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📝 指導案・単元づくり★★☆エビデンスあり小学校中学校高校📖 約12分

年度はじめの英語の授業 ― 最初の3時間でつくる「約束・流れ・関係」

4月の最初の数時間は、1年分の授業の「型」の土台をつくる時間です。英語の授業の約束、毎時間の流れ、安心して間違えられる関係。最初の3時間で何をどの順に伝えるかを、研究と中・高・小の例でまとめました。

エビデンスの強さ:年度はじめの運営が1年の学級の様子と結びつくことは、観察研究と小規模の無作為化実験で一貫して報告されている。ただし多くは1970〜2000年代のアメリカの研究で、日本の英語の授業を直接調べた研究は少ない。

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年度はじめの英語の授業 ― 最初の3時間でつくる「約束・流れ・関係」のイメージ
💡3行まとめ
  • 最初の数時間で、1年分の「型」の土台をつくる。 運営の上手な先生は、年度の最初の数週間の過ごし方がちがったと報告されています。
  • 中学校は「はっきり伝えて、見届ける」。 約束を長く練習させるより、期待をはっきり示し、守られているかを毎時間確かめることが鍵だという報告があります。高校でも参考になります。
  • 3時間の順番は「出会い→ルーティン練習→ふつうの授業」。 どの時間も、全員が英語で1回は成功して帰るように設計します。

年度はじめの授業ってなに? なぜ「最初の3時間」なの?

ひとことで言うと、年度はじめの授業は、教科書に入る前に「この英語の授業はこういう場所」という約束・流れ・関係を、1年分まとめて作っておく時間です。

4月の最初の英語の授業を、学校では「授業開き」と呼ぶことがあります。教科書の1課に入る前の、数時間の準備期間です。この時間にすることは、大きく3つあります。

  1. 約束(ルール):この教室では何を大切にするか。たとえば「間違いを笑わない」「英語で話す時間は英語で」。
  2. 流れ(ルーティン):毎時間、何がどの順番で起きるか。あいさつ、帯活動(毎時間のはじめに続ける Small Talk などの短い活動)、ペアの替え方、プリントのしまい方。
  3. 関係:この先生の授業は安心して話せる場所か、自分は英語ができるようになりそうか、という生徒の感覚。

なぜ「最初」が大事なのでしょう。生徒は4月、新しい先生と新しい教室を、とてもよく見ています。そして一度できた「この授業はこういうもの」というイメージは、あとから変えるのには手間がかかりがちです。最初の数時間は、そのイメージをこちらから設計しやすい時間です。なお「3時間」は研究で決まった数字ではなく、このページが提案する実践上の区切りです。

🎈たとえるなら

年度はじめの授業は、新しい道路に白線を引く作業に似ています。開通前なら、ペンキ1缶で車の流れを決められます。ところが車が走り出してから線を引き直すと、通行止めや誘導員が必要になります。4月の最初の数時間は、まだ車が走っていない道路です。ここで「止まる場所」「曲がる場所」を引いておくと、あとは先生が毎回大声を出さなくても流れが生まれます。

小学校と中学校のちがい(研究で見られた、運営の上手な先生の姿)

  • 小学校:上手な先生ほど、ルールや手順を時間をかけて教え、練習させていた。
  • 中学校(高校も参考に):生徒はすでに「学校のやり方」を身につけているので、手順を一から練習させるより、期待をはっきり伝え、守られているかを見届けることが中心。だから約束は短く3つ程度にしぼり、その後の毎時間で声をかけ続ける。

(くわしくは下の「中学生には『手順の練習』より『期待の伝え方と見届け』」)

やり方を3ステップで

  1. 第1時「出会い」:自己紹介クイズ、約束3つ、最初のペア活動、1年後のゴール。全員が英語で1回は相手とやり取りして終わる。
  2. 第2時「ルーティンの練習」:毎時間の流れ(あいさつ、Small Talk、ペア替え、合図)をそのまま1回通す。
  3. 第3時「ふつうの授業を始める」:教科書の1課に入り、第2時に練習した流れで授業を進める。4〜5月は、約束が守られているかを見届け続ける。

研究ではどうなってる?

🔬研究ではこう
  • アメリカの小学3年の担任27人を観察した研究は、運営の上手な先生が年度はじめの活動をどう扱っているかを調べ、その基本原則を探りました 1。
  • 同じ研究グループは中学校11校の先生51人(数学と国語にあたる英語科)を1年間観察し、運営が上手な先生とそうでない先生の最初の3週間を比べました。ちがいが出たのは、①ルールと手順、②守られているかの見届けと対応、③課題に責任をもたせるしくみ、④説明のわかりやすさ、⑤活動の組み立て、の5つの領域でした 2。
  • 小学校29学級を無作為に分けた実験では、新学期の前に運営の研修を受けた先生の学級のほうが、生徒の取り組みが良く、不適切な行動が少なくなりました 3。
  • 小学校低学年の先生6人の年度最初の数日を観察した研究では、1年を通して効果が高かった2人は、ルーティンと手順づくりに加えて、取り組みたくなる活動、高い期待、具体的なほめ方、生徒の自己調整の促しが多く見られました 4。
  • 99研究をまとめたメタ分析では、先生と生徒の関係の質は、学習への取り組みとは中〜大、成績とは小〜中の関連がありました。この関連は学年が上がるほど強い傾向でした 5。
  • 外国語不安と成績の関係のメタ分析(105サンプル・約2万人)では、平均 r = −.36 の負の関連がありました 6。

r = −.36 は、「不安が強い生徒ほど成績が低い傾向が、はっきりある」くらいの強さです。ただし相関なので、不安が成績を下げるのか、成績が低いから不安になるのか、両方向がありえます 6。どちらにしても、最初の授業で「この教室では間違えても大丈夫」と感じさせる設計は、損になりません。

中学生には「手順の練習」より「期待の伝え方と見届け」

小学校の研究では、上手な先生ほどルールや手順を時間をかけて教え、練習させていました。ところが中学校の研究では、少し様子がちがいます。報告書は、中学生はすでに「学校のやり方」をたくさん身につけているので、中学校の先生の仕事は、手順を一から練習させることよりも、期待をはっきり伝え、守られているかを見届けることが中心になる、とまとめています。中学校では、課題に責任をもたせるしくみ(提出物の確認、やり直しのルールなど)が目立つ特徴でした 2。

つまり、中学校の授業開きで「ルール説明に1時間」は、あまり得策ではありません。約束は短く3つ程度にしぼり、その後の毎時間で守られているかを先生が見て、声をかけ続けるほうが、研究の示す姿に近いのです。この研究は高校を対象にしていませんが、高校でも同じ考え方が参考になるでしょう。

もう1つは、第一印象の速さについての研究です。大学の先生の授業を、音を消して30秒未満だけ見せた映像から、見た人がつけた印象が、学期末の学生による授業評価を有意に予測しました。高校の先生でも、短い映像の印象が校長の評価と関連していました 7。生徒は、先生が思っているより早く「この授業はこういう感じ」と判断しているのかもしれません。

明日の授業でこうする

最初の3時間で決めること

決めること 具体例 いつ伝える
授業の約束(3つまで) ①間違いは歓迎 ②英語の時間は英語で ③相手の方を向いて聞く 第1時
毎時間の流れ あいさつ→帯活動→本時→振り返り。黒板の左上に毎回書く 第1時に見せ、第2時に練習
合図 手を挙げたら静かに/タイマーが鳴ったら終わり 第2時
ペアの替え方 「前後→横→斜め」の3パターン 第2時
提出物と記録 プリントは2穴ファイル、振り返りカードは毎時間 第2〜3時
1年後のゴール 「1年後、ALTと3分話せる」など、具体的な姿 第1時

3時間の流れ(中学・高校)

✏️最初の3時間の組み立て
  1. 第1時「出会い」:先生の自己紹介クイズ(英語)→約束3つ→最初のペア活動(名前と好きなもの)→1年後のゴールを見せる→ひとこと振り返り。全員が英語で1回は相手とやり取りして終わることが最優先です。
  2. 第2時「ルーティンの練習」:毎時間の流れを、そのまま1回通します。あいさつ、1分の Small Talk、ペア替え、タイマーの合図、小テストのやり方。手順は「見せる→やってみる→できたらほめる」の順です。
  3. 第3時「ふつうの授業を始める」:教科書の1課の導入に入り、第2時に練習した流れで授業を進めます。最後に CAN-DO の自己評価をとり、4月の「現在地」を記録します(目標とCAN-DO)。
  4. 4〜5月の毎時間:約束と手順が守られているかを見届け、できたら具体的にほめます。崩れたら、その場で短く再確認します。
🗣️先生の英語(第1時・第2時)
THello, everyone! I'm your English teacher this year. Nice to meet you.
THere's a quiz about me. Question 1: Do I like cats or dogs? Guess!
TIn this class, mistakes are welcome. Mistakes help us learn.
TPlease stand up. Find a partner. Say your name and one thing you like.
SHi, I'm Yuki. I like basketball.
SNice to meet you, Yuki. I'm Ken. I like music.
TGreat job! You all spoke English with a partner. That's our first step.
TWhen I raise my hand like this, please stop talking and raise your hand, too.
TLet's try it again. Ready? Talk with your partner... and stop! Perfect.

校種ごとの例

🏫実例:中学1年(小学校からの接続を意識する)

中1の生徒は、小学校で3年生から英語に触れ、5・6年生では教科として学んできています。中学校の解説は、中1では小学校での学習内容や指導の実態、さらに生徒が在籍していた小学校の時間割や指導体制まで把握して、円滑な接続を図るよう求めています 8。

  • 第1時の Small Talk は、小学校で使ってきた表現(I like ... . / Do you ... ? / What ... do you like?)だけでできる話題にします。「小学校で言えたことが、中学校でも通じた」という最初の成功体験が目的です。
  • 出身小学校の先生に、6年生の最後の単元で何をしたかを聞いておくと、第1時の題材選びに使えます。文科省の調査でも、小6と中1のパフォーマンスの動画を見合う研修などが、小中連携の好事例として紹介されています 9。
🏫実例:高校1年(中学校からの接続と「多くの支援」)

高校の「英語コミュニケーションⅠ」「論理・表現Ⅰ」の目標は「多くの支援を活用すれば」という条件つきです。解説は、この初期の段階では中学校での学習との接続に留意し、言語活動で様々な配慮が必要だとしています 10。

  • 第1時は、中学校で学んだ表現で話せる話題(休日の過ごし方、入学して驚いたこと)で、30秒×2回の Small Talk を行います。
  • 高校生は「英語の授業=訳と文法」というイメージを持って入学することがあります。日本の大学生が高校時代をふり返った研究では、意欲を下げた要因として、先生の言動、文法訳読中心の授業、テストと入試、単語の暗記、教科書・参考書が挙がりました 11。第1時に「この授業では、毎時間英語を使う時間がある」と実際にやって見せることが、そのイメージを変える最初の一歩になります。
🏫実例:小学校(学級担任とALTで始める)

小学校では、学級開きがすでに済んでいる学級に、英語の時間が加わることが多いはずです。学級のルールをそのまま使えるのは大きな強みです。英語の時間だけの約束は「先生のまねをして大きな声で」「わからないときは What? と聞いていい」の2つ程度にします。ALT が入る場合は、ALT の自己紹介クイズを第1時の中心にし、担任の先生も児童と一緒に答える側に回ります(詳しくは ALTとの打ち合わせ)。

1枚目のプリント:授業の「取扱説明書」

第1時に、A4で1枚の「英語の授業ガイド」を配ると、口頭の説明を短くできます。中身は、①1年後のゴール、②約束3つ、③毎時間の流れ、④持ち物とファイルの仕方、⑤評価のしかた(何を、いつ見るか)、の5つです。評価の観点は3つ(知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度)で、パフォーマンステストなどで記録をとることを、生徒向けの言葉で書いておきます。作り方のコツは プリントの作り方 を参照してください。

⚠️よくある失敗
  • ルール説明だけで1時間が終わる:生徒は「この授業は説明を聞く授業」と覚えます。約束は3つ、5分で。残りの時間で実際に英語を使わせます。
  • 「最初はきびしく、あとでゆるめる」をやりすぎる:研究で効果が高かった先生は、高い期待と同時に、具体的なほめ方や取り組みたくなる活動も多く見られました 4。きびしさだけでは関係が育ちません。
  • 約束を言ったきりにする:中学校の研究で差が出たのは、守られているかの見届けと対応でした 2。4〜5月は毎時間、守れていた点を具体的にほめます。
  • 最初の活動が難しすぎる:第1時のペア活動で言葉に詰まった生徒は、「英語の授業=できない場所」と覚えてしまいます。小学校・中学校で習った表現だけでできる活動にします。
  • 1年後の姿を見せない:何のために毎時間話すのかがわからないと、帯活動はこなすだけの作業になります。先輩の動画や、先生とALTのやり取りで「1年後のゴール」を具体的に見せます。
  • 第3時になっても「ふつうの授業」が始まらない:準備期間が長いと、流れが体にしみこみません。第3時からは、1年間続ける流れで授業を進めます(50分の授業の組み立て)。

❓ よくある質問

Q. 英語の授業開きでは何をすればいいですか?

約束(ルール)・流れ(ルーティン)・関係の3つをつくります。最初の3時間は「第1時:出会い→第2時:ルーティンの練習→第3時:ふつうの授業を始める」の順にし、どの時間も全員が英語で1回は成功して帰るように設計します。

Q. 授業のルール説明に1時間使ってもいいですか?

おすすめしません。中学校の先生を1年間観察した研究では、運営が上手な先生とそうでない先生の差は、ルールと手順に加えて、守られているかの見届けと対応などに表れました 2。約束は3つ程度・5分にしぼり、その後の毎時間で守られているかを見て声をかけ続けます。

Q. 中学1年の最初の授業で気をつけることは?

小学校からの接続です。中学校の解説は、中1では小学校での学習内容や指導の実態、生徒が在籍していた小学校の時間割や指導体制まで把握して、円滑な接続を図るよう求めています 8。第1時の Small Talk は、小学校で使ってきた表現だけでできる話題にします。

Q. 最初はきびしくして、あとでゆるめるのがいいですか?

きびしさだけでは関係が育ちません。年度最初の数日を観察した研究では、1年を通して効果が高かった先生は、ルーティンづくりに加えて、取り組みたくなる活動、高い期待、具体的なほめ方なども多く見られました 4。高い期待と具体的なほめ方をセットにします。

Q. 最初の授業で配るプリントには何を書けばいいですか?

A4で1枚の「英語の授業ガイド」に、①1年後のゴール、②約束3つ、③毎時間の流れ、④持ち物とファイルの仕方、⑤評価のしかた(何を、いつ見るか)の5つを書きます。口頭の説明を短くでき、そのぶん英語を使う時間を増やせます。

🎓 もう一歩深く(大学院レベル)

🎓院生モード年度はじめ研究の射程:何がわかっていて、何がわかっていないか

年度はじめの学級運営研究の中心は、テキサス大学オースティン校の研究開発センターによる一連の観察研究です。小学3年の研究 1 と中学校の研究 2 は、いずれも年度を通して「運営が上手」と評価された先生とそうでない先生を事後的に分け、最初の数週間の行動をさかのぼって比べる相関的なデザインでした。報告書自身も、見つかった行動は効果的な学級の「先行条件」ではあるが、因果とは言えないと明記しています 2。

この弱点を補ったのが、研修を受ける学級と受けない学級を無作為に分けた実験で、研修群で生徒の取り組みが良く不適切な行動が少なかったことから、年度はじめの運営の原則が「教えられる」ことが示されました 3。より新しいメタ分析でも、学級運営の介入には小さいながら有意な効果(平均 g = 0.22)があり、とくに生徒の社会的・情緒的な発達に焦点を当てたプログラムの寄与が大きいと報告されています 12。

ただし、これらの研究の多くはアメリカの小学校、あるいは母語の教科(数学・国語)が対象です。外国語の授業は、生徒が「慣れない言語で、人前で、自分のことを話す」場面が多く、不安との関連も無視できません 6。年度はじめの運営原則を英語の授業に移すときは、手順の明確さに加えて、発話のリスクを下げる設計(最初は全員が成功できる活動、ペアでの練習の後に全体で発表)を足す必要があると考えられます。

🎓院生モード第一印象と関係の質:30秒で決まるなら、何をすべきか

音声なしの短い映像からの印象が授業評価を予測したという結果 7 は、「第一印象が大事」という教訓としてよく引用されます。しかし、この研究が示したのは予測できるということで、第一印象が学期の評価をつくったということではありません。熱意や表情などの非言語的な特徴は学期を通して安定しているので、最初の30秒にもそれが表れていただけ、という解釈も成り立ちます。

この点を踏まえると、授業開きで「よい第一印象を演出する」ことより、最初の数時間に見せた態度を、その後も一貫して続けることのほうが本質的です。先生と生徒の関係の質と学習への取り組みの関連は、学年が上がるほど強い傾向があり 5、中高生ほど「この先生は自分たちをどう見ているか」に敏感だと考えられます。4月の授業開きは、その関係の最初の1ページにすぎません。

🎓院生モード接続期の設計:中1と高1は「学び直し」ではなく「積み上げ」

小学校で外国語が教科になったことで、中学1年の最初の授業は「ゼロからのスタート」ではなくなりました。解説が小学校の指導体制まで把握するよう求めているのは 8、同じ「中1」でも、出身小学校によって英語の経験に差がありうるからです。高校1年も同様に、「多くの支援を活用すれば」という目標の条件が、中学校からの接続を前提にしています 10。

研究の視点から見ると、接続期の授業開きは診断の時間でもあります。第3時でとる CAN-DO の自己評価や、第1時の Small Talk の観察は、年間計画を調整するための形成的な情報になります。一方で、日本の高校生の意欲低下の研究が示すように、先生の言動や授業の進め方そのものが意欲を下げる要因として挙がることもあります 11。授業開きで見せた「英語を使う授業」を、5月以降の教科書の授業でも続けられるかどうかが、接続期の本当の課題です。

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📑 出典(12件)

本文の上付き数字に対応。✔ は DOI / ISBN / 公式ページを書誌データベースと機械照合した印です。

  1. Emmer, E. T., Evertson, C. M., & Anderson, L. M. (1980). Effective classroom management at the beginning of the school year. The Elementary School Journal, 80(5), 219-231. doi:10.1086/461192 ✔ DOI照合済小学3年の担任27人を観察し、運営の上手な先生が年度はじめに何をしていたかを調べた古典的研究
  2. Emmer, E. T., & Evertson, C. M. (1980). Effective management at the beginning of the school year in junior high classes. Research and Development Center for Teacher Education, The University of Texas at Austin 公式ページ ✔ リンク確認済アメリカの中学校11校・51人の数学と国語(英語)の先生を1年間観察し、運営の上手な先生とそうでない先生の最初の3週間を比べた報告書(ERIC ED241499)
  3. Evertson, C. M. (1989). Improving elementary classroom management: A school-based training program for beginning the year. The Journal of Educational Research, 83(2), 82-90. doi:10.1080/00220671.1989.10885935 ✔ DOI照合済小学校29学級の無作為化実験。年度はじめ前に運営の研修を受けた先生の学級で、取り組みが良く不適切な行動が少なかった
  4. Bohn, C. M., Roehrig, A. D., & Pressley, M. (2004). The first days of school in the classrooms of two more effective and four less effective primary-grades teachers. The Elementary School Journal, 104(4), 269-287. doi:10.1086/499753 ✔ DOI照合済小学校低学年の先生6人の年度最初の数日を観察。効果の高い先生はルーティンづくり・高い期待・具体的なほめ方が多かった
  5. Roorda, D. L., Koomen, H. M. Y., Spilt, J. L., & Oort, F. J. (2011). The influence of affective teacher-student relationships on students' school engagement and achievement: A meta-analytic approach. Review of Educational Research, 81(4), 493-529. doi:10.3102/0034654311421793 ✔ DOI照合済先生と生徒の関係の質と、学習への取り組み・成績の関係をまとめたメタ分析(99研究)
  6. Teimouri, Y., Goetze, J., & Plonsky, L. (2019). Second language anxiety and achievement: A meta-analysis. Studies in Second Language Acquisition, 41(2), 363-387. doi:10.1017/S0272263118000311 ✔ DOI照合済外国語不安と成績の関係をまとめたメタ分析(105サンプル・約2万人)
  7. Ambady, N., & Rosenthal, R. (1993). Half a minute: Predicting teacher evaluations from thin slices of nonverbal behavior and physical attractiveness. Journal of Personality and Social Psychology, 64(3), 431-441. doi:10.1037/0022-3514.64.3.431 ✔ DOI照合済音声なしの30秒未満の授業映像から受けた印象が、学期末の学生の授業評価をかなり予測した研究
  8. 文部科学省 (2017). 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編 公式ページ ✔ リンク確認済中学校外国語科の目標(5領域)・言語材料(語数・文法事項)・指導計画の作成(授業は英語で行うことを基本とする等)を説明した公式の解説
  9. 文部科学省 (2025). 令和6年度「英語教育実施状況調査」概要 公式ページ ✔ リンク確認済公立中学・高校の英語教育の全国調査。高校で教師が発話の半分以上を英語で行う学校は約4割
  10. 文部科学省 (2018). 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 外国語編 英語編 公式ページ ✔ リンク確認済高校の科目構成(英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ・論理・表現Ⅰ〜Ⅲ)、「支援」の考え方、語数、授業は英語での趣旨を説明した公式の解説
  11. Kikuchi, K. (2009). Listening to our learners' voices: What demotivates Japanese high school students?. Language Teaching Research, 13(4), 453-471. doi:10.1177/1362168809341520 ✔ DOI照合済日本の高校英語で意欲を下げた要因(先生の言動・文法訳読・入試・単語暗記・教材)を調べた研究
  12. Korpershoek, H., Harms, T., de Boer, H., van Kuijk, M., & Doolaard, S. (2016). A meta-analysis of the effects of classroom management strategies and classroom management programs on students' academic, behavioral, emotional, and motivational outcomes. Review of Educational Research, 86(3), 643-680. doi:10.3102/0034654315626799 ✔ DOI照合済小学校のクラス運営の介入54研究のメタ分析。小さいが確かな効果(平均 g = 0.22)

最終更新 2026-10-18 ・ 原田英語 まちがいのご指摘はこちら