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🧠 勉強法

🗒️ コーネル式ノートの取り方|英語の授業・長文・単語に使える書き方

✍️ 原田英語が厳選・執筆🗓 2026-09-28📖 6分🎁 読了で +10XP
授業中は一生懸命ノートを取ったのに、あとで見返しても何が大事だったのかわからない。そんな悩みを解決してくれるのが「コーネル式ノート」です。ページを3つのエリアに分けるだけのシンプルな方法ですが、「書く→まとめる→思い出す」という復習の流れが自然に組み込まれています。この記事では、コーネル式の基本と、英語の授業・長文・単語に使える具体的な書き方を紹介します。

コーネル式ノートとは?

コーネル式ノートは、アメリカのコーネル大学で、学習指導に携わっていたウォルター・パウク(Walter Pauk)が広めたノートの取り方です。長く使われてきた方法で、今でも世界中の学生に知られています。

特徴は、ノートの1ページを次の3つのエリアに分けることです。

  • ノートエリア(右側の広いスペース):授業や本の内容を書く場所
  • キューエリア(左側の細い列):キーワードや「問い」を書く場所
  • サマリーエリア(ページ下の数行):そのページの要約を書く場所

線の引き方の目安は、左端から3分の1弱のところに縦線を1本、ページの下から5〜6行分のところに横線を1本です。専用のノートも売られていますが、普通のノートに定規で線を引くだけで作れます。

ポイント:コーネル式の本当の価値は、見た目の分け方よりも「あとで左側を使って自分をテストできる」ところにあります。

5つのR

パウクは、コーネル式ノートを使った学習の流れを、英語の頭文字をとって「5つのR」として整理しています。

  1. Record(記録する):授業の内容をノートエリアに書く
  2. Reduce(まとめる):要点をキューエリアに短く抜き出す
  3. Recite(暗唱する):ノートエリアを隠し、キューを見て声に出して説明する
  4. Reflect(考える):学んだことを、ほかの知識とつなげて考える
  5. Review(復習する):定期的にキューを使って見直す

難しく考える必要はありません。「書く→しぼる→隠して言う→つなげる→見直す」と覚えておけば十分です。

書き方の手順:授業中と授業後で分ける

コーネル式は、授業中にすべてを完成させるものではありません。「授業中に書く部分」と「授業後に書く部分」を分けるのがコツです。

授業中:ノートエリアだけ書く

  1. 右側のノートエリアに、先生の説明や板書を書く
  2. 完璧な文章でなくてOK。矢印や記号、箇条書きで短く
  3. 例文は必ず書く。説明より例文のほうが、あとで役に立つ
  4. わからなかったところには「?」をつけておく

授業後(その日のうちに):キューとサマリーを書く

  1. ノートエリアを読み返し、大事なポイントをキューエリアにキーワードか問いの形で書く
  2. たとえば「現在完了の3用法は?」「since と for の違いは?」のように
  3. ページ下のサマリーエリアに、そのページの内容を2〜3文で要約する

復習:左側だけを見て思い出す

右側のノートエリアを紙で隠し、左側の問いだけを見て、答えを声に出すか書き出します。思い出せたら次へ、思い出せなければ右側を見て確認します。この「隠して思い出す」が、記憶を強くする想起練習になります。

英語の授業ノートの記入例

たとえば、関係代名詞の授業を受けたとします(例文は編集部の自作です)。

ノートエリア(右側)

  • 関係代名詞 who:人を説明する
  • I have a friend who lives in Canada.(カナダに住んでいる友だちがいる)
  • which:もの・動物を説明する
  • This is the book which I bought yesterday.(これは昨日買った本だ)
  • that:人にもものにも使える
  • 目的格(I bought の目的語)は省略できる → This is the book I bought yesterday.
  • ? 省略できるのはいつ? → 後ろに主語+動詞が続くとき

キューエリア(左側)

  • 人を説明する関係代名詞は?
  • ものを説明する関係代名詞は?
  • 人にもものにも使えるのは?
  • 関係代名詞を省略できるのはどんなとき?

サマリーエリア(下)

関係代名詞は名詞を後ろから説明する。人はwho、ものはwhich、どちらもthatが使える。後ろに「主語+動詞」が続く目的格は省略できる。

このように書いておけば、テスト前には左側の問いに答えるだけで、授業の内容を短時間で復習できます。

長文読解・単語学習にも使える

コーネル式は授業ノートだけでなく、自習にも応用できます。

長文読解ノート

  • ノートエリア:わからなかった単語、難しかった構文、段落ごとの要点を書く
  • キューエリア:「第2段落の筆者の主張は?」「この文の主語はどれ?」などの問い
  • サマリーエリア:長文全体の要旨を日本語で3文、慣れてきたら英語で2文

要旨を英語で書く練習は、英作文や英検の要約問題の練習にもなります。

単語ノート

  • ノートエリア:単語の意味、例文、コロケーション(よく一緒に使われる語)
  • キューエリア:日本語の意味だけを書く
  • サマリーエリア:今日の単語で作った自作の一文

例として、ノートエリアに「reduce:減らす/reduce costs(費用を減らす)/We need to reduce plastic waste.」、キューエリアに「減らす(動詞)」と書きます。左側の日本語を見て英語を思い出す練習ができ、英作文に強い単語帳になります。

ポイント:キューエリアは「答え」ではなく「問い」を書く場所。問いの形にすると、復習がそのままクイズになります。

1週間の練習メニュー

いきなり全教科で始めるより、英語1科目で1週間試してみましょう。

  1. 1日目:ノートに線を引き、3エリアのページを5ページ分作る
  2. 2日目:授業(または参考書1単元)の内容を、ノートエリアだけに書く
  3. 3日目:2日目のページのキューエリアに問いを3〜5個書き、サマリーを書く
  4. 4日目:2日目のページの右側を隠し、左側の問いに答えてみる
  5. 5日目:長文を1本読み、長文読解ノートとしてコーネル式で書く
  6. 6日目:単語10個を単語ノート形式で書く
  7. 7日目:今週のページ全部について、右側を隠して左側の問いに答える

7日目に「思い出せなかった問い」に印をつけ、翌週の復習リストに入れましょう。これを繰り返すと、ノートがそのまま自分専用の問題集になっていきます。

よくある失敗

失敗1:授業中に全部書こうとする

キューもサマリーも授業中に書こうとすると、先生の話を聞き逃してしまいます。授業中は右側だけに集中しましょう。

失敗2:キューエリアにキーワードを書き写すだけ

「関係代名詞」とだけ書いても、それを見て何を思い出せばいいのかわかりません。「関係代名詞を省略できるのは?」のように、答えが1つに決まる問いにしましょう。

失敗3:サマリーを書かない

一番面倒で、一番飛ばされやすいのがサマリーです。でも、要約するためには内容を理解していないと書けません。2〜3文で十分なので、その日のうちに書きましょう。書けないところは、理解があいまいなサインです。

失敗4:きれいに書くことに時間をかける

コーネル式の目的は、見やすいノートを作ることではなく、復習しやすいノートを作ることです。字の美しさや色分けより、「問い」を作ることに時間を使いましょう。

まとめ:ノートは「書く」より「使う」ためにある

コーネル式ノートは、ページを3つに分けるだけの方法です。でも、その分け方の中に「書く→問いを作る→要約する→隠して思い出す」という、記憶に残る勉強の流れがしっかり入っています。

ノートは、書いた瞬間ではなく、あとで使ったときに価値が生まれます。今日の英語の授業か、参考書の1単元で、さっそく線を1本引くところから始めてみてください。夜、左側の問いに答えられたら、それが最初の成功です。

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よくある質問

コーネル式ノートは専用のノートが必要ですか?
必要ありません。普通の大学ノートやルーズリーフに、定規で縦線と横線を1本ずつ引けば作れます。何ページも作るのが面倒なら、線を引いた下じきを1枚作って、ノートの下に敷いて使う方法もあります。
授業のスピードが速くて、ノートが追いつきません。
授業中は右側だけに、キーワードと例文を中心に短く書きましょう。わからなかったところには「?」をつけておき、授業後に教科書や友だちのノートで補えば大丈夫です。キューとサマリーは授業後に書くものなので、授業中に焦る必要はありません。
中学生でもコーネル式ノートは使えますか?
使えます。むしろ、ノートの取り方の型を早めに身につけておくと、高校や大学でも役に立ちます。最初はサマリーを1文だけにするなど、書く量を少なくして始めると続けやすいです。
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英語の神動画図鑑 編集部(原田英語)
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