のお礼)
宛名は相手との関係で選ぶ
- Dear Professor Tanaka,:大学の教授など、かしこまった相手
- Dear Ms. Brown, / Dear Mr. Lee,:初めての相手、ビジネス
- Hi Emma,:何度かやりとりしていて、ファーストネームで呼び合う相手
- Dear Admissions Office, / Dear Hiring Manager,:担当者の名前がわからないとき
女性の場合、既婚・未婚にかかわらず使える Ms. が一般的です。相手が Hi で書いてきたら、次からは Hi で返しても大丈夫なことが多いです。迷ったら、相手のメールのていねいさに合わせるのが安全策です。
使い方:フォーマルなメールのルールを学べます。見終わったら、先生や担当者あてのメールの件名と宛名を書き、動画のルールに外れていないか1つずつ確かめます。
03書き出し・本文・結びの定型表現
書き出し(目的と自己紹介)
- My name is Yuki Sato, and I am a second-year student in your Monday English class.
- I am writing to ask about the deadline for the final report.
- Thank you for your quick reply.(返信へのお礼から始める)
- I hope this email finds you well.(ていねいなあいさつ。ビジネスで使われる)
本文でよく使う表現
依頼
- Could you please send me the materials by Friday?
- I would appreciate it if you could check my draft.
質問
- I was wondering if the class will be held online next week.
- Could you let me know whether I need to bring a dictionary?
謝罪
- I apologize for the late reply.
- I'm sorry, but I will not be able to attend the meeting tomorrow.
添付
- Please find attached my report.
- I have attached the file you requested.
結び
- Thank you for your time.
- I look forward to hearing from you.
- Please let me know if you need any further information.
最後に Best regards, / Kind regards, / Sincerely, などを置き、改行して自分の名前を書きます。学校の先生にも取引先にも使いやすいのは Best regards, です。
使い方:メールで役立つ表現が紹介されます。出てきた表現を、この節の依頼・質問・謝罪・添付・結びのどこに入るかで分け、自分用テンプレートに書き足します。
使い方:依頼のメールに絞ったレッスンです。紹介される依頼の言い方を、ていねいさの低い順に並べてノートに写し、相手に合わせて選べるようにします。
04例文:学校向けとビジネス向けのメール
例1:先生への欠席連絡(学校)
Subject: Absence from class on October 5
Dear Ms. Wilson,
My name is Kenta Mori from your Thursday Writing class. I am writing to let you know that I will not be able to attend class on October 5 because I have a hospital appointment.
Could you please let me know if there is any homework I should do for the next class?
Thank you for your understanding.
Best regards,
Kenta Mori
例2:打ち合わせ日程の変更依頼(ビジネス)
Subject: Request to reschedule our meeting on June 12
Dear Mr. Clark,
Thank you for arranging the meeting. Unfortunately, I have a schedule conflict on June 12. Would it be possible to move the meeting to June 14 or 15?
I apologize for any inconvenience this may cause.
Kind regards,
Aya Nakamura
Sales Department, ABC Trading
どちらも、2〜3行目で用件がわかる、してほしいことが疑問文ではっきりしている、という共通点があります。
使い方:職場ドラマ「English at Work」のメールの回で、4分ほどです。出てきた表現をメモし、例1・例2のどちらの場面で使えそうか考えて1つ取り入れます。
05よくある失敗と送信前チェックリスト
よくある失敗
- Please だけで依頼する:Please send me the file. は間違いではありませんが、目上の相手には命令っぽく響くことがあります。Could you please...? の形のほうがやわらかくなります。
- 長すぎる謝罪:日本語の感覚で何度も謝ると、かえって重く感じられます。謝罪は1〜2文で十分です。
- I want to 〜 の多用:I want to ask... は直接的すぎることがあります。I would like to ask... に変えるだけでていねいさが上がります。
- 件名なし・署名なし:スマホから送るときに特に起きがちです。
送信前チェックリスト
- 件名を見るだけで用件がわかるか
- 宛名のスペル、敬称(Mr./Ms./Dr./Professor)は正しいか
- 最初の3行で目的が伝わるか
- 相手にしてほしいこと(返信、確認、送付)がはっきりしているか
- 日付・時間・曜日に食い違いはないか
- 添付ファイルを本当に付けたか
- 結びと署名があるか
1週間の練習メニュー
- 月:件名だけを5パターン書く
- 火:宛名と書き出しを、先生用・友だち用で書き分ける
- 水:依頼メールを1通書く
- 木:謝罪メールを1通書く
- 金:水・木のメールを上のチェックリストで直す
- 土:お礼メールを1通書く
- 日:使った定型表現を、自分用テンプレートとして保存する
テンプレートを1つ持っておけば、次に英語メールを書くときは半分の時間で済みます。
06送信前に開くサイト3つと、テンプレート作りの手順
英語メールは、型を覚えたあとに「この言い方で失礼にならないか」で迷うことが多いものです。迷ったときに開くサイトを決めておくと、書く時間が短くなります。
| 迷う場面 | 開くサイト | 使い方 |
|---|---|---|
| 仕事の決まった言い回しを探したい | Linguee | 公式文書などの対訳から言い回しを探せる。「ご確認ください」のような日本語を入れて、英語側の表現を比べる |
| 文法やつづりのミスを確かめたい | LanguageTool | 無料で使える文法チェッカー。書き終わった本文を貼って、指摘された所だけを見直す |
| 短く、わかりやすく書きたい | Plain English Campaign | 短くはっきり書くための英語のガイドを、無料のPDFで読める。一覧から気になるガイドを1つ選んで読む |
自分用テンプレートを作る手順
- 下の動画で表現を集め、件名・宛名・書き出し・本文・結びの5つの欄に分けてメモする
- 学校用(先生あて)と仕事用(取引先あて)の2種類を作る
- 実際に1通書いて LanguageTool でチェックし、指摘された所を直す
- 直したメールを、スマホのメモやメールの下書きに保存する
チェックツールの提案は、文脈に合わないこともあります。指摘を全部そのまま受け入れず、意味が変わっていないかを自分で確かめてから直しましょう。
使い方:メールを書くときの考え方をまとめたレッスンです。気になった言い回しを5つの欄に分けてメモし、テンプレート作りの材料にします。
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よくある質問
Dear と Hi はどう使い分ければいいですか?
初めての相手、目上の相手、ビジネスの正式な連絡には Dear が無難です。何度かやりとりをしている相手や、相手が Hi で書いてきた場合は Hi でもよいことが多いです。迷ったら相手のメールのていねいさに合わせましょう。
Best regards と Sincerely の違いは?
どちらも結びの定番ですが、Sincerely はよりかしこまった印象で、正式な書類や応募のメールでよく使われます。日常的なビジネスや先生へのメールなら Best regards や Kind regards が使いやすいです。
返信が来ないときの催促メールはどう書けばいいですか?
I just wanted to follow up on my previous email about ... のように、前回のメールを確認する形にするとやわらかく伝わります。相手を責める表現は避け、いつまでに何が必要かを具体的に添えると返事をもらいやすくなります。
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