B2名詞ギリシャ系

catalystの語源と意味

/ˈkætəlɪst/キャタリスト

触媒、きっかけ

絵で分かる語源

catalyst の語源のイメージ:変化をほどき始めるもの
変化をほどき始めるもの
cata接頭辞すっかりギリシャ語 kata
ly語根ほどくギリシャ語 lyein
st接尾辞〜するものanalyst にならった語尾

すっかり+ほどく → 分解を進めるもの → 触媒 → きっかけ

catalyst の語源ストーリー

1835年、スウェーデンの化学者ベルセーリウスが、ある不思議な現象に名前をつけました。自分は変わらないのに、ほかの物質の反応を速める働きです。彼が選んだのはギリシャ語 katalysis「すっかりほどくこと」でした。lyein は「ほどく」で、analysis「分析」と同じ語根です。そこから、触媒そのものを指す catalyst が20世紀の初めに生まれます。その後「変化を引き起こすきっかけ(の人・物)」の意味でも広く使われるようになりました。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ギリシャ語
    lyein
    ほどく・解く
  2. 2
    ギリシャ語
    katalysis
    解体・解散
  3. 3
    英語19世紀(化学の用語)
    catalysis
  4. 4
    英語20世紀初め
    catalyst

例文

The volunteer program became a catalyst for greater environmental awareness among teenagers.
そのボランティア活動は、10代の若者たちの環境意識を高めるきっかけとなった。

よく使う形:act as a catalyst for change(変化のきっかけとなる)

暗記フック

化学の「触媒」がそのまま「変化を促すきっかけ」に転用された

入試・使い方のポイント

比ゆで a catalyst for change(変化のきっかけ)の形が長文で頻出。act as a catalyst(触媒の役をする)。

受験ミニ情報 アクセントは第1音節 CAT-a-lyst。名詞 catalysis は ca-TAL-y-sis と位置が変わるので発音問題に注意。

派生語・言い換え受験で問われる形

catalysis名詞 触媒作用
catalytic形容詞 触媒の
catalyze動詞 促進する・触媒作用を及ぼす

言い換え(同じような意味)

同じ語源の仲間(5語)

analysis分析(ばらばらにほどく)
paralysisまひ(片側がゆるむ)
catalysis触媒作用
dialysis透析(分けてほどく)
analyze分析する

語根 lys(ほどく・分解する)の単語をすべて見る →

ほかの言語の兄弟

フランス語catalyseur触媒
ドイツ語Katalysator触媒

語源で推理!ミニクイズ

catalyst と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

catalystの語源は?

cata(下へ、完全に)+ ly(解く ← lyein)+ st → 分解を促すもの 1835年、スウェーデンの化学者ベルセーリウスが、ある不思議な現象に名前をつけました。自分は変わらないのに、ほかの物質の反応を速める働きです。

catalystの意味は?

触媒、きっかけ(名詞)。コアイメージは「変化をほどき始めるもの」です。

catalystの覚え方は?

化学の「触媒」がそのまま「変化を促すきっかけ」に転用された 同じ語源の analysis・paralysis・catalysis とまとめて覚えると効率的です。

catalystの発音は?

/ˈkætəlɪst/(キャタリスト)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。