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📝 試験対策

🎤 通訳案内士 2次口述対策|プレゼンと通訳の練習メニュー完全版

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
筆記試験を突破したら、次は口述試験です。英語を「読んで選ぶ」試験から、「その場で話す」試験へ。準備の仕方もがらりと変わります。この記事では、観光庁のガイドラインで確認できた口述試験の形式と評価項目をもとに、プレゼンと通訳の練習メニューを具体的に紹介します。

口述試験の形式を正確に知ろう

観光庁の「全国通訳案内士試験ガイドライン」では、口述試験について次のように定められています(2026年9月時点で確認)。

  • 外国語は筆記試験で選んだものと同じ
  • 外国人観光客の関心が強い、日本の観光地等に関連する地理・歴史・産業・経済・政治・文化の主要な事柄を題材に、通訳案内の業務を擬似的に行う
  • 試験時間は10分程度
  • 内容は次の2題
  1. 通訳問題:試験委員が読み上げる日本語を外国語に訳し、その内容に関連した質疑を行う(メモを取ることが認められている)
  2. プレゼンテーション問題:提示される3つのテーマから1つを選び、外国語で説明し、そのテーマについて試験委員と質疑応答を行う
  • 合格基準:評価項目ごとに具体的な評価基準を設定し、原則7割

JNTOの2026年度施行要領では、英語の口述試験の受験地は東京近郊・大阪近郊・福岡市とされていました。

5つの評価項目から逆算する

ガイドラインでは、評価項目として次の5つが挙げられています。

  1. プレゼンテーション
  2. コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲等)
  3. 文法及び語彙
  4. 発音及び発声
  5. ホスピタリティ(全国通訳案内士としての適切な受け答え等)

ここから見えてくるのは、英語の正確さだけで評価される試験ではないということです。わからない質問をされても会話を続けようとする姿勢や、案内する人としての受け答えも評価の対象になります。

練習で意識したいこと

  • 沈黙しない:Let me think for a moment. / That's a good question. でつなぐ
  • 聞き返してよい:Could you say that again, please?
  • 相手を見て話す:原稿を読み上げる口調にならない
  • 聞き取りやすい声で:少しゆっくり、はっきりと

ポイント:「ガイドとして目の前の旅行者に話している」つもりで練習すると、5つの評価項目がまとめて鍛えられます。

プレゼンは「3文の型」+肉付け

3つのテーマから1つを選んで説明するプレゼンは、型を決めておくことが最大の対策です。

基本の3文

  1. 定義:それが何かを1文で言う
  2. 具体:いつ・どこで・誰が・何をするかを1つ足す
  3. 意味づけ:なぜ大切か、旅行者にとってどんな魅力があるかで締める

例:花見(hanami)

  • Hanami is the custom of enjoying cherry blossoms, usually in spring.
  • Many people have picnics under the trees in parks with their family, friends, or coworkers.
  • Because the blossoms last only a short time, hanami reminds many Japanese people to enjoy the present moment. If you visit Japan in spring, I recommend visiting a famous park early in the morning to avoid the crowds.

この3文を土台に、歴史や場所、旅行者へのアドバイスを足して長さを調整します。最後に旅行者向けのひと言を入れると、ガイドらしいプレゼンになります。

テーマの選び方

3つのテーマが示されたら、「自分が具体例を話せるもの」を選ぶのが基本です。知識が多いテーマより、具体的な場面を1つ話せるテーマのほうが、質疑応答にも対応しやすくなります。

通訳問題は「要点+言い換え」

通訳問題では、試験委員が読み上げる日本語を英語に訳します。ガイドラインではメモを取ることが認められています。

メモのコツ

  • 全部書こうとしない。数字・固有名詞・否定・順序を優先
  • 記号を決めておく(例:↑増える、↓減る、×禁止、→理由)
  • 主語と動詞だけを英語で書く練習も効果的

訳すときのコツ

  • 一字一句ではなく、意味を正確に伝える
  • むずかしい単語が出てこなければ、やさしい言葉に言い換える
  • 「参拝客」→ people who visit the shrine to pray
  • 「混雑が予想されます」→ It will probably be very crowded.
  • 訳し終えたら、関連する質問にガイドとしての立場で答える

練習方法

日本語の観光案内文やニュースを家族に読み上げてもらい、メモを取って英語に訳します。1人で練習するときは、日本語の文章を自分で録音して、それを聞きながら訳すと本番に近い練習ができます。

1週間の練習メニュー

筆記試験のあと、口述試験までの期間は限られています。毎日少しずつ、プレゼンと通訳の両方を回しましょう。

1週間メニュー(1日45分の例)

  • 月:プレゼン3テーマ(寺社・食・行事から1つずつ)を3文の型で準備し、録音
  • 火:通訳練習5問+昨日の録音を聞き直して改善
  • 水:プレゼン3テーマ(自然・歴史・現代文化から1つずつ)
  • 木:通訳練習5問+想定質問への回答練習
  • 金:プレゼンと通訳を本番と同じ流れで通す(10分)
  • 土:家族や友人に試験委員役をしてもらい、質疑応答を練習
  • 日:1週間の録音を聞き比べ、次の週の重点を決める

テーマの集め方

寺社、祭り、食べもの、伝統芸能、自然、歴史上の人物、現代の生活など、ジャンルを決めてテーマのリストを作りましょう。原田英語の「日本文化ナビ」のように、テーマ別の英語説明と音声がまとまったサイトを使うと、準備の材料を集めやすくなります(公式教材ではないので、内容は自分でも確認しながら使いましょう)。

よくある失敗

失敗1:原稿を丸暗記して読み上げ口調になる

覚えた文章をそのまま再現しようとすると、途中で1語忘れただけで止まってしまいます。覚えるのは型とキーワード。文は毎回少し変わってかまいません。

失敗2:質問に完璧に答えようとして黙る

質疑応答では、知らないことを聞かれることもあります。黙ってしまうより、I'm not completely sure, but I believe... のように、わかる範囲で誠実に答えるほうが、コミュニケーションやホスピタリティの面で好ましい対応です。

失敗3:自分の声を聞いていない

録音を聞き直さないと、発音や話すスピードの癖に気づけません。1日1回は録音して聞く習慣をつけましょう。

失敗4:日本語での知識があいまいなまま

英語がうまく出てこない原因が、実は日本語での理解不足ということもよくあります。説明に詰まったテーマは、まず日本語で説明できるか確認しましょう。

本番の当日に向けて

前日まで

  • よく使うつなぎ表現(Let me think... / In other words... / For example...)を口に慣らしておく
  • 得意なテーマのプレゼンを3つ、どんな順番でも話せるようにしておく
  • 受験票に記載された会場と時間を確認する(JNTOの2026年度施行要領では、口述試験の会場と時間は受験票で案内され、変更できないとされていました)

当日の心構え

  • 入室したら、あいさつとアイコンタクトから。最初の印象もホスピタリティの一部です
  • プレゼンは、ゆっくり・はっきり。早口になりそうなら、1文ごとに小さく間をとる
  • 質疑応答では、相手の質問を最後まで聞いてから答える

ポイント:口述試験は「10分間のミニツアー」。試験委員を旅行者だと思って、案内するつもりで臨みましょう。今日はまず、得意なテーマを1つ選んで3文の型で話してみてください。

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よくある質問

口述試験はどのくらいの時間ですか?
観光庁のガイドラインでは、口述試験の時間は10分程度とされています。通訳問題とプレゼンテーション問題の2題で構成されています。
通訳問題でメモは取れますか?
ガイドラインでは、試験委員が読み上げる問題内容についてメモを取ることが認められています。数字や固有名詞、否定など重要な情報を中心にメモする練習をしておきましょう。
合格基準はどれくらいですか?
評価項目ごとに具体的な評価基準が設定され、原則7割が合格基準点とされています。評価項目には、プレゼンテーション、コミュニケーション、文法及び語彙、発音及び発声、ホスピタリティが含まれます。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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