英単語テストで満点を取る方法|中学生の覚え方と3日間サイクル
毎週のように行われる英単語の小テスト。「前の日に何回も書いたのに、テストになると思い出せない」という経験はありませんか? 実は、単語テストで満点を取るには、たくさん書くことよりも、「思い出す練習」と「復習のタイミング」のほうが大切です。この記事では、中学生が単語テストで満点を取るための具体的な方法を紹介します。

01「10回ずつ書く」だけでは満点が取れない理由
単語を覚えるとき、ノートに1つの単語を10回ずつ書く人は多いと思います。でも、この方法には落とし穴があります。
同じ単語を続けて10回書くと、2回目以降は、1つ前に書いたつづりを「写している」だけになりがちです。手は動いていても、頭の中で「思い出す」作業はほとんど起きていません。テストで必要なのは、何も見ずにつづりを思い出す力です。
学習研究では、読み返しや書き写しよりも、何も見ずに思い出す練習(想起練習)のほうが記憶に残りやすいことが繰り返し示されています。また、同じ回数を練習するなら、1日にまとめてやるより、日を分けて復習したほうが長く覚えていられることも知られています(間隔反復)。
ポイント:満点への近道は「たくさん書く」ではなく「何度も思い出す」。そして「日を分ける」。
この2つの考え方をもとに、次から具体的な覚え方を紹介します。
使い方:英単語を効率よく覚える考え方の解説です。この節の「10回書く」の落とし穴と比べ、くり返し触れる回数を増やす工夫を1つ決めます。
02覚え方①:まず「音」から入る
単語を覚えるとき、最初にやってほしいのは発音を確認することです。
つづりだけを見て覚えようとすると、読み方があいまいなままになり、結果としてつづりも覚えにくくなります。英語のつづりと発音には、ある程度のルールがあるからです。
音から覚える手順
- 教科書の音声や辞書アプリで、正しい発音を聞く
- 声に出して3回言う
- 音とつづりの関係を確認する
たとえば、次のような単語は、音とつづりの関係に気づくと覚えやすくなります。
- cake / make / take:a_e のつづりは「エイ」と読むことが多い
- night / light / right:igh は「アイ」と読む
- know / knife / knee:語頭の k は発音しない
このように、音のルールをグループで覚えると、初めて見る単語でもつづりが推測できるようになります(これはフォニックスと呼ばれる考え方です)。
読み方とつづりがずれる単語
一方で、Wednesday、February、friend のように、音とつづりがずれる単語もあります。こうした単語は「特別枠」として、わざとローマ字読みで区切って覚えるのも一つの方法です。
- Wed-nes-day(ウェド・ネス・デイ)
- fri-end(フリ・エンド)
使い方:ローマ字読みのくせを直すフォニックスの考え方を紹介しています。見たあとに、テスト範囲の単語を音で区切って読み、つづりと音を結びつけます。
03覚え方②:日本語から英語を書くテストを自分でする
単語テストの多くは、日本語を見て英語を書く形式です。だから練習も、同じ形でやるのが一番です。
自分テストのやり方
- ノートの左に日本語、右に英語を書いた単語リストを作る
- 右側を手や紙で隠す
- 日本語を見て、別の紙に英語を書く
- 答え合わせをして、間違えた単語に印をつける
- 印がついた単語だけ、もう一度テストする
ポイントは、正解した単語は何度も書かないことです。すでに書ける単語に時間を使うより、書けなかった単語に集中したほうが効率的です。
例文ごと覚えると忘れにくい
単語は、短い例文の中で覚えると、意味と使い方がセットで頭に入ります。
- I forgot my umbrella at school.(学校にかさを忘れた)
- Please be quiet in the library.(図書館では静かにしてください)
- My grandfather is eighty years old, but he is very healthy.(祖父は80歳だがとても健康だ)
小テストで例文の穴埋めが出る場合は、例文ごと覚えることが直接の対策になります。
使い方:中1向けの英単語の覚え方の動画です。この節の自分テストのやり方と組み合わせ、日本語→英語のテストを1回やって間違えた単語に印をつけます。
04満点を取る「3日間サイクル」
単語テストが決まったら、テストの3日前から次のサイクルで準備しましょう。1日15分程度で取り組めます。
3日前:覚える日
- 範囲の単語の発音を確認し、声に出して読む
- 意味とつづりを確認する
- 自分テストを1回やり、間違えた単語に印
2日前:思い出す日
- 前日の印がついた単語だけでなく、全部の単語をもう一度テスト
- 1日たつと忘れている単語が出てくるので、それに新しく印をつける
- 印がついた単語は、声に出しながら3回書く
前日:仕上げの日
- 全部の単語をもう一度テスト
- 間違えた単語だけを繰り返し、全部正解するまで続ける
- 寝る前に、印が多い単語だけをさっと見直す
テスト当日の朝
- 印が多かった単語を5分だけ確認
ポイント:「覚える→1日あけて思い出す→もう1日あけて思い出す」。この間隔が、テスト本番で思い出せる力を育てます。
テストが終わったら、間違えた単語を「苦手単語リスト」に書き写しておきましょう。1週間後にもう一度テストすると、定期テストや高校入試まで忘れにくくなります。
053日間サイクルに使える道具と、苦手単語の集め方
3日間サイクルの「自分テスト」は、紙のノートでもできますが、次の道具を組み合わせると、発音の確認とつづりの練習がしやすくなります。
| 道具 | 使い方 |
|---|---|
| Howjsay | 3日前の「発音を確認」に使う。単語を入れて音を聞き、音の区切りごとにつづりを見る |
| Spellzone | つづりのルールをレッスンとゲームで学べる。重ねる文字や読まない文字など、つまずいたルールのレッスンを1つ選ぶ |
| 単語SRS | このサイトの単語カード。間違えた単語ほど早く復習が回ってくるので、苦手単語リストの代わりに使える |
| 英語クイズ | テスト前日の確認に、ゲーム感覚で解く |
苦手単語の集め方
- 自分テストで間違えた単語に、日付を書いた印をつける
- 印が2つたまった単語を、ノートの苦手単語リストに移す
- 苦手単語は、つづりを音のかたまりで区切って書く(例:beau-ti-ful)
- 次の単語テストの前日に、苦手単語リストだけをもう一度テストする
苦手単語リストは、定期テストや高校入試の直前にも使える「自分だけの単語帳」になります。
使い方:英語のつづりが意味や語源と結びついていることを示すアニメです。見たあとに苦手単語を1つ選び、同じ部分を持つ単語を辞書で2つ探します。
06つづりミスを防ぐチェックポイント
単語テストで満点を逃す原因の多くは、「意味はわかっているのに、つづりを1文字間違えた」というミスです。よくあるパターンをチェックしておきましょう。
よくあるつづりミス
- 重ねる文字:beginning(n が2つ)、swimming(m が2つ)、different(f が2つ)
- 読まない文字:climb(最後の b)、listen(t)、hour(h)
- 似ている単語:quiet(静かな)と quite(かなり)、desert(砂漠)と dessert(デザート)
- 語尾の変化:study → studies、happy → happier、stop → stopped
見直しのコツ
テスト中に見直すときは、単語を頭の中で「発音しながら」1文字ずつ確認しましょう。書いた文字と、頭の中の音がずれていれば、そこがミスの可能性があります。
保護者や友だちとのテストもおすすめ
家族に日本語を読み上げてもらい、英語を書いて答える方法も効果的です。人に出題してもらうと、自分では気づかなかったミスが見つかることもあります。
07単語ノートの作り方:シンプルが一番
単語テスト対策のノートは、きれいに作ることより、テストに使いやすいことが大切です。
おすすめの形
ノートを縦に3つに分けます。
- 左:日本語の意味
- 真ん中:英単語
- 右:短い例文や、間違えた日付
真ん中を隠せば「日本語→英語」、左を隠せば「英語→日本語」のテストがすぐにできます。
書きこむのは最小限に
色ペンを何色も使ったり、イラストを描いたりすると、作るだけで時間がかかってしまいます。色は「間違えた単語に赤で印」の1色だけで十分です。
ポイント:単語ノートは「作品」ではなく「テスト用の道具」。作る時間より、使う時間を長くしましょう。
08よくある失敗と、今日から始めること
よくある失敗
- 前日の夜だけ勉強する
一夜漬けでもテストには間に合うことがありますが、すぐに忘れてしまいます。定期テストや高校入試で同じ単語が出たとき、また覚え直しになります。
- 全部の単語を同じ回数練習する
書ける単語と書けない単語を区別せず、全部を10回ずつ書くのは時間のむだです。
- 日本語→英語の練習をしない
英語を見て意味がわかっても、日本語から英語が書けるとは限りません。テストの形式に合わせた練習をしましょう。
- 音を確認しない
つづりだけで覚えると、発音があいまいになり、リスニングでも聞き取れません。
小テストは「満点の積み重ね」が自信になる
毎週の単語テストで満点が続くと、英語そのものへの自信がついてきます。そして、小テストの単語は、定期テストや高校入試の単語でもあります。
今日は、次の単語テストの範囲を確認して、全部の単語の発音を声に出して確かめてみましょう。それが3日間サイクルの1日目です。
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よくある質問
単語は1日に何個覚えればいいですか?
中学生なら、新しい単語は1日10〜20個が目安です。新しい単語を増やすより、前に覚えた単語の復習に時間を使うほうが、テストでの正答率は上がりやすくなります。
書いて覚えるのと、見て覚えるのはどちらがいいですか?
どちらか一方より、「発音を聞いて言う→日本語から思い出して書く→答え合わせ」の組み合わせがおすすめです。書くのは、思い出せなかった単語に絞ると効率的です。
単語アプリは使ったほうがいいですか?
復習のタイミングを自動で管理してくれるアプリは便利です。ただし、学校の単語テストはつづりを書くことが多いので、アプリだけでなく紙に書く練習もセットにしましょう。
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