若者言葉は「1語で訳さない」のがコツ
若者言葉を英語で説明するときにやりがちなのが、1語の英単語に置き換えようとすることです。でも、若者言葉には独特のニュアンスがあり、ぴったり同じ英語はほとんどありません。
そこでおすすめなのが、次の3点セットの型です。
- 意味:It means...(〜という意味)
- 場面:We use it when...(〜のときに使う)
- 近い英語:It's similar to... in English.(英語の〜に近い)
この型を使えば、どんな言葉でも「だいたいこんな感じ」を伝えられます。
ポイント:完璧な訳を探すより、相手がイメージできる説明を目指しましょう。
例文で練習:気持ちを表す若者言葉
エモい
「emotional」から来た言葉で、なつかしさや切なさ、心が動く感じを表します。
- "Emoi" comes from the English word "emotional." We use it when something feels nostalgic or touching, like an old photo or a sunset.
ぴえん
泣きそうな気持ちを、少しかわいく表す言葉です。
- "Pien" is a cute way to say you're a little sad. It's like the pleading face emoji 🥺.
やばい
良い意味にも悪い意味にもなる、便利な言葉です。
- "Yabai" can mean "amazing" or "terrible," depending on the situation. It's a bit like saying "Oh my gosh!"
このように、身近なもの(写真、夕日、絵文字)を例に出すと、相手にイメージが伝わりやすくなります。
例文で練習:会話やネットで使う言葉
それな
相手の意見に強く同意するときの言葉です。
- "Sorena" means "Exactly!" or "I know, right?" We say it when we totally agree with a friend.
草
ネットで「笑える」を表す言葉。「w」が並ぶと草が生えているように見えることから来ています。
- "Kusa" literally means "grass." Online, people type "w" for laughing, and a lot of w's look like grass. So it's like "lol."
ワンチャン
「もしかしたら」「チャンスがあるかも」という意味です。
- "Wanchan" comes from "one chance." It means "maybe" or "there might be a chance."
りょ
「了解」をさらに短くした言葉です。
- "Ryo" is a super short way to say "OK, got it." It's like "k" in English texting.
作り方のルールを英語で説明する
若者言葉は、作り方にパターンがあります。ルールを説明できると、「日本語っておもしろいね」と会話が広がります。
短くする(略語)
- We often shorten long words. For example, "akeome" is short for "akemashite omedetou," which means "Happy New Year."
英語から作る
- Some words come from English, like "emoi" from "emotional" or "chill-i" from "chill."
語尾に「〜る」をつけて動詞にする
- We add "-ru" to make verbs. "Guguru" means "to google something."
英語にも、google を動詞として使う(I googled it.)など、似た作り方があります。「英語にも同じような言葉ある?」と聞き返すと、会話がさらに盛り上がります。
英語で説明するときに便利なフレーズ集
若者言葉を説明するときに使える英語フレーズをまとめました。どの言葉にも使い回せます。
意味を説明する
- It means... / It's a way of saying...
- It's short for...(〜の略です)
- It comes from...(〜から来ています)
- It literally means..., but...(直訳すると〜ですが……)
場面を説明する
- We use it when...(〜のときに使います)
- Young people often say it to their friends.
- It's very casual, so we don't use it with teachers.
英語と比べる
- It's similar to... in English.
- There's no perfect translation, but it's close to...
- Do you have a word like this in English?(英語にもこういう言葉ある?)
最後の質問は特におすすめです。相手の国の若者言葉を教えてもらえれば、自分もスラングを1つ覚えられて、会話が「説明」から「交換」に変わります。
ポイント:説明の最後に質問を1つ添えるだけで、一方通行の説明が楽しい会話になります。
説明するときの注意点
- 使う場面も伝える:若者言葉は、日本でも先生や目上の人には使わないことが多い言葉です。It's very casual. We don't use it with teachers.(とてもくだけた言い方で、先生には使わない)と添えると誤解がありません。
- 流行の変化も伝える:It was popular a few years ago.(数年前に流行った)など、時期もあわせて説明すると正確です。
- 強い言葉・悪口は紹介しない:相手が覚えて使ってしまうと、トラブルのもとになります。
ポイント:相手は「日本語を使ってみたい」と思うかもしれません。使ってOKな相手と場面まで伝えるのが、やさしい説明です。
また、説明のあとに「使ってみたい?」と聞かれたら、使ってよい例を1つ作ってあげると親切です。たとえば、Sorena is perfect when your friend says, "This test was so hard!"(友達が「このテスト難しすぎ!」と言ったときに「それな」と返すとぴったり)のように示すと、相手もすぐに使えます。
1週間で「説明できる若者言葉」を5つ作る
- 月:自分がよく使う若者言葉を5つ書き出す
- 火:それぞれの意味を日本語で一文にまとめる
- 水:意味・場面・近い英語の3点セットで英文を書く
- 木:声に出して読み、30秒で説明できるか試す
- 金:日本の若者言葉を英語で紹介している動画を見て、説明の仕方を参考にする
- 土:オンライン英会話や友達に1つ紹介してみる
- 日:うまく伝わらなかったところを書き直す
今日は、自分がいちばんよく使う若者言葉を1つ選んで、3点セットの型で英語の説明を書いてみましょう。



