面接の大まかな流れ(3級〜準1級)
英検の二次試験は、面接委員との1対1の面接形式です。大まかな流れは次のとおりです。
- 入室・あいさつ
- 面接カードを渡す・着席
- 名前や受験級の確認、簡単なあいさつ
- 問題カードを受け取り、黙読・音読(1級はスピーチ、準1級はナレーション)
- 質問への応答
- 問題カードを返す・退室
細かい手順や指示は、級や会場によって異なることがあります。英検の公式サイトには二次試験の流れを確認できる動画などの資料が用意されているので、受験前に一度見ておくと安心です。
面接の最初と最後の英語は「決まったやり取り」が多い部分。ここを口が覚えていると、本題の質問に集中できます。
入室〜着席:最初の30秒の英語
自作のやり取り例
(ドアをノックして入室)
受験者:Hello.
面接委員:Hello. Can I have your card, please?
受験者:Here you are.
面接委員:Thank you. Please have a seat.
受験者:Thank you.
ポイント
- 入室したら、面接委員の目を見て、はっきりあいさつする
- カードを渡すときは「Here you are.」「Here it is.」の一言を添える
- 座ってと言われたら「Thank you.」
言い換えの例
- Hello. → Good morning. / Good afternoon.(時間帯に合わせて)
- Here you are. → Here it is.
緊張して声が小さくなりやすい場面です。最初の「Hello.」をいつもより1.5倍の声で言うと決めておくだけで、そのあとの流れが楽になります。
名前・級の確認と簡単な会話
着席すると、名前や受験級の確認、簡単なあいさつの質問があることが多いです。
自作のやり取り例
面接委員:May I have your name, please?
受験者:My name is Sato Yuki.
面接委員:This is the Grade 3 test. OK?
受験者:Yes.
面接委員:How are you today?
受験者:I'm fine, thank you. A little nervous, but I'm OK.
答え方のコツ
- 名前は「My name is ~.」の文で答える
- 「How are you?」には、fine のあとに一言足すと自然(I'm a little nervous. / I'm good. I came here by bus.)
- 準1級・1級では、ここで少し長めの雑談(自己紹介や最近のこと)があることもある
準1級・1級の人は、自己紹介を20秒程度で言える準備をしておきましょう。
自作例:I'm a university student majoring in economics. Recently, I've been interested in how technology changes the way people work.
聞き返し・考える時間をつなぐ英語
質問が聞き取れなかったとき、答えを考える時間がほしいときに使う一言を準備しておきましょう。
聞き返す
- Pardon?
- Could you say that again, please?
- I'm sorry, could you repeat the question?
聞き取れないまま沈黙するより、聞き返してから答えるほうがずっと前向きです。ただ、毎回聞き返すのは避けたいので、リスニング練習で質問の定番フレーズに慣れておきましょう。
考える時間をつなぐ
- Let me see...
- Well, that's a difficult question.
- Let me think for a moment.
答えに詰まったとき
- I'm not sure, but I think ~.
- I don't know much about it, but ~.
自作例(質問:Do you think people will read fewer paper books in the future?)
Let me see... I'm not sure, but I think so. Many people read books on their smartphones now.
「わかりません」で終わらせず、簡単な英語で何か答えることを意識しましょう。
音読・カード関連の英語
問題カードを受け取るとき、黙読・音読のときにも、短いやり取りがあります。
自作のやり取り例
面接委員:Here is your card. Please read the passage silently for 20 seconds.
受験者:OK.(黙読)
面接委員:Please read it aloud.
受験者:(タイトルから音読)
音読のコツ
- タイトルから読む
- 固有名詞や知らない単語は、止まらずに堂々と読む
- 意味のまとまり(カンマや前置詞の前)で軽く区切る
- 語尾まではっきり発音する
3級〜2級の黙読時間の目安
多くの級で、音読の前に黙読の時間があります(3級〜2級は20秒程度)。この間に、タイトルと知らない単語の読み方を確認しておくと、音読がスムーズになります。指示は面接委員の言葉に従いましょう。
退室:最後まで気を抜かない
自作のやり取り例
面接委員:This is the end of the test. Could I have the card back, please?
受験者:Here you are.
面接委員:Thank you. You may go now.
受験者:Thank you. Goodbye.
ポイント
- 問題カードは言われたら返す(持ち帰らない)
- 「Thank you. Goodbye.」または「Thank you very much. Have a nice day.」
- ドアを出るまでが面接。最後まで落ち着いて
よくある失敗
- 最後の質問がうまく答えられず、落ち込んだ顔のまま無言で退室
- カードを返し忘れる
- 退室のあいさつを日本語で言ってしまう
面接のスコアには、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度も含まれます。1問失敗しても、最後のあいさつまで笑顔で英語でやり切りましょう。
1週間の声出し練習メニュー
面接の英語は、読むだけでは身につきません。声に出して練習しましょう。
- 月:入室〜着席のやり取りを家族や友だちと練習(相手がいなければ一人二役)
- 火:名前・How are you? への答えを3パターン作る
- 水:聞き返し・つなぎの一言を10回ずつ声に出す
- 木:過去問の音読を3回(スマホで録音)
- 金:録音を聞いて、声の大きさと区切りをチェック
- 土:入室から退室まで通しでリハーサル
- 日:うまく言えなかった部分だけ練習
録音して自分の声を聞くのは恥ずかしいですが、効果は抜群です。声が小さい、語尾が消えるなど、自分では気づかない癖が見つかります。
今日やることは、「Hello.」「Here you are.」「Could you say that again, please?」「Thank you. Goodbye.」の4つを、鏡の前で大きな声で3回ずつ言うこと。1分で終わります。



