C1動詞ラテン系

avertの語源と意味

/əˈvɝːt/アヴァート

(危機など)を回避する;(目・顔)をそらす

パーツに分けると

a接頭辞離れてラテン語 ab
vert語根向けるラテン語 vertere

離れて+向ける → よそへ向ける → 目をそらす・回避する

コアイメージ
矛先をよそへ向ける

avert の語源ストーリー

avert は「向きをよそへ変える」が元の意味です。ラテン語 avertere は、ab「離れて」と vertere「向ける」を合わせた語でした。ローマ人は不吉な話を聞くと、「神々がそれをそらしてくださいますように」と唱えました。キケロの文章にも、この avertere を使った決まり文句が出てきます。災いの向きを変えて当たらないようにする、という発想です。15世紀に英語に入り、「目をそらす」「危険を回避する」の意味で使われています。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    vertere
    回す・向ける
  2. 2
    ラテン語
    avertere
    そらす・背ける
  3. 3
    古フランス語
    avertir
    そらす
  4. 4
    英語15世紀
    avert

例文

Swift international cooperation averted a famine that could have claimed millions of lives.
迅速な国際協力によって、数百万人の命を奪いかねなかった飢饉は回避された。

よく使う形:avert a crisis(危機を回避する)

暗記フック

vert=向ける はconvert(向きを変える=転換)の仲間。「災いの矛先をよそへ向ける」=回避。avert a crisis/disaster(危機を回避する)で覚える

入試・使い方のポイント

avert a crisis / disaster(危機・災害を回避する)、avert one's eyes(目をそらす)の2つの形で覚える。

受験ミニ情報 avert=prevent の言い換えが頻出。avert と advert(注意を向ける)、avoid との意味の違いも語彙問題で問われる。

派生語・言い換え受験で問われる形

言い換え(同じような意味)

prevent防ぐavoid避ける
ward offかわす・寄せつけない

同じ語源の仲間(6語)

語根 vers(回す・向ける)の単語をすべて見る →

ほかの言語の兄弟

フランス語avertir警告する

語源で推理!ミニクイズ

avert と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

avertの語源は?

a(離れて ← ab)+vert(向ける ← vertere)→ 別の方向へ向けてかわす → 回避する avert は「向きをよそへ変える」が元の意味です。ラテン語 avertere は、ab「離れて」と vertere「向ける」を合わせた語でした。

avertの意味は?

(危機など)を回避する;(目・顔)をそらす(動詞)。コアイメージは「矛先をよそへ向ける」です。

avertの覚え方は?

vert=向ける はconvert(向きを変える=転換)の仲間。「災いの矛先をよそへ向ける」=回避。avert a crisis/disaster(危機を回避する)で覚える 同じ語源の aversion・convert・divert とまとめて覚えると効率的です。

avertの発音は?

/əˈvɝːt/(アヴァート)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。