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🌍 英語学習

🎲 小学校英語のゲーム|盛り上げつつ学びを残す選び方と進め方

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
英語のゲームは子どもが大好きな活動です。でも「盛り上がったけれど、何が身についたのかわからない」という悩みもよく聞きます。この記事では、ゲームを「楽しかった」で終わらせず、英語の学びをしっかり残すための選び方と進め方を、定番ゲームの具体例とともに紹介します。

ゲームで学びが残らない3つの理由

ゲームが「楽しいだけ」で終わってしまうのには、よくある理由があります。

  1. 英語を使う量が少ない:勝ち負けに夢中になり、英語を言う回数がほとんどないゲームになっている。
  2. ねらいとつながっていない:単元の表現と関係のないゲームをしている。
  3. 振り返りがない:ゲームの後に「どんな英語を使ったか」を確認していない。

逆に言えば、この3つを意識するだけで、ゲームは立派な学習活動になります。

ポイント:良いゲームの条件は、「英語を何度も聞く・言う」「単元の表現を使う」「終わった後に振り返る」の3つです。

ゲーム選びの3つの基準

① 英語を聞く・言う回数が多いか

例えば、1人ずつ順番に答えるゲームでは、1人が英語を言う回数は数回です。ペアやグループで同時に行うゲームにすると、全員の発話量が一気に増えます。

② 単元の表現を使うか

好きな食べ物の単元なら、I like 〜. / Do you like 〜? を何度も使うゲームを選びます。ゲームの「ルール」ではなく、「使う英語」から選ぶのがコツです。

③ 勝ち負け以外の楽しさがあるか

運だけで勝敗が決まるゲームは、英語を使う必然性が生まれにくくなります。友だちのことがわかる、情報を集めるなど、英語を使うことそのものに意味があるゲームがおすすめです。

定番ゲームの英語での進め方

キーワードゲーム(3・4年向け)

ペアで向かい合い、間に消しゴムを置きます。先生が言う単語をリピートし、キーワードが聞こえたら消しゴムを取ります。

  • T: The keyword is "apple." Repeat after me. Banana.
  • S: Banana.
  • T: Grapes.
  • S: Grapes.
  • T: Apple!
  • S: (消しゴムを取る)

リピートするので、単語を何度も言う練習になります。

ミッシングゲーム(3・4年向け)

黒板に絵カードを並べ、子どもが目を閉じている間に1枚取ります。

  • T: Close your eyes. ... Open your eyes. What's missing?
  • S: Pencil!

探し人ビンゴ(5・6年向け)

ビンゴのマスに「サッカーが好きな人」「犬を飼っている人」などを書き、友だちにインタビューして当てはまる人を探します。

  • A: Do you like soccer?
  • B: Yes, I do.
  • A: Please sign here.

友だちとのやり取りが自然に生まれ、単元の表現を何度も使えます。

伝言ゲーム(5・6年向け)

グループで一列に並び、先生が最初の人に英語の文を伝えます。I have a red bag. のように、単元の表現を使った文を伝えていきます。

ゲームを学びにつなげる進め方

ゲームの効果を高めるには、「前」と「後」の時間が大切です。

ゲームの前

  • 使う英語を全員で確認する(絵カードを使って2〜3回リピート)
  • 先生とALT、または先生と代表の子どもでデモンストレーションをする

ゲームの途中

  • 一度止めて、うまく言えていた子どもの英語を全体で共有する
  • Good! Everyone, say it together! と、良い表現をクラス全体で言う

ゲームの後

  • What English did you use? と振り返る
  • 「今日いちばん言った英語」を1つ、振り返りカードに書く(5・6年は書き写し)

ポイント:ゲームの時間は10分程度に。長すぎると、英語を使うより勝ち負けに意識が向いてしまいます。

ゲームのアレンジで「考えて話す」活動にする

同じゲームでも、少しアレンジするだけで、単語を言うだけの活動から「考えて話す」活動に変わります。

ミッシングゲームのアレンジ

  • 基本:What's missing? — Pencil!
  • アレンジ:答えを文で言う。The pencil is missing. / I think it's the pencil.
  • さらに:ヒントを出す側を子どもにする。It's long. It's yellow. You use it in class.

キーワードゲームのアレンジ

  • 基本:単語をリピートする
  • アレンジ:文でリピートする。I like apples. / I like bananas. のように、単元の文型に単語を入れて言う

スリーヒントクイズ(5・6年向け)

グループで1つのものを選び、英語で3つのヒントを考えて出題します。

  • Hint 1: It's an animal.
  • Hint 2: It's big and gray.
  • Hint 3: It has a long nose.
  • Answer: It's an elephant!

ヒントを考える過程で、子どもは「知っている英語で、どう伝えるか」を考えます。これは、学習指導要領が大切にしている「目的や場面に応じて伝え合う」力にもつながる活動です。

ポイント:高学年ほど、「自分で問題を作る」「相手に伝わるように工夫する」要素を入れると、ゲームが知的な活動になります。

勝ち負けへの配慮と教室づくり

ゲームでは、勝ち負けで子どもの気持ちが大きく動きます。英語の授業が嫌いにならないよう、次のような配慮をしましょう。

  • 勝ち負けのないゲームを入れる:探し人ビンゴのように、全員が目標を達成できるゲームもおすすめです。
  • チーム戦にする:個人戦より、チームで協力するゲームのほうが、英語が苦手な子どもも参加しやすくなります。
  • ほめる基準を変える:「一番早かった人」ではなく、「大きな声で言えた人」「友だちを助けた人」をほめます。
  • 失敗を笑わない約束:ゲームの前に、「間違えても笑わない」ことを全員で確認します。

特に高学年では、英語を人前で言うことに抵抗を感じる子どももいます。ペアやグループの中で言う機会を多くし、全体の前で言う場面は無理強いしないようにしましょう。

1単元の中でのゲームの使い分け(6時間の例)

ゲームは、単元のどの段階で使うかによって、ねらいが変わります。

  1. 1〜2時間目(聞いて慣れる):キーワードゲーム、ミッシングゲームなど、たくさん聞いて言うゲーム
  2. 3〜4時間目(使ってみる):スリーヒントクイズ、伝言ゲームなど、文で言うゲーム
  3. 5〜6時間目(伝え合う):探し人ビンゴ、インタビュー活動など、友だちの情報を集めるゲーム

このように、単元の前半は「聞く・言う量を増やすゲーム」、後半は「本当に知りたいことをたずね合うゲーム」と使い分けると、ゲームが単元のゴールに向かう階段になります。単元の最初に、どの時間にどのゲームを使うかを決めておくと、準備もスムーズです。

よくある失敗と今日からの一歩

  • ルール説明が長すぎる:説明は短く、デモンストレーションで見せるのがいちばんです。
  • ゲームが目的になる:ゲームの前に「今日はこの英語を使うよ」とめあてを確認しましょう。
  • 一部の子どもだけが活躍する:ペアやグループで同時に行う形にすると、全員の発話量が増えます。
  • 毎回新しいゲームを用意する:同じゲームを単語だけ変えて使えば、ルール説明の時間が減り、英語を使う時間が増えます。

まずは、今の単元でよく使っているゲームを1つ選び、「ゲームの後に使った英語を1つ振り返る」時間を加えてみましょう。それだけで、ゲームが学びの時間に変わります。

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よくある質問

ゲームばかりの授業になってしまいます。
ゲームは10分程度に絞り、その前後に表現の確認と振り返りの時間をとりましょう。ゲームは「使った英語を確認する」ための手段と考えるとバランスがとれます。
高学年がゲームを子どもっぽいと嫌がります。
情報を集める、友だちのことがわかる、といった目的のあるゲームがおすすめです。探し人ビンゴやインタビュー活動は、高学年でも取り組みやすいです。
ゲームで負けて泣いてしまう子がいます。
チーム戦や勝ち負けのないゲームを取り入れ、ほめる基準を「英語を使えたか」に変えましょう。ゲーム前に「間違えても笑わない」約束をすることも大切です。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
原田英語が、現場の英語教師の目で世界の英語学習動画と勉強法を厳選。紹介文・コラムはすべてオリジナルで書いています。運営者について・お問い合わせ

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