日本語のオノマトペを英語で表現する方法|ドキドキ・ペコペコ・キラキラ
「お腹ペコペコ」「ドキドキした」「部屋でゴロゴロしてた」。日本語の会話では当たり前に使うオノマトペですが、いざ英語で言おうとすると、とたんに言葉につまりませんか? この記事では、日本語のオノマトペを英語で表す**3つのパターン**と、すぐに使える表現例を紹介します。

01日本語のオノマトペは「そのまま訳せない」のがふつう
日本語のオノマトペには、音を表す擬音語(ザーザー、ワンワン)と、様子や気持ちを表す擬態語(キラキラ、ワクワク)があります。特に擬態語は、英語にぴったり1対1で対応する言葉がないことがほとんどです。
そこで大切なのが、「このオノマトペは何を伝えているのか」を考えることです。
- 「お腹ペコペコ」→ とてもお腹がすいている
- 「ドキドキ」→ 心臓が速く打っている(緊張・興奮・恋)
- 「ゴロゴロしてた」→ 何もせずのんびり過ごした
意味がわかれば、英語で表す方法はいくつも見つかります。
ポイント:オノマトペを英語にするときは、「音」ではなく「伝えたい中身」を訳しましょう。
使い方:日本語のオノマトペをテーマにした街頭インタビューの回で、英語字幕がついています。日本語の音と英語字幕を見比べ、どう訳されているかを3つメモします。
02パターン1:動詞で表す
英語は、日本語のオノマトペが表す様子を動詞1語に込めることがよくあります。
- ドキドキする → My heart is pounding. / My heart is racing.
- キラキラ光る → The stars are twinkling. / Her eyes sparkled.
- ニコニコする → She was smiling all day.
- ペラペラしゃべる → He chatters a lot.(おしゃべりな様子)
- ヨロヨロ歩く → He staggered to the door.
- ジロジロ見る → Don't stare at people.
- ぐっすり眠る → I slept soundly.(動詞+副詞)
ポイント:「ジロジロ見る=stare」「キラキラ光る=sparkle / twinkle」のように、日本語の「オノマトペ+動詞」を英語の動詞1語で表せることが多いです。
このパターンを覚えると、英語の動詞の豊かさにも気づけます。
使い方:日本語を英語で教える講師が、オノマトペのニュアンスを英語で解説する動画です。この節の動詞で表すパターンと同じ説明が出てきたら書き留めます。
03パターン2:形容詞で表す
物の手ざわりや状態を表すオノマトペは、形容詞で表せることが多いです。
- ふわふわ → fluffy(ふわふわのパンケーキ=fluffy pancakes)
- サクサク → crispy / crunchy(サクサクの天ぷら=crispy tempura)
- ベタベタ → sticky(手がベタベタ=My hands are sticky.)
- ツルツル → smooth / slippery(床がツルツル=The floor is slippery.)
- モチモチ → chewy(モチモチの麺=chewy noodles)
- ピカピカ → shiny / spotless(ピカピカの靴=shiny shoes)
- ヌルヌル → slimy
気持ちを表すオノマトペも、形容詞で言えます。
- ワクワク → I'm excited.
- イライラ → I'm irritated. / I'm annoyed.
- ヘトヘト → I'm exhausted.
- ソワソワ → I'm restless. / I'm nervous.
使い方:日常でよく使う日本語のオノマトペを英語で解説する長めのレッスンです。区切って見ながら、手ざわりや気持ちを表す語の英語の言い方を、この節の一覧に足します。
04パターン3:言い換え・説明で表す
ぴったりの1語がないときは、状況を説明するのがいちばん確実です。
- お腹ペコペコ → I'm starving.(「飢えている」という大げさな言い方が、ペコペコの感じに近い)
- ゴロゴロする → I just lounged around at home. / I lazed around all day.
- バタバタしている → I've been really busy. / Things have been hectic.
- ザーザー降り → It's pouring. / It's raining really hard.
- ギリギリ間に合った → I made it just in time.
- ガラガラの電車 → The train was almost empty.
ポイント:「ギリギリ」「ガラガラ」のように、1つのオノマトペが場面によってちがう意味になることもあります(ガラガラの電車/ガラガラ声)。文脈で意味を考えましょう。
英語で説明するのが難しいときは、日本語のオノマトペを言ったあとに説明を添えるのもOKです。I was doki-doki — I mean, my heart was pounding! のように、会話のネタとして楽しむこともできます。
05英語の言い方を確かめるサイトと、自分のオノマトペ対訳表の作り方
3日目の「辞書や英英辞典で確かめる」作業は、対訳例文と英英辞典を組み合わせると確実です。1つの訳に決めつけないために、複数の例を見比べましょう。
| 目的 | 使うサイト | 使い方 |
|---|---|---|
| 日本語から英訳例を探す | Reverso Context | 日本語と英語の対訳例文を検索できる(機械的に集めた例文なので誤訳もまじる)。「ドキドキ」で検索し、出てきた英語を3つ以上見比べる |
| 対訳を比べる | Linguee | 公式文書などの対訳から言い回しを探せる。「ゴロゴロ」の場面ごとの訳し分けを確かめる |
| 英語の意味を確かめる | Longman Dictionary | やさしい定義の英英辞典。stagger・stare・sparkle などの定義を読み、日本語のオノマトペと意味が合うかを確かめる |
| 書いて使う | 英語日記 | このサイトの3文英語日記ジム。お題つきで毎日3文書いて保存できる。6日目の「オノマトペ由来の表現を3つ使う日記」をここで書く |
自分用「オノマトペ対訳表」の作り方(20分)
- 1日目に書き出した10個を、表の左の列に書く
- Reverso Context で検索し、出てきた英訳を中央の列に2つずつ書く
- Longman で英語の意味を確かめ、場面に合わないものは消す
- 右の列に、自分の生活に合わせた例文を1つ書く(自作例:I was so hungry. I was starving!)
対訳サイトの例文は、ほかの人が訳したもので、場面がちがうこともあります。最後は英英辞典の定義で「意味が合っているか」を自分で判断しましょう。
061週間の練習メニュー
- 1日目:自分がよく使うオノマトペを10個書き出す
- 2日目:その10個を「動詞・形容詞・説明」のどのパターンで表すか分類する
- 3日目:辞書や英英辞典で、英語の表現を確認する
- 4日目:食べ物の食感を英語で言う練習(crispy, chewy, fluffy など)
- 5日目:気持ちのオノマトペを英語で言う練習(excited, nervous など)
- 6日目:今日の出来事を、オノマトペ由来の表現を3つ使って英語日記に
- 7日目:外国の友達や英語の先生に、日本語のオノマトペを1つ英語で説明してみる
7日目の説明例:In Japanese, we say "waku-waku" when we are excited about something that is going to happen.
07よくある失敗と対策
- 失敗1:ローマ字でそのまま言う → 相手が日本語を知らなければ伝わりません。必ず英語での説明を添えましょう。
- 失敗2:1つの訳に決めつける → ドキドキは、緊張なら nervous、恋なら My heart skipped a beat.、楽しみなら excited と、場面で変わります。
- 失敗3:辞書の訳語だけを覚える → 実際に使われている例文を確認しないと、不自然な英語になることがあります。例文ごと覚えましょう。
日本語のオノマトペを英語にする練習は、「自分が本当に伝えたいことは何か」を考える練習でもあります。英作文やスピーキング全体の力も伸びていきますよ。
使い方:日本在住のYouTuberが日本語のオノマトペの面白さを英語で語る動画です。この節の失敗2の対策として、1つのオノマトペが場面で訳し分けられる例を探します。
08日本語のオノマトペを英語で紹介してみよう
日本語のオノマトペは、海外の日本語学習者やアニメファンにも人気のテーマです。英語で紹介できると、会話がぐっと盛り上がります。
紹介するときの型はシンプルです。
- We say "〇〇" in Japanese.(日本語で〇〇と言います)
- It describes ~.(~を表します)
- For example, ~.(たとえば~)
例:We say "fuwa-fuwa" in Japanese. It describes something soft and light, like a cloud or fluffy pancakes. For example, we say "fuwa-fuwa no pancake."
ポイント:英語で日本語を説明する練習は、英語の語彙を増やすだけでなく、日本語を見直すきっかけにもなります。
STUDY HACKの動画コーナーでは、日本語のオノマトペを英語で解説している動画も紹介しています。説明のしかたのお手本として活用してください。
使い方:知っておきたい日本語のオノマトペ10個を英語で紹介する動画です。この節の We say ___ in Japanese. の型をまねして、自分でも1つ英語で紹介してみます。
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よくある質問
「ドキドキ」をいちばん自然に英語にすると何ですか?
場面によって変わります。緊張なら I'm nervous.、心臓の鼓動に注目するなら My heart is pounding.、楽しみな気持ちなら I'm excited. が自然です。まず「なぜドキドキしているのか」を考えましょう。
英語でも「doki-doki」と言って通じることはありますか?
日本のアニメやマンガが好きな人には通じることもありますが、一般的には通じないと考えたほうが安全です。使うときは、英語での説明を添えるようにしましょう。
オノマトペを英語にする練習は、どんな力につながりますか?
動詞・形容詞の語彙が増えるほか、「伝えたい中身を別の言葉で言い換える力」が身につきます。これは英作文やスピーキングで、知らない単語があるときにも役立つ大切な力です。
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