まず知っておきたい:学年の呼び方と学校のしくみ
アメリカの高校(high school)は、多くの地域で9年生から12年生までの4年間です。日本の中3〜高3にあたる学年で、それぞれに呼び名があります。
- freshman:9年生(1年目)
- sophomore:10年生(2年目)
- junior:11年生(3年目)
- senior:12年生(最終学年)
例文で使ってみましょう。
- I'm a sophomore at a high school in Ohio.(オハイオの高校の2年生です)
- My sister is a senior, so she's busy with college applications.(姉は最終学年なので大学出願で忙しいです)
もう一つの大きな違いは、生徒が教室を移動することです。日本では先生がクラスに来るのが基本ですが、アメリカでは多くの場合、先生ごとに教室があり、生徒が授業ごとに移動します。だから「自分のクラス」という感覚が日本より薄く、時間割も人によってバラバラです。
ポイント:「何年生?」は What grade are you in? と聞くのが自然。答えは I'm in 10th grade. でもOKです。
朝:スクールバスとホームルーム 🚌
アメリカの高校は、日本より朝が早い学校が多いと言われます。7時台に授業が始まる学校も珍しくありません。移動手段は黄色いスクールバス、親の車、自分で運転(州によっては高校生で運転免許が取れます)などさまざまです。
朝の場面で使える表現を見てみましょう。
- I almost missed the bus this morning.(今朝バスに乗り遅れそうになった)
- My mom dropped me off at school.(お母さんが学校まで送ってくれた)
- Can you give me a ride after school?(放課後、車に乗せてくれる?)
学校によっては、1日の最初に短い homeroom(ホームルーム)や出席確認の時間があります。校内放送で連絡事項が流れる学校もあり、これは morning announcements と呼ばれます。
- Did you hear the morning announcements?(朝の放送聞いた?)
- Homeroom is only ten minutes long.(ホームルームは10分しかない)
ここで日本との違いを一つ。アメリカの学校には「朝の掃除」や「日直」のような仕組みはあまりなく、清掃はスタッフが担当するのが一般的です。日本の学校紹介をするときの話題にもなりますね。
授業:period・elective・passing period
アメリカの時間割でよく出てくるのが period(〜時間目)です。
- What do you have first period?(1時間目は何の授業?)
- I have chemistry third period.(3時間目は化学だよ)
授業には、全員が取る必修科目(required courses)と、自分で選ぶ選択科目 elective があります。選択科目には、写真、演劇、プログラミング、料理、外国語などがあり、学校によって驚くほど種類が豊富です。
- I'm taking photography as an elective this year.(今年は選択で写真を取ってる)
- Which electives are you thinking about?(どの選択科目にしようと思ってる?)
授業と授業の間の移動時間は passing period と呼ばれ、数分しかないことが多いです。この間に廊下のロッカー(locker)に寄って教科書を入れ替えます。
- I need to stop by my locker before class.(授業の前にロッカーに寄らなきゃ)
- I forgot my locker combination!(ロッカーの番号を忘れた!)
授業中にトイレなどで教室を出るときは、先生から hall pass(通行許可証)をもらう学校もあります。May I have the hall pass? と言えば通じます。
ポイント:「〜の授業を取っている」は take を使います。I'm taking Spanish. のように、進行形にすると「今学期取っている」感じが出ます。
ランチ:カフェテリアとお弁当事情 🍕
昼食はカフェテリア(cafeteria)で食べるのが定番です。学校で用意される食事(school lunch)を買う生徒もいれば、家から持ってくる生徒もいます。家から持ってくるお弁当は packed lunch、紙袋に入れたものは bag lunch などと言います。
- Do you want to sit with us?(一緒に座らない?)
- Is this seat taken?(この席、空いてる?)
- I usually bring my own lunch.(ふだんはお昼を持ってきてる)
- The line for pizza is so long today.(今日はピザの列がすごく長い)
日本との大きな違いは、全員で同じ時間に同じ給食を食べるわけではないこと。学校によってはランチの時間が学年や時間割でいくつかに分かれています。
- What lunch do you have?(お昼、何番目の時間帯?)
- I have second lunch.(2番目のランチ時間だよ)
「誰とどこに座るか」が大事なイベントになるのも、海外ドラマでよく描かれる場面ですね。転校生役の人がトレーを持って立ち尽くす、あのシーンです。
放課後:クラブ・スポーツ・アルバイト
アメリカの高校は午後の早い時間に授業が終わる学校が多く、放課後は extracurricular activities(課外活動)の時間です。スポーツは季節ごとにチームが変わるシーズン制のところが多く、秋はアメリカンフットボール、冬はバスケットボール、春は野球…のように、1年で複数の競技をする生徒もいます。
- I have practice after school.(放課後は練習がある)
- I'm trying out for the soccer team.(サッカー部の入部テストを受けるんだ)
- Tryouts are next week. Wish me luck!(テストは来週。応援して!)
try out は「入部テストを受ける」という意味で、人気のチームは全員が入れるとは限りません。ここも日本の部活との違いです。
スポーツ以外にも、ディベート部、ロボット部、合唱、ボランティアなど活動は多彩です。年齢によってはアルバイト(part-time job)をする生徒もいます。
- I work at a café on weekends.(週末はカフェでバイトしてる)
- I volunteer at the library twice a month.(月2回図書館でボランティアをしてる)
よくある失敗と、覚えた表現を使う1週間メニュー
学校英語を覚えるときによくある失敗は、次の3つです。
- 単語だけ覚えて文で言えない:locker だけでなく I need to stop by my locker. のように文ごと覚えましょう。
- 日本の学校の言い方をそのまま英訳する:「部活」を club activity と言っても通じますが、スポーツなら I'm on the basketball team. のほうが自然です。
- 全部の学校が同じだと思い込む:時間割や制服の有無は学校ごとに違います。紹介するときは Many schools... や At some schools... をつけると正確です。
1週間ミニメニュー(1日10分)
- 月:学年の呼び名4つと What grade are you in? を声に出す
- 火:朝の表現3つを、自分の通学に置きかえて言う(例:I take the train to school.)
- 水:自分の時間割を英語で言う(I have math first period.)
- 木:ランチの表現で、友だちを誘う会話を1往復作る
- 金:放課後の予定を英語で3文書く
- 土:海外の高校生のVlogを1本見て、聞き取れた学校英語をメモ
- 日:「日本の高校の1日」を英語で5文にまとめて音読
ポイント:比べると覚えやすい。At my school, we clean our classrooms ourselves. のように、日本との違いを英語で言えると一気に会話のネタになります。



