C2名詞ラテン系

compunctionの語源と意味

/kəmˈpʌŋkʃən/コンパンクション

良心の呵責、後ろめたさ

パーツに分けると

com接頭辞強くラテン語 com-
punct語根刺すラテン語 pungere
ion接尾辞〜することラテン語 -io

強く+刺す+こと → 心を刺す痛み → 良心の呵責

コアイメージ
良心をチクリと刺す痛み

compunction の語源ストーリー

compunction の中には、針で刺すイメージが隠れています。ラテン語 compungere は「強く刺す」という意味でした。キリスト教の書き手たちは、罪を悔やむ心の痛みをこの語で表しました。良心が自分をチクチク刺す、という見方です。14世紀に英語に入り、「良心の呵責」の意味で定着しました。同じ pungere からは puncture(パンク・穴)や pungent(鼻をつく)も生まれています。今の英語では否定文で使うのがふつうで、without compunction は「平気で・ためらいなく」です。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    pungere
    刺す
  2. 2
    ラテン語
    compungere
    強く刺す
  3. 3
    後期ラテン語
    compunctio
    (教会で)悔い改めの痛み
  4. 4
    古フランス語
    componction
    悔恨
  5. 5
    英語14世紀
    compunction

例文

He showed no compunction about breaking his earlier promises.
彼は以前の約束を破ることに何のためらいも見せなかった。

よく使う形:without compunction(良心の呵責なく)

暗記フック

puncture(穴をあける)と同根punct=刺す。良心がチクチク痛む

入試・使い方のポイント

have no compunction about doing(平気で〜する)、without compunction(ためらいなく)の否定の形でほぼ使う。

受験ミニ情報 難関私大・英検1級レベル。without compunction ≒ without hesitation の言い換えが狙われる。

派生語・言い換え受験で問われる形

compunctious形容詞 良心がとがめる

言い換え(同じような意味)

remorse深い後悔
guilt罪悪感
scruple良心のためらい

同じ語源の仲間(6語)

puncture穴・パンク(刺した跡)
pungent鼻をつく・辛辣な(刺すような)
punctual時間に正確な(点のように)
punctuation句読点(点を打つこと)
point点・先端(刺した跡)poignant胸を刺すような・痛切な

語根 punct(刺す・点)の単語をすべて見る →

ほかの言語の兄弟

フランス語componction悔恨
イタリア語compunzione悔恨

語源で推理!ミニクイズ

compunction と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

compunctionの語源は?

com(強意)+punct(刺す ← pungere)+ion(名詞)→ 良心が刺されること compunction の中には、針で刺すイメージが隠れています。ラテン語 compungere は「強く刺す」という意味でした。

compunctionの意味は?

良心の呵責、後ろめたさ(名詞)。コアイメージは「良心をチクリと刺す痛み」です。

compunctionの覚え方は?

puncture(穴をあける)と同根punct=刺す。良心がチクチク痛む 同じ語源の puncture・pungent・punctual とまとめて覚えると効率的です。

compunctionの発音は?

/kəmˈpʌŋkʃən/(コンパンクション)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。