英語教師のための生成AI英語授業実践事例【生成AI英語教育】

AIで英語プレゼンを磨く! スライド構成& スクリプト自動生成授業【英語教師のための生成AI英語授業実践事例 VOL.13】

🔥 万バズ英語教育シリーズ
AI × 英語授業 完全攻略 ── Day 13 / 365
AIで英語プレゼンを磨く!
スライド構成&
スクリプト自動生成授業🎨
📅 2026年3月3日
⏱ 読了10分
🎯 対象:中学〜高校英語教師

Day 13
連載
50分
授業時間
¥0
追加コスト
★★★
AI難易度

SECTION 01

🎯 この授業案の概要
「プレゼンの原稿は書けたけど、スライドがスカスカ」「何を見せれば聴衆に伝わるかわからない」──そんなプレゼンの”見せ方”の悩みをAIで解決する授業です。
この授業では、生徒がAIにプレゼンテーマを伝え、スライドの構成案(何枚目に何を載せるか)とスライドごとのスクリプト(話す内容)をセットで自動生成してもらいます。生成後に自分の言葉で書き直し、ペアでリハーサルまで行います。
💡 Day 9との違い
Day 9=プレゼン原稿をゼロから作成+発音練習(「話す内容」にフォーカス)
Day 13=スライドの視覚構成をAIで設計+スクリプトの推敲・改善(「見せ方+伝え方」にフォーカス
🔥 この授業のキモ
プレゼンは「原稿がよければ伝わる」わけではない。「何を見せるか」「どの順番で話すか」「聴衆の視線をどこに向けるか」まで設計して初めて”伝わるプレゼン”になる。AIはその設計図を一瞬で作ってくれるパートナーです。
対象学年
中3〜高3(スライド作成経験があると望ましい)
教科・単元
英語・プレゼンテーション(総合的学習にも対応)
使用AI
ChatGPT(無料版でOK)/ Claude / Gemini
必要環境
生徒1人1台端末 + Google Slides or PowerPoint
準備時間
教師側:約15分 / 生徒側:テーマ決め(宿題推奨)
学習指導要領
「思考力・判断力・表現力」構成力・プレゼン力 /「情報活用能力」

SECTION 02

🛠 事前準備:教師用プロンプト
授業前に、先生がAIで「プレゼンスライド構成の見本」を1つ作っておきます。これを授業冒頭で見せることで、生徒が「こういうものを作るんだ!」とゴールをイメージできます。
教師用プロンプト①:スライド構成見本の生成

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あなたは英語プレゼンテーションの専門コーチです。

以下の条件で、中高生向け英語プレゼンの「スライド構成案+各スライドのスクリプト」の見本を1つ作成してください。

【条件】
- テーマ:「日本の学校給食を世界に紹介しよう」
- 対象:[中3 / 高1 / 高2](←選択)
- スライド枚数:6枚(タイトル含む)
- 発表時間:3分間
- 英語レベル:中級(CEFR A2〜B1)

【各スライドに含める情報】
① スライド番号とタイトル(英語)
② スライドに載せる内容(箇条書き3点以内・英語)
③ ビジュアルの提案(写真やグラフなど何を載せるか)
④ そのスライドで話すスクリプト(英語・50〜80語)
⑤ スクリプトの日本語訳
⑥ つなぎフレーズ(次のスライドへの接続表現)

【追加指示】
- プレゼンの基本構成:Introduction → Body(3点) → Conclusion
- 聴衆の注意を引く「フック」をIntroductionに入れて
- 各スライドに「🎯 このスライドの目的」を一行で付けて
- スクリプトには強調すべき単語に【太字指示】を入れて
💡 プロのTips
この見本を電子黒板で見せるだけで、生徒の「何を作ればいいかわからない」が一瞬で解決します。見本は必ず1つ作って見せること。テーマを変えて2〜3パターン用意しておくとさらに良いです。

SECTION 03

⏱ 50分授業の完全タイムライン
このタイムラインはそのまま授業に使えます。「スライド設計→スクリプト生成→自分の言葉に推敲→ペアリハーサル」の4段階で進めます。

0:00 – 7:00 ──── 導入(7分)
🎬 「伝わるプレゼンの設計図をAIと作ろう!」
先生の声かけ例:「前にプレゼン原稿を書いたね(Day 9の授業)。今日はその次のステップ──スライドの”設計図”を作ります。」

● 教師が事前に作ったスライド構成見本を電子黒板で見せる(2分)
● 「プレゼンは”何を話すか”だけじゃない。”何を見せるか”で伝わり方が変わる」と説明
● 今日のゴール:「自分のテーマで6枚スライドの設計図+スクリプトを完成させる」
● 良いプレゼンの3原則を提示:①1スライド1メッセージ ②ビジュアルで語る ③つなぎを意識

7:00 – 20:00 ──── AI活用タイム①:スライド構成生成(13分)
🤖 AIにスライド構成&スクリプトを一括生成させる
ここが授業のメインパート第1弾。生徒用プロンプト①をコピペし、自分のテーマを入力。

● テーマが決まっていない生徒には「日本文化」「部活動」「SDGs」など選択肢を提示
● AIが6枚分のスライド構成+スクリプトを一気に出力
● 出力を待つ間「スライドに載せたい画像」をメモさせると時間を無駄にしない

⚡ 先生は机間巡視で「テーマが漠然としすぎていないか」「AIへの入力が正しいか」をチェック。

20:00 – 32:00 ──── 推敲タイム(12分)
✍️ AIの出力を「自分の言葉」に書き換える
AIが出したスクリプトをそのまま使わず、自分の言葉に書き換えるのがこの授業の最重要ポイント。

● 「難しすぎる単語を自分が言える単語に変えよう」と指示
● 「自分の体験・エピソードを1つ入れよう」と指示
● 書き換えに迷う生徒は、生徒用プロンプト②(推敲サポート)を使う
● ノートに手書きで下線を引いて変更箇所を記録させる

32:00 – 42:00 ──── ペアリハーサル(10分)
🎤 スライド構成に沿って実際に話してみる
ペアになって、片方がプレゼン(3分)→相手がフィードバック(2分)→交代。

● スライド番号を指さしながら話す練習をさせる
● フィードバック観点を3つ提示:「①スライドの順番はわかりやすかった?」「②一番印象に残ったスライドは?」「③もっと見たい情報はあった?」
スクリプトを読み上げるのでなく、スライドを見ながら「語る」ことを目指す

42:00 – 50:00 ──── 振り返り+共有(8分)
📝 AI活用と「見せ方」の気づきを共有
振り返りシートに記入(3分)→ 2〜3人発表(5分)

振り返りの問い:
①「スライド構成を考える時、AIに助けてもらって一番よかったことは?」
②「AIの提案から自分で変えた部分はどこ?なぜ変えた?」
③「ペアリハーサルで、相手からもらった一番役立つアドバイスは?」

SECTION 04

🎯 生徒用プロンプト(コピペ用)
今回は2つのプロンプトを使います。①スライド構成&スクリプト生成用 ②推敲サポート用。Google Classroomで配信してください。
生徒用プロンプト①:スライド構成&スクリプト生成

📋 コピー

あなたは英語プレゼンテーションの設計コーチです。
中高生が英語でプレゼンするための「スライド設計図」と「話す内容(スクリプト)」をセットで作ってください。

【私のプレゼン情報】
- テーマ:(ここに自分のテーマを書いてね)
- 伝えたいこと:
  1.(ここに1つ目のポイントを日本語で)
  2.(ここに2つ目のポイントを日本語で)
  3.(ここに3つ目のポイントを日本語で)
- 英語のレベル:(中級 or 初級 or 上級)
- 発表時間:3分間

【作ってほしいもの】
全部で6枚のスライド構成を作ってください。

各スライドについて以下を書いてね:
🎯 このスライドの目的(1行)
📄 スライドタイトル(英語)
📌 スライドに載せるポイント(英語・3つ以内の箇条書き)
🖼 ビジュアル提案(どんな画像・図・グラフを載せるといいか)
🎤 スクリプト(英語・50〜80語)
🇯🇵 スクリプトの日本語訳
🔗 つなぎフレーズ(次のスライドへの接続表現・英語)

【ルール】
- Introduction → Body(3つのポイント) → Conclusion の構成で
- Introductionには聴衆の注意を引く「フック」(質問や驚きの事実)を入れて
- 1スライド=1メッセージの原則を守って
- スクリプトで強調すべき単語は【 】で囲んで
- 日本語で説明してね
- 最後に「プレゼン全体のまとめ」を付けて
生徒用プロンプト②:スクリプト推敲サポート

📋 コピー

さっき作ってもらったスクリプトを、もっと「自分の言葉」にしたいです。
以下のスクリプトを見て、改善案を出してください。

【私のスクリプト】
(ここにAIが作ったスクリプトを貼り付けてね)

【お願い】
① 難しい単語を中学生でもわかる簡単な単語に言い換えて
② 「自分の体験」を入れる場所を3つ提案して(具体例も出して)
③ 聴衆にもっと語りかける表現に変えて(質問形や感嘆文を追加)
④ 各スライドのスクリプトの「話す時のコツ」を1つずつ教えて
⑤ 書き換え前と後の比較を見せて

【ルール】
- 日本語で説明してね
- 言い換えた理由も教えて
- 最終版のスクリプト全文を最後にまとめて出力して
⚡ 超重要:生徒への声かけ
「プロンプト①で構成とスクリプトを作ったら、必ず自分の言葉に書き換えること。AIが作った文章をそのまま読んでも、それは”AIのプレゼン”であって”あなたのプレゼン”じゃない。書き換えに困ったらプロンプト②を使おう!」

SECTION 05

📱 AIの出力実例(実際の画面イメージ)
テーマ「Why We Should Protect the Ocean」で生成した場合の出力例(スライド1・2を抜粋)です。
📝 AIの出力サンプル(一部抜粋)
━━━ Slide 1: Title Slide ━━━

🎯 目的:聴衆の注意を引き、テーマを提示する

📄 タイトル:“Why We Should Protect the Ocean”

📌 スライドに載せる内容:
・Title + Presenter’s name
・A powerful image of the ocean
・Hook question as subtitle

🖼 ビジュアル提案:美しい海の全景写真(青い海と空)+右下に小さくウミガメの写真

🎤 スクリプト:
“Good morning everyone. Let me start with a question: Did you know that 【over 8 million tons】 of plastic enter the ocean every year? That’s like dumping one garbage truck into the sea 【every single minute】. Today, I want to talk about why we should 【protect the ocean】 and what we can do about it.”

🇯🇵 日本語訳:
「皆さんおはようございます。まず質問です──毎年800万トン以上のプラスチックが海に流れ込んでいるのを知っていますか?これは毎分1台のゴミ収集車を海に捨てているのと同じです。今日は、なぜ海を守るべきなのか、そして私たちに何ができるかについてお話しします。」

🔗 つなぎフレーズ:“First, let me show you the current situation.”

━━━ Slide 2: Current Situation ━━━

🎯 目的:海洋汚染の現状を数字で示し、深刻さを伝える

📄 タイトル:“The Ocean Is in Danger”

📌 スライドに載せる内容:
・Key statistic: 8 million tons/year
・Marine life affected: 700+ species
・Microplastics in our food chain

🖼 ビジュアル提案:海洋プラスチック汚染の円グラフ or インフォグラフィック

🎤 スクリプト:
“Look at this slide. The ocean is facing a 【serious crisis】. More than 【700 species】 of marine animals are affected by plastic pollution. And here’s the scary part: tiny pieces of plastic, called 【microplastics】, are now found in the fish we eat. This is not just an ocean problem – it’s 【our problem too】.”

🔗 つなぎフレーズ:“So, why does this matter to us? Let me explain.”

SECTION 06

👀 机間巡視・声かけのポイント
巡視チェックリスト
先生がこの授業で特に確認すべき5つのポイントです。
テーマが具体的か(「日本文化」だけでなく「日本のお弁当文化」くらい絞れているか)
AIの出力をそのまま使っていないか(自分の言葉に書き換えているか)
1スライド1メッセージになっているか(情報を詰め込みすぎていないか)
ビジュアル提案をメモしているか(後でスライド作成する時に活きる)
つなぎフレーズを意識しているか(スライド間の接続が自然か)
声かけフレーズ集
🗣️「このスライド、何を一番伝えたい?それが1メッセージだよ」
🗣️「AIの英語、自分で声に出して言える?言えない単語は変えていいんだよ」
🗣️「ビジュアル提案のメモ、忘れずに!後でスライド作る時に超役立つから」
🗣️「つなぎフレーズ、声に出して練習してみて。流れが変わるから」
🗣️「ペアの人に『一番わかりやすかったスライドどれ?』って聞いてみて」

SECTION 07

📊 評価方法と振り返りシート
この授業は構成力(スライド設計の質)推敲力(自分の言葉に変える力)を評価します。
知識・技能
スライド構成が論理的か(Introduction→Body→Conclusion)/英語スクリプトの正確性
思考・判断
AIの出力を自分の言葉に書き換えられたか/ビジュアル選定の適切さ/テーマの焦点化
主体的態度
振り返りシートの記述内容/ペアリハーサルでのフィードバックの質
振り返りシート(配布用テンプレート)

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【振り返りシート】AI×プレゼン設計(スライド構成&スクリプト)

名前:______  クラス:__  出席番号:__

■ プレゼンのテーマ:__________

■ スライド枚数:__ 枚

■ AIの出力から自分で書き換えた箇所を3つ書こう
  1. 
  2. 
  3. 

■ Q1. スライド構成を考える時、AIに助けてもらって一番よかったことは?
→ 

■ Q2. AIの提案から自分で変えた部分はどこ?なぜ変えた?
→ 

■ Q3. ペアリハーサルで相手からもらった一番役立つアドバイスは?
→ 

■ Q4. 次にプレゼンを作る時、もっと工夫したいことは?
→ 

■ 今日の授業の満足度(◯をつけよう)
  ★★★★★  とても良かった
  ★★★★☆  良かった
  ★★★☆☆  ふつう
  ★★☆☆☆  あまり良くなかった
  ★☆☆☆☆  良くなかった

SECTION 08

⚠️ よくある失敗と対処法
❌ 失敗1:テーマが広すぎてAIの出力がぼんやりする
対処:「◯◯について」ではなく「◯◯の△△な側面を□□に伝えたい」まで絞らせる。例:「日本文化」→「日本のお弁当文化が世界で注目されている理由」。テーマが決まらない生徒には5つの選択肢を紙で渡すのが効果的。
❌ 失敗2:生徒がAIのスクリプトをそのまま使おうとする
対処:最低3箇所は自分の言葉に書き換える」を必須ルールにする。書き換えた箇所にマーカーで印をつけさせ、振り返りシートにも記録させる。これが評価項目であることを事前に伝えると効果的。
❌ 失敗3:スライド作成(Google Slides)まで手が回らない
対処:この授業の目標は「設計図を作ること」であり、実際のスライド作成は次の時間 or 宿題にする。50分で設計図+スクリプト+リハーサルまで完了すれば大成功。焦ってスライドまで作らせようとすると中途半端になる。
❌ 失敗4:ペアリハーサルが「ただの読み上げ」になる
対処:「スクリプトを見ないで、スライドの構成メモだけを見て話す」チャレンジを提案する。完璧でなくてOK。「読む」から「語る」への転換がプレゼンの質を劇的に変えることを体験させる。


BONUS

🎁 おまけ:発展プロンプト3選
スライド構成&スクリプトが完成した生徒、もっとプレゼン力を磨きたい先生向けの追加プロンプトです。
発展① AI審査員プロンプト

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あなたはプレゼンテーション大会の審査員です。
以下のスライド構成とスクリプトを審査して、100点満点で採点&改善アドバイスをください。

【審査項目】(各20点)
① 構成の論理性(Introduction→Body→Conclusionの流れ)
② スライドと話す内容の一致度
③ ビジュアルの効果(提案の適切さ)
④ 聴衆への訴求力(フック・質問・感情表現)
⑤ 英語の正確さと自然さ

【私のスライド構成&スクリプト】
(ここに全文を貼り付けてね)

日本語でコメントしてね。厳しめでお願い!
発展② Q&A想定問答プロンプト

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以下のプレゼン内容を読んで、聴衆から聞かれそうな質問を5つ予想してください。
それぞれの質問に対する模範回答(英語+日本語訳)も作ってください。

質問の難易度:
- 簡単な質問:2つ
- 少し考える質問:2つ
- 鋭い質問:1つ

【私のプレゼン内容】
(ここにスライド構成&スクリプトを貼り付けてね)
発展③ スライドデザイン指示書プロンプト

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以下のスライド構成をもとに、Google Slidesで実際に作る時のデザイン指示書を作ってください。

各スライドについて:
① 背景色の提案(カラーコード付き)
② フォントの推奨(タイトル用・本文用)
③ レイアウト(テキストと画像の配置 ── 左右分割?上下分割?)
④ 画像の検索キーワード(フリー素材サイトで探す用)
⑤ アニメーション提案(シンプルなもの1つ)

【私のスライド構成】
(ここにスライド構成を貼り付けてね)

デザインのテイスト:(シンプル / ポップ / クール / ナチュラル から選んでね)

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