🤖 EXAM TOPIC FORECAST 2027
AIが予測する
「2027年大学入試英語で絶対出るトピック」
TOP20
共通テスト・国公立二次・早慶MARCHの出題データから逆算。
背景知識ゼロで挑む受験生と、10倍差がつく。
英語長文は「英語力」だけで解くものではありません。
同じ2000語の英文でも、テーマを知っている受験生は3分速く読み、設問の答えを先に予測できます。
ならば、出るテーマを先に潰しておけばいい。
2026年入試までの出題データと、英語圏メディアの話題推移から、2027年に出るトピックを20位まで並べました。
1なぜ「テーマ予測」で英語の点が跳ね上がるのか
読解には2つのエンジンがあります。ひとつは単語・文法・構文といったボトムアップ処理。もうひとつが、背景知識から先の展開を予測するトップダウン処理です。
入試本番で差がつくのは、圧倒的に後者です。
たとえば「マイクロプラスチックが海洋生物の体内に蓄積し…」という書き出しを読んだ瞬間、次に来るのが「食物連鎖を通じて人間に戻ってくる」という展開だと分かっていれば、そのパラグラフは半分の時間で処理できます。知らなければ、一語一語を追いながら意味を組み立てるしかない。
2026年度の共通テスト英語リーディングは、問題・図・選択肢すべて含めて約5600語という分量でした。80分でこれを処理する試験において、「知っているテーマかどうか」は事実上の時間ボーナスです。
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テーマ知識は「カンニング」ではありません。長文で問われているのは読解力ですが、その読解力を最大出力で発揮するための燃料が背景知識です。難関大ほど、この前提で問題が作られています。
2予測の根拠──2026年入試で実際に起きたこと
「AIが予測する」といっても、占いではありません。予測の土台は、直近入試の実データと英語圏メディアの話題推移です。押さえておくべき事実を先に共有します。
📊 2026年度 共通テスト英語リーディングの実像
・大問8問構成・マーク数44。2025年度から構成の変化なし
・総語数は約5600語で前年並み。速読力と情報処理力を問う設計は継続
・平均点は62.81点(前年比+5.12点)。「ひねり」は減ったが語彙レベルとパラフレーズの多さは変わらず
・criterion / integrity / accommodation のような、共通テストの想定を超える語彙が普通に登場
・イギリス英語特有のつづり・表現が例年どおり含まれる
・出題素材は「エコ活動を勧める原稿の推敲」「図書館の絵本フェアのチラシとメール」「剣道部の中学生を励ます物語」「ダンスコンテストの衣装をめぐるテキストメッセージ」など、身近な生活場面+社会的テーマの二層構造
共通テストは「日常場面」の皮をかぶせながら、中身には環境・地域社会・多様性といった社会テーマを入れてきます。「エコ活動の勧め」がまさにそれです。
一方、難関大の二次・私大はもっと直球です。2026年度入試では、AI時代における人間の独自性、環境・食料問題、フェイクニュースといった時事テーマが早慶をはじめとする難関私大・国公立二次の長文で頻出しました。東大は2026年度に分量増・難化の評価が並び、人文・自然・社会科学の3分野から多岐にわたる英文が出題されています。京大は科学史・文明論・哲学的議論といった抽象度の高いテーマが継続。
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辞書の「今年の単語」も強力な先行指標です。オックスフォードは2025年にrage bait(怒りを煽って閲覧を稼ぐ投稿)を選出し、使用頻度は1年で3倍に。ケンブリッジはparasocial、コリンズはvibe codingを選びました。前年のオックスフォードはbrain rot。
この4語が示す方向は完全に一致しています──「テクノロジーが人間の注意・感情・関係性をどう変えるか」。2027年入試の最大の鉱脈はここです。
3【本編】2027年入試 絶対出るトピック TOP20
ここからが本編です。順位は「出題確率 × 出たときの厄介さ」で決めています。★は出題確率の目安。
各トピックには、そのテーマ特有の英単語と予想設問/自由英作文のお題を付けました。読むだけで済ませず、単語は必ず声に出してください。
1生成AIと「人間にしかできないこと」
Generative AI and What Remains Uniquely Human ★★★★★
2026年度入試で最も多く出た枠が、そのまま拡大します。ポイントは「AIはすごい」という話ではもう出ないこと。出題されるのは「AIが書けるようになった世界で、人間の思考・創造性・判断にどんな価値が残るのか」という問いです。技術失業、創造性の定義、AI生成物の著作権、学校でのAI利用の是非。どれも賛否が割れるため、設問を作りやすい。
KEY WORDS generative / algorithm / automation / obsolete / originality / plagiarism / augment
予想設問:筆者がAIを「道具」と呼ぶ理由を日本語で説明せよ/自由英作文「学校の課題で生成AIを使うことに賛成か反対か(80語)」
2マイクロプラスチックと人体
Microplastics in the Human Body ★★★★★
環境問題と健康科学が交差する、入試作問者が最も好む形です。海に流出したプラスチックが微細化し、食物連鎖を通じて人体に戻ってくる。脳や血液からの検出報告が相次ぎ、英語圏メディアの扱いは年々大きくなっています。「原因→経路→影響→対策」の4段構成で書かれることが多く、段落ごとの役割を問う設問と相性が抜群です。
KEY WORDS particle / accumulate / contamination / ingest / food chain / degrade / bloodstream
予想設問:下線部の研究結果が「予想外だった」理由を説明せよ/グラフ読み取り(海域別の検出量比較)
3SNS規制と子どものデジタル・ウェルビーイング
Social Media Age Limits and Digital Wellbeing ★★★★★
オーストラリアが16歳未満のSNS利用を法律で制限し、各国が追随を検討しています。受験生自身が当事者であるテーマなので、自由英作文・要約・意見論述のすべてに使いやすい。賛成論(睡眠・注意力・メンタルの保護)と反対論(表現の自由・実効性の乏しさ・居場所の喪失)が明確に対立するため、賛否型の設問が量産できます。
KEY WORDS regulation / minor / enforce / addictive / self-esteem / screen time / ban
予想設問:自由英作文「16歳未満のSNS利用を禁止すべきか(100語)」/賛成派・反対派の主張を表にまとめる問題
4気候変動──「緩和」から「適応」へ
From Mitigation to Adaptation ★★★★★
気候変動そのものは定番すぎて、もう「CO2を減らそう」では出ません。2027年の軸はadaptation(適応)です。猛暑下の都市をどう冷やすか、農作物の品種をどう変えるか、洪水と共存する街をどう設計するか。共通テストの「エコ活動の勧め」のような身近な素材にも、この視点が入り込んできます。
KEY WORDS mitigate / adaptation / resilience / heatwave / drought / emission / infrastructure
予想設問:mitigation と adaptation の違いを本文に即して説明せよ/自由英作文「自分の街の暑さ対策を1つ提案せよ」
5フェイクニュース・ディープフェイクと情報リテラシー
Misinformation, Deepfakes, and Rage Bait ★★★★★
オックスフォードが2025年の単語にrage baitを選んだ背景がそのまま入試素材になります。怒りを設計して閲覧数に変えるビジネスモデル、AI生成の偽画像、情報の真偽を確かめる手順。「何を信じるか」を扱う文章は、筆者の主張と根拠の関係を問う設問に直結します。早慶の論説文で最も出やすい形です。
KEY WORDS misinformation / credibility / verify / manipulate /
bias / anonymity / engagement
予想設問:筆者が挙げる「見分ける3つの手がかり」を日本語でまとめよ/段落整序
6睡眠科学と記憶・学習
Sleep, Memory, and Learning ★★★★☆
共通テストが大好きな「科学 × 高校生の生活」枠の常連です。睡眠中に記憶が定着する仕組み、睡眠不足が判断力を落とすデータ、始業時刻を遅らせた学校の成績変化。グラフや表を伴って出やすいのが特徴で、共通テスト第4問・第6問型の情報統合問題と非常に相性が良い。
KEY WORDS consolidate / deprivation / circadian / alertness / nap / restore / concentration
予想設問:2つの研究の結論が食い違う点を指摘せよ/表から適切な数値を選ぶ問題
7食料問題──代替タンパク質とフードロス
Alternative Protein and Food Waste ★★★★☆
人口増と気候変動が同時に食料生産を圧迫する構図は、論説の骨格として完成度が高い。培養肉、植物性代替肉、昆虫食、そして先進国の廃棄量。「技術は解決策になるが、抵抗感という壁がある」という展開が定番で、賛否型の英作文にもそのまま使えます。
KEY WORDS cultivated meat / livestock / edible / nutrition / surplus / discard / yield
予想設問:自由英作文「培養肉を食べたいと思うか、理由とともに述べよ(80語)」/円グラフの読み取り
8少子高齢化とケアの担い手
Aging Societies and the Care Crisis ★★★★☆
日本を題材にした英文が英語圏メディアで最も多く書かれるテーマです。介護人材の不足、外国人労働者の受け入れ、介護ロボット、家族の負担。「日本のことなのに英語で読むと知識が足りない」という逆転が起きやすく、差がつきます。人口ピラミッドや扶養比率のグラフが添えられる確率も高い。
KEY WORDS aging population / birth rate / workforce / caregiver / pension / dependency / shortage
予想設問:筆者が提案する2つの解決策とその限界を説明せよ/人口推移グラフの読み取り
9生物多様性と昆虫の消失
Biodiversity Loss and Vanishing Insects ★★★★☆
「かわいそう」で終わらないのがこのテーマの妙味です。送粉者(pollinator)が減れば農作物の受粉が成立せず、食料生産に直結する。生態系サービスという概念を経済の言葉で語る構成が定番で、理系学部の長文にも文系の論説にも出ます。因果の連鎖を追わせる設問が作りやすい。
KEY WORDS biodiversity / pollinator / habitat / pesticide / extinction / ecosystem / decline
予想設問:昆虫の減少が人間の食生活に及ぼす影響を、本文の因果関係に沿って日本語でまとめよ
10働き方の再設計──週4日制・リモート・ギグワーク
Rethinking How We Work ★★★★☆
週4日勤務の実験結果、オフィス回帰の是非、ギグワーカーの保障。数字が豊富に出るテーマなので、データ読み取り型の設問と抱き合わせで出ます。「生産性は下がらなかった」という結論に対して「本当にそうか」と疑う視点を筆者が入れてくることが多く、譲歩構文(Admittedly / While it is true that…)を追う練習に最適です。
KEY WORDS productivity / burnout / flexibility / commute / retention / freelance / wage
予想設問:自由英作文「週休3日制の導入に賛成か(100語)」/筆者の留保条件を指摘する問題
11言語の消滅と、翻訳AI時代に外国語を学ぶ意味
Endangered Languages and Why We Still Learn ★★★★☆
英語の入試で「なぜ英語を学ぶのか」を問う。作問者がこの皮肉を好まないはずがありません。消滅危機言語の話から入り、言語が世界の切り取り方そのものだという論に展開し、最後に機械翻訳の限界へ着地する。京大・東大の抽象度の高い論説に極めて出やすい系統です。
KEY WORDS endangered / indigenous / linguistic / nuance / preservation / revitalize / dialect
予想設問:下線部「言語が失われるとき、失われるのは単語ではない」の意味を説明せよ/英文要約
12宇宙開発とスペースデブリ
Space Exploration and Orbital Debris ★★★☆☆
民間ロケット、月面基地、そして増え続ける軌道上のゴミ。「フロンティアの開拓が、そのまま新しい環境問題を生む」という構図が入試好みです。理系学部の長文に加え、共通テストのリスニングでも科学トピックとして扱われやすい。専門語は文脈で推測させる設計になるので、語彙より論理を追う練習を。
KEY WORDS orbit / debris / satellite / launch / collision / probe / atmosphere
予想設問:スペースデブリが増える悪循環を図で説明する問題/内容一致
13都市デザイン──15分都市とグリーンインフラ
Walkable Cities and Green Infrastructure ★★★☆☆
徒歩15分圏内で生活が完結する街、車道を歩道に変える都市、屋上緑化とヒートアイランド対策。地図やイラストとセットで出しやすいため、共通テスト第2〜4問型の実用文にうってつけです。「便利さ」と「暮らしやすさ」は別物だ、という論旨に注意。
KEY WORDS pedestrian / density / urban planning / green space / accessibility / congestion / district
予想設問:地図と本文を照合して施設の位置を選ぶ問題/自由英作文「理想の街を1つ提案せよ」
14孤独とメンタルヘルス
Loneliness as a Public Health Issue ★★★☆☆
孤独が喫煙に匹敵する健康リスクだという主張が英語圏で広く共有され、政策課題になりました。若者の孤独が最も深刻だというデータの意外性が、設問の核になります。受験生の心情に近いテーマなので、物語文・エッセイ形式でも出ます。
KEY WORDS isolation / wellbeing / anxiety / social ties / stigma / counseling / belonging
予想設問:「若い世代ほど孤独を感じる」という調査結果が意外である理由を説明せよ
15ゲノム編集・精密医療と生命倫理
Gene Editing and Bioethics ★★★☆☆
「できること」と「してよいこと」は違う。この対立軸そのものが設問になります。遺伝性疾患の治療は歓迎されるが、能力の増強はどこまで許されるのか。医学部・理系学部はもちろん、倫理を扱う文系論説にも侵入してくるテーマです。仮定法と譲歩表現が濃く出る文章になります。
KEY WORDS gene / inherit / therapy / enhancement / consent / trait / ethical
予想設問:治療と増強の境界について筆者の立場を説明せよ/英作文「遺伝子操作に賛成か反対か」
16スポーツ科学と身体──eスポーツをどう扱うか
Sports Science and the eSports Debate ★★★☆☆
「eスポーツはスポーツか」は、定義を問う典型的な設問素材です。加えて、データ分析がスポーツを変えた話、選手のメンタルケア、若年層の過度な専門特化。共通テストの会話文・意見交換型の題材として非常に使いやすいため、実用文枠での出題が予想されます。
KEY WORDS endurance / athlete / definition / reflex / injury / spectator / competitive
予想設問:2人の発言者の意見の相違点を選ぶ問題/自由英作文「eスポーツはスポーツと言えるか」
17動物福祉と、人間と動物の距離
Animal Welfare and Our Relationship with Animals ★★★☆☆
動物実験、畜産の飼育環境、動物園の存在意義、ペットの飼育放棄。感情に流されず論理で書かれた英文が入試では選ばれるので、「かわいそう」ではなく「動物の認知能力に関する研究が我々の前提を覆した」という切り口が主流です。物語文・エッセイでも頻出。
KEY WORDS welfare / captivity / livestock / cognition / abandon / conservation / empathy
予想設問:動物園に対する筆者の両義的な態度を説明せよ/内容一致(誤りの選択肢が巧妙)
18オーバーツーリズムと持続可能な観光
Overtourism and Sustainable Travel ★★★☆☆
京都、バルセロナ、ヴェネツィア。観光客が地域住民の生活を圧迫する構図は、日本の受験生が具体例を出しやすい=英作文に指定されやすいテーマです。入島税・宿泊税・入場制限といった政策の是非が論点。経済的利益と生活の質のトレードオフをどう書くかで差がつきます。
KEY WORDS tourism / resident / revenue / restriction / preserve / crowd / heritage
予想設問:自由英作文「観光客の人数制限に賛成か(80語)」/賛否を表に整理する問題
19手で書くか、打つか──記憶の外部化
Handwriting, Typing, and Outsourced Memory ★★☆☆☆
手書きのノートのほうが記憶に残るという研究、地図アプリに頼ると空間認識が落ちるという報告、検索できる情報は覚えなくなるという「グーグル効果」。受験生が今まさに悩んでいることを扱うため、共感を軸にした設問が作られます。認知科学の語彙に慣れておくと有利。
KEY WORDS retention / cognitive / retrieve / navigate / handwriting / recall / dependence
予想設問:実験の対照群と実験群の違いを説明せよ/自由英作文「ノートは手書きとPCどちらがよいか」
20幸福研究と「時間の使い方」
The Science of Happiness and How We Spend Time ★★☆☆☆
収入が一定を超えると幸福度が伸びなくなる、モノより経験にお金を使ったほうが満足度が続く、他人のために使った時間が最も幸福度を上げる。反直感的な結論が並ぶため、「筆者の主張は何か」を問う設問と抜群に相性が良い。締めのエッセイ枠で出やすい系統です。
KEY WORDS satisfaction / material / prioritize / meaningful / income / leisure / fulfillment
予想設問:「経験への支出」が満足を長持ちさせる理由を日本語で説明せよ/英文要約
4ダークホース5選──ここから出たら差がつく
TOP20に入れるほど確率は高くないものの、出題されたときに「知っていた受験生」と「初見の受験生」の差が最も開くのがこの5つです。どれも英語圏では2025〜2026年に急速に扱いが増えました。
DARK HORSE 01|AIの電力と水
データセンターが消費する電力と冷却水の量が地域社会と衝突する話。「AIは環境に優しくない」という切り口は、AIテーマと環境テーマの合わせ技で、作問者にとって非常に美味しい。(data center / consumption / cooling / grid)
DARK HORSE 02|パラソーシャル関係とAIコンパニオン
ケンブリッジの2025年の単語 parasocial。一方通行の関係に、AIチャットボットという新しい相手が加わりました。孤独テーマと接続して出る可能性が高い。(parasocial / attachment / virtual / intimacy)
DARK HORSE 03|自動運転と高齢ドライバー
技術の話に見えて、実は「移動の自由をどう保障するか」という社会保障の話。事故時の責任の所在という倫理問題も含み、論説として完成度が高い。(autonomous / liability / mobility / rural)
DARK HORSE 04|移民・難民と多文化共生
日本の外国人労働者受け入れ拡大を英語圏メディアがどう報じているか。感情的にならず制度と数字で語る英文が出ます。共通テストの実用文にも降りてきやすい。(migrant / integration / diversity / labor force)
DARK HORSE 05|「修理する権利」と使い捨て文化
スマホや家電を自分で修理できるようにする法制化の動き。計画的陳腐化(planned obsolescence)という概念は、環境・経済・消費者の権利をまたぐ強力なキーワードです。(repair / obsolescence / disposable / durable)
5大学レベル別・テーマ攻略マトリクス
同じトピックでも、大学によって「どう出るか」がまったく違います。志望校の欄だけは必ず読んでください。
| 試験 |
出方の特徴 |
優先すべきトピック |
| 共通テスト |
日常場面の皮+社会テーマの中身。図・グラフ・チラシとの情報統合。約5600語を80分 |
4位 気候適応/6位 睡眠/13位 都市/16位 スポーツ/18位 観光 |
| 東大 |
人文・自然・社会科学から幅広く。論説・エッセイ・小説が混在。要約と和訳が核 |
1位 AI/11位 言語/15位 生命倫理/19位 記憶/20位 幸福 |
| 京大 |
科学史・文明論・哲学的議論。難語暗記より、語が論理構造で果たす役割の把握 |
11位 言語/15位 生命倫理/19位 記憶/20位 幸福/1位 AI |
| 早稲田・慶應 |
最新の時事論説を直輸入。語彙レベルが高く、パラフレーズを見抜く力を要求 |
1位 AI/5位 情報/2位 環境と健康/8位 高齢化/10位 労働 |
| MARCH・関関同立 |
標準的な論説の型どおり。テーマを知っていれば設問の半分は先読みできる |
2位 環境/3位 SNS/7位 食料/9位 生物多様性/17位 動物 |
| 医・理系学部 |
研究データと倫理判断の組み合わせ。専門語は文脈推測を前提に配置される |
15位 ゲノム/6位 睡眠/2位 微小プラ/12位 宇宙/9位 生態系 |
6テーマ別 最重要英単語60
トピックを知っていても、それを表す英語を知らなければ意味がありません。上のTOP20から、「知らないと文章の骨格を見失う語」だけを60語に絞りました。市販の単語帳では優先度が低く扱われがちなものを意図的に入れています。
▍AI・テクノロジー(10語)
algorithm 算法・処理手順/autonomy 自律性/bias 偏り・偏見/disruption 破壊的変化/generative 生成の/obsolete 時代遅れの/plagiarism 盗用/surveillance 監視/augment 拡張する/literacy 読み書き能力・リテラシー
▍環境・エネルギー(10語)
adaptation 適応/biodiversity 生物多様性/degradation 劣化・悪化/emission 排出/ecosystem 生態系/mitigate 緩和する/pollinator 花粉を運ぶ生物/resilience 回復力/sustainable 持続可能な/depletion 枯渇
▍身体・医療・認知(10語)
cognitive 認知の/chronic 慢性の/consolidate 定着させる/deprivation 剥奪・不足/immunity 免疫/longevity 長寿/metabolism 代謝/prescription 処方/symptom 症状/therapy 治療
▍社会・労働(10語)
aging population 高齢化する人口/burnout 燃え尽き/disparity 格差/incentive 誘因・動機づけ/infrastructure 社会基盤/migration 移住・移動/productivity 生産性/retention 維持・定着/welfare 福祉/workforce 労働力
▍言語・文化(10語)
assimilation 同化/bilingual 二言語の/dialect 方言/endangered 消滅の危機にある/heritage 遺産/indigenous 先住の/linguistic 言語の/nuance 微妙な差/preservation 保存/revitalize 再活性化する
▍論理・設問で効く(10語)
assumption 前提/contradict 矛盾する/imply 暗示する/inevitable 避けられない/nevertheless それにもかかわらず/presumably おそらく/regardless 〜に関係なく/thereby それによって/undermine 損なう/whereas 〜である一方
⚠️
最後の10語を軽く見ないでください。2026年度の共通テストでも criterion / integrity / accommodation のような語が普通に出ています。テーマ語より、こうした論理を運ぶ語のほうが失点に直結します。
7テーマ学習を得点に変える4ステップ
リストを眺めただけでは1点も上がりません。ここからが実行フェーズです。1トピックあたり30分。20トピックでも10時間で一周できます。
STEP 1|日本語で3分、その話題を人に説明できるようにする
まず母語で理解します。「マイクロプラスチックって何がまずいの?」に日本語で答えられないなら、英語で読んでも表面をなぞるだけです。ここは日本語のニュース記事で構いません。
STEP 2|そのテーマの英文を1本、辞書なしで通読する
分からない語があっても止まらない。目的は「このテーマの英文はこういう順番で書かれる」という型を体に入れることです。The Guardian や BBC の教育向け記事が使いやすい。
STEP 3|キーワード7語を、英英で言い換える
たとえば mitigate なら「to make something less harmful」。この言い換え作業が、そのまま入試のパラフレーズ対策になります。選択肢は本文と同じ語では書かれていません。
STEP 4|賛成・反対を各60語で書く
両方の立場で書くのが肝心です。自由英作文でどちらを指定されても対応できるうえ、長文で筆者の立場を読み違えなくなります。書いたらAI添削でも第三者でもいいので必ず見てもらうこと。
✅
高3の夏以降で時間がない人は、STEP 1と STEP 3 だけでも効果が出ます。「日本語で説明できる」+「キーワードを英語で言い換えられる」。この2つが揃うだけで、初見の長文の体感難度が変わります。
8やりがちな勘違い3つ
勘違い 01
「テーマを覚えれば内容が当たる」
当たるのはテーマであって、本文ではありません。むしろ危険なのは、知っているテーマだからと先入観で選択肢を選ぶことです。入試の英文は「一般にはこう言われているが、実は違う」という逆張りで書かれることが多い。知識は読む速度を上げるために使い、答えは必ず本文から取る。この線引きを崩さないでください。
勘違い 02
「時事テーマだから、新しいニュースほど出る」
逆です。入試問題は前年の夏から秋に作られるため、直前3か月のニュースはまず出ません。狙うべきは「1〜2年かけて議論が積み重なり、賛否が定まっていない話題」。TOP20が最新ニュースではなく継続テーマ中心なのは、そのためです。
勘違い 03
「背景知識をやれば基礎はあとでいい」
これが一番もったいない。背景知識は掛け算の係数であって、土台ではありません。構文が取れず単語が出てこない状態にテーマ知識を足しても、0に何を掛けても0のままです。単語帳と構文の基礎が回っている人が、最後の伸びしろとして使う。順番を間違えないでください。
まとめ──テーマは「先に知っておく」もの
入試当日、初めて出会うトピックで勝負するか。
それとも、20回目の再会として読むか。
差がつくのは英語力ではなく、この一点です。
✦2026年度共通テストは約5600語・8大問。テーマ既知は事実上の時間ボーナス
✦最大の鉱脈は「テクノロジーが人間の注意・感情・関係性をどう変えるか」
✦共通テストは身近な場面の皮、難関大は時事論説の直輸入。狙い方が違う
✦直前のニュースは出ない。1〜2年議論が続き、賛否が割れている話題を狙う
✦知識は読む速度を上げるために使い、答えは必ず本文から取る
✦1トピック30分×20=10時間。今日から始めれば、本番までに何周でもできる
英文を速く読む方法は、速く読む練習だけではありません。
先に知っておくこと。それが最短ルートです。