英検3級の試験形式(2024年度以降)
3級の一次試験は、リーディング・ライティング(65分)とリスニング(約25分)です。
リーディング
- 短文の語句空所補充:15問
- 会話文の空所補充:5問
- 長文の内容一致選択:10問(掲示・案内、Eメール、説明文)
ライティング(2題)
- Eメール:外国人の友達からのメールに返信する(語数の目安15〜25語)
- 英作文:QUESTION に対して、自分の考えと理由2つを書く(語数の目安25〜35語)
リスニング
- 会話の応答文選択10問(放送1回、補助イラストつき)
- 会話の内容一致選択10問(放送2回)
- 文の内容一致選択10問(放送2回)
二次試験
面接委員1人との個人面接で約5分。30語程度のパッセージの音読と、5つの質問があります。
ポイント:ライティングは2題で1題あたりの配点が大きいパートです。時間切れで白紙にするのがいちばんもったいないので、時間配分は必ず決めておきましょう。
語彙と長文:中学3年間の総仕上げ
語彙問題は「熟語」も忘れずに
3級の語彙問題には、単語だけでなく look for(〜を探す)、be good at(〜が得意だ)、take care of(〜の世話をする)のような熟語が多く出ます。熟語は前置詞まで含めてひとかたまりで覚えましょう。
おすすめは、例文ごと声に出して覚える方法です。
- She is good at playing the piano.
- I'm looking for my key.
長文は「質問を先に読む」
長文問題では、本文を読む前に質問文に目を通しておきます。「いつ?」「なぜ?」「何を買った?」など、探すものがわかってから読むと、時間が大きく短縮できます。
掲示・案内文では、日付・時間・場所・料金が問われやすいので、数字には印をつけながら読みましょう。Eメールでは「だれがだれに、何のために書いているか」を最初につかむのがコツです。
1日1題、長文を読んだあとに、本文を見ずに内容を日本語で3文にまとめてみてください。この「思い出す練習」が読解力を確実に伸ばします。
Eメール問題:2つの質問に必ず答える
3級のEメール問題では、友達からのメールに下線が引かれた2つの質問があり、その両方に答える返信を書きます。
型を決めておく
- お礼・あいさつ(Thank you for your e-mail. は最初から印刷されていることが多い)
- 1つめの質問への答え+ひとこと説明
- 2つめの質問への答え+ひとこと説明
例(自作)
友達のメール:I heard you went to a summer festival. What did you eat there? And who did you go with?
返信例:
I ate takoyaki and shaved ice. They were very delicious. I went there with my sister and two friends. We had a great time.(22語)
よくある失敗
- 質問が2つあるのに1つしか答えない
- 過去の質問に現在形で答えてしまう(What did you...? には過去形で)
- 語数を気にしすぎて、関係のない文を足してしまう
書き終えたら、「質問1に答えた?」「質問2に答えた?」と指さし確認をする習慣をつけましょう。
英作文:「考え+理由2つ」の型で書く
英作文では、QUESTION に対する自分の考えと、その理由を2つ書きます。語数の目安は25〜35語です。
基本の型
- I think... / I like...(自分の考え)
- First, ...(理由1)
- Second, ...(理由2)
例(自作)
QUESTION: Which do you like better, summer or winter?
I like summer better than winter. First, I can swim in the sea with my friends. Second, summer vacation is long, so I can enjoy many events.(29語)
理由づくりのコツ
理由は「楽しい」「好き」だけで終わらず、具体的に何ができるかを書くと説得力が出ます。3級では難しい単語はいりません。自信を持って書ける単語だけで、文法ミスのない文を書くことを優先しましょう。
よく出る話題(季節・休日・部活動・食べ物・旅行・読書など)について、理由を2つずつ英語でメモしておくと、本番で書き始めるまでの時間が短くなります。
リスニングとはじめての面接
リスニング:第1部は放送が1回
3級のリスニングは、第1部だけ放送が1回で、第2部・第3部は2回です。第1部は会話の最後の発言に対する応答を選ぶ問題なので、最後の一文に集中しましょう。疑問詞で始まる質問なのか、お願いなのか、あいさつなのかを聞き分けるのがポイントです。
二次試験の流れ
- 問題カードのパッセージを20秒で黙読
- タイトルから音読
- No.1:パッセージについての質問
- No.2・No.3:イラストについての質問(人物の行動や物の状況)
- カードを裏返して、No.4・No.5:あなた自身についての質問
No.1 では、質問に合わせて主語を代名詞に変えて答えるのがコツです。たとえば Why do many people like...? と聞かれたら、Because they... と答えます。
No.4・No.5 は Yes / No だけで終わらせず、I like to... のように文で答えましょう。Yes と答えたあとに Please tell me more. と続きを求められることもあるので、ひとこと付け足す練習をしておくと安心です。
1か月の学習メニューとよくある失敗
平日30分メニュー
- 5分:単語・熟語の復習(日本語を見て英語を言う)
- 10分:長文1題 または 語彙問題10問
- 10分:リスニング1パート(聞いたあと音声を見て確認)
- 5分:英作文かEメールの型を声に出して言う
週末メニュー
- 過去問のライティング2題を時間を計って書く(合わせて20分前後が目安)
- 書いた英文を、学校の先生や家族にチェックしてもらう
よくある失敗
- ライティングを最後に回して時間切れ:先にライティングを書き、残りで読解を解く方法も試してみましょう。
- 面接対策を一次試験後に始める:一次試験の結果を待ってからだと時間が足りません。音読だけでも毎日続けておくと安心です。
- スペルミス:friend、because、beautiful など、よく使う単語こそ正しく書けるか確認しましょう。
ポイント:3級は「書く・話す」を初めて本格的に練習する級。完璧な英語より、質問に合った答えを伝えることを意識しましょう。
今日は、よく出る話題を3つ選んで、それぞれ理由を2つずつ英語で書いてみるところから始めましょう。



