中高英語教師のための授業アイデア&最新情報ニュースレター

【中高英語教師のための授業アイデア&最新情報】 2026年3月14日(土)~原田先生の英語教育ニュースレター Vol.027 ~

 

ENGLISH TEACHER’S BRIEFING

📬 原田先生の英語教育ニュースレター

中高英語教師のための授業アイデア&最新情報

2026年3月14日(土)| Vol.027 🤍 ホワイトデー号

⚡ TODAY’S HEADLINE

JLPT(日本語能力試験)が2026年から観光客の受験を禁止 — 「言語テスト」のあり方を考える

日本語能力試験(JLPT)が2026年から、国内受験者に在留カードの提示を義務化し、短期滞在の観光客の受験を事実上禁止しました。2024年には過去最多の147万人が世界で受験した世界最大の日本語試験。背景には、海外受験者が無断で日本国内の住所を使用し、受験票や成績表の配送が困難になるという問題がありました。英語教育に携わる私たちにとっても、「テストの公正性」と「門戸の広さ」のバランスは常に課題。英検やGTEC、ESAT-Jも同じ問いに直面しています。

🔗 参考:The Japan Times — Tourists no longer allowed to take JLPT in Japan from 2026

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今日の帯活動アイデア(5分でできる!)

🤍 “Gift Exchange Debate”(贈り物ディベート)— ホワイトデー・スペシャル

対象:中学2年〜高校 | 時間:5分 | 準備:不要

▶ やり方:

① 先生がホワイトデーにちなんだ「究極の選択」を提示:“Which is a better gift: chocolate or flowers?”

② クラスを2つに分け、各チームが30秒で理由を考える

③ 交互に1人ずつ立って理由を述べる:“I think chocolate is better because everyone loves sweets and you can share it with friends.”

④ 相手チームは必ず “I understand your point, but…” で反論する。3往復で終了!

💡 ポイント:反論の型(I understand, but…)を使うことで、ディスカッションスキルの基礎が身につきます。お題を季節行事に合わせると生徒の発言量がグッと増える!他のお題例:”Handmade vs. Store-bought?” “Expensive gift vs. Thoughtful letter?”

📸 “Photo Prompt Story”(写真1枚で即興ストーリー)

対象:中学1年〜高校 | 時間:5分 | 準備:写真1枚(スマホ・プロジェクターで表示)

▶ やり方:

① 先生が1枚の写真を見せる(風景・人物・動物など何でもOK)

② 生徒はペアで30秒間、写真について英語で質問し合う:“Where is this?” “What is he doing?” “Why does she look happy?”

③ 次に各ペアが写真の「前後のストーリー」を2文で発表:“Before this photo, the dog was sleeping. After this photo, it ran into the ocean.”

④ 一番面白い・創造的なストーリーに拍手!

💡 ポイント:疑問文+過去形+想像力を同時に鍛える万能アクティビティ。写真は毎回変えるだけで何週間でも使えます。生徒のスマホ写真を匿名で使うと一気に盛り上がる!

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AI × 英語指導 最前線

🆕 注目ツール:Parlay Genie — AIでディスカッション質問を自動生成

英語の授業で「深い議論」を生むための質問づくりに悩んでいませんか?Parlay Genieは、トピックやテキストのURLを入力するだけで、高次思考を促すディスカッション質問をAIが自動生成するツール。「何が起きた?」という事実確認ではなく、「なぜそれが重要なのか?」という分析・評価レベルの質問を瞬時に作成できます。

✅ トピックやURLを入力→高次思考の質問を即生成
✅ 生徒の多様な視点をAIが「ペルソナ」として提示し議論を活性化
✅ 学年レベルと質問数を指定可能
✅ 基本機能は完全無料

🎓 活用例:教科書のリーディングテキストのURLを入れて、ディスカッション質問を5つ生成。授業のまとめに使えば、読んだ内容の理解が一気に深まる!

🔗 Parlay Genie 公式サイトはこちら →

📱 Corolair — 自分の教材からAIが問題を自動作成

フランス発のAI教育ツール。教師が自分の授業資料(PDF・文書・URLなど)をアップロードすると、AIがその内容だけを使って選択問題・穴埋め・インタラクティブ教材を自動生成。インターネット上の情報ではなく、教師が提供した「正しい情報」のみを元にするため、AIのハルシネーション(でたらめ回答)を防止できるのが最大の特長。Google Classroom・Moodle・Microsoft Teamsとも連携可能です。

🔗 Corolair 公式サイトはこちら →

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英語教育ニュース FLASH

🇯🇵 JAPAN

JLPT国内受験に在留カード必須化 — 観光客147万人受験時代に一区切り

日本語能力試験(JLPT)を国内で受験するには、2026年から在留カードの提示が必須に。海外受験者が日本国内の住所を無断使用して登録するケースが相次ぎ、受験票や成績証明書の配送に支障が出ていたことが背景です。2024年には世界で過去最多の147万人が受験。英検やTOEICなど英語テストも同様の国際化課題を抱えており、「テストの門戸をどう開くか」は語学教育全体の論点です。

🔗 参考:Tokyo Weekender — Japan Bans Tourists From Taking JLPT Exams

🏫 EDUCATION POLICY

高校無償化の「副作用」— 公立離れと塾費用格差の拡大

2026年度から全国実施される高校学費無償化。私立高校への補助が年間最大457,200円に拡大される一方、先行実施した大阪では名門公立校でも定員割れが発生。浮いた学費が塾代に回り、家庭の経済力による学力格差がむしろ広がるリスクも指摘されています。公立校の魅力をどう高めるかが喫緊の課題です。

🔗 参考:Edu Live — As Japan Makes High School Tuition Free, Public Schools Face a New Challenge

🌍 GLOBAL

クロアチア、EF英語能力指数で欧州トップ10入り — 「字幕文化」が鍵

人口約400万人のクロアチアが、EF English Proficiency Indexで世界10位・欧州9位にランクイン。英語教育は小学1年から必修で、映画やドラマは吹き替えではなく字幕放送が主流。日常的に英語に触れる「メディア浸漬」環境が高い英語力の秘訣とされています。日本のように字幕文化が根付いている国でも応用可能な示唆です。

🔗 参考:Total Croatia News — Croatian English Fluency Takes High Place on EF List

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超絶使える!英語学習ツール

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Lingopie

Netflix感覚でドラマや映画を見ながら英語学習。字幕をクリックすると単語の意味が表示。フラッシュカードに自動保存され復習も可能。

公式サイトを見る →

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Reverso Context

単語やフレーズを入力すると、実際の文脈での使用例を数百件表示。「この単語、どう使うの?」に即回答。自然な英語表現の指導に最適。

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HiNative

世界中のネイティブスピーカーに「この表現は自然ですか?」と質問できるQ&Aアプリ。生徒のライティング添削のセカンドオピニオンにも。

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Typeform

美しいデザインのアンケート・クイズ作成ツール。英語でのアンケート活動やリフレクションシートに。回答分析も自動で生成されます。

公式サイトを見る →

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世界の英語授業から学ぶ

🇭🇷 クロアチア式:「字幕+早期開始」で欧州トップクラスの英語力

人口約400万人のクロアチアが、英語能力で世界トップ10にランクインしている理由は3つ。①小学1年から英語必修(4年生からは第2外国語も追加)、②映画・ドラマの字幕文化(吹き替えは子ども向けのみ)、③2019年の新カリキュラムで文法暗記からコミュニケーション重視へ転換。特に「字幕付き映像への日常的な接触」が、教室外での自然なインプットを大量に生んでいます。

🔑 明日から使えるテクニック

「字幕活用リスニング」を帯活動に取り入れてみましょう。短い英語動画(1〜2分)を英語字幕付きで見せ、キーワードを3つ聞き取らせるだけ。映像+音声+文字の3チャンネルで脳に入るため、リスニング力とリーディング力が同時に鍛えられます。YouTube動画に英語字幕を付けるだけで今日から実践可能!

TODAY’S QUOTE FOR TEACHERS

“Nothing is impossible.
The word itself says ‘I’m possible!'”

— Audrey Hepburn(オードリー・ヘプバーン)

「不可能なことなんてない。だって、その言葉自体が『I’m possible(私にはできる)』と言っているのだから。」

💡今日の1分ティップス

生徒が英語で発言しやすくなる魔法のテクニック:「Name, Then Wait, Then Ask」。質問の前にまず名前を呼び、2秒待ってから質問する。「田中さん。(2秒)What do you think?」のように。名前を先に呼ぶことで本人に「心の準備」ができ、突然の指名による固まりを防げます。Wait Timeと組み合わせることで、発言の質も量も確実に上がります。

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haradaeigo.com

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