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📝 試験対策

🎎 日本文化を英語で説明するコツ|通訳案内士の口述プレゼンで使える型

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 8分🎁 読了で +10XP
「お盆って英語でどう説明する?」「わびさびって何て言えばいい?」。全国通訳案内士の口述試験では、日本の事柄を英語で説明するプレゼンが課されます。この記事では、試験で使いやすい説明の型と、練習の具体的な方法を紹介します。後半では、原田英語の「日本文化ナビ」を使った練習法も1つのセクションにまとめました。

よい説明は「相手が知らない前提」から

日本文化を英語で説明するとき、最初につまずきやすいのが、相手がどこまで知っているかを考えずに話し始めてしまうことです。

たとえば「お盆は先祖を迎える行事です」と言っても、「先祖を迎える」とはどういうことか、旅行者にはイメージしにくいかもしれません。

ありがちな説明

  • Obon is an event for ancestors.

相手が知らない前提の説明

  • Obon is a Buddhist event held in summer. Many Japanese people believe that the spirits of their ancestors come back home during this time, so families get together, visit the family grave, and welcome the spirits.

後者は、いつ・どんな考え方で・人々が何をするかまで伝えています。全国通訳案内士試験のガイドラインでも、口述試験は外国人観光客の関心が強い事柄を題材に、通訳案内の業務を擬似的に行わせるものとされています。目の前の旅行者が「なるほど」と思える説明をめざしましょう。

なお、地域や家庭によって習慣は違うので、Many Japanese people... や In many areas... のように、言い切りすぎない表現を使うのも大切なコツです。

基本の型:定義→具体→意味づけ

どんなテーマにも使える基本の型は、次の3ステップです。

  1. 定義:A is a ... that ...(大きな分類+特徴)
  2. 具体:いつ・どこで・誰が・何をするかを1つ
  3. 意味づけ:なぜ大切か、旅行者にとっての魅力は何か

例:鳥居(torii)

  • 定義:A torii is a gate that marks the entrance to a Shinto shrine.
  • 具体:When you pass through it, you are entering a sacred space, so many people bow lightly before walking through.
  • 意味づけ:Some shrines have hundreds or even thousands of torii gates, and walking through them is a special experience for many visitors.

例:精進料理(shojin ryori)

  • 定義:Shojin ryori is a traditional Buddhist vegetarian cuisine.
  • 具体:It uses vegetables, tofu, and seaweed instead of meat or fish, and it was developed in temples.
  • 意味づけ:Today, visitors can try it at some temples, and it is a good choice for vegetarian travelers.

この3文ができれば、あとは時間に合わせて、歴史や場所、おすすめの楽しみ方を足していくだけです。

比較とたとえで「わかる」に変える

相手の知っているものと比べると、説明は一気に伝わりやすくなります。

比較の例

  • A ryokan is a traditional Japanese inn. It's a bit like a bed and breakfast, but you sleep on futons on tatami mats.
  • Sumo is similar to wrestling, but the match ends when a wrestler steps out of the ring or touches the ground with any part of the body other than the soles of the feet.

たとえの注意点

比較は便利ですが、違いも必ず添えることが大切です。「旅館はB&Bのようなもの」で終わると、誤解を与えるかもしれません。上の例のように、but ... で日本ならではの特徴を必ず加えましょう。

抽象的な概念の説明

わびさびや「おもてなし」のような抽象的な概念は、定義だけではなかなか伝わりません。具体的な場面を1つ見せるのが効果的です。

  • Omotenashi means wholehearted hospitality. For example, at a ryokan, the staff may prepare your room and meals carefully so that you feel relaxed, often without being asked.

「たとえば」を合言葉に、抽象と具体をセットで話しましょう。

質疑応答まで想定して準備する

口述試験のプレゼンでは、説明のあとに試験委員との質疑応答があります。プレゼンの準備と一緒に、よく聞かれそうな質問も考えておきましょう。

質問を予想する3つの視点

  1. なぜ?:Why do people do that?
  2. 旅行者は?:Can tourists join or try it?
  3. 今は?:Is it still popular among young people today?

例:お正月のテーマなら

  • Why do Japanese people eat special food at New Year?
  • Can tourists visit shrines during the New Year holidays?
  • Do young people still send New Year's cards?

それぞれ、2〜3文で答えられるようにしておくと安心です。最後の質問のように、答えが人や地域によって違うものは、Some people ..., while others ... のように多様性を示す答え方が便利です。

わからない質問が来ても黙らないことも大切。I'm not sure about the details, but as far as I know, ... のように、わかる範囲で誠実に答えましょう。

日本文化ナビを練習に使う方法

原田英語の「日本文化ナビ」は、行事・食・神社・仏教・芸能・歴史など、1,100項目以上の日本文化を英語で説明し、音声もつけた辞典サイトです。試験の公式教材ではありませんが、口述プレゼンの練習素材として使いやすい作りになっています。「外国人によく聞かれる質問」「答えにくい質問」「英語スピーチ原稿集」のページや、通訳案内士・入試対策のページもあります。

使い方の例(1項目15分)

  1. テーマを1つ選ぶ:寺社、食、行事などから、試験に出そうなものを選ぶ
  2. 音声を聞きながら音読:3回。意味のまとまりで区切って読む
  3. キーワードだけ残して暗唱:定義・具体・意味づけの3文を、キーワードだけ見て言う
  4. 自分の具体例を足す:自分が行った場所、食べたものなど、1文を加える
  5. 録音して聞き直す:発音と話すスピードをチェック

注意したいこと

  • 暗唱した文を丸ごと再現するより、自分の言葉で言い直せることをめざす
  • 事実関係は、自治体や寺社の公式情報などでも確かめる習慣をつける
  • 試験範囲や形式は、必ずJNTOと観光庁の公式情報で確認する

ポイント:サイトは「お手本」として使い、最後は自分の体験を入れた「自分だけの説明」に仕上げましょう。

1週間メニューとよくある失敗

1週間メニュー(1日30分の例)

  • 月:寺社・宗教から1テーマを3文の型で作る
  • 火:食文化から1テーマ
  • 水:年中行事・祭りから1テーマ
  • 木:伝統芸能・工芸から1テーマ
  • 金:自然・観光地から1テーマ
  • 土:今週の5テーマを、テーマを見た瞬間に話し始める練習
  • 日:想定質問を各テーマ3つずつ作って答える

よくある失敗

  • 難しい単語を並べる:旅行者に伝わるのは、やさしく正確な英語です。
  • 日本語の直訳:「心をこめて」を with heart とだけ言うより、carefully and sincerely のように意味を伝える工夫を。
  • 一方的に話しすぎる:質疑応答の時間も意識し、相手が質問したくなる余白を残しましょう。
  • 言い切りすぎる:All Japanese people ... より、Many Japanese people ... のほうが正確です。

今日はまず、身近なテーマを1つ選んで、定義・具体・意味づけの3文を声に出してみましょう。

テーマの幅を広げるチェックリスト

プレゼンでは3つのテーマから1つを選びますが、どんなテーマが出るかはわかりません。苦手なジャンルを作らないことが、選択肢を広げるコツです。次のチェックリストで、準備できているジャンルに印をつけてみましょう。

ジャンル別チェックリスト

  • □ 神社・寺院(鳥居、お守り、座禅、大仏など)
  • □ 年中行事・祭り(お正月、節分、お盆、七夕など)
  • □ 食文化(和食、すし、懐石、駅弁など)
  • □ 伝統芸能・芸術(歌舞伎、能、茶道、生け花など)
  • □ 自然・観光地(富士山、温泉、日本庭園、紅葉など)
  • □ 歴史上の人物・出来事(武士、城、明治維新など)
  • □ 現代の暮らし(コンビニ、新幹線、アニメなど)

各ジャンルで2〜3テーマ話せるようになれば、どんな組み合わせが出ても1つは選べる状態に近づきます。印のつかないジャンルがあれば、来週はそこから始めましょう。

📺 このコラムと一緒に見たい動画

✅ 今日からやること

🗾日本文化ナビ(原田英語)日本文化を英語で説明する辞典。1,100項目以上を一言・30秒・スピーチの3段階の英文と音声で。通訳案内士・入試にも。

よくある質問

日本文化の説明はどのくらいの長さで練習すればいいですか?
まずは定義・具体・意味づけの3文、30秒程度で言えることを目標にしましょう。そこから歴史や場所、旅行者へのアドバイスを足して、時間を調整できるように練習すると、本番でも対応しやすくなります。
日本文化ナビは試験の公式教材ですか?
いいえ。原田英語が運営する日本文化の英語説明サイトで、公式教材ではありません。英語の説明と音声を練習素材として活用し、試験の範囲や形式はJNTOと観光庁の公式情報で確認してください。
難しい文化用語はどう訳せばいいですか?
無理に一語で訳そうとせず、日本語のまま言ってから英語で説明するのが基本です。たとえば、Wabi-sabi is a Japanese idea of finding beauty in simple and imperfect things. のように、意味を短く補いましょう。
✍️
英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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