構文・英文和訳No.132確認問題集あり

関係詞の長い構文を読み解くチートシート(前置詞+関係詞・連鎖関係詞)

長い関係詞節は「先行詞はどれ」「節の中での役割」「節の終わり」の3点で崩れずに読める。前置詞+which・連鎖関係詞・非制限用法まで。

関係詞の長い構文を読み解くチートシート(前置詞+関係詞・連鎖関係詞) の1ページ目

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まずはこの3つ

  1. 主語に付いた関係詞節は、主節の V の直前で終わる
  2. 前置詞+which は節の中に戻すと意味が取れる
  3. カンマ+which・who は前から訳し下ろす
関係詞節=名詞に付いた長い形容詞

関係詞節は、先行詞(説明される名詞)を説明する長い形容詞。読むときの質問は3つ。①先行詞はどれか(直前とは限らない)②関係詞は節の中で何の役か(主語・目的語・前置詞の目的語)③節はどこで終わるか(主語に付いた節なら節の中の V の次に来る V が主節の V)。この3つを決めてから訳せば、どんなに長い文でも骨組みは S+V に戻る。

読み解く3ステップ3

  1. 1
    先行詞に印関係詞の直前の名詞から。離れている場合は意味で探す
  2. 2
    節の中に先行詞を戻すthe house in which he lived → he lived in the house と1文にしてみる
  3. 3
    節の終わりに/主語に付いた節なら、節の中の V の次に来る V が主節。そこで区切る

1節の切れ目と主節の V4

  1. 1V が2つ並んだら切れ目
    S who V1 〜 V2 の形では、V2 が主節の動詞。V1 までを先行詞の説明として( )でくくる。
    The students who finished the test early were allowed to leave.テストを早く終えた生徒は退出を許された。
  2. 2名詞+S+V(関係詞の省略)
    名詞の直後に S+V が来て、後ろで目的語が欠けていれば目的格の関係詞の省略。Everything she said の後の V が主節。※the fact he left は同格。
    Everything she said turned out to be true.彼女が言ったことはすべて本当だとわかった。
  3. 3前置詞が節の最後に残る
    the house I grew up in のように前置詞が節末に残る。前置詞の目的語=先行詞。会話・口語ではこちらが普通。
    This is the town I grew up in.ここが私の育った町だ。
  4. 4先行詞が離れている(外置)
    主語が長くなるのを避け、関係詞節だけを文末に回すことがある。直前の名詞ではなく、意味の合う主語を先行詞に取る。
    A new student joined our class who speaks four languages.4か国語を話す新入生がクラスに入ってきた。
    ✕who の先行詞を直前の our class と読む

2前置詞+関係代名詞5

前置詞はもともと節の中の動詞・名詞とセット。戻して確かめる

  1. 1前置詞+which は節に戻す
    the house in which he lived=he lived in the house。前置詞+which の後ろは完全な文。
    The ease with which she solved the problem amazed us.彼女がその問題をいとも簡単に解いたことに、私たちは驚いた。
  2. 2the 名詞 at [to] which S V
    the speed at which 〜=〜する速さ、the extent to which 〜=どの程度〜か。「〜する[名詞]」と訳す。
    The speed at which technology changes is surprising.技術が変化する速さには驚かされる。
  3. 3名詞+of which(=whose)
    a house the roof of which is red=a house whose roof is red。of which の前の名詞が「その〜」。
    She bought a house the garden of which faces the sea.彼女は、庭が海に面した家を買った。
  4. 4数量詞+of whom [which]
    all [some/most/both/none] of whom は非制限で「そのうち全員[何人か]は〜」と訳し下ろす。
    He has three sons, all of whom are doctors.彼には息子が3人いて、全員医者だ。
    ✕all of them(接続詞がないのに文を2つつなぐ)
  5. 5前置詞+which+to V
    a place in which to study=a place to study in。「〜するための[名詞]」。書き言葉で多い。
    Students need a quiet place in which to study.生徒には勉強できる静かな場所が必要だ。

3連鎖関係詞・二重限定3

  1. 1who (S think) V
    S think・believe・say を( )に入れると who が V の主語だとわかる。主格なので whom は誤り。
    I'll hire someone who I believe can do the job well.その仕事をうまくこなせると私が思う人を雇うつもりだ。
    ✕someone whom I believe can do 〜
  2. 2whom S believe to be 〜
    believe O to be C の形なら関係詞は believe の目的語→whom(目的格)が正しい。後ろが to be か V かで判定。
    He trusted a man whom he believed to be honest.彼は、正直だと信じた男を信用した。
  3. 3二重限定(関係詞節が2つ)
    the only person (that) I know who 〜 は、2つの節が同じ先行詞を限定。「私が知っている中で〜する唯一の人」。
    She is the only person I know who has climbed Everest.彼女は、私の知り合いの中でエベレストに登ったことのある唯一の人だ。

4非制限用法:前から訳し下ろす4

  1. 1, who/, which は「そして」「だが」
    カンマの後は補足説明。前の名詞にかけて訳し上げず、「そしてその人は」「〜だが」とつないで訳し下ろす。
    I called Ken, who didn't answer the phone.ケンに電話したが、彼は出なかった。
  2. 2制限と非制限で意味が変わる
    two sons who are doctors=医者の息子が2人(他にもいるかも)。two sons, who are doctors=息子は2人で、2人とも医者。
    He has two daughters, who live in Osaka.彼には娘が2人いて、2人とも大阪に住んでいる。
  3. 3, which は前の文・句も指す
    which の先行詞は名詞とは限らない。前の文全体・動詞句を「そのこと」と受ける。何を指すかを訳で明示。
    He said nothing, which made her even angrier.彼が何も言わなかったので、彼女はますます怒った。
  4. 4, when/, where(非制限)
    in 2020, when 〜=「2020年、その年に〜」、Kyoto, where 〜=「京都、そこで〜」。時・場所を補って訳し下ろす。
    We moved to Sendai, where my father found a new job.私たちは仙台に引っ越し、父はそこで新しい仕事を見つけた。

5関係副詞・その他の読み方4

  1. 1抽象名詞+where
    situation・case・point・stage+where は場所でなく「〜という状況[場合・段階]」。in which と同じ。
    We are in a situation where we have to make a quick decision.私たちはすぐに決断しなければならない状況にある。
  2. 2the way S V/This is why
    the way S V=〜する方法・様子(the way how は不可)。This is why 〜=だから〜(後ろが結果)。
    I like the way she speaks to children.私は、彼女の子どもへの話し方が好きだ。
  3. 3先行詞の省略:This is where 〜
    where・when・why の先行詞(the place・the time・the reason)はよく省かれる。「〜する所[時・理由]」と補う。
    This is where the accident happened.ここが事故の起きた場所だ。
  4. 4what・複合関係詞は名詞節
    what・whatever・whoever は先行詞を含み、それ自体が主語・目的語になる。whoever comes=来る人は誰でも。
    Whoever arrives first should turn on the lights.最初に着いた人が電気をつけるべきだ。

読み違えポイント5

  • ✕the town I grew up=私が育てた町
    ○the town I grew up in(私が育った町)
    grow up は自動詞。前置詞 in が先行詞とつながる
  • ✕He has three sons, all of them are doctors.
    ○He has three sons, all of whom are doctors.
    2つの文をつなぐには関係詞が必要
  • ✕the man whom I thought was honest
    ○the man who I thought was honest
    who は was の主語(I thought は挿入)
  • ✕This is the way how I solved it.
    ○This is the way [how] I solved it.
    the way と how は並べない
  • ✕a situation which we must act quickly
    ○a situation where [in which] we must act quickly
    後ろが完全な文→関係副詞か前置詞+which
和訳のコツ:長い節は切ってよい

制限用法でも、関係詞節が長くて日本語が「〜する〜した〜の…」と重くなるときは、先行詞で一度切って訳し下ろすと読みやすい。ただし非制限と制限の意味の差(全部か一部か)が消えないように注意。the reason why 〜 は「〜する理由」、in which は「その中で」と逐語訳せず、節の中に戻した意味で訳す。

確認テスト

  1. 1
    This is the book I told you about.
  2. 2
    The hotel we stayed was near the beach.
  3. 3
    She has many friends, most of live abroad.
  4. 4
    Choose a person you think is reliable.
  5. 5
    He failed the exam, surprised everyone.
  6. 6
    We reached a point we could no longer go on.

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