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日刊原田英語 Harada Eigo Daily

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中高英語教師のための授業アイデア&最新情報

中学・高校で英語を教える先生に向けた、毎日発行のニュースレターです。明日の授業でそのまま使えるアクティビティ、英語教育の最新動向、生徒に話したくなる英語の小ネタを、1号ぶんの短さでまとめています。

毎日発行 読了 12分 公開 32本

最近の10本

ピグマリオン効果は、教師が生徒を知る前にだけ出ました 「期待をかければ生徒は伸びる」は、教職課程で必ず出てきます。ところが同じ形の実験18本を集め直すと、平均の効果は d = 0.11 でした。効いていたのは、教師がその生徒をまだ知らない時期に期待を渡した研究だけです。9月の教室で動かせるのは、心の中の期待ではなく、指名・課題・返す言葉・教室の空気の4つでした。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、研究を自分で確かめる無料の道具4選つきの第32号です。中学校の英語教員の英語力が初めて目標に届いた調査も取り上げます。 標準 タスクの繰り返しの効果は、同じ話を3回した組に出ました 同じ活動をもう一度やらせるのは手抜きだと思われがちです。ところが、46人を2つに分けて比べたところ、同じポスターを3回説明した組だけが流暢になり、違うポスターを3回説明した組には変化が出ませんでした。効いていたのは話す量ではなく、同じ話をもう一度させることでした。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、3回の授業を回す無料の道具4選つきの第31号です。PISA2025の結果と、早稲田大の英語ポッドキャストの新シーズンも取り上げます。 標準 ラーニングピラミッドの根拠は、探しても見つかりませんでした 研修で配られるあの三角形。講義5%、読書10%、他人に教える90%。この数字のもとになった調査は、誰も示せません。作ったとされる団体の内部資料は失われたとされ、元になったエドガー・デールの図には、そもそもパーセントが1つも書かれていませんでした。ただし「実際に説明させる」ことには、別の研究があります。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、生徒に英語で説明させる授業を回す無料の道具4選つきの第30号です。中学校英語の結果がIRTスコアとバンドで返ってくる件と、次期学習指導要領の審議まとめも取り上げます。 標準 早期英語教育の効果は、同じ授業時間数で比べると逆でした 早く始めたほうが有利だ。この前提を、スペインで20年以上続いた研究が一度止めます。30校・約2,000人を、授業を200時間・416時間・726時間受けた時点で比べたところ、遅く始めた学習者のほうが得点が高くなりました。効いているのは開始年齢ではなく、積み上げた時間です。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、小学校の英語を中学でつなぎ直す無料素材4選つきの第29号です。文科省が公表した小中高生の英語力の分析と、2027年度の概算要求も取り上げます。 標準 英語の速読に効果はあるのか|目の動きは読む時間の1割 速く読ませたい。その気持ちを、2016年に出た総説が一度止めます。熟練した読み手でも、読む速さは1分あたり200〜400語でした。目の動きが読む時間に占めるのは、およそ1割です。上限を決めているのは目ではなく、語を見て意味が立ち上がるまでの速さでした。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、読む速さをその場で測る無料ツール4選つきの第28号です。高校生の伝統文化調査と、教員のICT活用の全国調査も取り上げます。 標準 反転授業の効果は、動画の見方を教えた組にだけ出ました 説明は家で動画、教室では演習。反転授業は7つのメタ分析がそろって効果ありと言ってきました。2026年2月、ドイツで950人・37クラスを3つに分けた実験が出ています。動画を配っただけの組は、いつもどおり教えた組と意味のある差がありませんでした(β=0.45、p=0.07)。差が出たのは、動画の見方を教える授業を1時間足した組です(β=0.76、p=0.003)。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、家で見せるものを作って配る無料の道具4選つきの第27号です。オンライン英会話のゲームレッスンと、Versantを使ったキャンペーンも取り上げます。 標準 英語の多読の効果は、読んだ記録をつけた授業に出ました 多読は、やさしい本を生徒に自由に選ばせ、テストも記録もつけないのがよい。長くそう言われてきました。2025年、73の研究を集めたメタ分析が、そこに2つの条件を付けました。読んだことの報告を求めなかった23件の効果は0.01で、意味のある差になっていません。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、多読を教室で始めるための無料の道具4選つきの第26号です。共通テストの「時間が足りない」調査と、NEW HORIZON創刊60周年の催しも取り上げます。 標準 英作文の添削は、生徒同士のほうが書く力が伸びました 英作文は教師が赤ペンで直すもの、と思ってきました。2009年、ランドストロムとベイカーが91人を2つに分けた研究では、伸びたのは直してもらった側ではなく、他人の英文を直した側でした。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、生徒同士で直させるときに配る無料のお題と物差し4選つきの第25号です。日本大学とETSのMOU、9月19日の教員向け無料セミナーも取り上げます。 標準 英単語を覚える時間帯より、そのあと眠るかでした 単語は朝の頭がすっきりしているときに、と言ってきました。2006年、ガイスらが高校生を対象に行った2つの実験では、成績を分けたのは時刻ではなく、覚えたあと数時間以内に眠りが来るかどうかでした。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、無料で使える英英辞典4選つきの第24号です。高校の「論理・表現」が「英語コミュニケーション(発信)」になる案も取り上げます。 標準 英語のリスニングに字幕を足しても、伸びませんでした 英語が速くて聞き取れないと言われたとき、まず字幕を出したくなります。2014年にメイヤーらが英語を母語としない大学生に行った実験では、速い9分の動画に字幕を重ねても理解テストの成績は上がりませんでした。上がったのは、話している場面をそのまま映した映像を足した別の実験のほうです。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、スライドと掲示物に貼れる無料の画像サイト4選つきの第23号です。 標準 これまでの全32本を見る 月ごとに一覧できます
原田英語.com のバックナンバー(〜Vol.171) 原田英語.com に掲載しています