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🌍 英語学習

🔔 英語授業の終わり方|まとめと次回へのつなぎで学びを残すコツ

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
活動が盛り上がって、気づいたらチャイム。「続きは次回」と慌てて終わる…。そんな日が続くと、生徒の中に「今日何を学んだか」が残りにくくなります。授業の最後の5分は、**学びを整理し、次の授業への期待をつくる時間**です。この記事では、その5分の使い方を具体的に紹介します。

終わり方で学びの残り方が変わる

授業の終わりには、大きく3つの役割があります。

  1. まとめ:今日学んだことを整理する
  2. ゴールの確認:導入で示したゴールに対して、自分がどこまでできたかを確かめる
  3. 次回へのつなぎ:次の授業で何をするのかを予告し、期待をつくる

授業の最初に地図を渡し(ゴール提示)、最後に「今どこまで来たか」を確かめる。この往復があると、生徒は1時間の学びを一つのまとまりとして記憶できます。

逆に、活動の途中でチャイムが鳴って終わると、生徒の頭の中は「途中のまま」です。次の授業の最初も、どこから始めればよいか分からない状態になります。

ポイント:導入と終わりはセット。導入で示したゴールを、最後にもう一度指さすだけで、授業の輪郭がはっきりします。

最後の5分の時間配分モデル

50分授業を想定した、最後の5分の配分例です。

  • 45:00〜46:30 まとめ:今日のキーセンテンスを全員で確認
  • 46:30〜48:30 ゴールの確認:ゴールに対する自己評価と「今日の1文」を書く
  • 48:30〜49:30 次回予告:次の授業の内容を一言で予告
  • 49:30〜50:00 あいさつ

まとめの例(中学2年・比較級)

黒板のキーセンテンスを指して、全員で読みます。

  • "Let's read today's key sentence together. 'My brother is taller than me.'"
  • "Now, change the words and make your own sentence. Tell your partner in 10 seconds."

ゴールの確認

導入で板書したゴールを指します。

  • "Look at today's goal. 'You can compare two things.' Can you do it now? Show me with your hand: five fingers means 'Yes, perfectly.' One finger means 'Not yet.'"

次回予告

  • "Next time, you will compare three or more things. Who is the tallest in your family? Think about it!"

次回の内容に関わる問いを投げかけて終わると、生徒は次の授業を少し楽しみにしながら教室を出られます。

まとめの方法のバリエーション

毎回同じまとめ方では、生徒も慣れて聞き流すようになります。いくつかのパターンを使い分けましょう。

1. キーセンテンスの言いかえ

今日の文を、自分の情報に置きかえて言う。

"Change one word in the key sentence and tell your partner."

2. 3つのキーワード

今日の授業を表す単語を3つ書かせる。

"Write three words that show what you learned today."

3. 1文要約

本文を扱った日は、今日読んだ部分を1文でまとめる。

"Summarize today's part in one sentence."

4. 質問を1つ

今日の授業で、まだよく分からないことを1つ書く。

"Write one question you still have about today's lesson."

5. 友だちに説明

今日の文法のルールを、隣の人に日本語で30秒で説明する。

"Explain today's grammar to your partner in 30 seconds. Use Japanese if you want."

特に4の「質問を1つ」は、生徒のつまずきを把握する手がかりになり、次の授業の導入で扱う内容を決めるのにも役立ちます。

中学と高校での終わり方の違い

中学:できたことを実感させる

中学生には、「今日はこれができた」という達成感を持って授業を終えさせることが大切です。全員で今日のキーセンテンスを声に出し、ゴールの達成度を手で示させるなど、体を使ったまとめが効果的です。

"Everyone, stand up. Say today's key sentence with your own information. Then sit down."

高校:学びを自分の言葉で整理させる

高校生には、今日の学びを自分の言葉で整理させるまとめが向いています。本文の要点を1文で書く、今日の文法の使い方を例文とともに説明するなど、考える要素を入れると、授業の内容が深く残ります。

"In one sentence, what is the most important idea in today's part? Write it, then compare with your partner."

どちらの場合も、最後の一言は前向きな言葉で締めくくりましょう。"Great job today. See you next time!" のような短いあいさつでも、生徒は気持ちよく次の授業へ向かえます。

40人クラスでの工夫

全員が一斉に反応できる方法を使う

40人の自己評価を一人ずつ聞く時間はありません。指の本数、ミニホワイトボード、手を挙げる高さなどで、一斉に示させます。

退出チケット(exit ticket)を使う

小さな紙に今日の1文や質問を書かせ、教室を出るときに教師に手渡しさせます。40人分でも、1枚あたり数秒で目を通せます。

"Write your sentence on this slip. Give it to me when you leave."

片付けの時間を確保する

大人数のクラスでは、ワークシートの回収や机の片付けに時間がかかります。まとめの前に片付けの指示を出しておくと、最後の数分に余裕が生まれます。

"Put your worksheets on the right side of your desk. The last person in each row, please collect them."

当番の役割を決める

列の最後の人が回収、前の人が配布、というように役割を固定しておくと、指示の時間を短くできます。

チャイムに追われないための授業設計

最後の5分を守るには、授業全体の設計に工夫が必要です。

活動は「45分で終わる」前提で組む

授業計画を立てる段階で、最後の5分を最初から確保しておきます。活動の時間を合計して、45分に収まるか確認しましょう。

「削れる活動」を決めておく

時間が押したときに削る活動を、事前に1つ決めておきます。たとえば「ペアでの2回目の練習」は、時間がなければ次回に回す、など。

タイマーを見える位置に置く

教師も生徒も時間を意識できるよう、残り時間が見えるタイマーを使います。

盛り上がった活動は区切りをつけて終える

活動が盛り上がっているときこそ、区切りをつけることが大切です。"This is a great discussion! Let's continue it next time." と伝えて終えると、次の授業への期待にもつながります。

よくある失敗と、明日からの一歩

よくある失敗

  1. チャイムが鳴ってから宿題を伝える:生徒の耳に入りません。→宿題の指示は、まとめの前に板書しておく。
  2. まとめを教師が全部話す:生徒は聞き流してしまいます。→生徒に言わせる・書かせるまとめにする。
  3. ゴールの確認を忘れる:導入のゴールが宙に浮いてしまいます。→ゴールの板書を消さずに残し、最後に必ず指さす。
  4. 次回予告がない:次の授業とのつながりが見えません。→一言でよいので次回の内容を伝える。

ポイント:「終わりよければすべてよし」は授業にも当てはまります。最後の5分が整うと、1時間全体の印象が大きく変わります。

明日からの一歩

明日の授業では、45分の時点でタイマーを鳴らし、「今日のゴールを指さす」「今日の1文を書く」「次回を一言予告する」の3つだけを試してみてください。それだけで、授業の終わり方が変わるはずです。

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よくある質問

毎回5分もまとめの時間を取るのは難しいです。
最初は2〜3分でもかまいません。ゴールを指さして自己評価させるだけでも効果があります。慣れてきたら、少しずつまとめの活動を増やしていきましょう。
振り返りシートと退出チケットはどう使い分ければよいですか?
振り返りシートは単元を通した学びの記録として、退出チケットはその日の理解度を素早く把握する道具として使い分けると便利です。同じ日に両方行う必要はありません。
授業の途中で終わってしまった活動はどう扱えばよいですか?
次の授業の導入で、前回の活動の続きから始めると、自然なつながりが生まれます。ただし、前回の内容を短く思い出させる時間を取ってから再開するとスムーズです。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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