まずはこの3つ
- 第1・2問(2回読み・40点)は1回目で決め、2回目は確認と次の先読みに
- 正解は言い換え。聞こえた単語そのままの選択肢はまず疑う
- 1回読み(60点)は放送前に選択肢の「違い」に印をつけて待つ
敵を知る:大問の形式と配点
R7・R8本試験の形式。解答30分・100点。選択肢はすべて冊子に印刷
| 大問 | 内容 | 回数 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 第1問A | 短い発話→内容に合う英文 | 2回 | 16(4点×4) |
| 第1問B | 短い発話→内容に合う絵 | 2回 | 12(3点×4) |
| 第2問 | 短い対話→絵・図(場面は日本語) | 2回 | 12 |
| 第3問 | 短い対話→問いに答える(問いは印刷) | 1回 | 18(3点×6) |
| 第4問A | 説明→絵の並べ替え・表の空欄 | 1回 | 8 |
| 第4問B | 複数人の説明→条件に合うもの | 1回 | 4 |
| 第5問 | 講義→ワークシート・図表 | 1回 | 16 |
| 第6問A | 2人の議論→意見・最終的な選択 | 1回 | 6 |
| 第6問B | 複数人の会話→人数・根拠の図表 | 1回 | 8 |
満点の正体
満点を取る人は耳が特別いいのではない。放送が始まる前に「何を聞くか」を決め終えている。1回読みの60点は、聞く前の数十秒の準備で半分決まる。問題数や配点の細部は年度で変わり得るので、形式は直近の過去問で確かめておく。
大問別:失点ポイントと満点の動き10
- 1第1問A:否定に強くなるnever forget/can't wait/hardly のような否定語入りの文を、肯定文の選択肢で言い換えさせる。「誰が・何を・するのか、しないのか」の3点を即決する。I can't wait to see you.会うのが楽しみだ(待てない→楽しみ)
- 2第1問B:絵は「違い」を言葉に4枚の違いを「帽子の有無×座る・立つ」のように2つの軸で整理してから聞く。after/before/just finished で動作の前か後かが決まる。
- 3第2問:最後の一言で確定前半に出た物は消去用のことが多い。But/now/Mine is…の後で答えが決まる。問いは音声で読まれるので、疑問詞と主語を聞き逃さない。
- 4第3問:問いは印刷済み場面(日本語)と問いの英文を先に読み、「誰の・何についての情報」が要るかを決める。答えは相手の提案に対する最後の返事にあることが多い。
- 5第4問A:並べ替えは完答絵を選んで行う順に並べ、全部正解で得点(R8は5枚から4枚)。使わない1枚は「話に出るが、しない行動」になりやすい。ignore/instead of/don't need to に耳を張る。
- 6第4問A:表の空欄同じ選択肢を2回以上使ってよい形式がある。「〜付きかどうか」のような条件は話の最後に付け足されやすいので、最後の1文まで確定しない。
- 7第4問B:条件×話者の表条件A・B・Cの表に話者ごとに○×を書きながら聞く。良い点を並べた後の Just remember…/but…で×がつく。全部○の1つが正解。
- 8第5問:ワークシートは地図講義はほぼワークシートの順に進む。見出しと空欄の前後を先に読み、入る語の種類(数字・形容詞・理由)を予想。最後の問いは講義+会話+図表を合わせて判断する。
- 9第6問A:最終的な立場I'm going to…→Actually…→I still want to…と立場が動く。「最後に何を選んだか」なら最終発言、「どんな意見を言ったか」なら発言全体から選ぶ。
- 10第6問B:人数と根拠の図表話者ごとに賛成○・反対×・条件つき△を表に。「何人が〜か」は意見を変えた人と最初から同じ人を分けて数える。図表は「その人の主張を支えるもの」を選ぶ。
先読みの手順(1回読みの大問)6
- 1問いの主語と疑問詞に線Which plan did the woman choose…なら「女性・最終の選択」。誰の何を聞くかが決まる。
- 2選択肢の違う所だけ囲む4つに共通する語は読まない。違う部分(場所・時・人・数)が聞くべき所。
- 3図表は軸・単位・項目名縦軸・横軸・列の見出しを確認。細かい数字より増減の向きを先につかむ。
- 4聞く的を余白に一言「女・最終・どれ」「条件C×は誰」のように日本語で1行だけ書く。
- 5放送中は選択肢に直接✓と×消せた物から×、残った物に✓。別の場所に書き写さない。
- 6終わったら即マーク→次の先読み迷っても数秒で決める。次の問題の先読み時間を削らない。
正解はこう化ける:音声→選択肢の言い換え16
en が音声、note の→が選択肢での姿。音声で聞いて言い換えを即答する
- I'll never forget the first time I saw the ocean.★★★初めて海を見た時のことは決して忘れない→ remembers seeing the ocean。never があるのに正解は肯定文
- I can't wait for the summer festival.★★★夏祭りが待ちきれない→ is looking forward to it。can't を「できない」と取ると逆
- Why don't we take a break and talk about it later?★★★休憩して、後で話さない?→ suggests discussing it later。Why don't we=提案
- I wish I had left home earlier.★★★もっと早く家を出ればよかった→ didn't leave early enough。wish+過去完了=過去への後悔
- I couldn't agree more.★★★大賛成だ→ completely agrees。否定+比較級=「これ以上ない」
- I'm not sure that's a good idea.★★★それはどうかな→ has doubts。文脈によっては遠回しな反対
- I'd rather stay in tonight.★★★今夜は家にいたい→ doesn't want to go out。stay in=外出しない
- It couldn't have gone better.★★★最高の出来だった→ went very well。couldn't have+比較級も「最高」
- You don't have to bring anything.★★★何も持ってこなくていい→ nothing is necessary。must not(禁止)と区別
- Let me sleep on it.★★★一晩考えさせて→ hasn't decided yet/will decide later
- The meeting has been pushed back to Friday.★★★会議は金曜に延期された→ was postponed。push back=後ろへずらす
- Half the seats were already taken.★★★席の半分はもう埋まっていた→ 50 percent/some seats were still available
- Tickets are twice as expensive as last year.★★★チケットは去年の2倍の値段だ→ the price has doubled。倍数は doubled/half に化ける
- I had no choice but to take a taxi.★★★タクシーに乗るしかなかった→ had to take a taxi。仕方なく、のニュアンス
- My brother hardly ever eats breakfast.★★★兄は朝食をめったに食べない→ usually skips breakfast。hardly は否定語
- It's not that I don't like it.★★★嫌いというわけではない→ dislike isn't the reason。理由の否定で「好き」とは限らない
1回で聞き取る:音の変化ベスト1010
つながる・消える・ラ行に変わる。音声をまねして口で覚える
- What do you want to do this weekend?★★★今週末、何したい?What do you=ワダヤ、want to=ワナ
- Did you get my message?★★★メッセージ届いた?Did you=ディジュ、get my=ゲッマイ(tが消える)
- Could you give me a hand?★★★手伝ってくれる?Could you=クジュ、give me=ギミ
- I should have told her.★★★彼女に言うべきだったshould have=シュダヴ、told her=トウルダ(hが落ちる)
- I can't make it on Friday.★★★金曜は行けないcan't は強くはっきり(米キャン(ト)・英カーント)、can は弱く「クン」。語末の t は聞こえにくい
- I'm going to look into it.★★★調べてみるよgoing to=ゴナ、into it=イントゥイッ
- Check it out.★★★見てみて3語がつながり「チェキラウ」。母音にはさまれた t がラ行に(米)
- Not at all.★★★全然/どういたしまして「ナラロー」。t がラ行の音に(米)
- Let me know if you need anything.★★★何かあれば言ってねLet me=レミ、need anything=ニーデニスィン
- I'll be there in a minute.★★★すぐ行くin a minute=イナミニッ。語末の t は飲み込まれる
絵・図の問題で効く:位置と動作の段階8
第1問B・第2問・第4問Aの絵は、位置と「動作の前か後か」で4枚が分かれる
- The café is across from the station.★★★カフェは駅の向かいにあるacross from=道などをはさんで向かい。next to(隣)と区別
- It's between the bank and the post office.★★★銀行と郵便局の間にあるbetween A and B。地図問題の定番
- The box is on top of the shelf.★★★箱は棚の一番上にあるon top of=上に載っている。above は離れて上
- She has just finished painting the wall.★★★彼女は壁を塗り終えたところだ塗り終えた絵を選ぶ。塗っている途中の絵が誤答
- He's about to get on the bus.★★★彼はバスに乗ろうとしているbe about to=まだ乗っていない。乗車中の絵は×
- I'm looking for the girl with long hair and glasses.★★★長い髪で眼鏡の女の子を探している特徴が2つ。片方だけ合う絵が誤答になる
- Turn left at the second corner.★★★2つ目の角を左に曲がって順番と左右の両方をメモ。first と second の聞き分け
- The number of visitors has nearly doubled.★★★来場者数はほぼ2倍になったnearly=少し足りない。グラフの細部まで照合
話が転じる・意見が動くサイン(第5・6問)8
直後に答えの手掛かりが来ることが多い。聞こえたら選択肢へ目を戻す
- Actually, I think it might work.★★★実は、うまくいくかもしれないActually=前の発言や予想をくつがえす合図
- That's a good point, but it's too expensive.★★★いい指摘だけど、高すぎるいったん認めて but で反対。本音は but の後
- I've changed my mind.★★★考えが変わった第6問の「最終的な立場」の決め手
- I see what you mean, but I still prefer the bus.★★★言いたいことはわかるが、やはりバスがいいstill=意見は変わっていない
- On the other hand, it takes more time.★★★一方で、時間がかかる利点の後に欠点。ワークシートの対比の空欄に
- That's where this new method comes in.★★★そこでこの新しい方法の出番だ講義の本題に入る合図。直後が要点
- As a result, sales went down.★★★その結果、売り上げが落ちた因果の「結果」側。図表の増減と照合
- So you're saying we should wait?★★★つまり待つべきだということ?相手の主張の言い換え確認。要約の選択肢の材料
数字・時刻・計算:ここで1問落とす
| 聞こえる英語 | 落とし穴 | 満点の人の動き |
|---|---|---|
| thirteen/thirty | 13と30の取り違え | 単独なら thirteen/thirty の強勢。文中では強勢が動くので、-teen の長さと t の明瞭さも手掛かり |
| a quarter to six | 6:15と誤解 | quarter to=15分前で5:45。half past=30分過ぎ |
| an hour earlier than that | 聞こえた時刻をそのまま選ぶ | 基準の時刻から計算する。数字は答えでなく材料 |
| every other week | 毎週と誤解 | 隔週(1週おき)。every other day=1日おき |
| 20 percent off | 定価のまま選ぶ | 割引・個数・送料を足し引きしてからマーク |
| except on Mondays | 条件の後付けを聞き逃す | 数字の直後の but・except・only に耳を張る |
| twice as many as | 倍数を見落とす | twice=double、half=半分。図表の棒の高さと照合 |
第4問Bの○×メモ(書き方の例)
例:サークル選び。×の理由を一言添えると見直しが速い
| 話者 | A 週2回以下 | B 初心者歓迎 | C 費用なし |
|---|---|---|---|
| ① テニス | ○ | ○ | ×ラケット代 |
| ② 写真 | ○ | △経験者多い | ○ |
| ③ ボランティア | ○ | ○ | ○ ← 正解 |
| ④ 演劇 | ×週3回 | ○ | ○ |
やりがちな失点→満点の人の動き6
- ✕聞こえた単語が入った選択肢を選ぶ○文全体の意味が音声と合う選択肢を選ぶ同じ語だけで選ぶと罠にかかる。正解は言い換えが多い
- ✕前半を聞いて答えを決める○最後の発言まで決めないActually/But で話がひっくり返るのが共テの定番
- ✕冊子に答えを書き、最後にまとめてマーク○設問ごとにすぐマーク冊子の注意事項に「まとめて転記する時間は用意されていない」とある
- ✕2回目もぼんやり聞く○1回目で仮決め、2回目は根拠の確認2回読みの40点は落とせない「貯金」
- ✕聞き逃した問題を引きずる○勘でマークして次の先読みへ1問の後悔で次の問題の準備時間が消える
- ✕メモを英語で書く○数字・記号・カタカナだけで書く書いている間に次の情報が流れていく
伸び悩みの原因別・処方箋
| 症状 | 原因 | 処方 |
|---|---|---|
| 2回読みの第1・2問で落とす | 語彙・音の変化 | スクリプトを見て音読→見ずにシャドーイング |
| 第3問の途中から崩れる | 問いを読む前に放送が始まる | 場面と問いを先に読む。前の問題を引きずらない |
| 第4問の並べ替えで0点 | 順番の言葉の聞き落とし | before/after/once/first を絵の横にメモ |
| 第5問の空欄が埋まらない | 講義の流れを見失う | ワークシートの見出しを講義の目次として先読み |
| 第6問で人を取り違える | 話者の混同 | 名前の頭文字で表を作り、○×△だけ書く |
| 数字の問題で落とす | 計算・条件の聞き落とし | 数字は余白に書き、but・except の後で直す |
迷った時の決め方(3秒ルール)
2択で迷ったら ①聞こえた語の言い換えになっている方 ②話者の最後の発言と合う方 ③always/all のような言い過ぎがない方、の順に当てて3秒で決める。マークしたら戻らない。戻ると次の問題の先読みが消える。
当日の機器確認と時間の流れ5
- 1時間は60分、解答は30分試験時間60分のうち、残りは IC プレーヤーの作動確認・音量調節の時間(R9実施要項)。リーディングの後に行われる。
- 2ボタンは長押しすべてのボタンは「ランプが光るまで長く押し続ける」。センターのサイトの操作ガイドで一度体験しておく。
- 3音量はいつでも調節できる最初に流れる音量調節用の英語は問題ではない。音量は試験中いつでも変えられるので、小さいと感じたらすぐ上げる。
- 4不具合は黙って挙手音が止まった・冊子の異常などは、ためらわず黙って手を高く挙げる。試験が終わってからの申し出はできない。
- 5リスニングだけは遅刻できない他の科目は開始20分以内の遅刻なら受験できるが、リスニングは開始時刻までに入室していないと受験できない(R8受験上の注意)。
今の点数別・満点への優先順位
| 今の点数 | まずやること | 捨ててよいこと |
|---|---|---|
| 〜70点 | 第1〜3問の音読・シャドーイングで語彙と音を固める | 第5・6問の完璧主義 |
| 70〜85点 | 第3〜6問の先読み手順を毎回同じにする | 全部を聞き取ろうとすること |
| 85〜95点 | 第4問Aの完答・第5問の最終問・第6問Bの人数 | 知らない語へのこだわり |
| 95点〜 | 数字・条件の後付け・最終発言のひっくり返しの確認 | 新しい教材 |
直前1週間の練習メニュー6
- 17日前:過去問を本番通り1回分を30分で。×を「音・語彙・先読み不足・計算」に分類する。
- 26〜5日前:スクリプトで復習×の問題を音読・シャドーイング。聞き取れなかった所に音の変化の印。
- 34日前:別の年度を1回分第3〜6問の先読み手順だけを意識して解く。
- 43〜2日前:第4〜6問を集中2回分。○×の表メモを本番の形で練習。
- 5前日:新しい問題は解かない解き終えた音声を聞き流し、早く寝る。
- 6当日の朝:耳を慣らす聞き慣れた音声を10分。英語の音に耳を慣らしてから会場へ。
確認テスト
- 1音声 I'll never forget my first day of high school. に最も合うのは?正解は The speaker remembers the first day.。never forget=覚えている。否定の言い換え
- 2a quarter to eight は何時?正解は 7:45。quarter to=15分前
- 3I wish I had studied harder. の話者は?正解は 十分には勉強しなかった。wish+過去完了=実現しなかった過去への後悔
- 4R8本試験で、音声が1回だけ流れるのは?正解は 第3〜6問。第1・2問は2回、第3〜6問は1回
- 5the price has doubled と同じ意味の音声は?正解は It costs twice as much as before.。double=2倍
- 6He's about to leave. の彼の今の状態は?正解は 出ようとしている。be about to=まさに〜するところ
- 7every other week の意味は?正解は 隔週。1週おき
- 8That's a good point, but… の話者が一番言いたいことは?正解は but の後。認めてから反対する型
参考にした資料
共テリスニング満点チートを一覧にまとめ、A4 4枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テスト・音声つき。