A2名詞ラテン系

difficultyの語源と意味

/ˈdɪfɪkəlti/ディフィカルティ

困難、難しさ

パーツに分けると

dif接頭辞〜でないラテン語 dis-
ficul語根たやすいラテン語 facilis
ty接尾辞〜の性質・状態

〜でない+たやすい+こと → たやすくないこと → 困難

コアイメージ
たやすくないこと

difficulty の語源ストーリー

ラテン語には、facilis「たやすい」から作った名詞が2つありました。facultas と difficultas です。facultas は「たやすくできる力」で、英語の faculty(能力・学部)になりました。difficultas はその反対で、「たやすくできないこと」です。こちらが14世紀ごろ英語に入り、difficulty になりました。大学の「学部」を faculty と呼ぶのは、学問の部門という中世ラテン語の意味からです。同じ材料から、「能力」と「困難」という反対の語が生まれたのです。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    facilis
    たやすい
  2. 2
    ラテン語
    difficilis
    難しい
  3. 3
    ラテン語
    difficultas
    難しさ
  4. 4
    古フランス語
    difficulte
    難しさ
  5. 5
    英語14世紀
    difficulty

例文

I had difficulty understanding the math homework.
数学の宿題を理解するのに苦労した。

よく使う形:have difficulty (in) doing(〜するのに苦労する)

暗記フック

difficult(難しい)の名詞形。facilis(簡単)を否定(dif)したもの

入試・使い方のポイント

have difficulty (in) doing(〜するのに苦労する)が頻出。have difficulty with A も可。to do は使わない。

受験ミニ情報 have difficulty doing の doing を to do にする誤りが正誤問題の定番。without difficulty は「難なく」。

派生語・言い換え受験で問われる形

言い換え(同じような意味)

同じ語源の仲間(5語)

語根 fac(作る・する)の単語をすべて見る →

語源で推理!ミニクイズ

difficulty と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

difficultyの語源は?

dif(否定)+ficul(容易な〈facilis〉)+ty(名詞化)→ 容易でないこと → 困難 ラテン語には、facilis「たやすい」から作った名詞が2つありました。facultas と difficultas です。

difficultyの意味は?

困難、難しさ(名詞)。コアイメージは「たやすくないこと」です。

difficultyの覚え方は?

difficult(難しい)の名詞形。facilis(簡単)を否定(dif)したもの 同じ語源の faculty・facile・facility とまとめて覚えると効率的です。

difficultyの発音は?

/ˈdɪfɪkəlti/(ディフィカルティ)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。