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🌍 英語学習

🤝 ALTとの小学校TTのコツ|担任とALTの役割分担と授業例

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
小学校の英語の授業では、担任の先生とALT(外国語指導助手)が一緒に授業をすることがあります。でも「打ち合わせの時間がない」「ALTに何をお願いすればいいかわからない」という悩みもよく聞きます。この記事では、小学校ならではのTTのコツを、担任の先生の立場から具体的に紹介します。

小学校のTTと中学・高校のTTの違い

中学・高校では英語の免許をもつ先生とALTが組むのが一般的ですが、小学校では学級担任の先生とALTが組むことが多いのが特徴です。

この組み合わせには、大きな強みがあります。

  • 担任の先生:子どもの性格や人間関係、ほかの教科の学習状況をよく知っている
  • ALT:自然な英語と、自分の国の文化を伝えられる

つまり、担任の先生は「子どもの専門家」、ALTは「英語と文化の専門家」です。どちらかが主で、どちらかが従というより、お互いの専門を持ち寄るイメージをもつと、TTがうまくいきます。

ポイント:英語が得意でなくても、担任の先生の役割はとても大きい。子どもをよく知っていることが、TTでいちばんの武器になります。

学習指導要領解説でも、Small Talk のような活動を、担任とALTなど複数の指導者がやり取りをして聞かせるなど、指導体制に応じて工夫することが示されています。

3分でできる打ち合わせの型

小学校の先生は休み時間も忙しく、長い打ち合わせは難しいものです。そこで、3分で済む打ち合わせの型を決めておきましょう。

  1. 今日のめあて(30秒):Today's goal is to ask and answer "What do you want to be?"
  2. 担当の確認(1分):Could you do the model conversation with me? / Could you read the picture book?
  3. 気になる子ども(30秒):Ken is a little shy. Please talk to him gently.
  4. 時間の確認(1分):The game will be 10 minutes. Please tell me when we have 5 minutes left.

事前に、ALTに単元の指導計画や教材のコピーを渡しておくと、打ち合わせがさらに短くなります。1週間の授業予定を紙1枚にまとめ、週の初めに渡すのもおすすめです。

授業の場面ごとの役割分担の例

45分の授業で、担任とALTがどう役割を分けるか、例を紹介します。

あいさつ・ウォームアップ

  • ALT:あいさつ、天気や日付のやり取り
  • 担任:子どもの答えを拾ってほめる、反応が少ない子に声をかける

Small Talk

  • 担任とALTが2人でやり取りを見せる
  • HRT: What's your favorite season?
  • ALT: I like winter. I like skiing. How about you?
  • HRT: I like spring. I like cherry blossoms.
  • その後、ALTが子どもに同じ質問をする

新しい表現の導入

  • ALT:絵カードを使って表現を聞かせる
  • 担任:子どもと一緒にリピートし、「学び手の見本」になる

やり取りの活動

  • 担任とALTでクラスを半分ずつ見て回り、困っている子を助ける

振り返り

  • 担任:日本語で子どもの気づきを引き出す
  • ALT:英語で一言コメント(I was happy to hear your ideas!)

ポイント:担任の先生が子どもと一緒に英語を言う姿は、子どもにとって大きな励みになります。

ALTの強みを生かす活動例

ALTがいる授業だからこそできる活動を紹介します。

  • ALTの国の紹介クイズ:ALTに、自分の国の食べ物や行事の写真を見せてもらい、クイズを出してもらいます。Is this a fruit or a vegetable? のような簡単な質問にすると、子どもも答えられます。
  • インタビュー活動:子どもがALTに質問する時間を作ります。What food do you like? / Do you like Japanese food? など、単元の表現を使ってたずねます。
  • 絵本の読み聞かせ:自然なリズムと表情で読んでもらうと、子どもは物語に引き込まれます。
  • 子どもの発表へのフィードバック:Your picture is great! I like your idea. など、英語で反応してもらうことで、「伝わった」経験になります。

ALTに「子どもにこんな経験をさせたい」と、目的を伝えてからお願いすると、ALTも活動の工夫をしやすくなります。

打ち合わせで使える英語フレーズ

英語が苦手な先生でも使いやすい、短いフレーズを集めました。

お願いする

  • Could you read this part?
  • Could you help the students in this group?
  • Could you speak a little slower for the students?

確認する

  • Is this OK with you?
  • What do you think about this activity?

お礼を伝える

  • Thank you for your help today.
  • The students really enjoyed your quiz.

打ち合わせのメモを英語で書く必要はありません。必要なら、翻訳アプリを使って伝えても大丈夫です。大切なのは、授業の目的を共有することです。

授業後1分の振り返りと、ALTとの関係づくり

TTの質を上げるいちばんの近道は、授業後の短い振り返りです。長い会議は必要ありません。廊下を歩きながらの1分で十分です。

1分振り返りの型

  • What went well today? (今日うまくいったことは?)
  • What should we change next time? (次に変えることは?)
  • Thank you. See you on Thursday! (ありがとう。木曜日にまた)

例えば、ALTから The game was too long. と言われたら、次の授業ではゲームを短くする、というように、すぐに次の授業に生かせます。

日ごろの関係づくり

  • 給食や休み時間に、子どもと一緒にALTと過ごす時間をつくる
  • 学校行事の予定を事前に伝え、ALTも参加しやすくする
  • 子どもが書いた英語のメッセージをALTに渡す機会をつくる

ALTにとっても、担任の先生との信頼関係は授業のしやすさに直結します。英語が完璧でなくても、「一緒に子どもを育てる仲間」という姿勢が伝われば、TTは確実に良くなっていきます。

よくあるすれ違いと対処法

  • ALTが「CDプレーヤー役」になってしまう:発音のリピートだけをお願いすると、ALTの強みが生かされません。やり取りやクイズなど、ALTならではの役割をお願いしましょう。
  • ALTが話しすぎて、子どもが聞くだけになる:「子どもが話す時間を増やしたい」と事前に伝えると、ALTも意識してくれます。
  • 担任が教室の後ろで見ているだけ:担任が一緒に活動に参加し、子どもとリピートしたりやり取りしたりするだけで、授業の雰囲気が変わります。
  • 授業後に振り返りをしない:1分でいいので、What went well today? と話すだけで、次の授業の改善につながります。

まずは次のTTの授業で、3分の打ち合わせの型を使ってみましょう。「今日のめあて」をALTと共有するだけでも、授業の一体感が大きく変わります。

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よくある質問

ALTと打ち合わせする時間がまったく取れません。
単元の計画や教材を事前に紙で渡し、授業直前の3分で「めあて」と「担当」だけを確認する方法がおすすめです。メモでのやり取りも有効です。
英語が苦手で、ALTとうまく話せません。
短いフレーズと翻訳アプリで十分です。授業の目的と、子どもにどうなってほしいかが伝われば、ALTも協力しやすくなります。
ALTに任せきりになってしまいます。
担任は子どもの様子を見て活動を調整し、一緒に英語を言う「学び手の見本」になる役割があります。役割を事前に決めておくことで、任せきりを防げます。
✍️
英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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