CHECK TEST
比較構文の読解チートシート(the 比較級・倍数・クジラ)確認問題集
比較構文の読解の確認問題31問。省略の補い・倍数・ひねった比較を、空所・意味判定・短文読解・和訳で。
Ⅰ 空所に入る最も適切なものを選べ
- 1The number of foreign visitors this year is about twice last year.
答えd that of
訳今年の外国人観光客の数は、去年のおよそ2倍だ。
解説比べるのは「今年の観光客の数」と「去年の観光客の数」。主語 The number(単数)のくり返しを避けて that of last year とする。those of は複数名詞を受けるので number と数が合わない。as は twice as many as の形でないと使えず、than も twice の後に直接は置けない。
【覚える】X times that of A=A の〜の X 倍(that=前の単数名詞)。 - 2The roads are much busier now they were ten years ago.
答えd than
訳道路は10年前よりも今のほうがずっと混んでいる。
解説busier は比較級なので相手を示すのは than。than they were (busy) ten years ago の busy が省略されている。much は比較級を強める「ずっと」。as は as busy as の原級比較で使う語、that・when は比較の相手を導けない。
【覚える】比較級の強調は much/far/even/still/a lot(very は不可)。 - 3Fewer young people ever are reading newspapers.
答えb than
訳新聞を読む若者は、かつてないほど少なくなっている。
解説Fewer young people と than ever が離れているが、比較級+than ever で「かつてないほど〜」。主語の Fewer young people が比較級なので than が必要。as は原級比較用、that は比較の相手を導けない。then(そのとき)は than と形が似ているだけのひっかけ。
【覚える】比較級+than ever (before)=かつてないほど〜。 - 4The final exam was much easier than .
答えd expected
訳期末試験は予想していたよりずっと易しかった。
解説than expected は than it was expected (to be) の省略で「予想されていたより」。試験は「予想される」側なので過去分詞 expected。expecting(予想している)は能動で向きが逆、to expect・expect は than の後に置いても意味をなさない。
【覚える】than expected/than usual/than necessary/than before は省略形の定番。 - 5you start, the sooner you will finish.
答えb The earlier
訳早く始めれば始めるほど、早く終わる。
解説後半が the sooner you will finish なので「The 比較級 〜, the 比較級 …(〜すればするほど…)」の構文。前半も the+比較級にする必要がある。Earlier は the がなく構文にならない。The earliest は最上級で形が違う。Early は原級。
【覚える】The 比較級 S V, the 比較級 S V.=〜すればするほど…(前半が従属節)。 - 6I read his explanation three times, but I was none wiser.
答えc the
訳彼の説明を3回読んだが、それでもさっぱりわからなかった。
解説none the 比較級 で「それでも少しも〜ない」。the は「その分だけ」という副詞で、3回読んだ分だけ賢くなったかというと全くそうではない、という意味。a・more・much はこの決まった形に入らない。
【覚える】none the wiser=さっぱりわからない/none the less=それでもやはり。 - 7Tom is taller than his father five centimeters.
答えc by
訳トムは父親より5センチ背が高い。
解説比較の差は by で表す(by five centimeters=5センチの差で)。in は分野(taller in ~ は不可)、for は目的・期間、with は道具・付帯で、差の表現にならない。five centimeters taller than his father と比較級の前に置くこともできる。
【覚える】差は by+数量 か 数量+比較級(He is three years older than I.)。 - 8The square was packed: as as 20,000 people gathered there.
答えb many
訳広場はぎっしりだった。なんと2万人もの人が集まったのだ。
解説as many as+数字で「〜も(多い)」と数の多さを強調する。前半の「広場は満員」と内容が合う。people は数えられる名詞なので much は不可。as few as は「わずか〜」で満員と矛盾。as more as という形はない。
【覚える】as many as+数(可算)/as much as+量(不可算)=〜も。 - 9My grandfather's car is old, but it runs as well as .
答えa ever
訳祖父の車は古いが、相変わらずよく走る。
解説as 〜 as ever で「相変わらず〜、以前と同じくらい〜」。古いけれど走りは昔と変わらない、という but の対比に合う。never・always・once はこの形にならない(as well as never などは誤り)。
【覚える】as 〜 as ever=相変わらず〜/as 〜 as any=どれにも劣らず〜。 - 10The repaired vase looks as as new.
答えc good
訳修理した花瓶は新品同然に見える。
解説as good as で「〜も同然、ほとんど(almost)」。as good as new で「新品同然」。looks の補語なので形容詞 good。well は副詞(または「健康な」)で、補語として見た目の良さは表さない。better・best は as 〜 as の間に入れられない。
【覚える】as good as=ほとんど(as good as dead/as good as finished)。 - 11I couldn't walk a single kilometer yesterday, run a marathon.
答えd let alone
訳昨日は1キロも歩けなかった。ましてマラソンを走るなんて無理だ。
解説否定文の後に let alone を置き「まして〜ない」。前半が couldn't の否定文なので合う。much more は肯定文の後で「まして〜だ」と使う古い形。no less は「劣らず」、rather than は「〜よりむしろ」で論理がつながらない。
【覚える】否定文, let alone 〜=much less 〜/still less 〜(まして〜ない)。 - 12He is more than lazy; he just needs some encouragement.
答えd shy
訳彼は怠けているというより、内気なのだ。少し励ましてやれば大丈夫だ。
解説同じ人の2つの性質を比べる「A というよりむしろ B」は more A than B で、A は -er にせず原級のまま。よって more shy than lazy。shier・shyer は比較級で more と重なり、shyest は最上級。
【覚える】more A than B(同一人物の性質比較)=B というよりむしろ A。
Ⅱ 太字部分の意味として最も適切なものを選べ
- 13The younger generation spends more time online than offline.
答えd 若い世代
訳若い世代は、オフラインよりもオンラインで多くの時間を過ごしている。
解説比べる相手を示さない比較級(絶対比較級)で、漠然と「若い側の世代」を指す。than があるのは online と offline の比較で、younger とは関係ない。「より若い世代」は相手のある比較と誤読、「最も若い」は最上級、「前より若くなった」は変化の意味で誤り。
【覚える】絶対比較級:the younger generation/higher education/the upper class。 - 14Ken loves soccer more than his brother does.
答えb 兄がサッカーを好きな以上に、ケンはサッカーが好きだ
訳兄がサッカーを好きな以上に、ケンはサッカーが好きだ。
解説does は loves の代わりで、his brother は主語。「兄が(サッカーを)好きである以上に」と読む。「ケンは兄よりもサッカーの方が好き」は his brother を目的語にとった読みで、does があるので不可。「兄はケン以上に」は主語が逆、「どちらも好きではない」は否定の読み違い。
【覚える】比較の後ろの代動詞 do/does/did で主語か目的語かを決める。 - 15The cleverest student sometimes makes careless mistakes.
答えd どんなに頭のよい学生でも
訳どんなに頭のよい学生でも、ときにはうっかりミスをする。
解説一般論の文で主語の最上級は「どんなに〜でも」と譲歩に読む(Even the cleverest student の even が省略された感覚)。「最も頭のよい学生だけが」は only を足した誤読。「頭のよい学生でなければ」「頭のよくない学生は」は意味を反転している。
【覚える】最上級の主語+一般論=譲歩「どんなに〜でも」。 - 16Her speech was less a lecture than a conversation with the audience.
答えc 講義というよりむしろ聴衆との会話だった
訳彼女のスピーチは、講義というよりむしろ聴衆との会話だった。
解説less A than B は「A というよりむしろ B」で、言いたいのは後ろの B(会話)。「会話というよりむしろ講義」は A と B を逆にした典型的な誤答。「講義でも会話でもない」は両方否定、「講義よりも短い」は less を長さと誤読。
【覚える】less A than B=not so much A as B=B rather than A。 - 17The population of India is about four times that of the United States.
答えc インドの人口はアメリカの人口の約4倍だ
訳インドの人口はアメリカの人口の約4倍だ。
解説that は the population のくり返しを避ける代名詞で、that of the United States=アメリカの人口。four times で「4倍」。「4分の1」は倍数の向きが逆、「面積」は that の中身の取り違え、「約4億人多い」は倍数を差と誤読。
【覚える】X times that of A=A の〜の X 倍。 - 18I've never tasted a better cup of coffee.
答えb こんなにおいしいコーヒーは飲んだことがない
訳こんなにおいしいコーヒーは飲んだことがない。
解説never+比較級で最上級の意味。than this が省略されていて「これよりおいしいコーヒーを飲んだことがない」=今のが最高。「これよりおいしいものを飲んだことがある」は否定を落とした誤り、「おいしいコーヒーを飲んだことがない」は比較を無視、「もっとおいしいものを飲みたい」は願望で別物。
【覚える】never/nothing+比較級(than this)=最上級。
Ⅲ 英文を読んで、問いの答えとして最も適切なものを選べ
- 19Last year our school library lent out 6,000 books. This year it lent out three times as many, mainly because students can now borrow e-books on their phones. 問:今年、図書館が貸し出した本は何冊か。
答えb 18,000冊
訳昨年、私たちの学校の図書館は6,000冊の本を貸し出した。今年はその3倍を貸し出したが、主な理由は、生徒が今では携帯電話で電子書籍を借りられるようになったことだ。
解説three times as many の後に (books as last year) が省略されている。6,000×3=18,000冊。9,000冊は1.5倍、6,000冊は去年と同じ、2,000冊は3分の1で、いずれも倍数の読み違い。
【覚える】倍数の文は「何の何倍か」を補ってから計算する。 - 20Many people believe that a good memory is the key to learning languages. In fact, memory matters less than habit: people who practice a little every day usually do better than those who study for hours once a week. 問:筆者の主張に最も近いものは。
答えc 語学では記憶力よりも毎日の習慣の方が大切だ
訳多くの人は、記憶力のよさが語学学習のカギだと思っている。だが実際には、記憶力は習慣ほど重要ではない。毎日少しずつ練習する人のほうが、週に一度何時間も勉強する人よりたいてい成績がよいのだ。
解説In fact で一般論を否定し、memory matters less than habit(記憶力は習慣ほど大切でない)が筆者の主張。「記憶力が何よりも大切」は冒頭の「多くの人の考え」にすぎない。「週に一度長時間が効果的」は本文と逆、「同じくらい大切」は less than を無視している。
【覚える】A matters less than B=A は B ほど重要でない(B のほうが大事)。 - 21Tom's new bike cost 40,000 yen. Mike's cost no more than 10,000 yen, but Mike says it is no less comfortable than Tom's. 問:本文の内容に合うものは。
答えc マイクの自転車は安いが、トムのものに劣らず乗り心地がよい
訳トムの新しい自転車は4万円した。マイクのはたった1万円だったが、マイクはトムのものに劣らず乗り心地がよいと言っている。
解説no more than 10,000 yen=たった1万円(少なさの強調)、no less comfortable than Tom's=トムのものに劣らず快適。「高く、乗り心地も劣る」「乗り心地が悪い」は no less を逆に読んだ誤り。「4倍の値段」はトムとマイクが逆。
【覚える】no more than=only/no less than=as much as/no less 形容詞 than=劣らず〜。
Ⅳ 次の英文を自然な日本語に訳せ
- 22Life in the city is far more expensive than it used to be.
答え都会の生活は、以前よりもはるかにお金がかかる。
解説採点ポイントは2つ。①than it used to be の後に expensive が省略されているのを補い「以前より(も)」と訳す。②far は比較級を強める「はるかに・ずっと」。expensive は「値段が高い」でも、生活なら「お金がかかる」が自然。
別解:都会での暮らしは、昔よりずっとお金がかかるようになった。
【覚える】than it used to be=以前より(省略を補って訳す)。 - 23The more we depend on machines, the less we use our own minds.
答え機械に頼れば頼るほど、私たちは自分の頭を使わなくなる。
解説採点ポイント。①The 比較級, the 比較級 を「〜すればするほど…」と訳す。②the less we use our own minds は「より少なく使う」でなく「自分の頭を使わなくなる」と自然にする。depend on は「頼る・依存する」。
別解:機械に依存すればするほど、私たちは自分で考えなくなる。
【覚える】the less 〜=ますます〜しなくなる。 - 24In this town, more people now work from home than commute to the city.
答えこの町では今、都市部へ通勤する人よりも在宅で働く人の方が多い。
解説採点ポイント。①more people と than が離れた比較を見抜く(more people work from home than (people) commute)。②比べているのは「在宅勤務の人」と「都市へ通勤する人」の数。now の「今では」も落とさない。
別解:この町では今や、都市へ通勤する人より在宅で働く人のほうが多い。
【覚える】more 名詞 … than 〜 は離れていても一組で読む。 - 25She is no more interested in fashion than a fish is in climbing trees.
答え魚が木登りに興味がないのと同じように、彼女はファッションにまったく興味がない。
解説採点ポイント。①no more A than B(クジラの構文)は「B と同様に A でない」と両方否定で訳す。②than a fish is (interested) in climbing trees の省略を補う。「魚より興味がある」などと肯定に訳すと0点。
別解:彼女がファッションに興味がないのは、魚が木登りに興味がないのと同じだ。
【覚える】A is no more B than C is D=C が D でないのと同様、A は B でない。 - 26I liked him all the better for his honesty about his mistakes.
答え彼は自分の誤りについて正直だったので、私は彼のことがなおさら好きになった。
解説採点ポイント。①all the 比較級 for A を「A なのでなおさら〜」と訳す。②the は「その分だけ」で、理由は for his honesty。③honesty about his mistakes=「自分の誤りについて正直なこと」を文に開くと自然。
別解:自分の失敗を正直に認めたので、彼のことがいっそう好きになった。
【覚える】all the 比較級 for A/because S V=A なのでなおさら〜。
Ⅴ 日本語に合うように( )内の語句を並べかえよ
- 27このホテルの部屋は、私の部屋の約2倍の広さだ。The rooms in this hotel are about ( as / as / large / mine / twice ).
答えThe rooms in this hotel are about twice as large as mine.
解説倍数表現は「倍数+as 原級 as」の語順で、twice は最初の as の前に置く。large を2つの as ではさみ、比べる相手 mine(=my room)を最後に。部屋同士を比べている点も確認。twice larger than mine も口語では見るが、入試では as 〜 as 型が安全。
【覚える】X times as 原級 as A=A の X 倍〜(twice/half/three times)。 - 28早ければ早いほどいい。( better / sooner / the / the ).
答えThe sooner, the better.
解説The 比較級, the 比較級 の S+V がまるごと省略された慣用形。The sooner (you do it), the better (it is). と補って理解する。比較級 sooner・better それぞれに the を付け、前半が条件、後半が結果。
別解の表現:The sooner, the better.=As soon as possible.
【覚える】The more, the merrier.(人数が多いほど楽しい)も同じ型。 - 29彼は以前ほど熱心に練習しなくなった。He doesn't practice ( as / as / did / hard / he ).
答えHe doesn't practice as hard as he did.
解説not as 原級 as で「…ほど〜ない」。hard を as と as ではさみ、比べる相手は過去の彼自身 he did(=he practiced before)。did は practiced の代わりの代動詞。as he used to (practice) と書いてもよい。
【覚える】not as 〜 as S used to/S did=以前ほど〜ない。 - 30この国の人口は日本の人口の半分だ。The population of this country is ( half / Japan / of / that ).
答えThe population of this country is half that of Japan.
解説倍数+名詞型。half that of Japan で「日本の人口の半分」。that は the population のくり返しを避ける代名詞で、of Japan が後ろに付く。half as large as that of Japan とも書ける。half the population of Japan でも同じ意味。
【覚える】population の大小は large/small(many は使わない)。 - 31彼女はかつてないほど一生懸命勉強している。She is ( ever / harder / studying / than ).
答えShe is studying harder than ever.
解説比較級+than ever で「かつてないほど〜」。現在進行形 is studying の後に harder than ever を置く。比べる相手は「これまでの彼女」。than ever before と before を付けてもよい。
【覚える】比較級+than ever=かつてないほど/as 〜 as ever=相変わらず。
比較構文の読解チートシート(the 比較級・倍数・クジラ)(A4 2枚)