3級と準2級、Eメール問題の違い
公式の過去問の指示文をもとに整理すると、違いは次のとおりです。
3級(語数の目安15〜25語)
- 外国人の友達からのメールを読んで、返信を書く
- メールの中にある下線部の2つの質問に答える
準2級(語数の目安40〜50語)
- 外国人の知り合いからのメールを読んで、返信を書く
- メールの下線部について、より詳しく知るための具体的な質問を2つする
- 相手からの質問にも答える
どちらも、最初のあいさつ(Hi, ○○! Thank you for your e-mail.)と最後の結び(Best wishes,)は解答欄に印刷されているので、その間の部分を書きます。
また、どちらの級も「相手のメールに対応していないと判断された場合は0点と採点されることがある」と注意書きがあります。何に答え、何を質問するのかを正確に読むことが、Eメール問題の出発点です。
3級の型:2つの質問に1文+α
型
- 質問1への答え(1文)+ひとこと
- 質問2への答え(1文)+ひとこと
例(自作)
友達のメール:
I heard that you started a new club at school. What club did you join? And how often do you practice?
返信例:
I joined the tennis club. My best friend is in it, too. We practice three times a week after school. It is hard, but fun.(24語)
使える表現
- I joined... / I went to... / I bought...(過去の出来事)
- ... times a week(週に〜回)
- It was really fun. / It was a little difficult.
ポイント
質問の時制に合わせることが大切です。What did you...? には過去形、What do you...? には現在形、What will you...? には未来の形で答えます。3級は語数が少ないので、正確な文を4文前後書ければ十分です。
準2級の型:質問2つ+答え
型
- 下線部についての質問を2つ
- 相手の質問への答え+理由
例(自作)
知り合いのメール:
Last weekend, I visited a new aquarium in my town. It was so interesting. By the way, do you think it is good for children to go to aquariums?
返信例:
I have two questions about the aquarium. What kind of animals did you see there? Also, was it crowded on the weekend? I think going to aquariums is good for children because they can learn about sea animals and become interested in nature.(44語)
質問づくりのコツ
下線部(この例では「新しい水族館」)について、5W1Hで考えると質問が作りやすくなります。
- What...?(何を見た?何が人気?)
- How...?(どうやって行った?いくらだった?)
- Where / When / Who...?
質問が下線部と関係ないと、相手のメールに対応していないと判断されるおそれがあります。必ず下線部そのものについて聞きましょう。
そのまま使える表現集
質問を始める表現(準2級)
- I have two questions about...
- I'd like to know more about...
- By the way, ...
質問の形
- What kind of ... did you ...?
- How long did it take to ...?
- How much was ...?
- Who did you go with?
- Is it easy to ...?
意見を言う表現
- I think (that)...
- In my opinion, ...
- I agree that...
理由を足す表現
- because...
- This is because...
- For example, ...
気持ちを伝える表現
- That sounds great!
- I'm glad to hear that.
これらは、Eメール問題だけでなく英作文や面接でも使えます。ノートに書き写し、1日1つずつ自分の文で使ってみると、本番で自然に出てくるようになります。
ただし、表現を詰め込みすぎると語数オーバーや、質問に答えていない文が増える原因になります。まず「答える・質問する」を確実に、表現は余った語数でが原則です。
書き終えたあとのチェックリスト
英検のライティングは、内容や語彙、文法などの観点で評価されます。書き終えたら、次の順番で確認しましょう。
内容
- □ 3級:2つの質問の両方に答えたか
- □ 準2級:下線部について質問を2つしたか
- □ 準2級:相手の質問に答えと理由を書いたか
構成・語数
- □ 語数の目安(3級15〜25語/準2級40〜50語)から大きく外れていないか
- □ 質問と答えの順番がわかりやすいか
文法・語彙
- □ 時制は質問に合っているか
- □ 疑問文の語順は正しいか(What did you see? など)
- □ 主語と動詞の形は合っているか(he は likes など)
- □ スペルミスはないか
このチェックを、練習のたびに毎回同じ順番で行うのがコツです。本番でも自然に同じ確認ができるようになります。
1週間の練習メニューとよくある失敗
1週間メニュー(1日15分)
- 月:過去問のEメール問題を1題、時間を計って書く
- 火:チェックリストで自己添削し、書き直す
- 水:表現集から3つ選び、自分の文を作る
- 木:別の問題を1題書く
- 金:先生や家族に見てもらう
- 土:自分で問題を作ってみる(友達のメールを想像して)
- 日:1週間分を読み返し、よく間違えたポイントをメモ
よくある失敗
- 下線部を見落とす:メールを読むときは、下線部にもう一度線を引き直すくらいの気持ちで。
- 3級で質問を1つしか答えない:And... の後ろにある2つめの質問を見落としがち。
- 準2級で質問が下線部とずれる:メール全体の話ではなく、下線部について聞く。
- 疑問文の語順ミス:Where you went? ではなく Where did you go?
- Best wishes のあとに名前を書く:公式の指示では、名前を書く必要はないとされています。
ポイント:Eメール問題は「読む力」の問題でもあります。相手のメールを正確に読めれば、半分は書けたも同然です。
今日は、過去問のEメール問題を1題書いて、チェックリストで確認してみましょう。



