【生成AI活用英語教育】英語教師のための生成AI英語授業実践事例

【生成AI活用英語教育】AIで英語×SDGs! 社会課題リサーチ& 英語プレゼン授業【英語教師のための生成AI英語授業実践事例 VOL.27】

🔥 万バズ英語教育シリーズ
AI × 英語授業 完全攻略 ── Day 27 / 365
AIで英語×SDGs!
社会課題リサーチ&
英語プレゼン授業🌍
⏱ 読了10分
🎯 対象:中学〜高校英語教師

Day 27
連載
50分
授業時間
¥0
追加コスト
★★★
AI難易度

SECTION 01

🌍 この授業案の概要
「英語の授業で社会課題を扱いたいけど、資料準備が大変すぎる」「SDGsをやれと言われたけど英語とどう結びつける?」──そんな悩みをAI一発で解決する授業案です。
この授業では、生徒がSDGs17目標から1つを選び、AIを使って「現状の課題」「データ・具体例」「自分なりの解決策」を英語でリサーチし、Problem-Solution型の2分プレゼンを作るという活動を行います。AIは「英語の壁」を下げてくれるので、普段英語が苦手な生徒も社会課題に本気で向き合えます。
🔥 この授業のキモ
「英語力」と「社会課題への当事者意識」を同時に育てる授業。AIが英語の足場かけ(scaffolding)をしてくれるから、内容の深さに集中できる。「英語を学ぶ」から「英語で考える」への転換点です。
📌 過去のDay記事との違い
Day 9(プレゼン原稿)=自由テーマ×スクリプト生成+発音練習。形式面が中心。
Day 10(ディベート)=二項対立のpro/con議論。勝ち負けの論理戦。
Day 15(ニュース読解)=時事記事の要約ライティング。インプット中心。
Day 21(異文化比較)=学校生活の国際比較。文化理解がゴール。
Day 27(本日)SDGs社会課題×Problem-Solution型提案プレゼン。課題発見→解決策提案→英語アウトプットの一気通貫。
対象学年
中3〜高3(SDGsの理解度に応じて調整)
教科・単元
英語(総合的な探究の時間との連携も可)
使用AI
ChatGPT(無料版でOK)/ Claude / Gemini
必要環境
生徒1人1台端末(タブレット or PC)
準備時間
教師側:約20分 / 生徒側:SDGs目標を1つ選んでおく
学習指導要領
「思考力・判断力・表現力」社会的な話題についての発表 /「情報活用能力」

SECTION 02

🛠 事前準備:教師用プロンプト
授業前に、先生がやるべき準備は2つ。①SDGs17目標の一覧+英語キーワード表の生成、②Problem-Solution型プレゼンのテンプレートの生成です。
教師用プロンプト①:SDGs目標別キーワード&リサーチガイド

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あなたは中学/高校英語のベテラン教師であり、SDGs教育の専門家です。

英語の授業でSDGsをテーマにしたリサーチ&プレゼン活動を行います。
以下の条件で「SDGs目標別リサーチガイド」を作成してください。

【条件】
- 対象:[中3 / 高1 / 高2 / 高3](←選択)
- 対象目標:SDGs 17目標のうち、授業で扱いやすい8目標を厳選

【各目標について以下を出力】
1. 目標名(日本語+英語)
2. 核心キーワード5語(英語+日本語訳+発音カタカナ)
3. リサーチの切り口(調べるべき問い)を3つ
4. 中高生が共感しやすい具体例を1つ
5. プレゼンで使える統計データの例を1つ

【出力ルール】
- 中高生が理解できるレベルの英語・日本語で
- 各目標を区切り線で分けて見やすく
- 最後に「生徒のテーマ選びチェックシート」をつけて
教師用プロンプト②:Problem-Solution型テンプレート生成

📋 コピー

あなたは英語プレゼンテーション指導の専門家です。

中高生がSDGsの社会課題について英語で2分間のプレゼンを行います。
「Problem-Solution型」のプレゼン構成テンプレートを作成してください。

【構成】
■ Opening(15秒):SDGs目標の提示+聞き手の心をつかむ問いかけ
■ Problem(30秒):課題の現状+衝撃的なデータ1つ
■ Cause(20秒):なぜこの問題が起きているのか
■ Solution(30秒):自分が考える解決策+具体的アクション
■ Closing(15秒):聞き手へのCall to Action(行動の呼びかけ)
■ Q&A(10秒):質問を受け付ける一言

【出力ルール】
- 各パートに「使える定型フレーズ」を3つずつ(英語+日本語訳)
- 各パートに「先生の声かけ例」を1つ
- テンプレートの最後に「つなぎ言葉(Transition Words)一覧」を付けて
- 全体を1枚の配布プリントとして使える構成にして
💡 プロのTips
プロンプト①の出力は生徒に「テーマ選びの参考資料」として配布します。授業前日に配って「この中から気になる目標を1つ選んできてね」と宿題にするのがベスト。②のテンプレートは授業当日にプレゼン作成の「型」として配布します。

SECTION 03

⏱ 50分授業の完全タイムライン
「リサーチ→原稿作成→プレゼン」を50分に凝縮したタイムラインです。そのまま授業に使えます

0:00 – 5:00 ──── 導入(5分)
🌍 「今日は英語で世界を変えよう!」
先生の声かけ例:「今日は英語の授業だけど、テーマは地球規模の課題です。AIの力を借りて、世界の問題を英語で調べて、解決策を英語で提案してもらいます。」

● SDGs17目標のポスターを電子黒板に表示
● 「あなたが選んだSDGs目標は何番?」と挙手させて雰囲気づくり
● 今日のゴール:「2分間のProblem-Solution型英語プレゼンを完成させる」

5:00 – 8:00 ──── テンプレート説明(3分)
📋 Problem-Solution型の「型」を確認
事前準備②で作成したテンプレートを配布・画面共有。
「Opening → Problem → Cause → Solution → Closing → Q&A」の流れを30秒で解説

⚠️ 「型があるから安心して。中身をAIと一緒に埋めていくだけだよ」と伝える。

8:00 – 20:00 ──── AIリサーチタイム(12分)
🔍 AIでSDGs課題をリサーチ
ここが授業の第1のメインパート。生徒がプロンプト①をコピペし、自分のSDGs目標を入力してリサーチ。

● AIが出力した「現状データ」「原因分析」「具体例」をノートにメモ
● 先生は机間巡視で「自分が一番衝撃を受けたデータはどれ?」と声をかける
AIの情報を鵜呑みにせず「本当?」と疑う姿勢を促す

20:00 – 35:00 ──── プレゼン原稿作成(15分)
✍️ AIの力を借りてProblem-Solution原稿を書く
ここが第2のメインパート。生徒がプロンプト②を使い、リサーチ結果をもとにプレゼン原稿をAIと共同作成。

AIが作った原稿を丸コピ禁止──必ず「自分の言葉」に書き換えるルール
● 特にSolution(解決策)は「自分が実際にできること」を入れる
● 原稿はノートに手書きで清書(画面読み上げ禁止)

35:00 – 45:00 ──── ミニプレゼン(10分)
🎤 グループ内で2分プレゼン+質疑応答
4人グループで、1人2分のプレゼン。時間の関係でグループ内で2人が発表。残り2人は次回に回す。

● 発表者:ノートを見ながら英語で発表(2分)
● 聞く側:「What can we do?」の観点で英語1文コメント
● 各グループから「一番心に響いた提案」を1つ選出

45:00 – 50:00 ──── 振り返り(5分)
📝 振り返りシート記入+気づきの共有
振り返りシートに記入(3分)→ 全体で2〜3人が一言共有(2分)

振り返りの問い:
①「今日調べたSDGs課題で一番衝撃だったデータは?」
②「AIが出した情報で『これ本当?』と思った部分は?」
③「自分が明日からできるアクションは何?」

SECTION 04

🎯 生徒用プロンプト(コピペ用)
これが本記事の目玉です。生徒に使わせる2種類のプロンプト──①リサーチ用と②プレゼン原稿作成用。Google Classroomやロイロノートで配信してください。
生徒用プロンプト①:SDGs課題リサーチ

📋 コピー

あなたは世界の社会問題にくわしい先生です。
中高生にもわかりやすく、SDGsの課題について教えてください。

【私が選んだSDGs目標】
目標番号:__(例:目標13 気候変動)
テーマ:__(例:地球温暖化と異常気象)

【以下の4つを教えて】

① 現状の問題(Problem)
- 世界と日本、それぞれの現状を数字やデータで教えて
- 中高生の生活に関係する具体例を1つ入れて

② 原因(Cause)
- なぜこの問題が起きているのか、主な原因を3つ
- 原因同士のつながりも説明して

③ すでにある取り組み(Existing Solutions)
- 世界で行われている取り組みを2つ
- 日本で行われている取り組みを1つ
- 中高生でもできる取り組みを1つ

④ 使える英語表現
- この課題について話すときに使える英語フレーズを10個
- 日本語訳と一緒に教えて
- 難しすぎない表現でお願い!

【出力ルール】
- 日本語で説明してね
- 絵文字を使って見やすく
- データや数字は出典がわかるように
- ④の英語表現はそのままプレゼンで使えるレベルで
生徒用プロンプト②:Problem-Solutionプレゼン原稿作成

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あなたは英語プレゼンのコーチです。
私がさっき調べたSDGsの課題について、2分間の英語プレゼン原稿を一緒に作ってください。

【私のSDGsテーマ】
目標:__(例:目標13 気候変動)
一番衝撃を受けたデータ:__
私が考える解決策:__

【プレゼンの構成(この順番で作って)】
■ Opening(15秒分)
→ 聞き手の心をつかむ質問 or 衝撃データで始める

■ Problem(30秒分)
→ 課題の現状を数字で伝える

■ Cause(20秒分)
→ なぜこの問題が起きているか

■ Solution(30秒分)
→ 私の解決策+「明日からできること」を具体的に

■ Closing(15秒分)
→ 聞き手への行動の呼びかけ(Call to Action)

■ Q&A(10秒分)
→ 「Any questions?」で締める

【出力ルール】
- 英語の原稿を書いて、その下に日本語訳もつけて
- 難しい単語には( )で発音ガイドをつけて
- 2分で話せる量に調整して(目安:250〜300語)
- つなぎ言葉(First, However, In conclusion など)を必ず入れて
- 最後に「この原稿で使った重要単語リスト」をつけて
⚡ 超重要:生徒への声かけ
「プロンプト②の『私が考える解決策』の部分は、AIに書いてもらうんじゃなくて自分で考えてね。AIはあくまで英語にするのを手伝ってくれるだけ。解決策の中身は君のオリジナルが一番大事!」

※ Solution部分の「自分ごと化」がこの授業の核心。「世界を変える」じゃなくて「明日の自分が変わる」レベルの提案を促す。

SECTION 05

📱 AIの出力実例(実際の画面イメージ)
実際に「目標14:海の豊かさを守ろう(Life Below Water)」でプレゼン原稿を作成した場合の出力例です。
📝 AIの出力サンプル(プレゼン原稿・一部抜粋)
🌊 SDG 14: Life Below Water

■ Opening
“Raise your hand if you’ve ever been to the beach. Now imagine that beach covered with plastic bottles and bags. This is happening right now in many parts of the world.”
(ビーチに行ったことがある人、手を挙げて。そのビーチがペットボトルやビニール袋で覆われている姿を想像してみて。これは今、世界中で起きていることです。)

■ Problem
“Every year, about 8 million tons of plastic enters our oceans. That’s like dumping one garbage truck into the sea every single minute. In Japan, we produce the second-highest amount of plastic waste per person in the world.”
(毎年約800万トンのプラスチックが海に流入しています。これは毎分ゴミ収集車1台分を海に捨てているのと同じ。日本は1人あたりのプラスチック廃棄量が世界第2位です。)

■ Solution(生徒のオリジナル部分)
“I believe we can start with three small actions. First, bring your own water bottle to school every day. Second, say ‘no’ to plastic bags at convenience stores. Third, join a local beach cleanup event at least once a year.”
(3つの小さなアクションから始められると思います。①毎日マイボトルを学校に持っていく。②コンビニでレジ袋を断る。③年に1回は地域のビーチクリーンに参加する。)

■ 重要単語リスト
🔤 plastic waste(プラスティック・ウェイスト)=プラスチック廃棄物
🔤 marine ecosystem(マリーン・エコシステム)=海洋生態系
🔤 sustainable(サステイナブル)=持続可能な
🔤 take action(テイク・アクション)=行動を起こす

SECTION 06

👀 机間巡視・声かけのポイント
巡視チェックリスト
先生が授業中に確認すべき5つのポイントです。
SDGs目標が明確に選べているか(「なんとなく」ではなく理由を持っているか)
AIの出力データを鵜呑みにしていないか(「出典は?」と考えているか)
Solution部分が自分のオリジナルになっているか(AIの丸コピではないか)
英語原稿をノートに手書きしているか(画面コピペだけになっていないか)
「自分ごと」のアクションが入っているか(抽象論で終わっていないか)
声かけフレーズ集
🗣️「そのデータ、衝撃的だね。聞いた人もビックリするよ」
🗣️「AIが出した数字、本当かな?出典を確認してみよう」
🗣️「『世界を変える』より『明日の自分が変わる』提案が刺さるよ」
🗣️「プレゼンの最初の一言で聞き手の心をつかもう。質問で始めるのもアリ」
🗣️「AIの英語をそのまま使うんじゃなくて、自分が言いやすい表現に変えてOKだよ」

SECTION 07

📊 評価方法と振り返りシート
この授業はプレゼン評価ルーブリック自己評価の組み合わせで評価します。
知識・技能
SDGs関連の英語語彙・表現を適切に使えているか(原稿の語彙レベル)
思考・判断
課題分析の深さ / 解決策の具体性・実現可能性 / AIの情報を批判的に検証できたか
表現力
Problem-Solution構成の論理性 / プレゼンの伝達力(声・アイコンタクト)
主体的態度
振り返りシートの記述 / 自分ごとのアクション提案 / AIの活用姿勢
振り返りシート(配布用テンプレート)

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【振り返りシート】AI×SDGs英語プレゼン

名前:______  クラス:__  出席番号:__

■ 選んだSDGs目標:第__番「______」

■ プレゼンで紹介した衝撃データ:
→ 

■ 自分が提案した解決策(明日からできること):
→ 

■ Q1. 今日の授業で一番心に残ったことは?
→ 

■ Q2. AIが出した情報で「本当かな?」と思った部分は?
→ 

■ Q3. 他の人のプレゼンで「なるほど!」と思った提案は?
→ 

■ Q4. 今日学んだ英語表現で一番使えそうなものは?
→ 

■ 今日の授業の満足度(◯をつけよう)
  ★★★★★  とても良かった
  ★★★★☆  良かった
  ★★★☆☆  ふつう
  ★★☆☆☆  あまり良くなかった
  ★☆☆☆☆  良くなかった

SECTION 08

⚠️ よくある失敗と対処法
❌ 失敗1:生徒がSDGs目標を選べない
対処:授業前日にプロンプト①で作った「SDGs目標別リサーチガイド」を配布し、宿題として1つ選ばせておく。当日選ばせると10分ロスする。「迷ったら13番(気候変動)か14番(海)にしよう」と逃げ道も用意。
❌ 失敗2:AIが出すデータが古い・不正確
対処:これこそ批判的思考力を鍛える最大のチャンス。「AIが『毎年800万トン』って言ったけど、いつのデータ?」と問いかける。プレゼン原稿には「According to AI, …」と断りを入れるルールにすると、情報リテラシーの練習にもなる。
❌ 失敗3:プレゼン原稿がAIの丸コピになる
対処:3つの仕掛けで防ぐ。①Solution部分は「自分で考えてからAIに英訳を頼む」順序を徹底。②ノートに手書き清書を義務化(コピペ不可)。③プレゼン後に「この解決策、自分のオリジナル?」と質問タイムで確認。
❌ 失敗4:50分で全員プレゼンできない
対処:設計上、1回の授業ではグループ内で半数が発表(残り半数は次回)。これで十分。「次回は残りの人が発表+ベストプレゼンターのクラス全体発表」と予告すれば、2時間完結の授業設計になる。


BONUS

🎁 おまけ:発展プロンプト3選
プレゼンが早く終わった生徒、2時間目に深掘りしたい先生向けの追加プロンプトです。
発展① SDGsディベート対戦プロンプト

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さっきのプレゼンで扱ったSDGs課題について、ディベートをしたいです。

テーマ:「__(例:レジ袋の完全禁止は正しいか?)」

ルール:
- 賛成派(For)の主張を3つ、英語で作って
- 反対派(Against)の主張を3つ、英語で作って
- それぞれの主張に「予想される反論」を1つずつ付けて
- 最後に「ジャッジが使える評価基準」を3つ教えて
- 中高生レベルの英語で!
発展② 国連スピーチ風プロンプト

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私は今日、国連でスピーチをする高校生の代表です。

さっきのプレゼンの内容をもとに、国連の場で話すような3分間の英語スピーチを書いてください。

ルール:
- グレタ・トゥーンベリやマララのスピーチのような力強い口調で
- 「私たち若い世代」の視点を大切に
- 感情に訴えかけるレトリック(修辞技法)を3つ以上使って
- 最後に使った修辞技法の解説もつけて
- 英語の後に日本語訳もつけて
発展③ SDGsインフォグラフィック構成プロンプト

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さっき調べたSDGs課題の内容を、A4サイズのインフォグラフィック(情報をビジュアルにまとめたポスター)にしたいです。

構成案を作ってください。

ルール:
- タイトル(英語+日本語)
- メインビジュアルのアイデア(どんな絵やグラフを入れるか)
- 入れるべきデータ3つ(数字+英語の一言解説)
- Call to Action(行動の呼びかけ)を英語で1文
- 色使いのアドバイス(SDGs目標カラーを活用)
- レイアウトの配置図(テキストで描いて)
- 全体を英語メインで作って、難しい部分だけ日本語補足

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