まずはこの3つ
- カンマ・ダッシュで挟まれた所は外して S V を先に見る
- 名詞, 名詞/名詞+that(完全文)は「=」の同格
- 欠けている所は前と同じ語を補う(do・to・so も中身を戻す)
3つとも「骨組み」を見れば解ける
英文の骨組みは S+V(+O・C)。挿入はそこに付け足した説明なので( )に入れて外す。同格は直前の名詞の言い換えなので「=」で結ぶ。省略はくり返しを嫌って削った所なので、前から同じ語を補う。外す・結ぶ・補うの3つの操作で、長い文はほぼ骨組みに戻せる。
カンマを見たら役割を判定
| カンマの形 | 役割 | 見分け方 |
|---|---|---|
| S, 〜, V | 挿入 | 外しても文が成り立つ |
| 名詞, 名詞, | 同格 | 2つの名詞が同じもの(=) |
| 名詞, which [who] 〜 | 非制限の関係詞 | 後ろが不完全な文 |
| A, B(,) and C | 並列 | 最後に and・or |
| -ing [p.p.] 〜, S V | 分詞構文 | カンマの前に S がない |
1挿入:( )に入れて外す6
- 1カンマ・ダッシュで挟まれた語句S と V の間に挟まれた語句は外して骨組みを確認。訳すときは文頭か文末に回すと自然。The plan, as far as I know, has not been approved yet.私の知る限り、その計画はまだ承認されていない。
- 2I think・I believe の挿入(コメント節)文の途中・文末の I believe・it seems・they say は「〜と思う」「〜らしい」と文全体にかける。The real problem, I believe, lies in the system itself.本当の問題は制度そのものにあると私は思う。
- 3関係詞・疑問詞の後の S thinkwho (I think) is 〜、What do you think he wants? の S think を外すと、関係詞・疑問詞の役割が見える。詳しくは「関係詞の長い構文を読み解くチートシート」。What do you think he wants for his birthday?彼は誕生日に何を欲しがっていると思う?✕Do you think what he wants?(yes/no で答えない疑問は疑問詞が文頭)
- 4however・therefore の挿入文の途中の however・therefore・in fact・for example は、訳では文頭に出す。however は「しかし」。The results, however, were disappointing.しかし、結果は期待はずれだった。
- 5ダッシュ(—)は補足・具体例— 〜 — で挟まれた部分は直前の語の具体化。「つまり」「たとえば」の気持ちで読み、外しても文は成り立つ。Three countries — France, Germany, and Italy — signed the agreement.3か国、すなわちフランス、ドイツ、イタリアがその協定に署名した。
- 6if any・if ever の挿入few, if any, 〜=「あったとしてもごくわずか」、seldom, if ever, 〜=「たとえあってもめったに〜ない」。There are few, if any, mistakes in her essay.彼女の作文には、間違いはあったとしてもごくわずかだ。
2同格:直前の名詞を言い換える6
- 1名詞, 名詞(同格のカンマ)2つの名詞が同じ人・物を指す。「〜である…」「…の〜」と1つにまとめて訳す。並列(A, B, and C)と区別。Ms. Tanaka, our homeroom teacher, will retire next year.担任の田中先生は来年退職される。
- 2名詞+that 節(同格の that)fact・news・idea・belief・possibility+that+完全な文。「〜という…」。後ろが不完全なら関係代名詞。※the day that 〜 は完全でも関係副詞。詳しくは「that の識別チートシート」。The news that the bridge had collapsed shocked the town.橋が崩落したという知らせに、町中が衝撃を受けた。
- 3同格の that が名詞から離れる主語が長くなるのを避けて、that 節を文末に回すことがある。文末の that 節が前のどの名詞の中身かを探す。A rumor spread that the singer would retire.その歌手が引退するといううわさが広まった。✕that を関係代名詞と読み「広まった歌手」とつなげる
- 4同格の ofthe city of Kyoto(京都という都市)、the idea of studying abroad(留学するという考え)。of の前後が「=」。She gave up the idea of becoming a pilot.彼女はパイロットになるという考えを捨てた。
- 5名詞+(of) whether/wh-節the question (of) whether 〜=「〜かどうかという問題」。wh-節も同格になる(the question of who should pay)。The question of who should pay was never settled.誰が払うべきかという問題は、結局決着しなかった。
- 6コロン(:)は「すなわち」コロンの後は前の内容の具体化・理由・リスト。「つまり〜」「次の通り」で前とつなぐ。She had one goal: to win the gold medal.彼女の目標はただ1つ、金メダルを取ることだった。
3省略:前と同じ語を補う8
- 1接続詞+(S+be)when・while・though・if・once の後で、主節と同じ S+be が省かれる。後ろが -ing・p.p.・形容詞・前置詞句なら補う。While (I was) in London, I visited the British Museum.ロンドンにいる間に、大英博物館を訪れた。
- 2if possible・if necessaryif (it is) possible(できれば)、if necessary(必要なら)。主語は it や前の内容。Please reply by Friday, if possible.できれば金曜までに返信してほしい。
- 3名詞+S+V は関係詞の省略名詞の直後に S+V が来て、後ろで目的語が欠けていれば目的格の関係代名詞の省略。区切りを入れる。※欠けがなければ同格(the fact he left)や関係副詞(the day he left)。The book I borrowed from the library was very interesting.図書館で借りた本はとてもおもしろかった。✕I を文の主語、borrowed を述語と読んで was で迷子になる
- 4代不定詞 toto の後ろの動詞句が前と同じなら to だけ残す。want to・have to・would like to・be going to で多い。I wanted to go to the concert, but I couldn't afford to (go to the concert).コンサートに行きたかったが、行く余裕がなかった。
- 5代動詞 do・助動詞で受ける前の動詞句のくり返しを do・does・did や助動詞で受ける。do の中身を前から戻して訳す。She speaks French better than I do.彼女は私よりフランス語を上手に話す。A: Can you swim? / B: Yes, I can.A:泳げる? B:うん、泳げるよ。
- 6so・not で that 節を受けるI think so.(そう思う)、I'm afraid not.(残念ながら違う[ダメだ])、I hope not.(そうでないといい)。A: Will it rain tomorrow? / B: I hope not.A:明日は雨かな? B:降らないといいね。
- 7Some 〜, others …(動詞の省略)後半で前と同じ動詞が省かれる。カンマが省略の目印。Some students went home; others, to the library.家に帰った生徒もいれば、図書館に行った生徒もいた。
- 8所有格の後の名詞の省略at my aunt's(おばの家で)、the dentist's(歯医者)のように、house・shop などが省かれる。I stayed at my grandmother's during the summer.夏の間、祖母の家に泊まった。
読み違えポイント5
- ✕The man, I think, is honest.=私が思う男は正直だ○その男は正直だと思うI think は挿入。外すと The man is honest
- ✕What do you think he said?=彼が何と言ったか、あなたは思うか○彼は何と言ったと思う?do you think は挿入。What は said の目的語
- ✕If necessary, call me.=必要なものに電話して○必要なら電話してif (it is) necessary の省略
- ✕I'd love to.=私は愛したい○ぜひそうしたいto の後ろの動詞句が省略(代不定詞)
- ✕While stay in Kyoto, 〜○While staying in Kyoto, 〜S+be の省略なら -ing。動詞の原形は置けない
長い文の読み方
①カンマ・ダッシュで挟まれた所を( )に入れる ②名詞+S+V の切れ目に/を入れる ③do・so・to の中身を書き足す。この3つの書き込みを下線部和訳でやると、構文を取れていることがそのまま答案に出る。挿入句は訳さなくてよいのではなく、文頭・文末に回すなどして原則として訳に入れる。
確認テスト
- 1The man who was honest turned out to be a liar.正解は I thought。who (I thought) was honest
- 2There is little, any, hope of finding them.正解は if。little, if any=あったとしてもごくわずか
- 3in Paris, I visited the Louvre.正解は While。While (I was) in Paris。during は後ろに名詞だけ
- 4A: Is he coming? / B: I'm afraid .正解は not。I'm afraid not=残念ながら来ない
- 5He runs faster than his brother .正解は does。runs を代動詞 does で受ける
- 6The idea humans will live on Mars is no longer science fiction.正解は that。idea+完全な文→同格の that
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