テンプレートを使う前に:3級と準2級の違い
まず、2つの級で求められることを整理します。
3級(語数の目安15〜25語)
外国人の友だちなどからのメールを読み、メール中の質問に答える返信を書きます。質問は2つ程度のことが多く、全部に答えることが大切です。
準2級(語数の目安40〜50語)
知り合いからのメールを読み、下線部についてより詳しく知るための質問を2つ書いたうえで、相手からの質問に答える返信を書きます。3級より「自分から質問する」要素が加わるのがポイントです。
テンプレートは「考える時間を減らす道具」。中身(質問への答え)は毎回ちがうので、パーツを組み合わせて使いましょう。
問題の指示文は級や回によって細部が変わることがあるので、本番では必ず指示文をよく読んでから書き始めましょう。
パーツ1:書き出し(あいさつ・反応)
最初の一文で、相手のメールに反応します。長くする必要はありません。
基本の書き出し
- Thank you for your e-mail.
- Hi! Thanks for your message.
- It was nice to hear from you.
相手の話題に反応する一文(準2級で特に便利)
- That sounds exciting!(楽しそう!)
- I'm glad to hear that.(それを聞いてうれしい)
- Wow, I didn't know that.(へえ、知らなかった)
- That's great news!(すばらしいニュース!)
準2級では、書き出しの反応を入れると、そのあとの質問への流れが自然になります。
自作例:
Hi, Emma! Thank you for your e-mail. That sounds exciting!
名前は問題のメールの差出人に合わせましょう。 問題によって、メールの冒頭と結びのあいさつは解答欄に書かなくてよい場合があります。指示文を確認し、書く範囲を守りましょう。
パーツ2:質問に答える(3級・準2級共通)
相手からの質問には、答え+理由または一言の補足で返すと、内容がしっかりします。
好み・意見を聞かれたとき
- I like ~ the best because ~.
- I think ~ is better because ~.
自作例(質問:What sport do you like?)
I like tennis the best because I can play it with my family.
予定・経験を聞かれたとき
- I'm going to ~ next weekend.
- I went to ~ last Sunday. It was ~.
自作例(質問:What did you do during spring vacation?)
I visited my grandmother in Nagano. We made soba together.
頻度・方法を聞かれたとき
- I ~ about twice a week.
- I usually go there by bike.
3級の完成例(質問:どこに行ったか・何を食べたか)
Thank you for your e-mail. I went to Osaka with my family. I ate takoyaki there. It was hot but delicious!(21語)
質問の数だけ、答えの文があるかを必ず確認しましょう。
パーツ3:準2級の「質問2つ」の作り方
準2級で一番悩むのが、下線部について質問を2つ作るところです。疑問詞を先に決めると速く作れます。
使いやすい疑問詞セット
- What ~?(何を・どんな)
- Where ~?(どこで)
- When ~?(いつ)
- How ~?(どうやって・どうだった)
- How often / How long / How much ~?
- Who ~ with?(誰と)
下線部の話題別・質問の組み合わせ例(自作)
下線部:新しいカメラを買った
- What kind of pictures do you want to take?
- How much did it cost?
下線部:料理教室に通い始めた
- What have you learned to cook so far?
- How often do you go to the class?
下線部:週末に山に登った
- Which mountain did you climb?
- How long did it take to get to the top?
よくある失敗
- 下線部と関係ない質問をする(カメラの話なのに「好きな食べ物は?」)
- 2つの質問が同じ内容(Where did you buy it? と Which shop did you buy it at?)
- Yes/Noで終わる質問ばかりで、内容が広がらない
「種類(What)」と「数量・頻度(How)」の組み合わせが、最も作りやすく、内容も重なりにくい鉄板パターンです。
パーツ4:相手の質問への答えと締めの一文
準2級では、相手からの質問に答える部分もあります。ここは3級と同じく「答え+理由」で書きます。
答えの型
- I think ~. That's because ~.
- Yes, I do. ~.
- In my opinion, ~ because ~.
自作例(相手の質問:Do you think it is better to take photos with a smartphone or a camera?)
I think smartphones are better because they are easy to carry.
締めの一文(入れる場合)
- I'm looking forward to your next e-mail.
- Let's talk more about it soon.
語数に余裕がないときは、締めの一文は省略しても構いません。質問2つと答えが最優先です。
準2級の完成例(下線部:新しいカメラを買った)
Thank you for your e-mail. That's great news! What kind of pictures do you want to take? How much did it cost? About your question, I think smartphones are better because they are easy to carry, and you can share pictures quickly.(42語)
見直しチェックリストと1週間トレーニング
書き終えたら30秒でチェック
- 相手の質問に全部答えているか
- (準2級)下線部についての質問が2つあるか
- 語数が目安の範囲に入っているか
- 疑問文の語順(Do you ~? / What did you ~?)が正しいか
- 過去のことは過去形になっているか
- 文の最後に「.」や「?」がついているか
1週間トレーニング(1日15分)
- 月:書き出しパーツを声に出して5回ずつ読む
- 火:話題を3つ決め、疑問詞で質問を2つずつ作る
- 水:過去問のEメール1題を時間を計って書く
- 木:水曜の答案をチェックリストで直す
- 金:新しい話題で質問を2つずつ作る
- 土:過去問のEメール1題
- 日:1週間の答案から、自分用の「よく使う文」を5つ抜き出す
自分の答案から作った「よく使う文リスト」が、最強のオリジナルテンプレートになります。
今日やることは、身近な話題を3つ(部活・旅行・料理など)書き出し、それぞれに What と How の質問を1つずつ作ること。10分でできます。



