準2級の試験形式を正しく知る
準2級の一次試験は、リーディング・ライティング(80分)とリスニング(約25分)です。
リーディング
- 短文の語句空所補充:15問
- 会話文の空所補充:5問
- 長文の語句空所補充:2問(物語文・説明文)
- 長文の内容一致選択:7問(Eメール・説明文)
ライティング(2題)
- Eメール:知り合いからのメールに返信する(語数の目安40〜50語)
- 英作文:QUESTION に対して意見と理由2つを書く(語数の目安50〜60語)
リスニング(すべて放送1回)
- 会話の応答文選択10問、会話の内容一致選択10問、文の内容一致選択10問
二次試験(約6分)
50語程度のパッセージの音読と、パッセージ・イラスト・受験者自身の意見についての質問があります。
3級との一番の違いは、リスニングがすべて1回しか流れないことと、ライティングの語数がぐっと増えることです。
語彙と長文:「読む量」を増やす
語彙は「単語+使い方」で覚える
準2級の語彙問題では、動詞と名詞の組み合わせ(コロケーション)や句動詞がよく問われます。たとえば make a reservation(予約をする)、take part in(参加する)、run out of(使い果たす)のようなまとまりです。
単語帳を使うときは、日本語訳だけでなく例文ごと音読しましょう。
- We ran out of milk, so I went to the store.
- Many students took part in the volunteer event.
長文は段落ごとに要点をつかむ
準2級の長文は、3級よりも1文が長く、段落も増えます。おすすめは、読みながら各段落の横に日本語で一言メモを書く練習です。
- 第1段落:新しい図書館ができた
- 第2段落:人気の理由=勉強スペース
- 第3段落:問題点=混雑
こうしておくと、設問を読んだときにどの段落に戻ればいいかがすぐにわかります。長文の語句空所補充では、空所の前後に However や For example などのつなぎ言葉がないかも確認しましょう。流れが逆になるのか、例が続くのかで答えが決まります。
Eメール問題:答える+質問する
準2級のEメール問題は、3級とは少し違います。相手のメールにある質問に答えるだけでなく、メールの下線部について、より詳しく知るための質問を2つすることが求められます。語数の目安は40〜50語です。
型
- 下線部についての質問2つ(I have two questions about... などで始める)
- 相手の質問への答え+理由
例(自作)
友達のメール:I started using a new study app last month. It helps me remember English words. Do you think studying with apps is a good idea?
返信例:
I have two questions about your app. How much does it cost? And how many minutes do you use it every day? I think studying with apps is a good idea because we can study anywhere, even on the train.(43語)
よくある失敗
- 下線部と関係ない質問をしてしまう(「アプリ」について聞くべきなのに、相手の学校について聞くなど)
- 質問が1つしかない
- 相手の質問への答えを忘れる
必ずチェックする3点は、質問2つ・下線部に関係・相手への答えです。
英作文:理由に「具体例」を足す
英作文では、QUESTION に対して自分の意見と理由を2つ書きます。語数は50〜60語なので、3級よりも一つひとつの理由をふくらませる必要があります。
型
- 意見:I think that... / I do not think that...
- 理由1+説明
- 理由2+説明
- まとめ(For these reasons, ...)
例(自作)
QUESTION: Do you think it is good for students to have part-time jobs?
I think it is good for students to have part-time jobs. First, they can learn how to work with others. For example, they need to talk politely to customers. Second, they can understand the value of money. They will think carefully before buying things. For these reasons, I agree.(56語)
理由のあとにFor example や具体的な場面を1文足すだけで、語数も説得力も自然に増えます。反対の立場で書く練習もしておくと、本番でどちらでも書きやすいほうを選べます。
放送1回のリスニングと面接
リスニングは「選択肢の先読み」が命
準2級のリスニングは、第1部から第3部まですべて放送1回です。第2部・第3部は選択肢が印刷されているので、放送の前に選択肢を読み、何が問われそうかを予想しておきましょう。選択肢に動詞が並んでいれば「これから何をするか」、場所が並んでいれば「どこへ行くか」が問われる可能性が高いです。
練習では、1回聞いて解いたあとにスクリプトを見て確認し、聞き取れなかった文をシャドーイングします。
面接の流れ
- パッセージの黙読と音読(50語程度)
- No.1:パッセージについての質問
- No.2:イラストの人物の行動を描写(A man is carrying a box. のように現在進行形で)
- No.3:イラストの人物の状況を説明
- No.4:カードのトピックに関連した意見
- No.5:日常生活についての質問
No.2 では、イラストの人物それぞれについて現在進行形で1文ずつ言う練習をしておきましょう。No.4・No.5 では、意見+理由の2文で答えるのが基本です。
3か月の学習プランとよくある失敗
3か月プラン
- 1か月目:過去問1回分で実力チェック。単語帳を1冊決めて毎日30語ずつ復習。長文を週3題。
- 2か月目:Eメールと英作文を週に1題ずつ書き、先生や添削サービスでチェック。リスニングは毎日10分。
- 3か月目:過去問を時間を計って2〜3回分。間違えた問題の解き直し。面接の音読とイラスト描写の練習を始める。
平日の40分メニュー例
- 10分:単語・熟語(想起練習)
- 15分:長文1題
- 10分:リスニング1パート+シャドーイング
- 5分:英作文の型を声に出して言う
よくある失敗
- 3級と同じ感覚でリスニングを受ける:1回しか流れないので、集中の切り替えが大事。
- ライティングで難しい単語を使おうとする:スペルや語法のミスが増えるだけ。書ける単語で正確に。
- Eメールの下線部を読み落とす:下線部の内容に合った質問になっているかを最後に確認。
ポイント:準2級は、3級から2級へ向かう途中の大事な一歩。ここで身につけた「理由を書く・話す」力は、その上の級でもずっと使えます。
今日は過去問のEメール問題を1題、型に沿って書いてみましょう。



