英語質問箱【教えて原田先生!】

【メガフェプスダとは?】動名詞だけをとる動詞の覚え方を世界一わかりやすく解説 ~一覧・例文・確認テスト付き~

📖 英文法の最短攻略

動名詞の「メガフェプスダ」って
結局なに?
賛否両論ぜんぶ踏まえて
超絶カンタンに解説する
暗記が苦手でも3分で「あ、そういうことか」となる記事

英語の文法で、多くの人がつまずくポイントがあります。

「この動詞のうしろ、to なの? -ing なの?」

これ、英語学習者の永遠の悩みランキング上位です。

そして、この問題を一撃で解決する(とされる)魔法の呪文が存在します。

MEGAFEPSDA
(メガフェプスダ)

予備校の教室で、学校の授業で、YouTubeで——一度は聞いたことがある人も多いはず。

でもこの暗記法、ネット上では賛否両論が渦巻いているんです。

「メガフェプスで一発だった!」という人もいれば、「丸暗記は意味がない」「もう卒業しろ」という人もいる。

そこでこの記事では、賛成派と反対派の主張をぜんぶ踏まえたうえで、「で、結局どうすればいいの?」を超絶カンタンに解説します。

🔰 まず「動名詞」って何?——30秒で理解

超ざっくり言います。

動名詞とは、動詞に -ing をつけて「〜すること」という名詞に変身させたものです。

I enjoy swimming.
私は泳ぐことを楽しんでいる。

この swimming が動名詞。swim(泳ぐ)が swimming(泳ぐこと)に変わっています。

一方、「〜すること」を表すもう一つの方法が to 不定詞(to + 動詞の原形)です。

I want to swim.
私は泳ぎたい。(=泳ぐことを望んでいる)

ここで問題です。

⚠️ ここが最大のつまずきポイント

動詞によって「うしろに -ing だけ来れるもの」「to だけ来れるもの」「両方OKなもの」がある。
これを間違えるとテストで確実に失点します。

たとえば enjoy のうしろには -ing しか来れません。

✅ I enjoy swimming. ← 正しい!
❌ I enjoy to swim. ← これは間違い!

じゃあ、どの動詞が -ing 専用なのか?

それを覚えるための語呂合わせが——

メガフェプスダ(MEGAFEPSDA)

なのです。

📋 「メガフェプスダ」の正体——全10語を公開

MEGAFEPSDAとは、「うしろに動名詞(-ing)しか取れない動詞」の頭文字をつなげた語呂合わせです。

頭文字 動詞 意味 例文
M mind 嫌がる・気にする Would you mind opening the window?
E enjoy 楽しむ I enjoy reading manga.
G give up あきらめる・やめる He gave up smoking.
A avoid 避ける She avoids eating junk food.
F finish 終える I finished doing my homework.
E escape 逃れる He escaped being caught.
P put off 延期する Don’t put off studying.
S stop やめる Stop talking in class!
D deny 否定する He denied cheating on the test.
A admit 認める She admitted making a mistake.

これがメガフェプスダの全貌です。

💡

バリエーションもあるよ

実は「メガフェプス」(DAなし・8語)、「メガフェプスダイコン」(+ imagine, consider)、「メガフェプスダッパムシー」(+ postpone, advise, miss, suggest, consider)など、覚える範囲に応じた派生バージョンが存在します。まずは基本のメガフェプスダ(10語)を押さえれば十分です。

⚡ ネット上の賛否両論を整理してみた

「メガフェプスダ」はとても有名な暗記法ですが、じつは賛否が大きく割れています

両方の主張をフェアにまとめてみましょう。

👍 賛成派の意見:「使えるからいいじゃん」

テストで即効性がある
「メガフェプスダに入ってる動詞なら -ing!」と機械的に判断できるので、試験中に迷わない。

語呂が頭に残りやすい
「メガフェプスダ」という響き自体にインパクトがあるので、一度聞いたら忘れにくい。

何十年もの実績がある
予備校や塾で長年使われてきた定番中の定番。実際にこれで点を取ってきた人は無数にいる。

👎 反対派の意見:「丸暗記には限界がある」

カバー範囲が狭い
メガフェプスダは10語だけ。でも動名詞を目的語にとる動詞は30語以上あると言われている。

「なぜ -ing なのか」がわからない
理由を理解せず丸暗記しても、応用がきかない。初見の動詞に出会ったとき対処できない。

「英語の感覚」が身につかない
丸暗記に頼りすぎると、ネイティブが持っている「-ing のイメージ」が育たないまま終わる。

どちらの意見も、もっともです。

じゃあ、結局どうすればいいのか?

答えはこうです。

結論:メガフェプスダで「まず10語を秒速で覚える」→ そのあと「なぜ -ing か」の感覚を上乗せする
この2段階でいくのが最強です。

暗記法を使うこと自体は悪くありません。
ただ、暗記法「だけ」で終わらせるのがもったいないのです。

次のセクションで、「なぜ -ing なのか」の感覚を一気にインストールしましょう。

🧠 これだけ知れば暗記量が激減する「-ing のイメージ」

ネイティブは「メガフェプスダ」なんて知りません。
彼らは「感覚」で -ing と to を使い分けています

その感覚を超ざっくり言うと、こうです。

🔵

to のイメージ

→ 前に向かう

to は「〜に向かって」。
これからやること・前向き・未来のイメージ。
want to, hope to, decide to, plan to …
全部「これから何かしようとする」動詞ですよね。

🟠

-ing のイメージ

🔄 今ここにある動作

-ing は進行形と同じ形。
すでに起きている・繰り返している・目の前にあるイメージ。
enjoy, finish, stop, mind …
全部「今やっていること」に対して使う動詞ですよね。

これ、めちゃくちゃ大事なので、もう少し具体的に見てみましょう。

メガフェプスダの動詞を「イメージ」で見てみると……

メガフェプスダの10語を、意味のグループで分けてみます。

🛑 グループ①「やめる・避ける」系 ——今やっていることをストップ

stop(やめる)、finish(終える)、give up(あきらめる)、avoid(避ける)、escape(逃れる)、put off(延期する)

→ すべて「今やっていること」を止めたり避けたりする動詞。
「今ここにある動作」に対して何かする → だから -ing!

😄 グループ②「楽しむ・気にする」系 ——今やっていることへの感情

enjoy(楽しむ)、mind(嫌がる)

「今やっていること」に対して感情を持っている動詞。
楽しいとか嫌だとか感じるには、その動作が目の前にないとダメ → だから -ing!

🗣 グループ③「認める・否定する」系 ——過去にやったことに言及

admit(認める)、deny(否定する)

「すでにやったこと」を認めたり否定したりする動詞。
過去の事実(=すでに起きたこと)に対して言う → だから -ing!

気づきましたか?

メガフェプスダの動詞は全部、「今やっていること」「すでに起きたこと」に対して使う動詞です。
「これから先のこと」に向かう動詞は1つもありません。

だから -ing(=目の前の動作)が自然にフィットするのです。

⚠️

「to = 未来」「-ing = 過去」は100%正確ではない

実は、この「未来 vs 過去」の説明はあくまで傾向であり、当てはまらないケースも存在します。たとえば consider(考慮する)や suggest(提案する)は未来のことに使うのに -ing を取ります。

ただし、受験レベルでは「to → 前に向かう」「-ing → 今ここにある動作」のイメージを持っておくだけで、ほとんどの問題に対応できます。完璧なルールは存在しないので、まずはざっくりイメージで掴み、例外は出会ったときに覚える——この戦略がベストです。

🏆 結局これが最強——「暗記 × イメージ」のハイブリッド攻略法

ここまで読んだあなたは、もうわかるはず。

「暗記」と「イメージ理解」は対立するものじゃなく、組み合わせるものです。

具体的には、この3ステップで攻略してください。

1
まずメガフェプスダの10語を丸暗記する
「M-E-G-A-F-E-P-S-D-A」と10回唱えるだけ。
所要時間:約3分。テスト直前でも間に合います。

2
「-ing = 今ここにある動作」のイメージをインストール
さっきの3グループ(やめる系・感情系・過去言及系)を意識する。
これで「なぜこの動詞は -ing なのか」が腑に落ちます。

3
初見の動詞に出会ったら「イメージ」で判断する
「この動詞、”今ここ” 系? それとも “これから” 系?」と考えてみる。
メガフェプスダ以外の動詞にも自然に対応できるようになります。

つまり:メガフェプスダは「入口」として最高。
でも「出口」(=英語の感覚を身につけること)まで行くには、イメージ理解が必要。
入口で止まるな。でも入口を否定するな。これが結論です。

⚠️ テストでミスる人続出!要注意の落とし穴3つ

メガフェプスダを覚えた人がやりがちなミスを3つ紹介します。

落とし穴① stop の2つの意味を混同する

これ、入試で超頻出です。

✅ He stopped talking. = 彼は話すのをやめた
✅ He stopped to talk. = 彼は話すために立ち止まった

上は「話すこと(-ing)をストップ」。
下は「話すために(目的を表す to)」ストップ。
下の to は不定詞の副詞的用法であり、目的語ではありません。ここ、テストでめちゃくちゃ狙われます。

落とし穴② remember / forget / try は「意味が変わる」動詞

これらはメガフェプスダに入っていませんが、-ing と to の両方をとれて、意味が変わる超重要な動詞です。

動詞 -ing のとき to のとき
remember したことを覚えている 忘れずに〜する
forget したことを忘れる 忘れる
try 試しに〜してみる しようとする

ここでも「-ingは過去・目の前 vs toは未来・これから」のイメージがバッチリ当てはまります。

I remember locking the door. 🔙過去
ドアに鍵をかけたことを覚えている。(過去にやったこと)
Remember to lock the door. 🔜未来
忘れずにドアに鍵をかけてね。(これからやること)

落とし穴③ 「前置詞 + -ing」を不定詞と間違える

look forward to -ing の to は前置詞であって不定詞の to ではありません。

✅ I look forward to seeing you. ← 正しい!
❌ I look forward to see you. ← これは間違い!

前置詞のうしろには名詞(or 動名詞)しか来れない。これは鉄則です。
同じパターンで be used to -ing(〜に慣れている)も頻出なので要注意。

✏️ 3問で実力チェック!ミニ確認テスト

ここまで読んだ知識で解けるか、試してみましょう。

Q1. 正しいのはどっち?

She enjoys ( to cook / cooking ) Italian food.

▶ 答えを見る

答え:cooking ✅

enjoy はメガフェプスダの「E」。動名詞(-ing)しかうしろに取れません。
イメージ的にも「今楽しんでいる動作」→ -ing が自然です。

Q2. 正しいのはどっち?

He stopped ( to smoke / smoking ).

※「彼はタバコをやめた」という意味で

▶ 答えを見る

答え:smoking ✅

「タバコを吸うこと(= 今やっている動作)をやめた」→ -ing。
stopped to smoke だと「タバコを吸うために立ち止まった」になってしまいます。落とし穴①で解説した通りです!

Q3. 正しいのはどっち?

I remember ( to meet / meeting ) her at the party last year.

▶ 答えを見る

答え:meeting ✅

last year(去年)とあるので「過去に会ったこと」を覚えている → -ing。
to meet だと「これから会うことを覚えておく(忘れずに会う)」になります。
「-ing = 過去・目の前」「to = 未来・これから」のイメージ通りですね!

3問とも正解できたら、もうメガフェプスダは卒業レベルです。

🔵 おまけ:to 不定詞しかとらない動詞も覚えておこう

メガフェプスダの反対側——to 不定詞しかとれない動詞もざっくり押さえておきましょう。

こちらは共通点がわかりやすいです。全部「これから〜する」系の前向きな動詞です。

🗣 to 不定詞をとる主な動詞:

want(望む)、hope(望む)、wish(願う)、expect(期待する)

decide(決める)、plan(計画する)、promise(約束する)

agree(同意する)、offer(申し出る)、refuse(断る)

→ どれも「これから先のこと」に向かっている動詞
「→ 前に向かう」toのイメージとピッタリ合いますよね。

📌 まとめ:これだけ覚えて帰ってください

✅ メガフェプスダ = MEGAFEPSDA

Mind, Enjoy, Give up, Avoid, Finish, Escape, Put off, Stop, Deny, Admit

→ この10語はうしろに -ing しか取れない

✅ -ing のイメージ = 「今ここにある動作」

やめる・避ける系、感情系、過去言及系 → ぜんぶ「目の前のこと」に使う動詞

✅ to のイメージ = 「これから向かう動作」

want, hope, decide, plan, promise → ぜんぶ「これからのこと」に使う動詞

✅ stop / remember / forget / try は要注意

-ing と to の両方とれて、意味が変わる。テスト超頻出!

メガフェプスダは、英文法の世界における「九九」みたいなものです。

九九を丸暗記しても、それだけで数学ができるわけじゃない。
でも九九を知らなかったら、先に進めない。

メガフェプスダという「入口」を通って、-ingのイメージという「景色」を見る。
それが、動名詞と不定詞を「本当にわかった」状態です。

❓ よくある質問
Q. メガフェプスダとメガフェプスの違いは?

メガフェプス(MEGAFEPS)は8語版で、deny と admit が入っていません。メガフェプスダ(MEGAFEPSDA)は deny(D)と admit(A)を加えた10語版です。deny と admit はテストでよく出るので、メガフェプスダまで覚えることをおすすめします。

Q. メガフェプスダだけ覚えればテストは大丈夫?

基本的な問題はメガフェプスダの10語でかなりカバーできます。ただし、難関大学や英検準1級以上を目指すなら、consider, suggest, imagine, postpone なども追加で覚えておくとさらに安心です。

Q. 「動名詞 = 過去」「不定詞 = 未来」は完璧なルール?

いいえ、あくまで「傾向」です。たとえば suggest -ing(提案する)は未来のことにも使います。100%当てはまる万能ルールではありませんが、受験レベルのほとんどの問題にはこのイメージで対応可能です。例外は出会うたびに覚えていきましょう。

Q. メガフェプスダ以外にも語呂合わせはある?

はい、たくさんあります。「メガフェプスダイコン」(+ imagine, consider)、「メガフェプスダッパムシー」(さらに postpone, advise, miss, suggest, consider を追加)、「メラフェプス」(give up の代わりに look forward to を入れたもの)などが有名です。自分にしっくり来るものを選べばOKです。・ ・ ・

📢 この記事が「わかりやすかった!」と思ったら

ぜひSNSでシェアしてください。
「メガフェプスダって何?」と困っている友達に届けましょう!

haradaeigo.com

関連記事