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🛠️ 技能別の指導メソッド★★☆エビデンスあり中学校高校📖 約12分

シャドーイングの指導法 ― 効くのはどんな生徒? 手順・教材選び・音読との使い分け

聞こえた英語を、影のように少し遅れて追いかける。日本の英語教育で広く研究・実践されてきた指導法ですが、研究を見ると「誰に・いつ・何のために」やるかで結果が大きく変わります。

エビデンスの強さ:日本を中心に実験研究が多く、音の聞き取り(ボトムアップ)への効果はおおむね報告されている。ただし小規模・大学生中心で、聞いて理解する力への効果や、学習者のレベルによって結果がそろわない。

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シャドーイングの指導法 ― 効くのはどんな生徒? 手順・教材選び・音読との使い分けのイメージ
💡3行まとめ
  • シャドーイングは、文字を見ずに、聞こえた英語を影のように少し遅れて声に出して追いかける練習です。
  • 日本の研究では主に音を聞き取る力が伸びています。ただし、効いたレベル(下位か中位か)は研究によってちがい、聞いて理解する力まで伸びなかった研究もあります。
  • 初学者や難しい教材では、教科書本文の意味を学んだあとに数回くり返すのが安全な選択肢です。録音などで言えなかった所を確かめるのがコツです。

シャドーイングってなに?

ひとことで言うと、シャドーイングは、文字を見ずに、聞こえてくる英語を影のようにほんの少し遅れて追いかけ、そのまま声に出す練習です。

シャドーイング(shadowing)は、文字を見ずに、聞こえてくる英語を、影(shadow)のようにすぐ後ろからついていって声に出す練習です。研究では「聞いている音声に、できるだけ間をあけずについていく」と定義されます 1。とはいえ、音は聞いてからでないと言えないので、実際にはほんの少し遅れて追いかける形になります。ここが、英文を見ながら音声と同時に読むオーバーラッピングとのちがいです(オーバーラッピングは文字あり・同時、シャドーイングは文字なし・少し遅れて)。2019年の総説によれば、日本の英語教育に紹介されてから約25年の間に広く使われるようになり、近年は海外でも知られるようになってきました 2。日本の英語教育での研究は、シャドーイングやリスニング指導を研究してきた玉井健氏の1992年の報告から増えていったとされます 3。

音読が「文字を見て声に出す(文字→声)」練習なのに対して、シャドーイングは「聞こえた音を声に出す(音→声)」練習です。文字に頼れないので、耳から入る音そのものに集中せざるをえません。

🎈たとえるなら

音読が「歌詞カードを見ながら歌う」ことだとすれば、シャドーイングは「歌詞カードなしで、流れてくる歌を半拍おくれて口ずさむ」ことです。歌詞を見ないので、歌手の息つぎ、音のつながり、弱く歌っている所まで、耳で聞き取るしかありません。だから「聞き取る耳」が鍛えられます。ただし、知らない歌をいきなり口ずさむのはとても難しい――これがシャドーイング指導の最大の落とし穴でもあります。

似た練習とのちがい

いちばんまぎらわしいのはオーバーラッピングです。オーバーラッピングは文字あり・音声と同時、シャドーイングは文字なし・少し遅れて、と覚えましょう。

練習 文字を見る? タイミング ねらい
リピーティング 見ない(または見る) 語句や文など、区切られた音声を聞き終わってから言う 文を記憶して再生する
オーバーラッピング(パラレル・リーディング) 見る 音声と同時 速さ・リズムを手本に合わせる
マンブリング 見ない 少し遅れて、小声でつぶやく 本番前のウォームアップ
シャドーイング 見ない 少し遅れて、はっきり声に出す 音を聞き取って、すぐ再生する
コンテンツ・シャドーイング 見ない 少し遅れて 音だけでなく意味も意識する

日本の大学生48人に、シャドーイングとリピーティングを6回ずつさせた研究では、どちらも4〜5回で再生できる割合がほぼ頭打ちになりました。また、シャドーイングでは内容語(名詞・動詞など)を多く再生でき、リピーティングでは弱く発音される機能語も1回目から再生されるなど、頭の中の処理がちがうことが示唆されています 4。

やり方を3ステップで

  1. 意味を先に学ぶ:初学者や難しい教材では、教科書本文など、内容と単語をすでに学んだ英文を選ぶのが安全です。
  2. 小声から始める:文字を見ずに、音声のすぐ後ろを小声でつぶやくように追いかける(マンブリング)。
  3. はっきり追いかけて確かめる:はっきり声に出して数回シャドーイングし、言えなかった所を本文で確かめてから、もう一度追いかける。

授業でそのまま使える7ステップの手順は、下の「明日の授業でこうする」で紹介します。

研究ではどうなってる?

🔬研究ではこう
  • 日本の国立大学の学生43人に9回のシャドーイング授業をした研究では、下位・中位の両方で音の聞き取り(音素知覚)が伸びました。ところが、高校レベルのリスニング問題の得点が伸びたのは下位の学習者だけでした 5。
  • 日本の大学1年生2クラス(32人と24人)に1か月・8回の授業をした研究では、13問のリスニング問題で事前から事後に統計的に意味のある伸びが見られたのは、新出語と内容を先に学んでからシャドーイングした群(ポスト・シャドーイング)だけで、先にシャドーイングした群の伸びは有意ではありませんでした。ただし、2群の伸びの差を直接比べた検定ではなく、専攻や男女の構成もちがう2クラスの比較で、事前と事後に同じ13問を使い、シャドーイングをしない比較群もないため、結果は暫定的です 3。
  • 一方、日本の学習者を3つのレベルに分け、1か月に15分×8回のポスト・シャドーイングをした研究では、音の聞き取りが伸びたのは中位の群だけで、聞いて理解する力は伸びず、下位の群は得点が下がりました。ただし、どのレベルの学習者も「役に立った」と好意的に受け止めていました 6。
  • 日本の看護系の大学生72人の研究では、授業の内外でシャドーイングを多くくり返した学習者ほど、リスニングの事後テストの正確さが高く、回を重ねるうちに意味にも注意を向けるようになったと質問紙で回答しました(意味の処理を直接測ったわけではありません)7。
  • 発音への効果をまとめた系統的レビュー(44研究)では、シャドーイングがわかりやすさ・流暢さ・抑揚やリズムの改善に役立つ可能性が示される一方、個々の音(母音・子音)への効果ははっきりしませんでした。また、研究方法の弱点も多いと指摘されています 8。
  • 8週間、携帯音楽プレーヤー(iPod)で短い会話文のシャドーイングを週4回以上続けた16人(比較のための別グループはない研究)では、事前から事後に、その場で話す課題のわかりやすさと流暢さが伸びましたが、なまりの強さは変わりませんでした。変化をシャドーイングだけによるものとは言い切れません 9。

「初見の英文でやるほど鍛えられる」とは限らない

「知らない英文を、耳だけで追いかけるからこそ聞く力が伸びる」と考える人もいます。理屈としては、先にシャドーイングをすれば音だけに集中できるという利点があります。ところが教室で比べた研究では、はっきりした伸びが確認されたのは、内容と単語を学んだあとにシャドーイングしたクラスの方だけでした(小規模な2クラスの比較です)3。この研究では、知らない内容を追いかける不安や負担が、先にやる方法の弱点として考察されています。

また「シャドーイングは誰にでも効く万能薬」でもありません。音の聞き取りは伸びても、理解テストの得点まで伸びるとは限らず、効きやすいレベルも研究によってちがいます 56。ねらいは「音を聞き取る力(ボトムアップ)」と考えると、期待と結果のずれが小さくなります。

なぜ効くの?

シャドーイングと音読の研究を長く続けてきた英語教育学者の門田修平氏は、シャドーイングの効果を4つに整理しています。①インプット効果(音を聞き取る力が伸びる)、②プラクティス効果(頭の中で音をくり返す仕組みが鍛えられ、新しい語や表現を覚えやすくなる)、③アウトプット効果(話すときの処理の一部を練習できる)、④モニタリング効果(自分の理解や発話を見張る力が育つ)です 10。

シャドーイングの研究を重ね、指導の本も書いている濱田陽氏と、第二言語習得研究者の鈴木祐一氏は、シャドーイングを、スキル習得理論にもとづく「意図的な練習(deliberate practice)」として位置づけ、16種類のやり方を音の処理をねらうものと意味の処理をねらうものに分類しています 1。濱田氏は、初級の学習者は「聞くためのシャドーイング」から始め、しだいに「話すためのシャドーイング」へ進むことを提案しています 2。

明日の授業でこうする

日本の授業研究で使われた手順(7ステップ)を、中学・高校の教科書本文に合わせて整理するとこうなります 3。

✏️教科書本文(既習の内容)で行う7ステップ(10〜15分)
  1. 聞く:まず本文の音声を1回、文字を見ずに聞く。
  2. マンブリング(2回):文字を見ずに、小声でつぶやくように音声を追いかける。うまく言えなくてOK。
  3. パラレル・リーディング(1回):本文を見ながら、音声と同時に声に出す。
  4. 意味の確認(3分):本文と和訳を黙って見て、意味を確かめる。
  5. シャドーイング(3回):文字を見ずに、はっきり声に出して追いかける。
  6. 見直し(3分):言えなかった所の音と意味を本文で確かめる。音がつながる所・弱くなる所に印をつける。
  7. コンテンツ・シャドーイング(1回):音だけでなく、場面や意味を思い浮かべながら追いかける。

この手順は、音読の「②音」「③自動化」の段階の練習として組みこめます。音読で使う本文と音声をそのまま使えるので、別の教材を用意する必要がありません。くり返しの回数は、4〜5回で再生率が頭打ち近くになったという研究や 4、回数を多くこなした学習者ほど事後テストの正答率が高かったという研究 7 を参考に、1回の授業で合計4〜6回、それを数回の授業に分けて行うのが一つの目安です。ただし、これは研究で決まった「最適な回数」ではなく、実践上の目安です(最適な回数はまだわかっていません)。

教材の選び方

  • 内容を知っている英文から:すでに学習した教科書のレッスンは、始めやすい選択肢です。
  • 短く:中学生なら30秒〜1分程度から。長い本文は段落ごとに。
  • ゆっくりから:最初は音声を0.8倍程度に落とし、慣れたら通常の速さへ。
  • ねらいで選ぶ:聞き取りの練習なら会話文や説明文、発音・抑揚の練習なら気持ちのこもった会話文が向いています。
🗣️先生の英語(そのまま使える)
TClose your textbook. Just listen first.
TNow mumble. Say it very quietly, just after the speaker.
TOpen your book. Read with the speaker at the same time.
TClose your book again. Shadow the speaker. Speak clearly.
TDon't stop even if you miss some words. Keep going!
TCheck the words you couldn't say. Listen to that part again.
TOne last time. Think about the meaning and imagine the scene.
🏫実例(学校段階別)
  • 中学校:2年生以降、すでに学習した教科書の本文(会話文)で週1回5〜10分。最初はマンブリングまででも十分です。宿題は、自分のシャドーイングを録音して聞き、言えなかった語を3つ書き出すこと。
  • 高校:リスニング教材や教科書本文で。共通テストのリスニング対策で解いた問題の音声を、解き終わったあとにシャドーイング素材として再利用すると、「解いて終わり」を防げます。
  • 小学校:文字を見ずに音をまねる活動は、チャンツや歌の「まねっこ」で十分です。速い音声を正確に追いかけるような本格的なシャドーイングは、負担が大きいので急ぎません。

評価と振り返り

シャドーイングは、録音して自分で聞くと、どこが言えなかったかに気づきやすくなります。スクリプトの内容語に印をつけ、言えた語にチェックしていくと、伸びが目に見えます(録音のあり・なしを比べた研究があるわけではなく、実践上の工夫です)。関連する研究として、音読でモデル音声と声を合わせ、ずれた所に下線を引き、先生の音の説明を受けて読み直した日本の大学生の群では、リスニングと音への気づきが伸びています 11。シャドーイングの記録は、基本的には生徒の自己評価や、先生が指導に生かすための形成的な評価に使いましょう。モデル音声をまねる力だけでは、学習指導要領が求める「話すこと」の力(目的や場面に応じて、考えや気持ちを伝える力)は測れないからです。成績(評定)に生かす場合は、単元の目標と観点を明らかにしたうえで、聞いた内容の要約・質問への応答・発表などのコミュニケーションの課題と組み合わせ、「区切り・強弱の再現」などは「知識・技能」を見る補助的な資料として扱うのが安全です。

⚠️よくある失敗
  • 初見・難しすぎる英文でいきなりやる:言えない不安だけが残りがちです。初学者や難しい教材では、意味や語彙を確かめてから始めるのが安全です(小規模な研究では、群内で有意な伸びが確認されたのは、意味を学んでからシャドーイングした群だけでした 3)。
  • 1〜2回で終わらせる:再生できる割合は数回くり返すうちに上がっていきます 4。
  • 上級の生徒にも同じやり方を続ける:中位の学習者では、音の聞き取りは伸びても高校レベルの理解問題は伸びなかった研究や 5、習熟度が高めの学習者では効果が限られた研究もあります 6。コンテンツ・シャドーイングや、即興で話す練習に進みましょう。
  • 「シャドーイングで共通テストの点がすぐ上がる」と約束する:理解テストまで伸びなかった研究もあります 6。ねらいは聞き取りの土台づくりです。
  • 言えたかどうかを確かめない:録音やチェックをしないと、ただ口を動かしているだけになりがちです。

❓ よくある質問

Q. シャドーイングとは何ですか? 音読とはどう違いますか?

聞こえた英語を、文字を見ずに、影(shadow)のようにすぐ後ろからついていって声に出す練習です。研究では「できるだけ間をあけずについていく」と定義されますが、音は聞いてから言うので実際には少し遅れて追いかけます 1。文字を見ながら音声と同時に読むオーバーラッピングとはここがちがいます。音読が「文字→声」の練習なのに対し、シャドーイングは「音→声」の練習なので、耳から入る音そのものに集中することになります。

Q. シャドーイングには、どんな効果がありますか?

日本の研究では、主に音を聞き取る力(音素知覚)が伸びています 5。発音では、わかりやすさ・流暢さ・抑揚やリズムの改善が報告されています 8。ただし聞いて理解する力までは伸びなかった研究もあり、ねらいは聞き取りの土台づくりと考えるのが安全です 6。

Q. シャドーイングは、どのレベルの生徒に効きますか?

研究によって結果がちがいます。リスニング問題の得点が伸びたのは下位の学習者だけだった研究がある一方で 5、音の聞き取りが伸びたのは中位の群だけで(ほかの群では効果が限られていた)、聞いて理解する力はどの群でも伸びず、下位の群ではその得点が下がった研究もあります 6。教材の難しさと生徒のレベルの組み合わせを見ながら進めましょう。

Q. シャドーイングは、初見の英文でやった方が効果的ですか?

そうとは限りません。大学1年生2クラスの小規模な比較では、はっきりした伸びが確認されたのは、新出語と内容を先に学んでからシャドーイングしたクラスの方だけでした 3。授業では、意味をすでに学んだ教科書の本文から始めるのがおすすめです。

Q. シャドーイングは、何回くらいくり返せばいいですか?

再生できる割合は4〜5回でほぼ頭打ちになったという研究があり 4、1回の授業で合計4〜6回、それを数回の授業に分けて行うのが一つの目安です。ただし、研究で決まった最適な回数はまだわかっていません。

🎓 もう一歩深く(大学院レベル)

🎓院生モード誰に、何に効くのか ― 研究の食いちがいをどう読むか

「シャドーイングは下位の学習者に効く」という通説について、濱田氏は、音素知覚は下位・中位の両方で伸び、高校レベルの理解問題では下位の学習者だけが伸びたと報告しました 5。一方、日本の学習者を3つのレベルに分けて調べた英語教育の研究者 Marina Goto 氏(2024)の研究では音の聞き取りが伸びたのは中位だけで、下位の群の理解テストの得点はむしろ下がりました 6。

食いちがいの原因として考えられるのは、①教材の難しさと学習者のレベルの組み合わせ、②練習量(Goto 氏の研究は1か月に8回・各15分)、③測定方法(ディクテーション型のクローズ・テストか、英検型の問題か)、④サンプルの小ささです。回数の多い学習者ほど事後テストの成績がよかったという報告もあり 7、「何回・どのくらいの期間」やれば効くのかは、まだ決着がついていません。

発音面では、系統的レビューが、統制された課題(読み上げなど)にかたより、自由な発話や聞き手による評価と音響分析を組み合わせた研究が少ないこと、学習者の印象を調べた研究がアンケート中心であることを課題として挙げています 8。

🎓院生モード理論的な位置づけ ― 音韻ループ、スキル習得、そして「意味」

門田氏は、シャドーイングが音韻ワーキングメモリの内語反復(subvocal rehearsal)を強化し、語や定型表現・構文の学習を助ける「プラクティス効果」や、実行系ワーキングメモリによるメタ認知的なモニタリングの発達を論じています 10。濱田氏と鈴木氏は、スキル習得理論の「意図的な練習」の枠組みで、音韻処理のためのシャドーイングと、意味処理を通して取り込み(intake)をねらうシャドーイングを区別しました 1。

教室での実践上の論点は、いつ意味に注意を向けさせるかです。シャドーイングとリピーティングで再生される語の種類がちがうという結果は 4、同じ「まねる」練習でも、注意の向け方や処理のしかたがちがうことを示唆します。くり返すうちに学習者が意味にも注意を向けるようになったと自己報告した研究もあり 7、「最初は音、慣れたら意味」という段階づけ(コンテンツ・シャドーイングへの移行)は、理論とも実践とも合っています。

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📑 出典(11件)

本文の上付き数字に対応。✔ は DOI / ISBN / 公式ページを書誌データベースと機械照合した印です。

  1. Hamada, Y., & Suzuki, Y. (2022). Situating shadowing in the framework of deliberate practice: A guide to using 16 techniques. RELC Journal, 55(1), 219-227. doi:10.1177/00336882221087508 ✔ DOI照合済シャドーイングを「意図的な練習」として位置づけ、音の処理用と意味処理用に16種類を整理した手引き
  2. Hamada, Y. (2019). Shadowing: What is it? How to use it. Where will it go?. RELC Journal, 50(3), 386-393. doi:10.1177/0033688218771380 ✔ DOI照合済シャドーイング研究25年をまとめ、授業での使い方を提案した総説
  3. Hamada, Y. (2014). The effectiveness of pre- and post-shadowing in improving listening comprehension skills. The Language Teacher, 38(1). doi:10.37546/jalttlt38.1-1 ✔ DOI照合済日本の大学1年生。語彙・内容を学んだあとにシャドーイングする「ポスト・シャドーイング」群でリスニングが伸びた
  4. Shiki, O., Mori, Y., Kadota, S., & Yoshida, S. (2010). Exploring differences between shadowing and repeating practices: An analysis of reproduction rate and types of reproduced words. ARELE: Annual Review of English Language Education in Japan, 21, 81-90. 公式ページ ✔ リンク確認済大学生48人がシャドーイングとリピーティングを各6回。4〜5回で再生率が頭打ち近くまで上がった(DOI 10.20581/arele.21.0_81・J-STAGE)
  5. Hamada, Y. (2016). Shadowing: Who benefits and how? Uncovering a booming EFL teaching technique for listening comprehension. Language Teaching Research, 20(1), 35-52. doi:10.1177/1362168815597504 ✔ DOI照合済日本の大学生43人。シャドーイングで音の聞き取りは両群で伸び、聞いて理解する力は下位群で伸びた
  6. Goto, M. (2024). The effect of post-shadowing on listening skills and learner attitudes. The Journal of AsiaTEFL, 21(1), 74-89. doi:10.18823/asiatefl.2024.21.1.5.74 ✔ DOI照合済日本の学習者3レベルに1か月8回のシャドーイング。音の聞き取りは中級だけ伸び、聞いて理解する力は伸びなかった。学習者の印象は良好
  7. Hashizaki, R. (2024). Repetition fosters the effect of shadowing on L2 listening skills: Seeking an enhanced procedure. The Journal of AsiaTEFL, 21(3), 600-617. doi:10.18823/asiatefl.2024.21.3.6.600 ✔ DOI照合済日本の看護系大学生72人。シャドーイングの回数を多くこなした学習者ほどリスニングの事後テストが良く、しだいに意味にも注意を向けた
  8. Whitworth, B., & Rose, H. (2025). A systematic review of research on the use of shadowing for second language pronunciation teaching. Research Synthesis in Applied Linguistics, 1(2), 239-269. doi:10.1080/29984475.2025.2546827 ✔ DOI照合済シャドーイングと発音の系統的レビュー(44研究)。わかりやすさ・流暢さ・プロソディには効果、個々の音は決め手なし。研究方法の弱点も指摘
  9. Foote, J. A., & McDonough, K. (2017). Using shadowing with mobile technology to improve L2 pronunciation. Journal of Second Language Pronunciation, 3(1), 34-56. doi:10.1075/jslp.3.1.02foo ✔ DOI照合済8週間、携帯音楽プレーヤー(iPod)で録音しながらシャドーイングを続けた研究。わかりやすさ・流暢さが伸びた
  10. Kadota, S. (2019). Shadowing as a Practice in Second Language Acquisition: Connecting Inputs and Outputs. Routledge doi:10.4324/9781351049108 ✔ DOI照合済門田修平によるシャドーイングの理論と研究をまとめた英語の専門書
  11. Fuchigami, K. (2009). An experimental study on the effects of reading aloud with the use of metacognitive strategies. Language Education & Technology, 46, 79-98. 公式ページ ✔ リンク確認済日本の大学生44人。モデル音声とのずれに下線を引き、説明を受けてから読み直す「メタ認知つき音読」でリスニングと音韻意識が伸びた(DOI 10.24539/let.46.0_79・J-STAGE)

最終更新 2026-10-18 ・ 原田英語 まちがいのご指摘はこちら