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📝 試験対策

🌏 TOEICリスニングの発音の違い|米・英・カナダ・豪の聞き分けと慣れ方

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 5分🎁 読了で +10XP
TOEICのリスニングで、アメリカ英語はなんとか聞き取れるのに、イギリス英語やオーストラリア英語になると急に聞き取りにくくなる――そんな経験はありませんか。TOEIC L&Rのリスニングでは、複数の国の発音が使われています。この記事では、発音の違いに慣れるための練習法を紹介します。

TOEICでは複数の国の発音が使われる

IIBCの公式案内によると、TOEIC L&Rのリスニングでは、米国・英国・カナダ・オーストラリア(ニュージーランドを含む)の発音が採用されています。ビジネスのグローバル化とともに、さまざまな英語に触れる機会が増えていることに対応したものと説明されています。

日本の学校教育では、アメリカ英語の発音に触れることが多いため、イギリス英語やオーストラリア英語の音に慣れていない人も多いでしょう。

ただし、発音の違いを細かく覚える必要はありません。大切なのは、違いがあることを知ったうえで、いろいろな発音に耳を慣らしておくことです。

ポイント:本番で「今の人はイギリス英語だ」と判断できる必要はありません。どの発音で話されても内容が理解できれば十分です。

聞き取りでつまずきやすい音の違い

ここでは、アメリカ英語とイギリス英語を例に、聞き取りでつまずきやすい代表的な違いを紹介します(カナダ英語はアメリカ英語に近い特徴を持つことが多く、オーストラリア英語はイギリス英語と共通する特徴も多いと一般に言われます。ただし、話し手によって個人差があります)。

1. 語尾や母音の後の r

  • アメリカ英語では、car, hour, water などの r がはっきり響くことが多い
  • イギリス英語では、母音の後の r をはっきり発音しないことが多い
  • 例:The meeting is at four. の four が、「フォー」とあっさり聞こえることがある

2. t の音

  • アメリカ英語では、water, better, city のような母音に挟まれた t が、日本語の「ラ行」に近い音に聞こえることがある
  • イギリス英語では、t をはっきり発音することが多い

3. can と can't

  • アメリカ英語では、can't の t がほとんど聞こえず、母音の長さや強さで判断することがある
  • イギリス英語では、can't の母音が「カーント」のように聞こえることがあり、can との違いがわかりやすい場合もある

4. 母音の違い

  • schedule の最初の音が、「スケ」と「シェ」の2通りで聞こえることがある
  • tomato や after などの母音が、アメリカ英語とイギリス英語で違って聞こえることがある

自作例文で聞き分けのポイントを確認

実際のTOEICの場面を想定した自作の例文で、聞き取りのポイントを確認しましょう。

例文1

  • I can't make it to the meeting on Tuesday.
  • can't を can と聞き間違えると、意味がまったく逆になります。「来られない」と「来られる」の違いは、設問の答えに直結します。

例文2

  • Could you put the water bottles in the storage room?
  • water の t の音が、発音によって違って聞こえることがあります。

例文3

  • The new schedule will be posted on the notice board.
  • schedule の発音が2通りあることを知らないと、一瞬戸惑うかもしれません。

例文4

  • We're planning to hire more staff for the summer.
  • hire や more の r の響き方が、話し手によって異なります。

これらの例文を、いろいろな発音の音声で聞く機会を作ることが、慣れるための近道です。辞書アプリや発音サイトには、アメリカ英語とイギリス英語の両方の発音を聞けるものも多いので、活用してみましょう。

いろいろな発音に慣れる練習法

1. 公式問題集の音声を話し手別に聞く

公式問題集の音声には、いろいろな発音の話し手が登場します。聞き取りにくいと感じた話し手の音声に印をつけ、重点的に聞き直しましょう。

2. シャドーイングで音を体に入れる

聞き取りにくい発音の音声を、スクリプトを見ながら真似して読み、慣れてきたらシャドーイングします。自分で発音してみると、その音が聞き取りやすくなることがあります。

3. いろいろな国の英語コンテンツに触れる

TOEICの教材以外にも、イギリスやオーストラリアなどの英語のニュース、ポッドキャスト、動画に触れると、自然にいろいろな発音に慣れていきます。

4. 単語帳の音声を使い分ける

単語帳の中には、アメリカ英語とイギリス英語の両方の音声を収録しているものもあります。公式のボキャブラリーブックについても、両方の発音を収録していると案内されています。どちらの音でも単語がわかるように練習しましょう。

耳慣らしのための簡単なルール

  • 1日1回は、アメリカ英語以外の話し手の音声を聞く
  • 聞き取れなかった単語は、辞書アプリで2通りの発音を聞き比べる
  • 「発音が違うから聞き取れない」と感じたら、同じ音声を3回繰り返して聞く

どれも数分でできることですが、毎日続けることで、発音の違いへの戸惑いは少しずつ小さくなっていきます。

1週間の発音慣れメニュー(1日20分)

月曜:聞き取りにくい話し手を見つける

公式問題集のPart 3・4を1セット解き、聞き取りにくかった話し手の音声に印をつけます。

火曜:印をつけた音声を精聴

スクリプトを見ながら、印をつけた音声を3回聞きます。

水曜:シャドーイング

火曜の音声を、スクリプトを見ながら音読し、その後シャドーイングします。

木曜:r と t の音に注目

この記事の例文のような、r や t が含まれる文を、いろいろな発音で聞いてみます。

金曜:can と can't の聞き分け

can と can't が含まれる文を、音声で聞いて判断する練習をします。

土曜:TOEIC以外の英語コンテンツ

イギリスやオーストラリアの英語ニュースや動画を15分楽しみます。

日曜:見直し

1週間で聞き取れるようになった音と、まだ聞き取りにくい音をメモします。

数字や固有名詞に特に注意

発音の違いは、数字や地名、人名などを聞き取るときに影響しやすい部分です。fifteen と fifty のような数字の聞き分けは、いろいろな発音で練習しておくと安心です。

よくある失敗

失敗1:アメリカ英語の音声だけで練習する

アメリカ英語だけに慣れていると、本番で別の発音に戸惑うことがあります。いろいろな発音に触れる機会を意識的に作りましょう。

失敗2:発音の違いを細かく覚えようとする

発音の違いを理論として覚えることより、実際の音にたくさん触れて慣れる方が効果的です。

失敗3:聞き取れないのを発音のせいにする

聞き取れない原因が、発音の違いではなく、単語を知らない、音のつながりに慣れていない、ということもあります。スクリプトで原因を確認しましょう。

いろいろな発音に慣れると、TOEICのリスニングだけでなく、実際に海外の人と話すときにも役立ちます。今日は、公式問題集の音声で聞き取りにくい話し手を1人見つけるところから始めましょう。

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よくある質問

TOEICのリスニングでは、どの国の発音が使われますか?
IIBCの公式案内では、米国・英国・カナダ・オーストラリア(ニュージーランドを含む)の発音が採用されています。
発音の違いを全部覚える必要がありますか?
その必要はありません。いろいろな発音の音声に触れて、どの発音でも内容が理解できるように慣れることが大切です。
イギリス英語に慣れるにはどうすればいいですか?
公式問題集の音声でイギリス英語の話し手を重点的に聞き直すほか、イギリスの英語ニュースや動画に触れる機会を作るのがおすすめです。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
原田英語が、現場の英語教師の目で世界の英語学習動画と勉強法を厳選。紹介文・コラムはすべてオリジナルで書いています。運営者について・お問い合わせ

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