AI PROMPTS FOR ERROR-IDENTIFICATION
大学入試英語
「正誤問題」だけを
徹底攻略するAIプロンプト12選
「正誤問題」だけを
徹底攻略するAIプロンプト12選
コピペするだけ。
ChatGPT・Claude・Geminiが「正誤問題専用トレーナー」に変わる
ChatGPT・Claude・Geminiが「正誤問題専用トレーナー」に変わる
「正誤問題の問題集、1冊やり切ってしまった」
「同じ問題を3周したから、答えを覚えてしまって意味がない」
「志望校の形式に合った問題が、そもそも手に入らない」
「同じ問題を3周したから、答えを覚えてしまって意味がない」
「志望校の形式に合った問題が、そもそも手に入らない」
正誤問題の対策には決定的なボトルネックがあります。それは「問題数が足りない」こと。市販の専門書は多くても500問前後。しかも一度解けば、次からは記憶で当たってしまう。
ここを一気に解決するのが生成AIです。ただし「正誤問題を作って」と頼むだけでは、まず使い物になりません。誤りが2か所ある、下線部の位置がずれる、そもそも誤っていない──こういう事故が普通に起きます。
本記事で配るのは、その事故を潰しきった実戦用プロンプト12本。診断・解説・演習・志望校対策・復習まで、正誤問題だけを一本道で攻略する設計です。
この記事の内容
1なぜ「正誤問題」だけはAIと相性が最強なのか
英語学習にAIを使うとき、実は相性の良し悪しがはっきり分かれます。長文読解の要約は得意、自由英作文の添削も得意。一方で、発音指導やリスニングの細かい聞き取りは苦手。
その中で、正誤問題はAIとの相性が突出して良い分野です。理由は3つあります。
理由1|答えが「文法規則」で一意に決まる
自由英作文の添削は、評価が揺れます。「この表現はアリかナシか」に絶対の正解がない場面が多いからです。ところが正誤問題は違う。「discussは他動詞だからaboutは不要」──ここに解釈の余地はありません。ルールベースで判定できる問題は、AIがもっとも信頼できる領域です。
理由2|「問題数の壁」が消える
正誤問題の専門書は、収録数がだいたい450〜500問。3周すれば答えを覚えてしまいます。ところが論点さえ指定すれば、AIは同じ論点で英文だけを差し替えた問題を、いくらでも作れます。「主語と動詞の一致だけ30問」といった、市販書では絶対に手に入らない偏った演習ができるのが最大の強みです。
理由3|「なぜ他の3つは正しいのか」を聞ける
参考書の解説は、たいてい正解の根拠だけを書きます。しかし正誤問題で伸び悩む人の本当の穴は、「誤りではない下線部を、誤りだと思ってしまう」ところにあります。AIなら「(A)(C)(D)がなぜ正しいのかを1行ずつ説明して」と追撃できる。この往復ができるかどうかで、伸び方が変わります。
前提の確認
この記事のプロンプトは、正誤問題の頻出論点をひととおり知っている人が使う前提で作られています。論点そのものが未習の場合は、先に【英語正誤問題】頻出パターン15選&5ステップ解法で全体像を入れてから戻ってきてください。AIは「知識を確認する道具」としては最強ですが、「ゼロから体系を作る道具」としては非効率です。
2使う前に必ず貼る「土台ヘッダー」──ここで9割決まる
いきなり「正誤問題を10問作って」と打ち込んだ人は、たいてい失望します。誤りが2か所ある問題が出てきたり、頼んでもいないのに解答を先出しされたり。
原因ははっきりしていて、AIに「採点基準」を渡していないからです。そこで、これから紹介する12本すべての冒頭に貼る共通の設定文を先に用意します。会話の最初に1回貼れば、その会話が終わるまで効きます。
効いているのはここ
ルール5と6が本体です。AIが作る正誤問題の事故で圧倒的に多いのが「誤りが2か所できてしまう」パターン。作問後に自己検算させる一文を入れるだけで、体感の精度がまるで変わります。ルール4は、ダミー選択肢に引っかかる癖を潰すための仕込みです。
3【診断編】自分の穴を10分で特定する(プロンプト1〜2)
正誤問題が苦手な人は、たいてい「全部が苦手」だと思い込んでいます。しかし実際に論点別で測ると、落としている論点は3つか4つに集中しているのが普通です。
そこで最初にやるのは、演習ではなく測定。15論点をひととおりスキャンして、穴の位置を確定させます。
プロンプト1|15論点スキャン(弱点の位置を確定させる)
使い方のコツ
所要は10分前後。ここで出た「ワースト3」を、以降のプロンプト6や7でテーマ指定に使い回します。スキャンは2週間に1回で十分です。毎日やる必要はありません。
プロンプト2|誤答カルテ(間違いの「種類」を分ける)
同じ1問のミスでも、原因はまったく違います。ルールを知らなかったのか、知っていたのに適用を間違えたのか、そもそも下線部を見ていなかったのか。ここを分けないまま「復習」しても、次も同じところで落とします。
この診断が効く理由
C型(見落とし型)が最多だった人は、知識を足しても点が伸びません。必要なのは「動詞→名詞→品詞→前置詞」という検討順序を固定することです。逆にA型が最多なら、演習より先に文法書に戻るべき。処方箋を1つに絞らせるのは、受験生が最もやりがちな「全部やろうとして何も終わらない」を防ぐためです。
4【解説編】「なぜ誤りか」を腹落ちさせる(プロンプト3〜5)
穴の位置が分かったら、次はその穴を埋めます。ここで大事なのは、解説を「読む」のではなく「引き出す」こと。参考書の解説は全員に同じものが届きますが、AIには自分が引っかかった角度から説明させられます。
プロンプト3|3層解説(ルール・手順・横展開)
狙い
最後の「15字以内のキーワード」が本命です。本番で思い出せるのは、長い解説ではなく短い合図だけ。「discussの後ろに前置詞なし」「知覚動詞の後ろは形容詞」──この粒度まで圧縮させます。
プロンプト4|ミニマルペア演習(正誤の境界線を体に入れる)
正誤問題の判定力は、「1語違うだけで正誤が入れ替わる文」を大量に浴びると一気に上がります。despiteとalthough、almostとalmost all、the number ofとa number of。境界線をまたぐ経験の量が、そのまま判定速度になります。
プロンプト5|出題者リバースエンジニアリング
正誤問題で安定して点を取る人は、解く側ではなく作る側の視点を持っています。「この文なら、出題者はここを崩してくるだろう」と先読みできる。その感覚を、AIに強制的に言語化させます。
プロンプト5がいちばん効く相手
「怪しいところを何となく選んでしまう」タイプに刺さります。ダミーの設計意図が見えるようになると、下線部を見た瞬間に「これは引っかけ用だ」と判別できるようになる。合わせて混同しやすい英単語50ペア完全攻略ガイドを横に置いておくと、崩し方のバリエーションが読めるようになります。
5【演習編】問題を無限に作り続ける(プロンプト6〜8)
ここからが本丸です。正誤問題には大きく分けて下線部選択型・NO ERROR型・文脈判断型の3系統があり、必要な処理が違います。系統ごとにプロンプトを分けているのは、混ぜると精度が落ちるからです。
プロンプト6|1問1答ドリル(もっとも使用頻度が高い1本)
毎日使うならこれ1本
「励ましやまとめを書かない」の一行が地味に効きます。これがないと、AIは1問ごとに感想を挟んできて、10問こなすのに倍の時間がかかります。
プロンプト7|NO ERROR型(早稲田・上智を狙うなら必須)
選択肢に「誤りなし」が入るNO ERROR型は、消去法が使えないぶん難易度が一段上がります。早稲田大学法学部・社会科学部、上智大学などで見られる形式で、市販の問題集ではそもそも練習量を確保しにくい。ここはAIの独壇場です。
プロンプト8|文脈判断型(東大タイプの長文正誤)
東京大学で長く出題されている形式は、単なる文法問題ではありません。文法的には成立しているのに、文脈上おかしい──そういう誤りが混ざります。howeverとthereforeの入れ替え、increaseとdecreaseの逆転。読解力と文法力の両方が要る、最高難度の系統です。
3系統の使い分け
志望校がGMARCH中心ならプロンプト6だけで足ります。早稲田・上智を受けるならプロンプト7を週2回。東大・京大など国公立難関ならプロンプト8を週1回。全部やろうとすると必ず続かないので、志望校に必要な系統に絞ってください。
6【志望校編】早慶・上智・東大の形式に寄せる(プロンプト9〜10)
正誤問題は、大学によって形式も難易度もはっきり違います。汎用の問題を100問解くより、志望校の形式で30問解くほうが伸びます。まず自分の志望校がどの系統かを確認してください。
必ず自分で確認すること
出題形式は学部・年度によって変わります。この表は出発点であって、確定情報ではありません。必ず志望校の赤本で、直近の出題形式・問題数・配点を自分の目で確かめてください。AIに大学別の出題傾向を聞いた場合も同じで、返ってきた内容は赤本で裏を取る前提で扱ってください。
プロンプト9|志望校チューニング
プロンプト10|時間制限つき模試モード
正誤問題で最後に差がつくのは、知識ではなく処理速度です。1問30秒で切り上げる訓練を、本番前の1か月は必ず入れてください。
この一文が効く
「合格点を取る指導をしてください」──この一文があるかないかで、返ってくるアドバイスの質が変わります。指定しないと、AIは全問正解前提の理想論を返してきます。本番で必要なのは、落としてよい問題を見極める判断力のほうです。
7【定着編】同じ間違いを二度と繰り返さない(プロンプト11〜12)
AI学習の最大の落とし穴は、解いた瞬間に消えることです。紙の問題集なら書き込みが残りますが、チャットの履歴は事実上どこかへ流れていく。だから定着の仕組みだけは、意識して作る必要があります。
プロンプト11|間違いノート自動生成
最後の一覧が本体です
チャット履歴は探しづらいので、一撃ルール一覧だけをスクショして、スマホのアルバムにまとめてください。移動時間の3分で回せる形にしておくことが、正誤問題では効きます。同じ発想の携帯用チェックリストとして文法・語法・イディオム ファイナルチェックリスト50も併用できます。
プロンプト12|スパイラル復習メニュー
間違えた論点は、1日後・3日後・7日後に間隔を空けて戻ってくるのが理想です。しかも同じ問題ではなく、同じ論点の別の英文で。人力でこれを組むのは面倒ですが、AIなら一瞬です。
12本の使用頻度の目安
毎日使うのはプロンプト6だけで構いません。プロンプト11は間違えた日に、プロンプト12は週の頭に。プロンプト1は2週間に1回、プロンプト10は本番1か月前から週1回。12本すべてを毎日回そうとすると、確実に破綻します。
8AIが必ずやらかす3つの事故と、その検算法
ここまで読んで「AIに全部任せればいい」と思ったなら、少し待ってください。AIは正誤問題でも普通に間違えます。ただし、間違え方には決まったパターンがあります。型さえ知っていれば、その場で潰せます。
事故1|正しい英文を「誤り」と判定する(過剰訂正)
もっとも多い事故です。文法的に何の問題もない文に対して、それらしい理由をつけて誤りだと言い切ってくる。受験生からすると、自分の判断が正しかったのにAIに押し切られる形になるので、いちばん被害が大きい。
そのまま送る検算フレーズ
その判定の根拠となる文法規則を、規則名で挙げてください。規則名を挙げられない場合は、判定を撤回してください。
規則名を要求されると、根拠のない判定はそこで崩れます。「なんとなく不自然に感じた」だけの判定なら、この一言で撤回されます。
事故2|出典を捏造する
「これは早稲田大学法学部の過去問です」──AIはこういう説明を、平気で創作します。問題そのものの質が悪いわけではないのに、出典だけが事実でない。困るのは、それを信じて出題傾向を誤解してしまうことです。
対処
AIが出す大学名・年度・出題数は、すべて参考値として扱ってください。実際の出題傾向は赤本でしか確定できません。プロンプト9に【要確認】の明記を組み込んでいるのは、この事故を前提にしているからです。
事故3|現代英語と「入試文法」のズレ
これは知っておくと差がつきます。たとえば Everyone should do their best. という文。現代英語では単数のtheyとして広く使われていますが、大学入試の正誤問題では従来の文法規則(everyoneは単数扱い)が適用されるのが一般的です。AIは日常的な英語の運用データに引っ張られるため、こうした場面で入試の採点基準とズレた判定を返すことがあります。
そのまま送る検算フレーズ
現代英語の運用ではなく、日本の大学入試で採点される文法基準で判定し直してください。両者で判断が分かれる場合は、その差を明示してください。
結論としての付き合い方
AIは「無限に問題を出してくれる練習相手」としては最高、「最終的な正誤の裁定者」としては不十分です。判定が腑に落ちないときは、その場で食い下がってください。反論して初めて見えてくる論点があります。それ自体が正誤問題の訓練になります。
930日で正誤問題を得点源に変えるロードマップ
12本のプロンプトを、実際どういう順番で回すのか。1日15分から20分を前提に、30日分の組み方を示します。
30日で終わらせないための一言
このロードマップは「正誤問題を捨て問題から得点源に変える」ための30日であって、完成ではありません。Day30以降は、プロンプト6を1日10問と、プロンプト12を週1回。この2本だけを入試まで回し続けてください。やることを減らせるかどうかが、続くかどうかを決めます。正誤問題と同じく形式特化の対策が効く整序問題については、英語整序問題の解き方・秒殺テクニックを参照してください。
まとめ──AIは「無限の問題集」になる
正誤問題は、受験生の多くが苦手にしている形式です。
裏を返せば、対策した人だけが確実に差をつけられる分野でもあります。
裏を返せば、対策した人だけが確実に差をつけられる分野でもあります。
01正誤問題はルールで答えが決まる。だからAIとの相性が最も良い
02共通ヘッダーの「誤りは1か所」「作問後に自己検算」で事故が激減する
03いきなり演習しない。まず15論点スキャンで穴の位置を確定させる
04「誤り以外の3か所がなぜ正しいか」を毎回聞く。ここが伸びしろ
05志望校の系統に絞る。全形式を回そうとした人から脱落する
06AIの判定は絶対ではない。規則名を要求すれば、根拠のない判定は崩れる
07一撃ルール一覧をスクショで持ち歩く。復習の入り口を最短にする
問題集は、いつか終わります。
終わらない問題集を手元に置けるかどうか。
正誤問題の勝負は、そこで決まります。
終わらない問題集を手元に置けるかどうか。
正誤問題の勝負は、そこで決まります。
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