英語教師のための生成AI英語授業実践事例【生成AI英語教育】

AIがリスニング問題を量産! レベル別ディクテーション 完全攻略授業【英語教師のための生成AI英語授業実践事例 VOL.4】

🔥 万バズ英語教育シリーズ
AI × 英語授業 完全攻略 ── Day 4 / 365
AIがリスニング問題を量産!
レベル別ディクテーション
完全攻略授業🎧
📅 2026年2月22日
⏱ 読了10分
🎯 対象:中学〜高校英語教師

Day 4
連載
50分
授業時間
¥0
追加コスト
★★☆
AI難易度

SECTION 01

🎯 この授業案の概要
「リスニング教材がCD1枚しかない」「レベル差がありすぎて一斉再生が辛い」「ディクテーションの素材を作る暇がない」──英語教師のリスニング指導あるある、全部AIで解決します。
この授業では、AIに教科書本文をベースにした「ディクテーション用スクリプト」を3段階のレベルで自動生成させ、ブラウザの無料音声読み上げ機能で再生して聞き取り練習をするという活動を行います。教師が音声素材を自作する必要はゼロ。生徒は自分のレベルに合った素材を選んで取り組めます。
🔥 この授業のキモ
従来のリスニング授業=「全員同じ音声を同じ速度で聞く」。これを「レベル別・自分ペース・AI無限生成」に変える。リスニングこそ個別最適化が最も効果を発揮する技能です。
対象学年
中1〜高3(3段階レベル設計)
教科・単元
英語・リスニング/ディクテーション指導
使用AI
ChatGPT(無料版でOK)/ Claude / Gemini
必要環境
生徒1人1台端末+イヤホン(必須)
準備時間
教師側:約20分 / 生徒側:イヤホン持参のみ
学習指導要領
「知識及び技能」音声の聞き取り /「思考力」概要把握・情報活用

SECTION 02

🛠 事前準備:教師用プロンプト
授業前に先生がやることは2つだけ。①AIでディクテーション素材を3レベル生成する ②音声読み上げ環境をテストする。まずはプロンプトから。
教師用プロンプト①:3レベル・ディクテーション素材生成

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あなたは英語リスニング教材の専門家です。

以下の条件で、ディクテーション用の英文スクリプトを3段階のレベルで作成してください。

【ベース情報】
- 対象:[中2 / 中3 / 高1 / 高2 / 高3](←選択)
- 教科書:[教科書名]
- 単元:[Lesson ◯ / Unit ◯]
- 単元のテーマ:[例:環境問題 / 学校行事 / 海外旅行 など]
- 本文で扱う主要文法:[例:受動態 / 現在完了 / 関係代名詞 など]

【レベル設計】
■ Level A(基礎)
- 1文あたり5〜8語
- 使用語彙:中学基礎レベル
- 文法:単文中心
- スクリプト:5文
- 穴埋め箇所:各文1箇所(機能語=前置詞・冠詞など)

■ Level B(標準)
- 1文あたり8〜15語
- 使用語彙:教科書の新出語を含む
- 文法:単元の主要文法を含む複文
- スクリプト:5文
- 穴埋め箇所:各文2箇所(内容語=名詞・動詞・形容詞など)

■ Level C(発展)
- 1文あたり12〜20語
- 使用語彙:教科書+発展語彙
- 文法:複合的な構文(関係詞の入れ子、分詞構文など)
- スクリプト:5文
- 穴埋め箇所:なし(全文ディクテーション)

【出力形式】
各レベルについて以下を出力:
1. 完全なスクリプト(読み上げ用)
2. 穴埋めワークシート版(生徒配布用)
3. 解答
4. 聞き取りのポイント解説(「ここの音は連結するよ」等)

【追加指示】
- 3レベルとも同じトピック・場面設定にして(話の流れが繋がるように)
- Level A → B → Cと段階的に情報が増える構成にして
- 日本の中高生が親しみやすい場面設定で
- 音声読み上げで自然に聞こえる口語体で書いて
💡 プロのTips
3レベルを「同じ場面・同じ登場人物」で統一するのがコツ。生徒がレベルを上げたとき「あ、さっきの話の続きだ!」と感じるのでモチベーションが段違いに上がります。場面設定は「放課後に友達と買い物」「修学旅行の計画」など、生徒の日常に近いものがベスト。

SECTION 03

⏱ 50分授業の完全タイムライン
この授業は前半=教師主導のモデル演示、後半=生徒が自分のレベルで自走する2段構成です。そのまま使えます。

0:00 – 5:00 ──── 導入(5分)
🎬 「今日は”耳”を鍛える日!」
先生の声かけ例:「今日はリスニングです。でもCDは使いません。AIが作ったあなた専用のリスニング問題に挑戦します。自分のレベルを自分で選べます。」

● ChatGPTの画面を電子黒板で見せる
● ディクテーションの見本を1問やって見せる(音声再生→書き取り→答え合わせ)
● イヤホンの接続確認(ここで1分使う想定)

5:00 – 10:00 ──── レベル診断&選択(5分)
📊 自分のスタートレベルを選ぶ
3レベルの特徴を板書 or スライドで説明:
Level A:短い文・穴埋め1箇所(「まずはここから」)
Level B:中くらいの文・穴埋め2箇所(「テスト対策にピッタリ」)
Level C:長い文・全文書き取り(「入試レベルに挑戦!」)

⚠️「迷ったらBから始めて、簡単すぎたらCに上げよう」と伝える。下げるのも恥ずかしくないと必ずフォロー。

10:00 – 15:00 ──── 音声環境セットアップ(5分)
🔧 読み上げツールの準備
生徒の端末で音声読み上げ環境を立ち上げる(詳細はSECTION 06で解説)。

方法A:ChatGPTのRead Aloud機能(音声出力ボタン🔊)
方法B:Natural Reader等の無料読み上げサイト
方法C:Google翻訳の音声ボタン

先生:「3つの方法を試して、一番聞きやすいものを使ってね」

15:00 – 35:00 ──── ディクテーション演習(20分)
🎧 聞いて→書いて→確認の3ステップ
ここが授業のメインパート。生徒は自分が選んだレベルで以下を繰り返す:

Step 1:AIが生成したスクリプトを音声読み上げで再生(2回まで)
Step 2:聞き取った内容をノートに手書き
Step 3:解答と照合して赤ペンで修正

● 5文×3セット(15分想定)で、終わった人はレベルアップ
速い生徒は自分で追加問題をAIに生成させる(生徒用プロンプトを使用)
● 遅い生徒は再生回数の制限を緩めてOK

35:00 – 45:00 ──── ペア活動+解説(10分)
👥 間違い共有+音のルール発見
ペアで「どこを聞き落としたか」を共有する(3分)。
先生が全体に向けて音の連結・脱落・短縮のルールを2〜3個解説する(7分)。

例:「”want to”は実際の音声では”wanna”に近く聞こえるよね」
例:「”last time”の”t”は2つ重なって1つに聞こえる」

● AIの出力した「聞き取りのポイント解説」を電子黒板に映す
● 「こういう音のルールを知ってると次から聞き取れるよ」と締める

45:00 – 50:00 ──── 振り返り(5分)
🎤 振り返りシート記入+次回予告
振り返りシートに記入(3分)→ 1〜2人発表(2分)

振り返りの問い:
①「今日選んだレベルはちょうどよかった?次はどのレベルに挑戦したい?」
②「一番聞き取れなかった音はどれ?なぜ聞き取れなかったと思う?」
③「AIに追加で作ってもらうなら、どんなリスニング問題がほしい?」

SECTION 04

🎯 生徒用プロンプト(コピペ用)
基本の素材は教師が事前生成しますが、速く終わった生徒が自分で追加問題を生成するためのプロンプトです。Google Classroomやロイロノートで配信してください。
生徒用プロンプト:追加ディクテーション問題生成

📋 コピー

あなたは英語リスニングのコーチです。
ディクテーション(聞き取り書き取り)の練習問題を作ってください。

【私のレベル】
(↓自分に合うものを1つ選んでね)
□ Level A:短い文・穴埋め式がいい
□ Level B:普通の長さ・穴埋め2箇所くらい
□ Level C:長い文・全文書き取りに挑戦したい

【テーマ】
(↓今日の授業のテーマを入れてね)
テーマ:

【作ってほしい問題数】
(↓好きな数を入れてね)
__問

【出力ルール】
- まず「読み上げ用スクリプト」を出して(私がコピペして音声読み上げに使います)
- 次に「穴埋めワークシート」を出して(Level Cの場合は不要)
- 答えは「答え」と入力したら表示して
- 各問題に「聞き取りのコツ」を1つ付けて(音の連結・脱落などの解説)
- 日本語で説明してね
- 中高生が日常で使いそうな場面にして
⚡ 超重要:生徒への声かけ
「先生が配った問題が全部終わった人は、このプロンプトを使って自分で追加問題を作ってみよう。レベルを上げてもいいし、同じレベルで場面を変えてもOK!」

※ 教師が事前に生成した素材だけで50分持つ設計なので、このプロンプトは「早く終わった人用」です。

SECTION 05

📱 AI出力のディクテーション問題実例
テーマ「修学旅行の計画」、文法「現在完了+受動態」で生成した例です。3レベルが同じ場面で繋がっています。
📝 Level A(基礎)── 出力サンプル
🔊 読み上げ用スクリプト:
1. We have visited Kyoto before.
2. The hotel was booked by our teacher.
3. Have you ever been to Nara?
4. The schedule has been changed.
5. I want to go there again.

📝 穴埋めワークシート版:
1. We have visited Kyoto ( ).
2. The hotel was booked ( ) our teacher.
3. Have you ( ) been to Nara?
4. The schedule has ( ) changed.
5. I want to go ( ) again.

🎯 聞き取りのコツ:
問2:「booked by」の”d”と”b”が繋がって「ブックバイ」に聞こえるよ!

📝 Level B(標準)── 出力サンプル
🔊 読み上げ用スクリプト:
1. Our class has already decided to visit Kyoto for the school trip.
2. The temples and shrines were recommended by our history teacher.
3. Have you ever tried traditional Japanese sweets in Kyoto?
4. The itinerary has been carefully planned by the trip committee.
5. We’re excited because the trip has finally been approved by the principal.

📝 穴埋めワークシート版:
1. Our class has already ( ) to visit Kyoto for the school ( ).
2. The temples and ( ) were recommended by our ( ) teacher.
3. Have you ever ( ) traditional Japanese ( ) in Kyoto?
(…以下略)

🎯 聞き取りのコツ:
問5:「has finally been」は高速で読むと「ハズファイナリビン」と3語が一気に流れる!

SECTION 06

🔊 音声読み上げ環境の作り方(無料)
「AIでリスニング素材を作っても、音声はどうするの?」という最大の疑問にお答えします。全部無料で、しかも3つの方法があります。
方法A:ChatGPTのRead Aloud機能(一番おすすめ!)
ChatGPTの回答の下にある🔊ボタンを押すだけ。ネイティブに近い自然な発音で読み上げてくれます。
● メリット:操作が最も簡単、発音が自然、速度調整可
● デメリット:ChatGPTのアカウントが必要
● 操作:AIにスクリプトを出力させた後、その回答の🔊アイコンをタップ
方法B:Natural Reader(ブラウザで動く無料TTS)
naturalreaders.com にアクセスし、テキストを貼り付けて再生ボタンを押す。
● メリット:アカウント不要、速度・声の種類を細かく調整可能
● デメリット:無料版は1日の利用制限あり
● 操作:スクリプトをコピー → サイトに貼付 → ▶️を押す
方法C:Google翻訳の音声ボタン(最終手段)
translate.google.com に英文を貼り付けて、スピーカーボタンを押す。
● メリット:確実にどの端末でも動く
● デメリット:音声がやや機械的、速度調整不可
● 操作:左側に英文を入力 → 🔊ボタンを押す
🔥 超重要:事前テストを忘れずに!
授業前日に学校の端末+イヤホンで実際に音が出るか必ず確認してください。学校のネットワークポリシーでブロックされている場合があります。方法Cはほぼ確実に動くので、保険として準備しておくと安心。

SECTION 07

📊 評価方法と振り返りシート
この授業の評価は「正答数」よりも「挑戦したレベル」と「気づきの質」を重視します。
知識・技能
ディクテーションの正答率(各レベルに応じた基準)
思考・判断
聞き取れなかった原因の分析力(音の連結・脱落への気づき)
主体的態度
適切なレベル選択と挑戦姿勢/追加問題への取り組み
振り返りシート(配布用テンプレート)

📋 コピー

【振り返りシート】AI×ディクテーション授業

名前:______  クラス:__  出席番号:__

■ 今日選んだレベル:Level A / B / C(◯をつけよう)

■ ディクテーションの結果
  Level __:__ / 5問 正解
  (レベルアップした人→ Level __:__ / 5問 正解)

■ Q1. 一番聞き取れなかった音・単語は? なぜ聞き取れなかった?
→ 

■ Q2. 「音の連結」「音の脱落」「短縮形」で気づいたことは?
→ 

■ Q3. 次回はどのレベルに挑戦したい?その理由は?
→ 

■ Q4. AIに追加問題を作ってもらった人→どんなプロンプトを使った?
→ 

■ 今日の授業の満足度(◯をつけよう)
  ★★★★★  とても良かった
  ★★★★☆  良かった
  ★★★☆☆  ふつう
  ★★☆☆☆  あまり良くなかった
  ★☆☆☆☆  良くなかった

SECTION 08

⚠️ よくある失敗と対処法
❌ 失敗1:音声が出ない・イヤホンが使えない
対処:前日に「明日はイヤホン必須!」と連絡。忘れた生徒用に学校の予備イヤホンを5個ほど確保。それでも足りなければペアで片耳ずつ(これはこれで協働学習になる)。Bluetooth接続トラブルを避けるため、有線イヤホン推奨。
❌ 失敗2:読み上げ速度が速すぎて全員詰む
対処:Natural Readerなら速度を0.5x〜2.0xで調整可能。「最初は0.75xで聞いて、慣れたら1.0xに上げる」と指示。ChatGPTの場合は「もう少しゆっくり、ポーズを長めに読んで」とプロンプトで指示しても効果あり。
❌ 失敗3:AIの発音と実際のネイティブ発音が違う
対処:AIのTTS(テキスト読み上げ)はかなり自然になっていますが、完璧ではありません。「AI音声で基本の聞き取りを練習→本物の音声で仕上げ」という位置づけで使う。公式の音声教材との併用が理想です。
❌ 失敗4:全員がLevel Aを選んで差別化にならない
対処:「Level Aを全問正解した人は必ずLevel Bに挑戦」というルールにする。逆に「Level CがキツかったらBに戻ってOK」とも伝える。ポイントは「自分に合ったレベルで学ぶことが恥ずかしくない」空気を作ること。


BONUS

🎁 おまけ:発展プロンプト3選
ディクテーションの基本が身についた生徒・もっとリスニング力を伸ばしたい先生向けの追加プロンプトです。
発展① シャドーイング用スクリプト生成

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さっきディクテーションで使ったスクリプトを、シャドーイング練習用に加工してください。

ルール:
- 意味のまとまりごとにスラッシュ(/)で区切って
- 各まとまりの下に「カタカナ読み(音の連結を反映したもの)」を付けて
- 例:want to → /ワナ/
- 最後に「シャドーイングのコツ」を3つ教えて
発展② リスニングクイズ(内容理解)生成

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さっきのディクテーション素材をもとに、リスニング内容理解テストを作ってください。

形式:
- 4択問題を5問
- 日本語で出題して
- 「概要把握」「詳細理解」「推測」の3種類をバランスよく混ぜて
- 答えは「答え」と入力したら表示して
- 各問題に「この問題を解くコツ」を1つ付けて
発展③ 弱点特化リスニング処方箋

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私がディクテーションで間違えた箇所を分析して、弱点克服メニューを作ってください。

【私の間違いリスト】
(↓間違えた箇所を書いてね。例:「bookd by → booked by が聞き取れなかった」)
1. 
2. 
3. 
4. 
5. 

分析してほしいこと:
- 間違いのパターン分類(音の連結?脱落?弱形?速度?語彙不足?)
- 各パターンごとの練習問題を3問ずつ
- 「聞き取りルール」の一覧表
- 1週間の自主練習メニュー(1日5分でできるもの)

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