🔥 万バズ英語教育シリーズ
AI × 英語授業 完全攻略 ── Day 12 / 365
AIで長文読解を攻略!
要約&質問生成で
“読む力”を鍛える授業📖
📅 2026年3月2日
⏱ 読了12分
🎯 対象:中学〜高校英語教師
SECTION 01
📖 この授業案の概要
「長文読解が苦手な生徒が多い」「本文を読ませても”読んだつもり”で終わる」──そんな悩みをAIの”要約チェック&質問生成”で解決する授業案です。
この授業では、生徒がまず自力で長文を読んで要約を書き、その要約をAIに評価してもらう。さらにAIが長文に基づいた理解度チェック問題を自動生成し、ペアで出し合うという活動を行います。「読む→まとめる→問いを立てる→解き合う」の4段構造で、受動的な読解を能動的なアウトプット活動に変えます。
🔥 Day 8との違い
Day 8は「教師が用意した長文をAIで段階的に読み解く(要約→推論→批判的読解)」が主軸。今回のDay 12は「生徒自身が要約を書き、AIにフィードバックをもらい、さらにAIに問題を作らせてペアで出し合う」アウトプット主体の設計です。Day 8が”読みの深さ”を追求するなら、Day 12は“読みの主体性”を追求します。
教科・単元
英語・長文読解(教科書本文 or 入試過去問対応)
使用AI
ChatGPT(無料版でOK)/ Claude / Gemini
必要環境
生徒1人1台端末(タブレット or PC)
育成スキル
要約力・質問構成力・批判的読解力・協働学習
学習指導要領
「読むこと」概要把握・要点理解 /「思考力」情報の整理・再構成
SECTION 02
🛠 事前準備:教師用プロンプト
授業前に先生がやることは2つ。①授業で使う長文を準備する(教科書本文 or 入試過去問)。②その長文を元に模範要約と要約チェック基準をAIに作らせておく。これが授業のベースになります。
教師用プロンプト①:模範要約&評価基準の生成
📋 コピー
あなたは英語リーディング指導の専門家です。
以下の英語長文について、2つのものを作成してください。
【英語長文】
(↓ここに教科書本文 or 入試過去問の英文を貼り付け)
【作成してほしいもの】
■ 1. 模範要約(3パターン)
- レベルA(基礎):日本語で3文以内の要約
- レベルB(標準):英語で3文以内の要約(中学英語の範囲で)
- レベルC(発展):英語で5文以内の要約(高校英語レベルで)
■ 2. 要約チェック基準(生徒の要約を評価するための観点)
以下の5項目で、各項目の「◎良い例」「△改善が必要な例」を示して:
① メインアイデアの把握(主題が正確に含まれているか)
② キーワードの使用(重要な語句が入っているか)
③ 不要な情報の省略(枝葉の情報を省けているか)
④ 自分の言葉での言い換え(丸写しでなく再構成できているか)
⑤ 論理的なつながり(文と文の接続が自然か)
【出力ルール】
- 各レベルの要約は表形式で比較できるように
- チェック基準は生徒にも見せられるくらい分かりやすく
- 日本語で説明してください
💡 プロのTips
模範要約を3パターン用意する理由は生徒の到達度に応じて目標を変えるため。レベルAは「まず内容が分かればOK」、レベルCは「英語で再構成できる」がゴール。授業中に「自分はどのレベルを目指す?」と選ばせるのがポイントです。
SECTION 03
⏱ 50分授業の完全タイムライン
この授業の流れは「読む→要約する→AIにフィードバック→質問生成→ペアで出し合う→振り返り」の6段構造。各パートの先生のセリフ・生徒のアクションを完全記載しています。
0:00 – 3:00 ──── 導入(3分)
🎬 「今日は長文を”読む側”から”問題を作る側”になろう!」
先生の声かけ例:「長文読解、苦手な人?(挙手を促す)今日はね、読んだ後にAIと一緒に問題を作るっていう逆転の発想で授業をやります。問題を作れる人は、実は一番よく読めてる人なんだよ。」
● 今日のゴール:「長文を要約し、AIの力を借りてオリジナル問題5問を作り、ペアで出し合う」
3:00 – 13:00 ──── 黙読+要約チャレンジ(10分)
📝 長文を読んで、自力で要約を書く
先生が配布した長文(300〜500語)を黙読(5分)。
読み終わったら
ノートに要約を書く(5分)。⚠️ ポイント:「日本語でも英語でもOK。完璧じゃなくていい。
まず自分の力で書いてみるのが大事」と声かけ。
● レベルAの生徒:「この話は何についての話?」を日本語で書ければOK
● レベルB・Cの生徒:英語で3〜5文の要約に挑戦
13:00 – 20:00 ──── AI要約フィードバック(7分)
🤖 自分の要約をAIに評価してもらう
ここが第1のAI活用ポイント。生徒がプロンプト①に原文と自分の要約を両方貼り付けて送信。
AIが「何が良くて、何が足りないか」を具体的にフィードバック。⚡ 「AIに丸付けしてもらうんじゃなくて、コーチにアドバイスしてもらう感覚だよ」と伝える。
フィードバックを読んで、要約を修正する時間も2分確保。
20:00 – 30:00 ──── AI質問生成タイム(10分)
❓ AIに「この長文に関する問題」を作ってもらう
ここが授業のメインパート。生徒がプロンプト②を使って、AIに長文に基づいた問題を5問生成させる。
生成される問題のタイプ:
● 内容理解(事実確認):1問
● 推論(行間を読む):1問
● 語彙・表現(文中の単語の意味):1問
● 意見・考え(自分の考えを英語で書く):1問
● 要約問題(本文を要約させる):1問
⚡ AIが出力した問題を生徒が自分でチェックするのがポイント。「この問題、本文を読まなくても解けちゃわない?」と思ったらAIに作り直しを依頼。
30:00 –
42:00 ──── ペア問題バトル(12分)
⚔️ お互いの問題を出し合う「読解バトル」
ペアになり、AIが作った問題を相手に出題する。
● ラウンド1(4分):Aさん→Bさんに出題。Bさんはノートに回答。
● ラウンド2(4分):Bさん→Aさんに出題。Aさんはノートに回答。
● 答え合わせ+ディスカッション(4分):「この問題面白い!」「これ難しすぎない?」
⚡ 出題する側も本文をよく理解していないと解説ができない。だから出題すること自体が最強の読解トレーニングになる。
42:00 – 50:00 ──── 振り返り+発表(8分)
🎤 ベスト問題の共有+振り返り
振り返りシートに記入(3分)→ 「今日一番よくできた問題」を2〜3人が発表(5分)
振り返りの問い:
①「要約で一番苦労したポイントは何?AIのフィードバックで気づいたことは?」
②「AIが作った問題の中で『これは良い問題だ!』と思ったのはどれ?逆に『イマイチだな』と思ったのは?」
③「問題を出す側と解く側、どちらが難しかった?それはなぜ?」
SECTION 04
🎯 生徒用プロンプト(コピペ用)
今回は2つのプロンプトを使います。①要約フィードバック用 ②質問生成用。Google Classroomやロイロノートで両方配信してください。
生徒用プロンプト①:要約フィードバック
📋 コピー
あなたは英語リーディングの優しいコーチです。
私が書いた要約にフィードバックをください。
【原文(英語長文)】
(↓ここに授業で配られた英語の長文を貼り付けてね)
【私が書いた要約】
(↓ここに自分で書いた要約を貼り付けてね)
【フィードバックのルール】
以下の5つの観点で、私の要約を評価してください:
① メインアイデア ── 一番言いたいことが入ってる?(⭕ or △ + 理由)
② キーワード ── 大事な言葉を使えてる?(⭕ or △ + 抜けてるキーワード)
③ 情報の取捨選択 ── いらない情報を省けてる?(⭕ or △ + 具体的に)
④ 自分の言葉 ── 丸写しじゃなくて言い換えできてる?(⭕ or △ + アドバイス)
⑤ つながり ── 文と文が自然につながってる?(⭕ or △ + 改善案)
【出力ルール】
- 日本語で優しく説明してね
- ダメ出しだけじゃなくて「ここが良いね!」も必ず言って
- 最後に「こう直すともっと良くなるよ!」という改善版の要約を見せて
- 絵文字を使って見やすくして
生徒用プロンプト②:質問生成(ペアバトル用)
📋 コピー
あなたは英語の読解問題を作るプロです。
以下の英語長文に基づいて、友達に出す問題を5問作ってください。
【英語長文】
(↓ここに授業で配られた英語の長文を貼り付けてね)
【問題の作り方ルール】
5問を以下のタイプで1問ずつ作ってください:
🔵 Q1. 内容理解(事実確認)
→ 本文に書いてある事実を問う問題(4択形式)
🟢 Q2. 推論(行間を読む)
→ 本文に直接は書いてないけど推測できることを問う問題(4択形式)
🟡 Q3. 語彙・表現
→ 本文中の下線部の単語の意味を問う問題(4択形式)
🟠 Q4. 意見・考え
→ 本文のテーマについて自分の考えを英語で書かせる問題(自由記述)
🔴 Q5. 要約問題
→ 本文を40語以内で要約させる問題
【出力ルール】
- 問題文は日本語で書いて(英語の選択肢は英語でOK)
- 各問題に難易度(★☆☆ / ★★☆ / ★★★)を表示
- 答えは「答えを見せて」と入力したら表示して
- Q4とQ5の模範解答も用意して
- 絵文字を使って見やすくして
⚡ 超重要:生徒への声かけ
「プロンプト①は自分の要約が終わってから使ってね。先にAIに頼っちゃうと練習にならないよ!」
「プロンプト②は、AIが作った問題をそのまま使うんじゃなくて、自分でも『これ良い問題かな?』って考えてね。本文を読まなくても解ける問題があったら、AIに作り直しを頼もう!」
SECTION 05
📱 AIの出力実例
環境問題をテーマにした長文(約350語)を使った場合の出力例です。まず要約フィードバック、次に質問生成の順で紹介します。
📝 出力サンプル①:要約フィードバック
あなたの要約を読みました!早速フィードバックするね 📖
① 🎯 メインアイデア ── ⭕ いいね!
「地球温暖化が海面上昇を引き起こしている」というメインの主張をちゃんと捉えられてるよ!
② 🔑 キーワード ── △ もう少し!
「greenhouse gases」「carbon dioxide」は入ってるけど、「renewable energy」が抜けてるよ。本文の後半で解決策として出てくる重要ワードだね。
③ ✂️ 情報の取捨選択 ── △ 改善の余地あり
「北極のシロクマが困っている」の部分は具体例であって、メインの主張ではないかな。要約では省いてもOK。
④ 💬 自分の言葉 ── ⭕ すごい!
“The earth is getting warmer” を “Global temperatures are rising” と言い換えできてるのは素晴らしい!
⑤ 🔗 つながり ── △ もう一歩
2文目と3文目のつながりが急。”As a result” や “Therefore” を使うともっと自然に。
───────
✨ こう直すともっと良くなるよ!
“Global temperatures are rising due to greenhouse gases like carbon dioxide. As a result, sea levels are increasing and threatening coastal areas. The article suggests that switching to renewable energy is key to solving this problem.”
📝 出力サンプル②:質問生成
🔵 Q1. 内容理解(★☆☆)
本文によると、海面上昇の主な原因は何ですか?
(a) Earthquakes
(b) Melting glaciers due to global warming
(c) Heavy rainfall
(d) Ocean currents
🟢 Q2. 推論(★★☆)
筆者は再生可能エネルギーについてどのような立場だと推測できますか?
(a) It is too expensive to use.
(b) It is the most important solution to climate change.
(c) It should only be used in developed countries.
(d) It is not effective enough.
🟡 Q3. 語彙・表現(★★☆)
本文中の “devastating” の意味に最も近いものはどれ?
(a) Surprising
(b) Extremely harmful
(c) Slightly annoying
(d) Completely new
🟠 Q4. 意見・考え(★★★)
地球温暖化を止めるために、あなたが日常生活でできることを英語で2文以上で書いてください。
🔴 Q5. 要約問題(★★★)
この長文の内容を40語以内の英語で要約してください。
SECTION 06
👀 机間巡視・声かけのポイント
フェーズ別チェックポイント
【黙読・要約フェーズ】
✅
まず自力で書いているか(いきなりAIに頼っていないか)
✅
手が止まっている生徒には「まず日本語で1文だけ書いてみて」と声かけ
✅
本文を何度も読み返しているか(1回読んだだけで書き始めていないか)
【AIフィードバックフェーズ】
✅
原文と要約を両方貼り付けているか(要約だけ送っても意味がない)
✅
フィードバックを読んで実際に修正しているか(読むだけで終わっていないか)
【質問生成・ペアバトルフェーズ】
✅ AIが作った問題を吟味しているか(丸投げで使っていないか)
✅ ペアで実際に声を出して出題しているか(画面を見せ合うだけになっていないか)
声かけフレーズ集
🗣️「まず自分で書いてからAIに聞くんだよ。順番が大事!」
🗣️「AIのフィードバック、どこが一番『なるほど』と思った?」
🗣️「AIが作った問題、本文を読まなくても解けちゃうやつない?」
🗣️「ペアに出す時、『これ難しいよ〜』って言ってから出すと盛り上がるよ」
🗣️「問題を作れるってことは、本文をすごくよく理解してる証拠だよ」
🗣️「AIのフィードバックと辞書の説明、どっちが分かりやすかった?」
SECTION 07
📊 評価方法と振り返りシート
この授業は要約の質・問題作成の適切さ・ペア活動への取り組みの3軸で評価します。
知識・技能
要約の正確さ(メインアイデア・キーワード・長さ)+ ペアバトルの正答率
思考・判断
AIの出力を吟味できたか/質の高い問題を選別できたか
主体的態度
振り返りシートの記述内容/ペアへの出題・解説への積極性
【振り返りシート】AI×長文読解 要約&質問バトル
名前:______ クラス:__ 出席番号:__
■ 要約チャレンジ
自分が目指したレベル:A / B / C(◯をつけよう)
AIフィードバックの総合評価:⭕が__個 / △が__個
■ AIフィードバックで一番「なるほど!」と思ったこと
→
■ Q1. 要約で一番苦労したポイントは?
→
■ Q2. AIが作った問題で「これは良い問題!」と思ったのは?(Q番号と理由)
→
■ Q3. ペアバトルで出された問題、正解できた?できなかった?
→ 正解:__問 / 不正解:__問
■ Q4. 問題を「作る側」と「解く側」、どちらが難しかった?なぜ?
→
■ Q5. 次にAIを使うなら、どんなプロンプトを試したい?
→
■ 今日の授業の満足度(◯をつけよう)
★★★★★ とても良かった
★★★★☆ 良かった
★★★☆☆ ふつう
★★☆☆☆ あまり良くなかった
★☆☆☆☆ 良くなかった
SECTION 08
⚠️ よくある失敗と対処法
❌ 失敗1:生徒が自力で要約を書かずにいきなりAIに聞く
対処:これが最大の課題。対策は3つ。①「まずノートに手書きで書く→写真を撮って提出→その後AI」とステップを明示。②AI活用タイムまでは端末を裏返しにさせる(物理的に防ぐ)。③「自分で書いた要約がないとAIのフィードバックが受けられないよ」と目的を再確認。
❌ 失敗2:AIが生成した問題が簡単すぎる or 本文と関係ない
対処:これはむしろ絶好の学びの場面。「AIが作った問題が本文を読まなくても解けちゃうなら、それはダメな問題。AIに『もっと本文の内容に基づいた問題にして』って指示し直してみて」と伝える。プロンプト修正の練習にもなる。
❌ 失敗3:ペアバトルが盛り上がらない
対処:①「正解数を競う」ゲーム要素を入れる。②「ベスト問題賞」を設けて、クラスで一番良い問題を作った人を発表。③時間が余ったらペアを入れ替えて2ラウンド目を実施。④先生が「これは良い問題だね!」と巡視中に褒めてモチベUP。
❌ 失敗4:長文が長すぎて10分で読みきれない
対処:この授業で使う長文は300〜500語が最適。それ以上は前時に読んでおく or 段落ごとに区切って「今日は第2段落まで」とする。初回は短めの文から始めるのが鉄則。
BONUS
🎁 おまけ:発展プロンプト3選
基本の活動が終わった生徒、もっと深く読みたい生徒向けの追加プロンプトです。
以下の英語長文を段落ごとに分けて、それぞれの段落について:
① 1文で要約(英語)
② その段落のキーワード3つ
③ 次の段落との論理的つながり(例:対比、因果、具体例…)
を一覧表にしてください。
最後に「全体の論理構造マップ」を矢印で視覚的に見せてね。
【英語長文】
(ここに貼り付け)
以下の英語長文をもとに、大学入学共通テストの読解問題のスタイルで問題を5問作ってください。
形式:
- Q1〜Q3:4択の内容理解問題(共通テスト第5問スタイル)
- Q4:本文の内容を表にまとめる穴埋め問題
- Q5:要旨を選ぶ問題(4択)
各問題に解説もつけて。答えは「答えを見せて」で表示してね。
【英語長文】
(ここに貼り付け)
以下の英語長文のテーマに関して、ディベートで使える質問を5つ作ってください。
条件:
- 賛成と反対の両方の立場から考えられる質問
- 各質問に「賛成側の主張例」「反対側の主張例」を1文ずつ英語で
- 最後に「この長文のテーマでディベートするときの便利フレーズ10選」をつけて
- 中高生が使える英語レベルで
【英語長文】
(ここに貼り付け)
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