学校英語は「毎日使うから、短くなる」
学校は、毎日同じ友だちと同じことをくり返す場所です。だからこそ、よく使う言葉がどんどん短く、くだけていく傾向があります。日本語でも「部活」「定期テスト」を「テスト」と略したり、「購買」を別の言い方で呼んだりしますよね。英語も同じです。
この記事で紹介する表現は、register(丁寧さ)で言えば ニュートラル〜カジュアル です。友だちとの会話やSNSでは自然ですが、先生へのメールやレポートでは、フォーマルな言い換えを使いましょう。
また、アメリカとイギリスでは学校制度が違うため、使う言葉もかなり違います。この記事ではアメリカの言い方を中心に、イギリスとの違いも紹介します。
ポイント:学校英語は、留学やホームステイで「最初の週から」必要になる言葉。先に知っておくと安心です。
勉強・テストの表現:cram・ace・pull an all-nighter
cram(一夜漬けする、詰め込む)
テスト直前に短時間で一気に勉強すること。「I need to cram for the history test.」
pull an all-nighter(徹夜する)
「I pulled an all-nighter to finish my essay.(レポートを終わらせるために徹夜した)」。ただし、睡眠は記憶の定着に大切だと言われているので、勉強法としてはおすすめできません。
ace(満点をとる、完璧にこなす)
「I aced the test!(テスト満点だった!)」。トランプのエースから来た言葉です。
pop quiz(抜き打ちテスト)
予告なしの小テスト。「We had a pop quiz in math today.」
study buddy(勉強仲間)
一緒に勉強する友だち。「Want to be my study buddy?」
flunk(落第する、不合格になる)
fail のくだけた言い方。「I almost flunked the quiz.」
会話例:テスト前の休み時間
- A: Are you ready for the science test tomorrow?
- B: Not really. I'm going to cram tonight.
- A: Don't pull an all-nighter, though. You need sleep.
- B: True. Want to be study buddies after school?
- A: Sure! Let's quiz each other in the library.
- B: Deal. Maybe we can both ace it.
学年・学校生活の言葉:freshman・hang out・teacher's pet
学年の呼び方(アメリカの高校・大学)
- freshman:1年生
- sophomore:2年生
- junior:3年生
- senior:4年生(高校なら最上級生)
日本の中学・高校とは学年の区切りが違うので、「Which grade are you in?」と聞かれたら「I'm in the 10th grade.」のように、学年の数字で答えるのもわかりやすい方法です。
学校生活のその他の表現
- skip class:授業をサボる(もちろんおすすめしません)
- teacher's pet:先生のお気に入り(からかいを含むことがある)
- cafeteria:学食(大学では dining hall とも)
- locker:ロッカー
- dorm:寮(dormitory の省略)
- roomie:ルームメイト(roommate のくだけた言い方)
teacher's pet は、ほめ言葉ではなく軽いからかいとして使われることが多いので、人に対して使うときは注意しましょう。
大学・留学で出会う言葉と、イギリスとの違い
大学に留学すると、さらに新しい言葉に出会います。
- major / minor:専攻/副専攻。「What's your major?」は大学での定番の質問です。
- office hours:先生が研究室で質問を受けつける時間。積極的に使うのがおすすめです。
- TA:teaching assistant(授業補助の大学院生など)。
- syllabus:授業計画書。課題や評価方法が書いてあります。
- gen ed:general education(一般教養科目)の省略。
イギリスでは、同じものを別の言葉で呼ぶことが多くあります。
- 大学:アメリカ college / イギリス uni
- 新入生:アメリカ freshman / イギリス fresher
- 試験勉強をする:アメリカ study for / review / イギリス revise
- 寮:アメリカ dorm / イギリス halls
特に revise は要注意。イギリスでは「I'm revising for my exams.」で「試験勉強をしている」という意味になります。アメリカ英語の「修正する」と勘違いしないようにしましょう。
よくある失敗と注意点
- 先生へのメールにくだけた言葉を書く
「I flunked the quiz lol」はNGです。「I did not do well on the quiz. Could I ask you some questions?」のように書きましょう。
- 学年の呼び方を日本の感覚で使う
日本の「高校1年生」が必ずしも freshman にあたるとは限りません(アメリカの高校は4年制が一般的です)。学年の数字で説明するほうが誤解がありません。
- cram や all-nighter を「がんばり」だと思って自慢する
英語圏でも、一夜漬けや徹夜は「計画が足りなかった」と受け取られることがあります。
- revise の意味を取り違える
イギリス系の先生に「Did you revise?」と聞かれたら、「試験勉強した?」という意味です。
1週間の練習メニュー
- 1日目:勉強・テストの表現(cram, ace, pop quiz, study buddy)で例文を作る
- 2日目:学年の呼び方(freshman〜senior)を声に出して覚える
- 3日目:アメリカとイギリスの違いを表にまとめる
- 4日目:学園もののドラマや学生のVlogを10分見て、学校英語を探す
- 5日目:会話例をA役・B役で音読する
- 6日目:自分の学校生活を英語で3文紹介する(例:I'm in the 11th grade. I have a pop quiz every Monday.)
- 7日目:カジュアル表現をフォーマルに言い換えるリストを作る(flunk → fail, cram → study intensively)
留学やホームステイの予定がある人は、特に6日目の自己紹介を何度も練習しておくと、現地での最初の会話がスムーズになります。



