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🌍 英語学習

🌱 新任英語教師が1年目に最初にやること|4月〜3月の優先順位

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
新任1年目は、覚えることもやることも山のようにあります。授業、学級、分掌、部活動……。すべてを完璧にこなそうとすると、あっという間に疲れてしまいます。この記事では、英語の先生として1年目に「まずここだけは」という優先順位を、時期ごとに整理しました。

1年目の目標は「完璧」ではなく「土台づくり」

最初に心に留めておきたいのは、1年目で完璧な授業をする必要はないということです。ベテランの先生も、最初から上手だったわけではありません。

1年目の目標は、次の3つの土台を作ることだと考えましょう。

  1. 授業のルールと流れ:生徒が「英語の時間はこう進む」と分かる状態
  2. 生徒との関係:名前を覚え、一人ひとりの様子を知っている状態
  3. 相談できる人間関係:困ったときに頼れる同僚がいる状態

この3つがあれば、授業の技術は2年目以降にいくらでも伸ばせます。逆に、ここが崩れると、どんなに良い教材を作っても授業がうまく回りません。

ポイント:1年目は「毎日を回すこと」が最優先。挑戦は、土台ができてから少しずつ増やしていけば大丈夫です。

着任前〜4月第1週:情報を集める

着任前後の短い期間に、次の情報を集めておきましょう。

  • 担当する学年・クラス・授業時数
  • 使用する教科書と、指導書・デジタル教材の場所
  • 前年度の年間指導計画と評価の方法(定期テスト、パフォーマンステストの回数など)
  • 英語科の共通ルール(ノートの使い方、提出物、小テスト)
  • ALTの勤務日と打ち合わせの方法

特に評価の方法は、早めに確認しておくことが大切です。学期末になって「何を記録しておくべきだったか」に気づくと、取り返しがつかないことがあります。

分からないことは、遠慮せず教科主任や学年の先生に聞きましょう。質問するときは、「〇〇について、前年度はどうされていましたか」と具体的に聞くと、相手も答えやすくなります。

また、前年度にその学年を担当していた先生がいれば、「生徒がつまずきやすかった単元」や「盛り上がった活動」を聞いておくと、最初の授業計画がぐっと立てやすくなります。

最初の授業:ルールと流れを伝える

最初の授業は、英語の内容よりも授業の進め方を伝える時間と考えましょう。例えば次のような流れです。

  1. 簡単な英語での自己紹介(写真を見せると生徒の興味を引きやすい)
  2. 英語の授業で大切にしてほしいこと(間違えてもいい、友達の挑戦を笑わない、など)
  3. 毎時間の流れ(あいさつ→帯活動→本時の活動→振り返り)
  4. ノート・提出物・評価のルール
  5. 簡単な英語のゲームやペア活動

授業で使う英語の指示は、最初は短く、ジェスチャーと一緒に繰り返します。

  • Stand up, please. / Sit down, please.
  • Make pairs. / Face your partner.
  • Let's check the answers.
  • Any questions?

毎回同じ表現を使うと、生徒はすぐに覚えます。指示の英語を固定することは、英語で授業を進めるための一番の近道です。

最初の1か月:帯活動と記録の習慣

4月から5月にかけては、毎時間の最初に行う帯活動を決めて定着させましょう。例えば次のようなものです。

  • 1分間のペアでのスモールトーク(What did you do last weekend? など)
  • 前回の復習の音読
  • 単語の小テスト(5問程度)

帯活動が決まると、授業の立ち上がりがスムーズになり、準備の負担も軽くなります。

同時に、記録の習慣もこの時期に作ります。

  • 座席表に、発言や様子を一言メモする
  • 提出物の提出状況を一覧で管理する
  • 授業後に「うまくいったこと・いかなかったこと」を1行ずつ書く

最初の1か月の記録は、面談や評価のとき、そして来年の自分にとって貴重な資料になります。

帯活動は、生徒が慣れるまで同じ形で続けることが大切です。

1学期〜1年間:相談と振り返りのサイクル

1学期が進むと、授業や生徒のことで悩む場面が必ず出てきます。そのときに大切なのは、1人で抱え込まないことです。

相談のコツ

  • 「困っています」だけでなく、「〇〇の場面で、生徒がこう反応して困っています」と具体的に伝える
  • 他の先生の授業を見せてもらう(10分だけでも学びがあります)
  • 初任者研修の指導の先生の助言をメモし、1つずつ試す

1年間の振り返りの流れ

  • 1学期末:評価の流れを一通り経験し、つまずいた点をメモする
  • 夏休み:2学期の単元計画を少し先まで立てておく
  • 2学期:自分なりの工夫を1つ試す(例:リテリング活動を取り入れる)
  • 3学期:1年分の記録を見返し、来年に引き継ぐことをまとめる

1年間の授業ノートや記録は、2年目の自分への最高の引き継ぎ資料になります。

1週間の時間の使い方モデル

新任の先生が一番苦しくなりやすいのは、「何にどれだけ時間を使えばいいか分からない」状態です。あくまで一例ですが、1週間の時間の使い方の目安を持っておくと、気持ちが楽になります。

  • 月曜:その週の授業の流れを全クラス分ざっくり確認する(30分)
  • 火曜:次の課の本文分析とワークシートの準備(45分)
  • 水曜:提出物のチェックと記録(30分)
  • 木曜:同僚の授業を10分見学する、または教科の先生に相談する
  • 金曜:1週間の振り返りメモを見て、来週1つだけ改善することを決める(15分)

土日は、少なくともどちらか1日は仕事をしない日にしましょう。

授業準備を楽にする3つのルール

  1. 毎時間の流れ(あいさつ→帯活動→本時の活動→振り返り)を固定する
  2. ワークシートは同じ形式を使い回す
  3. 指導書の活動例を「まずはそのまま」試してみる

1年目は、自分なりの工夫をする前に、標準的なやり方を一度経験することにも大きな価値があります。そのうえで、生徒の反応を見て少しずつ変えていけば、自然に自分の授業スタイルができあがっていきます。

生徒の名前は最優先で覚える

授業の中で名前を呼ばれることは、生徒にとって「自分を見てくれている」というメッセージになります。座席表に写真や特徴をメモし、最初の2週間で全員の名前を覚えることを目標にしましょう。英語の授業では、Good job, Ken! のように名前をつけてほめるだけで、教室の雰囲気が明るくなります。

よくある失敗と乗り越え方

新任の先生がつまずきやすいポイントと、その対処法をまとめます。

  • 授業準備に夜遅くまでかけすぎる:指導書や同僚の教材を積極的に活用しましょう。ゼロから作る必要はありません。
  • 生徒に好かれようとしてルールがゆるくなる:最初にルールを明確にし、一貫して守るほうが、結果的に生徒との関係も安定します。
  • 英語で授業しなければと焦る:最初は指示やあいさつなど、決まった表現から少しずつ英語の割合を増やせば大丈夫です。
  • 失敗を引きずる:うまくいかなかった授業は、次に生かす材料です。1行メモに書いたら、切り替えましょう。
  • 休日も仕事をしてしまう:1年は長いです。休むことも仕事の一部と考え、心と体を回復させる時間を確保しましょう。

ポイント:1年目の失敗は、ほとんどの先生が経験しています。周りの先生に「1年目のときどうでしたか」と聞いてみると、きっと安心できるはずです。

まずは明日、授業で使う英語の指示を5つ決めて、紙に書いて教卓に置いておきましょう。それだけで、授業の進め方がぐっと安定します。

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よくある質問

英語の授業はすべて英語で行うべきですか?
中学校の学習指導要領では、授業は英語で行うことを基本とするとされています。ただし生徒の理解の程度に応じて工夫することが前提です。最初は指示など決まった表現から始め、少しずつ英語の割合を増やしましょう。
授業準備にどのくらい時間をかければいいですか?
決まった正解はありませんが、1時間の授業に何時間もかけていると続きません。指導書や同僚の教材を活用し、帯活動など毎回の型を決めると準備時間を短くできます。
同僚に質問しすぎて迷惑ではないか心配です。
1年目の先生が質問するのは当然のことです。質問をまとめて、相手の都合のよい時間に聞くなどの配慮をすれば、多くの先生は快く答えてくれます。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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