⚡ TODAY’S HEADLINE
「学びの多様化学校」が全国84校に拡大 — 4月に25校が新規開校、不登校支援の選択肢が大きく広がる
文科省が3月26日に公表した設置状況によると、不登校児童生徒のための特別教育課程を編成する「学びの多様化学校(不登校特例校)」が2026年4月時点で全国84校に。新規25校が今月開校し、中学校62校・小学校17校・高校14校と、特に中学校での設置が急増しています。英語教師として、多様な生徒に対応できる柔軟な指導力が一層求められる新年度の幕開けです。
🎯 WARM-UP ACTIVITIES
今日の帯活動アイデア(5分でできる!)
🤝 Self-Introduction Relay(自己紹介リレー)
対象:中学1年〜高校 | 時間:5分 | 準備:不要
▶ やり方:
① 生徒Aが自己紹介:“Hi, I’m Yuki. I like cats.”
② 生徒BがAの紹介+自分の紹介をする:“This is Yuki. She likes cats. I’m Ren. I like soccer.”
③ 生徒CがA+B+自分を紹介… どんどん長くなる!
④ 記憶が途切れたら周りがヘルプOK。最後まで続いた列が勝ち!
💡 ポイント:入学式直後のクラスで名前を覚える絶好のチャンス。三人称の he/she/they の使い分け練習にもなります。中1なら “I’m ___ . I like ___.” の2文でOK!
🧭 Four Corners(4コーナー・ディベート)
対象:中学2年〜高校 | 時間:5分 | 準備:教室の4隅にサイン(Strongly Agree / Agree / Disagree / Strongly Disagree)
▶ やり方:
① 先生が英語で意見文を読む:“Students should wear uniforms.”
② 生徒は自分の意見に合う4隅のどこかに移動
③ 同じコーナーの仲間と30秒で理由を英語で共有
④ 各コーナーの代表が1文で発表 → 意見が変わったら移動OK!
💡 ポイント:体を動かすので新学期のアイスブレイクに最適。「身体で意見を示す」ことで、英語が苦手な生徒も参加しやすい。”I think ~ because ~.” の基本構文の練習にも。
🤖 AI × ENGLISH TEACHING
AI × 英語指導 最前線
🆕 注目ツール:Sider AI — ブラウザ横で動くAIアシスタント
Chrome・Edgeのサイドバーに常駐するAIアシスタント。ウェブページを開いたまま、テキストの要約・翻訳・リライト・質問生成がワンクリック。英語のニュース記事を授業教材に加工する作業が劇的に効率化されます。GPT-4o・Claude・Geminiなど複数のAIモデルを切り替えて使える点も大きな強み。
✅ ウェブ記事を選択→即座にCEFRレベル別にリライト可能
✅ 記事から読解問題・語彙リストをAI自動生成
✅ PDF・YouTube動画の要約にも対応
✅ 基本機能は無料、教師の日常使いに十分
🎓 活用例:CNN記事をSider AIでB1レベルにリライト → 授業のウォームアップ教材を5分で作成!
📱 Heylama — AIと自由に英会話できる練習アプリ
2026年注目の新興AI語学ツール。レストランでの注文、空港でのやり取り、面接練習など実生活のシナリオでAIと音声会話ができます。会話後にAIが文法・語彙・流暢さをスコアリングし、具体的な改善ポイントを提示。生徒が自宅でスピーキング練習を積む「反転学習」との相性が抜群です。
📰 NEWS FLASH
英語教育ニュース FLASH
🇯🇵 JAPAN
外国語ワーキンググループ第10回開催へ — 次期学習指導要領の英語教育方針を策定中
文科省の中央教育審議会・教育課程部会内に設置された「外国語ワーキンググループ」が第10回の開催を予定。次期学習指導要領に向け、AI時代における外国語教育の本質的な意義と、小中高の接続性を強化する方向で議論が進んでいます。英語教師にとって、数年後の授業を左右する重要な動きです。
🇯🇵 JAPAN
英検S-CBT、4月から本人確認を大幅強化 — 顔写真付き身分証の原本提示が必須に
日本英語検定協会が2026年4月実施分から、英検S-CBTの本人確認を強化。顔写真付き身分証明書の原本提示が必須となり、忘れた場合は後日提出が求められます。また、筆記用具は会場での一律貸与に変更。受験指導の際は生徒への周知を忘れずに。
🌍 GLOBAL
2026年のAI語学学習ツール市場 — 「エージェント型AI」が主流に、教師的判断をAIが実行
2026年の語学学習AI市場では、単なるチャットボットから「エージェント型AI」への進化が鮮明に。学習者の弱点を自律的に分析し、レッスン内容をリアルタイムで組み替える機能が標準化しつつあります。Enverson AI、Praktika、Languaなどが競争をリードしており、教師と生徒の新しい協働モデルが生まれています。
🔗 参考:The Best AI Language Learning Tools of 2026: Tested & Reviewed
🛠 TOOLS
超絶使える!英語学習ツール
🎧
LearnEnglish Podcasts
British Council公式の無料ポッドキャスト。スクリプト・語彙リスト・理解度クイズ付き。リスニング宿題の定番にできる高品質教材。
🌎 WORLD CLASSROOM
世界の英語授業から学ぶ
🇧🇩 バングラデシュ式:「コミュニケーション最優先」で文法偏重から脱却
人口1.7億人のバングラデシュでは、英語は第二言語として小学1年から必修。かつては文法・訳読中心の授業が主流でしたが、2012年のCommunicative Language Teaching(CLT)カリキュラム改革により、「使える英語」への転換が進行中。特筆すべきは、NGOのBRAC(世界最大の教育NGO)が運営する学校で、英語を「地域の課題解決のためのツール」と位置づけ、保健衛生や環境問題をテーマに英語で議論する授業を展開している点です。経済格差が大きい中でも、英語教育を通じた社会的流動性の実現を目指す姿勢が国際的に注目されています。
🔑 明日から使えるテクニック
BRAC式の「社会課題×英語」のエッセンスを取り入れましょう。例:“What is one problem in our school? How can we solve it?” をペアで英語で話し合わせる。身近な問題を英語で考えることで、「英語を使う理由」が生徒の中に自然に生まれます。
TODAY’S QUOTE FOR TEACHERS
「ひとり灯のもとに文をひろげて、
見ぬ世の人を友とするぞ、
こよなう慰むわざなる。」
──── 灯のもとで書物を開き、まだ見ぬ時代の人を
友とすることほど、心慰められることはない。
── 吉田兼好『徒然草』第十三段
英語を学ぶことは、時代も国境も超えて「まだ見ぬ友」に出会うこと。
新入生に伝えたい、言葉を学ぶ意味の原点です。
💡 今日の1分ティップス — 入学式後の初回授業で「ウェルカムレター」を書かせよう
新入生の最初の英語授業で、「未来の自分への手紙」を英語で書かせてみましょう。“Dear future me, today is my first day at ___. I hope I will…” のテンプレートを渡し、3〜5文で完成。学年末にこの手紙を返却すると、1年間の成長を実感できる感動的な瞬間になります。書く内容より「英語で自分の気持ちを書いた」という成功体験を最初に作ることが、1年間のモチベーションの土台になります。
📎 今号の参考リンクまとめ
📰 ニュース記事
・リシード — 「学びの多様化学校」全国84校に(2026/3/27)
・文部科学省 — 新着情報(外国語ワーキンググループ第10回開催)
・日本英語検定協会 — 英検S-CBT 2026年度第1回 実施概要(2026/3/30)
・The Best AI Language Learning Tools of 2026 — Tested & Reviewed
🛠 ツール・サービス
📬 原田先生のニュースレター Vol.051 — 入学式・新学期特集号
haradaeigo.com
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