B2名詞ゲルマン系

witの語源と意味

/wɪt/ウィット

機知;ウイット;(複数形で)判断力

パーツに分けると

wit元の語知ること・理解力古英語 witt

知る → 理解する力 → 機転・機知

コアイメージ
知る力・頭の働き

wit の語源ストーリー

wit は、古英語の動詞 witan「知る」から生まれた名詞 witt「理解力」です。アングロ・サクソン時代の王の相談役の会議は witan、または witenagemot と呼ばれました。「知恵のある人たちの集まり」という意味です。中世の wit は「頭・知性」そのものでした。複数形 wits の「正気・判断力」の意味は、at one's wits' end(途方に暮れて)に残っています。この句は17世紀初めの欽定訳聖書の詩編にも出てきます。今の「気のきいた機知」の意味は、16世紀ごろから広まりました。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    印欧祖語
    *weid-
    見る、知る
  2. 2
    古英語
    witan
    知る
  3. 3
    古英語
    witt
    理解力、知性
  4. 4
    英語
    wit

例文

The comedian's sharp wit turned a boring topic into an entertaining talk.
そのコメディアンの鋭い機知は、退屈な話題を面白いトークに変えた。

よく使う形:a sharp wit(鋭い機知)

暗記フック

「ウイットに富む」の wit。wise(賢い)と同じ「知る」ファミリー。witness(証人)も親戚

入試・使い方のポイント

wit は「機転のきいたユーモア」、humor は「おかしみ」全般。be at one's wits' end(途方に暮れる)、keep one's wits about one(冷静さを保つ)。

受験ミニ情報 be at one's wits' end(途方に暮れる)は熟語問題の定番。unwittingly(知らずに)は unknowingly の言い換えで出る。

派生語・言い換え受験で問われる形

witty形容詞 機知に富んだ
unwittingly副詞 知らずに・うっかり

言い換え(同じような意味)

同じ語源の仲間(6語)

wise賢いwisdom知恵witness証人(知っている人)
witty機知に富んだ
unwitting知らずにやった・無意識の
guide案内する(同じ祖先)

ほかの言語の兄弟

ドイツ語Witz冗談・しゃれ
ドイツ語wissen知っている

語源で推理!ミニクイズ

wit と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

witの語源は?

古英語 witt(理解力)← witan(知る)。wise(賢い)、wisdom と同源 wit は、古英語の動詞 witan「知る」から生まれた名詞 witt「理解力」です。アングロ・サクソン時代の王の相談役の会議は witan、または witenagemot と呼ばれました。

witの意味は?

機知;ウイット;(複数形で)判断力(名詞)。コアイメージは「知る力・頭の働き」です。

witの覚え方は?

「ウイットに富む」の wit。wise(賢い)と同じ「知る」ファミリー。witness(証人)も親戚 同じ語源の wise・wisdom・witness とまとめて覚えると効率的です。

witの発音は?

/wɪt/(ウィット)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。