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📝 試験対策

✍️ 国公立二次の要約・内容説明問題の書き方|字数指定に合わせた答案の作り方

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
国公立大学の二次試験では、英文を読んで日本語で要約する問題や、下線部の内容を説明する問題がよく出題されます。「英文は読めたのに、答案にするとうまくまとまらない」という悩みは多いもの。この記事では、要約・内容説明問題の答案の作り方を、手順と自作の例で紹介します。

要約・内容説明問題とは

国公立大学の二次試験の英語では、記述式の問題が多く出されます。その中でも、次の2つは多くの大学で見られる形式です。

要約問題

英文全体、または特定の段落の内容を、日本語で○○字以内(程度)に要約する問題。

内容説明問題

下線部の意味や、筆者が言いたいことを、本文の内容に即して日本語で説明する問題。「下線部はどういうことか」「筆者がそう考える理由は何か」などの形で問われます。

どちらも、英文の理解に加えて、日本語で過不足なくまとめる力が必要です。出題の形式や字数は大学によって大きく異なるので、志望校の過去問で確認しましょう。

要約・内容説明は「和訳」ではありません。本文の要素を選び、並べ替え、日本語として自然にまとめる作業です。

答案作りの4ステップ

ステップ1:設問の条件を確認

  • 字数(○○字以内、○○〜○○字)
  • 範囲(本文全体?第2段落?下線部の前後?)
  • 問われていること(内容?理由?具体例?)

ステップ2:要素を抜き出す

本文から、答えに必要な要素に線を引き、番号をつけます。

ステップ3:要素を組み立てる

抜き出した要素を、論理的な順番(主張→理由、原因→結果)に並べます。

ステップ4:字数に合わせて調整

  • 字数が多すぎる:具体例や重複を削る、表現を短くする
  • 字数が少なすぎる:抜けている要素がないか本文を確認

ステップ2の「要素の抜き出し」が答案の質を決めます。いきなり書き始めず、まず線を引いて要素をそろえましょう。

要約問題の自作練習例

練習用の英文(自作)

Many people believe that multitasking helps them get more work done. However, research on attention suggests that switching between tasks often reduces efficiency, because the brain needs time to refocus each time. People who frequently check messages while working may feel busy, but they often complete less than those who focus on one task at a time. Therefore, setting aside periods for focused work can be an effective way to improve productivity.

設問(自作)

本文の内容を60字以内の日本語で要約しなさい。

要素の抜き出し

  1. 複数の作業を同時に行うと効率が上がると思われている
  2. 実際には作業の切り替えで脳が集中し直す時間が必要で、効率が下がる
  3. 一つの作業に集中する時間を設けると生産性が上がる

答案例

複数の作業を同時に行うと、切り替えのたびに集中し直す必要があり効率が落ちるため、一つの作業に集中する時間を設けるべきだ。(60字)

※具体例(メッセージの確認)は削り、「通念→実際→提案」の流れを残しています。

内容説明問題のコツ:指示語・比喩・言い換え

内容説明問題では、下線部をそのまま和訳するだけでは不十分なことが多く、下線部に含まれる指示語や比喩を、本文の内容で具体的に説明することが求められます。

指示語を具体化する

下線部に this / that / it / such などがあれば、何を指しているかを本文から特定し、答案に入れます。

自作の例:

本文:Some schools have stopped giving homework. This has surprised many parents.

下線部:This has surprised many parents.

説明:一部の学校が宿題を出すのをやめたことが、多くの保護者を驚かせたということ。

比喩を言い換える

下線部に比喩的な表現があれば、本文の文脈に合わせて、その意味を具体的に説明します。

自作の例:

下線部:Social media can be a double-edged sword.

説明:SNSは便利な面がある一方で、害をもたらす面もあるということ。(本文で挙げられている具体的な利点と欠点を入れるとさらによい)

「どういうことか」の答え方

答案の最後は「~ということ。」で終えるのが一般的です。「理由を説明せよ」なら「~から。」「~ため。」で終えます。設問の問い方に文末を合わせることも大切です。

採点で見られやすいポイント

採点基準は大学ごとに異なり、公表されていないことがほとんどですが、一般的に次の点が大切だと考えられます。

必要な要素がそろっているか

要約・内容説明の多くは、答えに含めるべき要素がいくつかあり、それぞれがそろっているかで評価されると考えられます。要素の抜けは大きな減点につながりやすいので、本文から丁寧に拾いましょう。

本文の内容に即しているか

自分の意見や、本文に書かれていない推測を加えないこと。

日本語として自然か

英語の語順のまま直訳した日本語は、読みにくく、意味が伝わりにくくなります。

字数を守っているか

「○○字以内」の場合、字数を超えると大きく減点される可能性があります。指定の8〜9割程度を目安にまとめると、要素を十分に入れつつ字数を守りやすくなります。

よくある失敗

  • 下線部を和訳しただけで、指示語の中身を説明していない
  • 具体例を詳しく書きすぎて、主張が入らない
  • 字数制限をオーバーする

理由説明・具体例説明の問題への対応

内容説明問題の中には、「筆者がそのように考える理由を説明せよ」「具体的にどのようなことか説明せよ」のように、問われる内容を指定した問題もあります。

理由を問われたら

本文中の because / since / as / This is why / The reason is などの表現を探します。理由が複数ある場合は、すべての理由を答えに入れるのが基本です。

自作の例:

本文:Walking to school is good for students. It helps them stay healthy, and it also gives them time to think before class.

設問:筆者が徒歩通学をよいと考える理由を説明せよ。

答案例:健康を保つのに役立ち、授業前に考えごとをする時間も得られるから。

具体例を問われたら

本文中の for example / for instance / such as のあとを探し、必要な部分を答えに入れます。

下線部の前後を確認する

答えの根拠は、下線部の直前や直後にあることが多いです。ただし、段落をまたいで離れた場所にある場合もあるので、下線部の段落全体と、前後の段落を確認しましょう。

1週間の練習メニュー

1日30分のトレーニング

  1. 英文を1段落読む(5分)
  2. 要素に線を引き、番号をつける(5分)
  3. 答案を書く(10分)
  4. 模範解答と比べ、抜けた要素を確認(10分)

1週間メニュー

  1. 月:過去問の要約問題1題
  2. 火:月曜の答案を書き直す
  3. 水:内容説明問題1題(指示語の具体化)
  4. 木:内容説明問題1題(比喩の言い換え)
  5. 金:英文の段落を読み、1文で要約する練習を3つ
  6. 土:志望校の過去問(記述部分)を時間を計って
  7. 日:1週間の答案を見直し、抜けやすい要素の傾向をメモ

添削を受ける

記述式の答案は、自分では気づきにくい抜けや不自然さがあります。学校の先生に添削をお願いするのが上達の近道です。添削を受けたら、指摘された部分を直して書き直しましょう。

英検の要約問題(英語で要約する形式)の練習も、要素を見抜く力を鍛えるのに役立ちます。

今日やることは、英文を1段落選んで、要素に線を引き、40字以内の日本語でまとめること。15分で要約の感覚がつかめます。

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✅ 今日からやること

よくある質問

要約で本文の言葉をそのまま使ってもいいですか?
日本語の要約なので、本文の内容を正確に日本語で表すことが大切です。キーワードは正確に訳しつつ、全体は自然な日本語でまとめましょう。
字数をどれくらい使えばいいですか?
「○○字以内」なら、指定の8〜9割程度を目安にすると、必要な要素を入れつつ字数を守りやすくなります。字数を大きく超えないよう注意しましょう。
独学で記述問題の力は伸びますか?
模範解答と比べて抜けた要素を確認するだけでも伸びますが、自分では気づきにくい点もあります。できれば学校の先生などに添削してもらいましょう。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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