自己紹介の基本の型
英語の自己紹介は、次の4つのパーツで組み立てると迷いません。
- あいさつと名前:Hi, I'm Yuki. / Nice to meet you.
- 所属・立場:I'm a second-year student at ... / I work in sales at ...
- ひとことプラス情報:趣味、最近のこと、この場に来た理由など
- 締め・相手への一言:I'm looking forward to working with you. / How about you?
例:基本形
Hi, I'm Yuki. Nice to meet you. I'm a university student in Osaka, and I'm studying economics. In my free time, I like watching movies, especially old Hollywood films. I'm really happy to be here today.
ポイントは、3のひとことプラス情報です。名前と所属だけだと、相手は話を広げる材料がありません。「古いハリウッド映画が好き」のように少し具体的にすると、相手が Oh, what's your favorite? と質問しやすくなります。
ポイント:自己紹介は「相手が質問したくなる材料」を1つ置いておくのがコツです。
名前の伝え方と聞き返されたとき
日本人の名前は、英語話者にとって聞き慣れない音のことがあります。相手が覚えやすいように工夫しましょう。
名前の言い方
- I'm Takahashi Kenta. Please call me Ken.(ケンと呼んでください)
- My name is Haruka. It's like "Ha-ru-ka."(ハ・ル・カです)
- My first name is Shota, and my last name is Mori.(名がショウタ、姓がモリです)
英語圏では、名(ファーストネーム)で呼び合うことが多いので、「何と呼んでほしいか」を一言添えると親切です。
聞き返されたとき
- A: Sorry, what was your name again?
- B: It's Haruka. H-A-R-U-K-A.
- A: Haruka. Got it. That's a beautiful name.
- B: Thank you! It means "spring flower."
名前の意味を一言添えるのも、会話が広がるきっかけになります。ただし、意味は正確に言えるものだけにしましょう。
相手の名前を聞き返すとき
- Sorry, could you say your name again?
- How do you spell that?
- Did I say it right?(発音、合っていますか?)
相手の名前を一度会話の中で使うと、覚えやすくなり、相手にも好印象です。Nice to meet you, Emma. のように添えてみましょう。
場面別テンプレート
学校・留学先のクラス
Hi, everyone. I'm Riku from Japan. I'm here to study English for six months. I love playing soccer, so if anyone wants to play, please let me know! I'm a little nervous, but I'm excited to meet you all.
職場・会議
Hello, I'm Mai Suzuki from the marketing team. I've been with the company for three years, and I mainly work on social media campaigns. I'll be joining this project from today. I look forward to working with you.
オンライン英会話の初回
Hi, I'm Taro. I'm an office worker in Tokyo. I'm taking lessons because I want to talk with overseas clients more smoothly. My English is not perfect, so please correct me if I make mistakes.
趣味のサークル・交流会
Hi, I'm Aya. I just started learning to bake bread, so I joined this group to learn from you all. My first loaf was a disaster, but I'm getting better!
最後の例のように、ちょっとした失敗談や笑える一言があると、場の空気がやわらぎます。無理に面白くする必要はありませんが、正直な一言は好印象につながりやすいです。
会話が広がる「フック」の作り方
自己紹介のあと、相手から質問が来ると会話が続きます。そのために、質問されやすいフックを仕込みましょう。
フックになりやすい情報
- 具体的な趣味:I like music → I've been learning the ukulele for a year.
- 最近の出来事:I just moved to Fukuoka last month.
- ちょっと意外な一面:I work in IT, but I'm also a big fan of sumo.
- この場に来た理由:I want to prepare for a trip to London.
会話例
- A: Hi, I'm Daniel.
- B: Nice to meet you, Daniel. I'm Nana. I just moved to Fukuoka last month, so everything is new to me.
- A: Oh, really? Where did you live before?
- B: In Sapporo. It's a big change, especially the weather!
- A: I bet! Do you like it here so far?
「先月引っ越してきた」という一文がフックになり、会話が自然に続いています。
自己紹介の最後に質問を返す
自己紹介は一方通行になりがちです。最後に How about you? / What brings you here? と相手に質問を返すと、会話のキャッチボールが始まります。
よくある失敗と準備の手順
よくある失敗
- 情報を詰め込みすぎる:家族構成、出身地、学歴、趣味……を全部言うと長すぎます。30秒以内が目安です。
- I'm shy. で終わる:謙遜のつもりでも、相手は反応しにくいもの。I'm a little nervous, but excited! のように前向きに締めましょう。
- 暗記した文を棒読みする:一語一句覚えるより、パーツ(名前・所属・フック・締め)だけ覚えて、その場で組み立てるほうが自然です。
準備の手順
- 4つのパーツ(あいさつ・所属・フック・締め)を日本語でメモする。
- 中学英語で言える短い文に英訳する。
- 声に出して読み、30秒以内に収まるか時間を測る。
- 録音して聞き返し、言いにくい部分を簡単な表現に直す。
- 場面別(学校用・仕事用・趣味の場用)に2〜3パターン作る。
- 何も見ずに言えるまで、1日3回ずつ練習する。
練習のコツ
鏡の前やスマホのカメラに向かって、相手がいるつもりで話すと本番に近い練習になります。最初と最後は笑顔で、が基本です。
まとめ:自己紹介は一度作れば何度も使える
英語の自己紹介は、一度しっかり準備すれば、学校でも職場でもオンライン英会話でも何度も使えます。
- 型は「あいさつ・所属・フック・締め」の4パーツ。
- 名前は呼んでほしい形で、聞き返されたらスペルで。
- 相手が質問したくなる具体的な情報を1つ入れる。
- 最後に How about you? で相手にボールを渡す。
今日は、4つのパーツをメモに書き出し、30秒の自己紹介を1本作ってみてください。録音して聞いてみると、「思ったより話せる」と感じられるはずです。



