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📝 試験対策

⚡ パラグラフリーディングのやり方|スラッシュと組み合わせて長文を速く読むコツ

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
英語の長文で時間が足りなくなる。1文ずつ丁寧に訳していたら、最後の問題にたどり着けなかった――そんな経験はありませんか?速く読むためのカギは、「1文1文を速く訳す」ことだけではなく、「文章の設計図をつかむ」ことです。この記事では、段落単位で文章をとらえるパラグラフリーディングを中心に、スラッシュリーディングと組み合わせた練習法を紹介します。

パラグラフリーディングとは:段落の「役割」を読む

英語の文章、特に説明文や論説文は、多くの場合1つの段落に1つの主張という書き方をされています。その主張を表す文をトピックセンテンス(topic sentence)と呼び、段落の最初のほうに置かれることが多いです。

パラグラフリーディングとは、この性質を利用して、

  1. 各段落の言いたいことをつかむ
  2. 段落どうしの関係(理由、例、反対意見など)をつかむ
  3. 文章全体の設計図を頭に作る

という読み方です。細かい部分をすべて訳さなくても、文章の流れがわかるようになります。

ポイント:「トピックセンテンスは必ず1文目」とは限りません。あくまで「最初のほうに来ることが多い」という傾向として使いましょう。

練習英文で試してみよう 📄

次の自作の短い英文で、パラグラフリーディングを体験してみましょう。

Many students think that studying for long hours is the best way to improve. However, the quality of study time matters more than the amount. For example, a focused thirty-minute session can be more useful than two hours of studying while checking a phone.

One simple way to improve focus is to take short breaks. When students rest for a few minutes after working, they often return to their tasks with more energy. Some people use a timer to remind themselves to take a break.

読み方の手順

  1. 各段落の1〜2文目だけ読む
  • 第1段落:However の後が主張 → 「勉強は量より質が大事」
  • 第2段落:「集中力を上げる簡単な方法は、短い休憩」
  1. 段落の関係を考える:第1段落で「質が大事」と主張し、第2段落で「その具体的な方法」を示している
  2. 設問を見てから、必要な部分を詳しく読む

第1段落の最初の文は「多くの生徒は〜と考える」という一般論で、However の後に筆者の本当の主張が来ています。これは入試の長文でとてもよく見られるパターンです。

つなぎ言葉は「文章の道路標識」

段落どうし、文どうしの関係を教えてくれるのがつなぎ言葉(ディスコースマーカー)です。これに印をつけるだけで、読むスピードがぐっと上がります。

覚えておきたいつなぎ言葉

  • 逆接(ここから大事!):However / But / On the other hand / Nevertheless
  • 例(主張の具体例。読み飛ばしてもわかることが多い):For example / For instance / such as
  • 追加:Also / In addition / Moreover
  • 結論・まとめ:Therefore / As a result / In short / In conclusion
  • 原因・理由:because / This is why / due to

使い方

読みながら、However には○、For example には△をつけるなど、自分なりの記号を決めましょう。

  • ○の後:筆者の主張が来やすい → 丁寧に読む
  • △の後:主張の具体例 → 主張がわかっていれば速めに読む

この「丁寧に読むところ」と「速めに読むところ」のメリハリが、速読の正体です。

スラッシュリーディングと組み合わせる

パラグラフリーディングが「文章全体の地図」なら、スラッシュリーディングは「1文を前から読む技術」です。2つを組み合わせると、長文に強くなります。

スラッシュリーディングは、英文を意味のかたまりごとに区切って、前から順に意味をとる読み方です。例えば、

  • One simple way / to improve focus / is to take short breaks.
  • 1つの簡単な方法は / 集中力を上げるための / 短い休憩をとることだ

組み合わせの手順

  1. 1回目(パラグラフリーディング):各段落の最初の1〜2文とつなぎ言葉だけを見て、全体の流れをつかむ
  2. 設問を確認:何が問われているかを知る
  3. 2回目(スラッシュリーディング):必要な段落を、前から区切りながら読む

慣れないうちは、実際にペンでスラッシュを入れてOK。慣れてきたら、頭の中で区切れるようになります。

ポイント:スラッシュを入れすぎると逆に遅くなります。前置詞の前、接続詞の前、長い主語の後など、「意味の切れ目」だけに入れましょう。

よくある失敗

パラグラフリーディングを始めたばかりの人がやりがちな失敗です。

  1. 1文目だけ読んで全部わかった気になる:トピックセンテンスが途中にある段落もあります。However などの逆接があれば、その後もチェック
  2. 設問に必要な細部まで読み飛ばす:内容一致問題などは、細かい部分が問われます。全体をつかんだら、必要な箇所は丁寧に
  3. つなぎ言葉を全部覚えようとする:まずは However, For example, Therefore の3つから
  4. 速さだけを意識して、理解が落ちる:速読の目的は「速く正確に」。わからないまま進むのは速読ではありません
  5. 練習で毎回新しい長文を使う:一度読んだ長文をもう一度読むと、設計図のつかみ方が身につきます

慣れないうちは、「パラグラフリーディングで読んだ内容」と「全部丁寧に読んだ内容」を比べて、ズレがないか確かめる練習をすると安心です。ズレが小さくなってきたら、本番でも自信を持って使えるようになります。

1週間の速読トレーニングメニュー

使う教材は、学校の教科書や、少しやさしめの長文問題集がおすすめです。

1週間ミニメニュー(1日20分)

  • 月:長文1本で、各段落の1〜2文目だけを読み、段落の内容を日本語で一言メモ
  • 火:月曜の長文を全部読み、メモが合っていたか確認
  • 水:新しい長文で、つなぎ言葉に印をつけながら読む
  • 木:水曜の長文の主張がある文を、スラッシュを入れて読む
  • 金:新しい長文を、パラグラフ→設問→スラッシュの手順で解く。時間を計る
  • 土:金曜の長文を、もう一度時間を計って読む(速くなったか確認)
  • 日:今週の長文から、一番大事だと思う1文を音読して覚える

時間の計り方

読み始めから読み終わりまでの時間をメモしておきましょう。同じレベルの長文で、1か月前より速く読めていれば成長しています。

速く読むことは、テストのためだけではありません。英語の本や記事を楽しく読むための力でもあります。今日の宿題の英文から、まず段落の1文目に線を引くところから始めてみましょう。

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よくある質問

パラグラフリーディングは共通テストでも使えますか?
説明文や論説文の読解では、段落ごとの役割をつかむ読み方が役立ちます。ただし、設問によっては細かい情報を探す必要もあるため、全体の把握と必要な部分の精読を組み合わせるのが大切です。
スラッシュはどこに入れればいいですか?
前置詞の前、接続詞や関係詞の前、長い主語の後、不定詞の前などが目安です。細かく切りすぎると逆に読みにくくなるので、意味のかたまりを意識しましょう。
中学生でもパラグラフリーディングはできますか?
できます。高校入試の長文でも、段落の最初の文やつなぎ言葉に注目すると内容がつかみやすくなります。まずは短い文章で、段落の内容を一言でまとめる練習から始めましょう。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
原田英語が、現場の英語教師の目で世界の英語学習動画と勉強法を厳選。紹介文・コラムはすべてオリジナルで書いています。運営者について・お問い合わせ

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