内容中心の指導(CBI)と英語で教える授業(EMI) ― 「英語で何かを学ぶ」と英語も内容も伸びるのか
英語を「学ぶ対象」ではなく「学ぶための道具」にする CBI。大学で急増する「英語で教える授業」EMI。英語力は伸びるのか、教科の理解は落ちないのか。香港・中国・日本の研究と、中学・高校の英語の授業でできる「内容中心」の工夫を整理します。
エビデンスの強さ:英語力への効果は多くの研究で報告されるが、研究デザインの弱さが指摘されている。内容の学習は「悪影響なし」とする研究が増えている一方、香港の中等学校のメタ分析では他教科の学習が不利になっており、条件しだい。

- CBI(内容中心の指導)は「英語で何かを学ぶ」中で英語を身につける考え方。EMIは教科そのものを英語で教えること。CLIL とも中身は重なります。
- 英語力(とくに聞く・読む・語彙)には好影響の報告が多い一方、教科の理解については「悪影響なし」の研究と「不利になった」研究があります。
- 日本の中学・高校では、教科書の題材を「深く知る内容」にし、他教科とつなぐことから始められます。
CBI と EMI ってなに?
ひとことで言うと、CBI は「理科や社会などの中身を英語で学ぶことを通して、英語も身につける」教え方、EMI は「英語が母語でない国で、教科そのものを英語で教える」ことです。
CBI(Content-Based Instruction:内容中心の指導)は、英語そのものを順番に教えるのではなく、理科・社会・文学・環境問題などの内容(コンテンツ)を学ぶことを通して英語を身につける考え方です。特徴は、内容の目標と言語の目標を両方もつこと。北米を中心に、小学校から大学まで、さまざまな形で実践されてきました 1。つまり実際には、「英語の授業で環境問題を扱う」だけでなく、「環境問題について何がわかるようになったか」も目標にする、ということです。
英語の授業を「水泳教室」だとすると、ふつうの授業は「プールでのフォームの練習」、CBI は「川遊びをしながら泳ぎを覚える」、EMI は「海で目的地まで泳ぐ」ようなものです。川遊びは楽しく、自然に泳ぎがうまくなります。でも、泳ぎがまだ苦手な人をいきなり海に出すと、目的地(内容の理解)にたどりつけないことがあります。どこまで支えるか(ライフジャケットや浮き輪)が勝負です。
CLIL・CBI・EMI・イマージョンのちがい
似た言葉がたくさんあるので、整理しておきましょう。
| 用語 | ひとことで | どこで多い? |
|---|---|---|
| イマージョン | 教科の多く(または一部)を第二言語で学ぶ学校教育 | カナダのフランス語イマージョンなど |
| CBI(内容中心の指導) | 内容を学ぶ中で言語を学ぶ指導全般。内容の目標と言語の目標を両方もつ | 北米の第二言語教育、大学の語学教育 |
| CLIL | 内容と言語を統合して学ぶ指導(ヨーロッパ発) | ヨーロッパの小中高 |
| EMI(English Medium Instruction) | 英語を母語としない国で、教科を英語で教える(目的は教科の学習で、CBI・CLIL のように言語の目標を必ずしも立てない) | アジア・ヨーロッパの大学、香港の中等学校など |
じつは、CBI と CLIL は教育的には本質的なちがいがない、という論文があります。第二言語で教科を教えること、言語・社会・教育の目的、対象となる子どもの特徴が共通しており、どちらの名前を使うかは地域や歴史の事情によるところが大きい、という主張です 2。つまり、CBI と CLIL のちがいは「中身」より「どこで生まれ、どこで使われてきた呼び名か」と考えるとわかりやすくなります。
一方、EMI は「英語の授業の工夫」ではなく「教科の授業を英語でやる」ことです。上のたとえでいえば、CBI・CLIL が「泳ぎも教えながら川で遊ぶ」のに対し、EMI は「目的地(教科の内容)にたどりつくこと」が主役で、英語はそのための手段になります。この記事では、英語の授業の中で内容を扱う工夫を「CBI」、教科そのものを英語で教えることを「EMI」と呼んで話を進めます。
やり方を3ステップで(英語の授業での CBI)
- 内容の目標を先に決める:「プラスチックごみが海の生き物に与える影響を説明できる」のように、英語ではなく内容の目標を先に書く。言語の目標はそのあと。
- 英語はやさしく、支えは多く:同じテーマのやさしい英文・グラフ・整理の図を用意する。内容がむずかしいときほど英語はやさしく。
- 内容を使う課題でまとめる:単元の最後は、学んだ内容を使って提案・説明する課題で終える(くわしくは「明日の授業でこうする」)。
CBI のいろいろな型
CBI のカリキュラムには、言語の授業の中でテーマを扱うテーマ中心型、英語学習者だけを集めて教科を分かりやすく教える保護(シェルタード)型、教科の授業と語学の授業を組み合わせる付属(アジャンクト)型など、いくつかの型があります 3。どの型でも、教室で先生と生徒がどうやり取りするか、先生が言語・内容・課題のどれに注意を向けるかといった点に、内容中心のカリキュラムならではの複雑さがあると整理されています 1。
日本の中学・高校の英語の授業で現実的なのは、テーマ中心型です。学習指導要領も、言語活動の題材を生徒の興味・関心に合ったものにし、理科や社会など他の教科で学んだ内容と関連づける工夫を求めています 45。
研究ではどうなってる?
- イマージョン教育:世界のイマージョン教育(教科を第二言語で学ぶ)の成果研究を整理した総説は、第一言語・第二言語の力と教科の学力の両面から研究を検討し、生徒の背景、研究方法、評価のしかたに注意が必要だと指摘しています 6。
- 大学のEMI(2018年のレビュー):大学のEMI研究83件を調べた系統的レビューは、EMIが英語力の向上に役立つとも、内容の学習にはっきり悪影響があるとも、まだ言い切れるだけの証拠はないと結論しました。原因の一部は研究方法の弱さにあるとしています 7。
- 大学のEMI(2026年の更新版):その後の196研究を加えた更新版のレビューでは、EMIは聞く・読むといった受容的な技能と語彙にプラス、話す・書く技能の結果はまちまち、内容の学習には悪影響が見られない傾向で、母語で学ぶ場合と同じかそれ以上という研究もありました。学術的なライティングなどの言語面の苦労は続くものの、EMIの経験を積むにつれて小さくなる傾向です 8。
- 香港の中等学校(メタ分析):1970年以降の24研究をまとめたメタ分析では、英語で教える中等学校の生徒は英語力が高く、情意面の指標もよかった一方、ほかの教科の学習は不利になっていました 9。
- 中国の大学(メタ分析):36研究をまとめたメタ分析では、EMIの学生は中国語で学ぶ学生より英語・内容とも成績がよかったものの、内容の差は医学系の学生でしか見られませんでした 10。
- 日本の大学:同じ大学で、化学を英語で学ぶ学生(27人)と日本語で学ぶ学生(26人)の事前・事後テストを比べた研究では、事後テストに有意な差はありませんでした。ただし面接では、英語で学ぶ学生だけが直面する特有の苦労が語られました 11。
「英語で教えると内容の理解が落ちる」という心配は、大学では必ずしも当たりません。一方で、中等教育の香港では実際に他教科が不利になっていました 98。一つの可能性として、大学生は母語での学びの土台をもったうえで英語で学びますが、中学・高校生は教科の基礎そのものを作っている途中です。ただし、2つのレビューは別々の研究をまとめたもので、年齢が差の原因だと確かめたわけではなく、英語力や選抜、教科、支援体制のちがいも考えられます。
日本の大学のEMIで起きていること
日本では2014年に始まった大学の国際化政策(スーパーグローバル大学創成支援)が、EMIの拡大を後押ししました。ある大学の政策文書と、教員・学生への面接を比べた研究では、大学が掲げた目標が教室の実践まで思いどおりに届いておらず、教員と学生の言語面の課題が大きいことが明らかになりました 12。いま高校で教えている生徒の何人かは、こうした授業を大学で受けることになります。
明日の授業でこうする
- 内容の目標を1つ決める:「プラスチックごみが海の生き物に与える影響を説明できる」など、英語ではなく内容の目標を先に書きます。言語の目標(原因と結果の表現など)はそのあとに。
- 他教科の先生に聞く:理科・社会の先生に「この話題、何年生で何を習いましたか?」と聞くだけで、生徒の背景知識がわかります。学習指導要領も、他教科との関連づけを求めています 5。
- 英文は「少しやさしく、少し多く」:教科書本文に加えて、同じテーマのやさしい英文やグラフ・図を用意します。内容がむずかしいときほど、英語はやさしく。
- 整理の図を使う:原因と結果、比較、時系列などの図(グラフィック・オーガナイザー)に英語で書きこませ、内容と言語を同時に整理させます。
- 内容でまとめる:単元の最後は「文法の確認テスト」だけでなく、「海のごみを減らすために、学校でできることを提案する」など、学んだ内容を使う課題で終えます。
1時間目は、教科書の環境の題材を読み、理科で習った食物連鎖の図を英語で描き直す(plankton → small fish → big fish → humans)。2時間目は、やさしい英文の記事とグラフから、海のプラスチックが食物連鎖をどう通って広がるかをペアで説明する。3時間目は、班で「学校でできる3つの行動」を英語のポスターにまとめ、ギャラリー・ウォークで見せ合う。文法の目標(because / if)は、文法だけを取り出して練習するのではなく、説明と提案の中で使わせます(例:Big fish can have plastic in their bodies because they eat small fish. / If we bring our own bags, we can use less plastic.)。
社会・倫理の内容(たとえば「投票率と年齢」)について、先生が5分の英語のミニ講義をスライドで行い、生徒はノートを取ります。ノートを見ながらペアで要点を英語で確認し、最後に「講義で一番大事だと思った点」を3文で書きます。大学のEMIでは、とくに学術的なライティングなど言語面の苦労が続きやすいと報告されているので 8、高校のうちから「英語の講義を聞いてノートを取り、要点を書く」経験を少しずつ積ませる意味があります。
評価は「内容・ことば・考え」の3本立てで
内容中心の単元では、評価も英語の正確さだけにしないことが大切です。たとえば、単元末のポスター発表なら、次のような簡単なルーブリックが使えます。これは学習を支える形成的なルーブリックです。外国語科の観点別評価に生かすなら、「ことば」は主に知識・技能、「目的に応じて学んだ情報を選び、理由とともに伝えているか」は主に思考・判断・表現で見ます。理科などの知識そのものを外国語科で評定するのではなく、課題のために情報を適切に使えているかを見る、という考え方です。
| 観点 | 3(よくできた) | 2(できた) | 1(もう少し) |
|---|---|---|---|
| 内容 | 事実やデータを正しく使い、原因と結果を説明できている | 事実は正しいが、説明が一部だけ | 事実のまちがいや抜けがある |
| ことば | 単元の専門語と because / if などを、説明や提案の中で正しく使えている | 専門語は使えているが、文のつながりが弱い | 専門語がほとんど使えていない |
| 考え | 自分たちの提案に理由と具体例がある | 提案はあるが理由が弱い | 提案がない、または内容と関係が薄い |
英語の文法ミスが多少あっても、内容と考えがしっかりしていれば「内容」と「考え」の観点では高く評価される。発表の準備に入る前にそう伝えておくと、生徒は「正しい英語」だけでなく「伝えたい中身」にも目を向けやすくなります。
- 内容がむずかしすぎて英語どころではない:内容も言語も新しいと、生徒は両方で迷子になります。内容が新しいときは英語をやさしく、英語が新しいときは内容をなじみのあるものに。
- 「英語で教えれば英語も伸びる」と考えて言語の指導をやめる:内容中心でも、言語への注意は必要です。教師の専門的な支えが成否のカギだという指摘があります 13。
- 内容の評価を忘れる:英語の正確さだけで評価すると、内容中心にした意味が薄れます。ルーブリックに「内容」の観点を入れましょう。
- 一部の得意な生徒だけが参加する:内容が高度な活動ほど、英語の得意な生徒が話を進めがちです。班の中で「グラフを読む係」「英語で説明する係」「質問する係」のように役割を決める、日本語での下調べを認める、などで全員に出番をつくりましょう。
❓ よくある質問
Q. 内容中心教授法(CBI)とは何ですか?
英語そのものを順番に教えるのではなく、理科・社会・文学・環境問題などの内容を学ぶことを通して英語を身につける考え方です。内容の目標と言語の目標を両方もつのが特徴で、北米を中心に小学校から大学までさまざまな形で実践されてきました 1。
Q. CBI・CLIL・EMI の違いは何ですか?
CBI は内容を学ぶ中で言語を学ぶ指導全般、CLIL はヨーロッパ発の内容と言語を統合して学ぶ指導、EMI は英語を母語としない国で教科を英語で教えることです。なお CBI と CLIL には教育的に本質的なちがいはなく、名前の違いは地域や歴史の事情によるという主張もあります 2。
Q. 英語で教科を教えると、内容の理解は落ちますか?
大学の EMI の更新版レビューでは、内容の学習に悪影響が見られない傾向でした 8。一方、香港の中等学校の24研究のメタ分析では、英語で学ぶ生徒は英語力が高い一方、ほかの教科の学習は不利になっていました 9。年齢や英語力によって結果が変わりうると考えられます。
Q. EMI で英語力は伸びますか?
大学の EMI 研究の更新版レビューでは、聞く・読むといった受容的な技能と語彙にプラスの傾向があり、話す・書く技能の結果はまちまちでした 8。ただし以前のレビューは、研究方法の弱さから、まだ言い切れるだけの証拠はないと結論していました 7。
Q. 中学・高校の英語の授業で内容中心の指導を始めるには?
単元で内容の目標を先に1つ決め、他教科の先生に生徒がすでに何を習ったかを聞き、同じテーマのやさしい英文や図を用意し、グラフィック・オーガナイザーで内容と言語を整理させ、学んだ内容を使う課題で終えます。学習指導要領も他教科との関連づけを求めています 5。
🎓 もう一歩深く(大学院レベル)
🎓院生モード「同じ」か「ちがう」か:用語をめぐる議論
CBI・CLIL・イマージョン・EMI の関係は、研究者のあいだでも議論があります。言語教育の研究者 Jasone Cenoz 氏(2015)はバスク地方の例を使い、バスク語によるイマージョン(CBI)と英語による授業(CLIL)に本質的なちがいはないと論じ、研究成果を共有すべきだと主張しました 2。一方、内容と言語の統合を研究する Roy Lyster 氏と Susan Ballinger 氏(2011)は、アメリカの双方向イマージョン、中国の中学校の英語による授業、マレーシアの英語による数学・理科、スペインの英語による歴史、アメリカの保護型授業という5つの多様な文脈の研究から、どの文脈でも教師の役割が要であり、その専門的な研修が必要だという共通点を引き出しています 13。用語の線引きよりも、「誰が・どんな支えで・何を教えるか」を比べることの方が、実践的には意味がありそうです。
🎓院生モードEMI研究の方法論的な弱点
EMI や教室での母語使用を研究する応用言語学者の Ernesto Macaro 氏ら(2018)は、EMI研究の多くが利害関係者の意識調査にとどまり、言語・内容の成果を客観的に測った研究が少ないこと、教室の談話を分析して「どんな実践が成果につながるか」を示した研究が乏しいことを指摘しました 7。CLIL・EMIの成果研究25件を調べた系統的レビューも、結果はまちまちで、多くの研究に方法上の問題があると述べています 14。
更新版のレビューでは研究数が大きく増えたものの、縦断研究の少なさ、大学院レベルのEMIの研究不足、社会言語学的・教育学的な質的研究の不足が、なお課題として残っています 8。中国の大学のメタ分析で、内容面の効果が医学系に限られ、分野・研究デザイン・英語での授業時間が効果を左右したことも 10、「EMIの効果」をひとまとめに語る危うさを示しています。
🎓院生モード中等教育でのEMIと「言語の公平性」
香港の中等学校のメタ分析で、英語で学ぶ生徒が英語力と情意面で上回りながら、他教科の学習で不利だったという結果は 9、第二言語での教科学習を北米・ヨーロッパの成功例だけで語れないことを示しています。著者らは、香港と他の文脈のちがいそのものが、第二言語習得理論とバイリンガル教育の理解を深める材料になると述べています。
日本の大学で化学を英語と日本語で学ぶ学生を比べた研究では、全体として事後テストに有意差がなく 11、同じ大学の53人を対象にした関連研究では、英語で学ぶ学生の多くが、制度的な語学支援、教員の支援、学生どうしの協力のネットワークを組み合わせて学びを乗りきっていたと報告されています 15。英語で学ぶことの成否は、教授言語そのものより、それを支える仕組みに左右されるのかもしれません。日本の中学・高校で内容中心の授業を行うときも、日本語での下調べや仲間との協力など、支えの設計が鍵になります(日本語の役割については 「英語の授業は英語で」はどこまで? と トランスランゲージング も参照)。
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📑 出典(15件)
本文の上付き数字に対応。✔ は DOI / ISBN / 公式ページを書誌データベースと機械照合した印です。
- Stoller, F. L. (2004). Content-based instruction: Perspectives on curriculum planning. Annual Review of Applied Linguistics, 24, 261-283. doi:10.1017/S0267190504000108 ✔ DOI照合済内容中心の指導(CBI)のカリキュラムの型と研究をまとめた総説
- Cenoz, J. (2015). Content-based instruction and content and language integrated learning: the same or different?. Language, Culture and Curriculum, 28(1), 8-24. doi:10.1080/07908318.2014.1000922 ✔ DOI照合済CBIとCLILは教育的に本質的なちがいがないと論じた論文
- Crandall, J. (1994). Content-Centered Language Learning. ERIC Digest 公式ページ ✔ リンク確認済言語と内容を統合する指導の理由と、テーマ中心・保護型・付属型などのプログラムの型をまとめた ERIC ダイジェスト
- 文部科学省 (2017). 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編 公式ページ ✔ リンク確認済中学校外国語科の目標(5領域)・言語材料(語数・文法事項)・指導計画の作成(授業は英語で行うことを基本とする等)を説明した公式の解説
- 文部科学省 (2018). 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 外国語編 英語編 公式ページ ✔ リンク確認済高校の科目構成(英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ・論理・表現Ⅰ〜Ⅲ)、「支援」の考え方、語数、授業は英語での趣旨を説明した公式の解説
- Lindholm-Leary, K., & Genesee, F. (2014). Student outcomes in one-way, two-way, and indigenous language immersion education. Journal of Immersion and Content-Based Language Education, 2(2), 165-180. doi:10.1075/jicb.2.2.01lin ✔ DOI照合済世界のイマージョン教育(教科を第二言語で学ぶ)の成果研究を整理した総説
- Macaro, E., Curle, S., Pun, J., An, J., & Dearden, J. (2018). A systematic review of English medium instruction in higher education. Language Teaching, 51(1), 36-76. doi:10.1017/S0261444817000350 ✔ DOI照合済大学のEMI研究83件の系統的レビュー。英語力への効果も内容学習への悪影響も、まだ言い切れない
- Rose, H., Sahan, K., Wei, M., Aizawa, I., Zhou, S., & Shepard, C. (2026). A systematic review of English medium instruction in higher education: An update of Macaro et al. (2018). System, 136, 103892. doi:10.1016/j.system.2025.103892 ✔ DOI照合済Macaro ら(2018)の更新版。196研究。受容技能・語彙には好影響、内容学習への悪影響は見られない傾向
- Lo, Y. Y., & Lo, E. S. C. (2014). A meta-analysis of the effectiveness of English-medium education in Hong Kong. Review of Educational Research, 84(1), 47-73. doi:10.3102/0034654313499615 ✔ DOI照合済香港の英語で教える中等学校(EMI)のメタ分析(24研究)。英語力は伸びるが、他教科の学習は不利
- Peng, J.-E., & Xie, X. (2021). English-medium instruction as a pedagogical strategy for the sustainable development of EFL learners in the Chinese context: A meta-analysis of its effectiveness. Sustainability, 13(10), 5637. doi:10.3390/su13105637 ✔ DOI照合済中国の大学のEMIのメタ分析(36研究)。英語・内容ともEMIが上回ったが、内容の差は医学系のみ
- Aizawa, I., Rose, H., McKinley, J., & Thompson, G. (2023). A comparison of content learning outcomes between Japanese and English medium instruction. Language and Education, 38(6), 911-930. doi:10.1080/09500782.2023.2238688 ✔ DOI照合済日本の大学で化学を英語で学ぶ群(27人)と日本語で学ぶ群(26人)を比べ、事後テストに有意差なし
- Aizawa, I., & Rose, H. (2019). An analysis of Japan's English as medium of instruction initiatives within higher education: the gap between meso-level policy and micro-level practice. Higher Education, 77(6), 1125-1142. doi:10.1007/s10734-018-0323-5 ✔ DOI照合済日本の「スーパーグローバル大学」政策とEMI授業の現場のずれを調べた研究
- Lyster, R., & Ballinger, S. (2011). Content-based language teaching: Convergent concerns across divergent contexts. Language Teaching Research, 15(3), 279-288. doi:10.1177/1362168811401150 ✔ DOI照合済世界のさまざまな内容言語統合の実践に共通する課題(教師の役割と研修)を整理した特集の序論
- Graham, K. M., Choi, Y., Davoodi, A., Razmeh, S., & Dixon, L. Q. (2018). Language and content outcomes of CLIL and EMI: A systematic review. Latin American Journal of Content & Language Integrated Learning, 11(1), 19-38. doi:10.5294/laclil.2018.11.1.2 ✔ DOI照合済CLIL・EMIの言語と内容の成果を調べた系統的レビュー(25研究)。結果はまちまちで方法上の問題も多い
- Aizawa, I. (2023). A comparative study of Japanese and English medium instruction: the driving factors behind academic success. Journal of Multilingual and Multicultural Development. doi:10.1080/01434632.2023.2184476 ✔ DOI照合済日本の大学の化学のEMIと日本語の授業を53人で比較。成績差はなく、語学支援・教員の支援・学生どうしの協力が成功を支えていた
最終更新 2026-10-18 ・ 原田英語 まちがいのご指摘はこちら








