本文へ
🔥0
📝 試験対策

🏔️ 英検1級 残り1か月の過ごし方|語彙22問・要約・英作文とリスニングの詰め方

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 5分🎁 読了で +10XP
英検1級は大学上級程度。語彙・長文・ライティング・リスニングのどれも手ごわく、直前1か月で何を優先するかが合否を分けます。この記事では、残り4週間を「測る→書く→聞く→仕上げる」に分けて、具体的な過ごし方を紹介します。

1級の一次試験の全体像

1級の一次試験は、リーディング・ライティングが100分、リスニングが約35分です。

  • リーディング:短文の語句空所補充22問、長文の語句空所補充6問、長文の内容一致選択7問
  • ライティング:英文要約1問(90〜110語)、英作文1問(200〜240語)
  • リスニング:会話の内容一致選択10問、文の内容一致選択10問、Real-Life形式5問、インタビューの内容一致選択2問(放送は1回)

2024年度のリニューアルで、1級にも要約問題が加わり、ライティングは2題になりました。100分の中で2題を書き切ることが、1級の新しい壁です。

直前1か月の最優先は「ライティング2題を時間内に書き切る体力」。語彙は毎日の積み上げ、長文は時間管理で守ります。

1週目:時間を測り、書く量を体に入れる

過去問1回分を本番どおりに解き、パートごとの所要時間を記録します。1級で多いのは、長文に時間を取られて英作文の結論が雑になるケースです。

手で書く速度を測る

1級の英作文は200〜240語。手書きで書く場合、構成メモ込みで何分かかるかを測っておきましょう。普段パソコンで文章を書いている社会人は、手書きの速度が想像以上に遅いことに驚くことがあります(S-CBTではタイピングを選べる場合があるので、受験方式に合わせて練習します)。

1週目の毎日メニュー(平日90分)

  1. 語彙:30分(通勤・スキマ時間に分散してOK)
  2. 要約か英作文:40分
  3. リスニング:20分

2週目:要約90〜110語を「論点の地図」で書く

1級の要約は、長めの英文を90〜110語にまとめます。複数の立場や論点が絡むことが多いので、論点の地図を先に作るのがコツです。

手順

  1. 段落ごとに「誰が・何を主張しているか」をメモ
  2. 賛成側・反対側・中立(提案)などに分類
  3. 具体例と数字を削り、抽象語でまとめる
  4. 本文の論理(対比・譲歩・因果)を接続語で再現

自作の練習例(要旨)

ある国で、週4日勤務制を試験導入する企業が増えている。支持者は、生産性の向上と従業員の健康改善を挙げる。一方、顧客対応が必要な業種では人手不足が起きやすく、中小企業には負担が大きいという批判がある。専門家は、業種ごとに柔軟な制度設計が必要だと指摘する。

要約の書き出し例:

A growing number of companies are experimenting with a four-day workweek. Supporters argue that it can raise productivity and improve employees' well-being. Critics, however, point out that...

このように「現象→支持→批判→提案」の流れを保つと、100語前後にまとまりやすくなります。

3週目:英作文200〜240語とリスニングの仕上げ

英作文の型

  1. 序論:立場+理由3つの予告
  2. 本論1〜3:理由→説明→具体例
  3. 結論:立場と理由の再確認

序論の自作例:

Whether nations should prioritize economic growth over environmental protection is a contentious issue. I firmly believe they should not, for three reasons: long-term economic risks, public health, and international responsibility.

この序論で約30語。本論1段落あたり50〜60語、結論25〜30語で、200〜240語に収まります。

よくある失敗

  • 理由3つのうち2つが似た内容になる
  • 具体例が一般論のままで説得力がない
  • 結論で新しい論点を出してしまう

リスニング:インタビュー形式

インタビュー問題は、ゲストの経歴や考え方を聞き取る長めの音声です。話の転換点(But, Actually, What I realized was...)に注意して聞くと、設問の答えにつながる部分を拾いやすくなります。普段から英語のインタビュー番組やポッドキャストを聞き、話者の主張を一文でメモする練習が効果的です。

4週目:リハーサルと語彙の最終確認

100分の配分例

  • 語彙22問:12分
  • 長文空所補充6問:13分
  • 長文内容一致7問:30分
  • 要約:17分
  • 英作文:25分
  • 見直し:3分

あくまで一例なので、自分のリハーサルで調整しましょう。語彙問題は即答できないものに時間をかけないのが鉄則です。

語彙の最終確認

直前週は、単語帳全体を見直すより、「何度も間違える語」だけのリストを作り、朝と夜に見ます。1級の語彙は、句動詞(熟語)も出題されます。句動詞は例文ごと覚えると忘れにくくなります。

自作例文:

  • The negotiations fell through at the last minute.
  • She finally came around to our proposal.

前日

英作文の序論テンプレ、要約の手順、間違えやすい語のリストだけを確認し、しっかり眠りましょう。

長文は「捨てない」けれど「粘らない」

1級の長文は、専門的なテーマを扱う長い英文です。時間が足りなくなりそうなときは、設問を先に読み、答えの根拠になりそうな段落を探して読む「設問起点」に切り替えます。全文を読み切ることより、7問すべてに根拠を持って答えることを目標にしましょう。

1週間メニュー(4週目・社会人向け)

  1. 月:語彙30分+要約1題
  2. 火:語彙30分+リスニング(インタビュー)
  3. 水:語彙30分+英作文1題
  4. 木:語彙30分+長文1題
  5. 金:語彙30分+Real-Life・会話問題
  6. 土:過去問リハーサル(本番と同じ時間帯)
  7. 日:リハーサルの復習、ライティングの書き直し

当日の心構え

1級は、合格者でも「手応えがない」と感じることが珍しくない試験です。難しい問題に出会っても、それは全員にとって難しい問題。取れる問題を確実に取ることだけに集中しましょう。

二次試験:スピーチの準備を始める

1級の二次試験は約10分で、与えられた5つのトピックから1つを選び、2分間のスピーチを行い、その後その内容などについて質疑応答があります。

一次試験で書いた英作文の論点は、そのままスピーチのネタになります。一次試験が終わったら、英作文で書いたテーマを使って2分で話す練習を始めましょう。書くときの「立場→理由→例→結論」の型は、スピーチでもそのまま使えます。

今日やることは、過去問の英作文を1題、時間を計って手で書いてみること。自分の「書く速度」を知ることが、1か月作戦の出発点です。

📺 このコラムと一緒に見たい動画

✅ 今日からやること

よくある質問

1級の要約はいつから出題されていますか?
2024年度の問題形式リニューアルから、1級のライティングに英文要約が加わり、英作文と合わせて2題になりました。最新の形式は公式サイトで確認してください。
語彙問題が半分も取れません。1か月でどうすれば?
語彙で大きく伸ばすのは時間がかかるので、直前期はライティングとリスニングで点を積む戦略も有効です。語彙は毎日の積み上げを続けつつ、過去問の頻出語を優先しましょう。
社会人で平日は1時間しか取れません。
語彙とリスニングを通勤などのスキマ時間に回し、机に向かえる1時間はライティングに使うのがおすすめです。週末に過去問のリハーサルを入れましょう。
✍️
英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
原田英語が、現場の英語教師の目で世界の英語学習動画と勉強法を厳選。紹介文・コラムはすべてオリジナルで書いています。運営者について・お問い合わせ

次に読むなら