準2級の一次試験を30秒で確認
まずは形式をおさらいしましょう。準2級の一次試験は、リーディング・ライティングが80分、リスニングが約25分です。
- リーディング:短文の語句空所補充15問、会話文の空所補充5問、長文の語句空所補充2問、長文の内容一致選択7問
- ライティング:Eメール1問、英作文1問
- リスニング:会話の応答文選択10問、会話の内容一致選択10問、文の内容一致選択10問(いずれも放送は1回)
2024年度のリニューアルで、短文空所補充や長文空所補充の問題数が減り、Eメール問題が加わりました。リーディングの問題数が減ったぶん、ライティングの存在感が大きくなったと考えるとわかりやすいです。
1か月の勉強時間を「語彙・読解4:ライティング4:リスニング2」くらいで配分するのがおすすめです。
1週目:過去問で現在地を知り、語彙の穴を埋め始める
最初にやることは、過去問1回分を時間を計って解くことです。採点したら、技能ごとの正答率を出しましょう。
語彙15問は「熟語」も忘れずに
準2級の短文空所補充には、単語だけでなく熟語も出ます。単語帳の熟語ページを後回しにしている人は、1週目から熟語も回し始めましょう。
覚えるときは、短い例文とセットにすると忘れにくくなります(例文は自作)。
- take part in:I took part in the volunteer event.(ボランティア活動に参加した)
- be proud of:She is proud of her team.(チームを誇りに思っている)
- instead of:Let's walk instead of taking a bus.(バスの代わりに歩こう)
1週目の毎日メニュー(1日50分)
- 単語・熟語:25分(思い出す練習)
- 過去問の復習:15分
- リスニング:10分(間違えた問題を聞き直し、音声を見ながら音読)
2週目:長文とEメールを並行する
長文は「設問を先に」
長文の内容一致選択は、設問を先に読んで「何を探すか」を決めてから本文を読むと速くなります。設問の順番と本文の段落の順番は、おおむね対応していることが多いので、1問ずつ本文と行き来しながら解きましょう。
Eメールは「質問を2つ作る」がカギ
準2級のEメール問題(語数の目安40〜50語)では、相手のメールの下線部について、より詳しく知るための質問を2つ書くことが求められます。3級とは求められることが違うので注意です。
書く順番の例:
- あいさつ・相手のメールへの反応
- 下線部についての質問1
- 下線部についての質問2
- 相手の質問への答え(理由つき)
自作の練習例(下線部:新しい自転車を買った):
Hi Ken! Thank you for your e-mail. I'm glad to hear about your new bike. What color is it? How often do you ride it? About your question, I think cycling is good because it is healthy and you can go far.(42語)
2週目の毎日メニュー(1日55分)
- 単語・熟語:20分
- 長文1題:20分
- Eメール1題:15分
3週目:英作文(50〜60語)を型で安定させる
準2級の英作文は、QUESTIONに対して意見と理由2つを書きます。語数の目安は50〜60語なので、理由を一文ずつふくらませる必要があります。
型
- 意見:I think ~.
- 理由1+具体例
- 理由2+具体例
- まとめ:For these reasons, ~.
自作の練習例(QUESTION:Do you think students should study abroad?)
I think students should study abroad. First, they can improve their English. For example, they have to use English at school and in shops every day. Second, they can learn about other cultures. They can make friends from different countries. For these reasons, I think studying abroad is a good idea.(51語)
よくある失敗
- 理由1と理由2が同じ内容(「英語が上手になる」と「英語が話せるようになる」)
- QUESTIONと関係ない話にそれる
- 難しい単語を使おうとして文法が崩れる
知っている単語で正確に書くほうが得点は安定します。3週目は毎日1題、Eメールと英作文を交互に書きましょう。
4週目:本番リハーサルと時間配分の最終確認
最後の週は、本番と同じ時間で過去問をもう1回解きます。80分の配分の目安は次のとおりです。
- 語彙・会話文・長文空所補充(22問):20分
- 長文の内容一致(7問):20分
- Eメール:12分
- 英作文:20分
- 見直し:8分
自分に合った配分は人によって違うので、リハーサルで実際に測って調整しましょう。
リスニングは「放送1回」に慣れる
準2級のリスニングは全問放送1回です。直前の1週間は、毎日1パートを「1回だけ聞いて答える」練習をします。答え合わせのあとにスクリプトを見て、聞き取れなかった部分を声に出してまねすると、音と文字がつながっていきます。
前日
- 単語帳の印をつけた単語
- Eメールと英作文の型
- 会話表現のミニ会話
この3つを見直したら、早めに寝ましょう。
直前期によくある失敗
- 過去問を解きっぱなしにする:点数を見て一喜一憂するだけでは伸びません。間違えた問題の「なぜその答えになるか」を説明できるまで復習しましょう。
- ライティングを頭の中だけで練習する:実際に紙に書いて語数を数えないと、本番で時間が足りなくなります。
- 夜更かしで詰め込む:記憶の定着には睡眠も大切だとされています。直前ほど生活リズムを整えましょう。
1日の中での並べ方
学校がある日は、朝に単語15分、帰宅後に長文かライティング、寝る前にリスニング10分、のように分けると続けやすくなります。まとまった時間が取れない日でも、単語とリスニングだけは毎日ゼロにしないことを目標にしましょう。
一次のあとは面接モードへ切り替え
準2級の二次試験は約6分で、50語程度のパッセージの音読、パッセージやイラストについての質問、受験者自身の意見を問う質問があります。
一次試験で練習した英作文の「意見+理由」の型は、面接の意見を問う質問にもそのまま使えます。
Q(自作例):Do you think more people will use electric cars in the future?
A:Yes. Electric cars are good for the environment, and they are becoming cheaper.
このように、Yes/Noのあとに理由を1〜2文で答える練習を一次試験直後から始めておくと、二次試験まで余裕を持って準備できます。
今日やることは、過去問1回分を80分で解いて、技能別の正答率を書き出すこと。1か月の地図はそこから描けます。



