本文へ
🔥0
📝 試験対策

➕ 英検準2級プラスとは?試験内容・対象者と合格への勉強法

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
「準2級には受かったけれど、2級は遠く感じる」。そんな声に応えるように、2025年度から**英検準2級プラス**という新しい級が始まりました。準2級と2級の間に位置し、「高校上級程度」とされる級です。この記事では、準2級プラスの試験内容を公式情報をもとに整理し、どんな人が受けるとよいか、そして合格のための具体的な勉強法を紹介します。

準2級プラスが作られた理由

日本英語検定協会によると、5級から準2級までは1つの級を上がるのにおよそ1年ほどの人が多いのに対し、準2級から2級へは約2年かかる傾向があるそうです。つまり、準2級と2級の間には大きな段差がありました。

その段差を埋めるために作られたのが準2級プラスです。レベルの目安は「高校上級程度」。身近な話題であれば、社会生活に必要な英語を理解し使えることが求められます。

こんな人に向いています

  • 準2級に合格し、次の目標がほしい人
  • 2級の過去問を解いてみたら、まだ合格点まで距離がある人
  • 高校生で、2級に向けた「中間目標」を置きたい人

いきなり2級を目指して挫折するより、準2級プラスを経由したほうが、学習のモチベーションを保ちやすい人も多いはずです。「一段ずつ確実に上がる」ための級だと考えるとよいでしょう。

試験形式:2級に近い構成

準2級プラスの一次試験は、リーディング・ライティング(85分)とリスニング(約25分)です。構成は2級とよく似ています。

リーディング

  • 短文の語句空所補充:17問
  • 長文の語句空所補充:6問(説明文)
  • 長文の内容一致選択:8問(Eメール・説明文)

ライティング(2題)

  • 英文要約:説明文などを読んで英語で要約する(語数の目安25〜35語)
  • 英作文:QUESTION に対して意見と理由2つを書く(語数の目安50〜60語)

リスニング(放送1回)

  • 会話の内容一致選択15問、文の内容一致選択15問

二次試験(約7分)

55語程度のパッセージの音読、パッセージについての質問、3コマのイラストの展開を説明する問題、意見を述べる質問2問があります。

準2級との大きな違いは、ライティングが「Eメール」ではなく「要約」になることと、面接のイラストが3コマの展開説明になることです。どちらも2級につながる形式なので、準2級プラスの対策はそのまま2級の準備にもなります。

要約問題(25〜35語)の攻め方

準2級プラスの要約は、2級(45〜55語)より短い語数です。短いからこそ、何を残して何を削るかの判断が大事になります。

手順

  1. 段落ごとに「言いたいこと」を1文でメモする
  2. 具体例や数字、細かい説明は削る
  3. 本文の言葉を少し言い換えながら、メモをつなげる

例(自作の本文の概要)

本文:オンライン授業が広まっている。よい点は、自宅から参加でき、録画を見直せること。一方で、友達と直接話す機会が減り、集中を保ちにくい人もいる。

要約例:

Online classes are becoming popular. Students can join from home and watch the lessons again. However, they have fewer chances to talk with friends, and some find it hard to focus.(31語)

「導入→よい点→悪い点」という本文の流れを、そのまま短く写しているのがポイントです。For example... で始まる具体例は入れません。

英作文と面接の準備

英作文(50〜60語)

準2級と同じく、QUESTION に対して意見と理由を2つ書きます。準2級プラスでは、身近でありながら社会的な話題が出やすくなります。

例(自作):

QUESTION: Do you think people should use their own shopping bags?

I think people should use their own shopping bags. First, it can reduce plastic waste, which is a serious problem for the environment. Second, many stores charge money for plastic bags, so people can save money. For these reasons, I believe using our own bags is a good habit.(52語)

面接:3コマのイラスト説明

3コマのイラスト説明では、コマごとに1〜2文で、時間の流れがわかるように話します。

  • 1コマ目:One day, Ken was talking with his mother about a trip.
  • 2コマ目:The next day, he was looking for information on the internet.
  • 3コマ目:A week later, he was packing his bag.

One day / The next day / A week later のような時間を表す言葉でコマをつなぎ、過去形・過去進行形で話すのが基本です。吹き出しに書かれたセリフがある場合は、「〜と言った」の形で内容を伝えます。

準2級から準2級プラスへの勉強法

語彙:準2級+2級の基礎語を

準2級プラスの語彙問題は17問。準2級の単語を固めたうえで、2級向けの単語帳の前半(基本レベル)に手をつけるのがおすすめです。環境・技術・健康・教育など、社会的な話題の単語を意識して覚えましょう。

長文:「説明文」に慣れる

長文は説明文が中心です。新しい技術やサービス、環境問題などについて、「導入→メリット→デメリット→まとめ」と進む文章がよく見られます。この流れを意識して読むと、要約問題の練習にもなります。

リスニング:選択肢が長くなる

準2級プラスのリスニングは、会話と文の内容一致がそれぞれ15問。選択肢が印刷されているので、放送前に選択肢の違いをチェックしておく習慣をつけましょう。

1週間メニュー例

  1. 月:単語30語+長文1題
  2. 火:リスニング1パート+シャドーイング
  3. 水:要約問題1題
  4. 木:単語30語+長文1題
  5. 金:英作文1題
  6. 土:過去問の一部を時間を計って解く
  7. 日:1週間の復習と、面接の音読・3コマ説明

よくある失敗と受験のポイント

よくある失敗

  • 準2級のEメール対策のまま受ける:準2級プラスのライティングは「要約+英作文」です。形式を必ず確認しましょう。
  • 要約に自分の意見を入れる:要約は本文の内容をまとめる問題です。I think... は入れません。
  • 3コマ説明を現在形で話す:物語として過去形で話すのが基本。時間の言葉でつなぎましょう。
  • 語数の目安を大きくはみ出す:要約は25〜35語。長く書けば良いわけではありません。

受験方法

準2級プラスは、従来型の英検に加えて、コンピューターで受験する英検S-CBTでも受けることができます。日程や会場は検定回によって変わるので、申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。

ポイント:準2級プラスは「2級へのかけ橋」。形式が2級とよく似ているので、ここでの練習がそのまま2級の実力になります。

今日は、準2級プラスの公式サイトにある過去問を1回分ダウンロードし、要約問題を1題解いてみましょう。

📺 このコラムと一緒に見たい動画

✅ 今日からやること

よくある質問

準2級プラスはいつから始まりましたか?
2025年度から実施されています。日本英語検定協会が準2級と2級の間の級として新設しました。
準2級プラスのライティングは何を書きますか?
英文要約(語数の目安25〜35語)と、QUESTIONに対する意見を書く英作文(語数の目安50〜60語)の2題です。準2級のEメール問題はありません。
準2級プラスを飛ばして2級を受けてもいいですか?
もちろん可能です。準2級プラスは必ず受けなければならない級ではありません。2級の過去問で合格点に近いなら2級に、距離があるなら準2級プラスを中間目標にするとよいでしょう。
✍️
英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
原田英語が、現場の英語教師の目で世界の英語学習動画と勉強法を厳選。紹介文・コラムはすべてオリジナルで書いています。運営者について・お問い合わせ

次に読むなら