振り返り日誌(メタ認知の練習)
Learning Reflection Log
3秒でわかる勉強のあと1分、うまくいったかを3行で書く

勉強が終わったあと、「今日やったこと」「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」「次に変えること」を短く書き残す方法です。自分の勉強のやり方を、外から見るもう1人の自分の目で点検するので、効かない勉強を続けてしまうむだが減ります。1回1分、3行で十分です。
たとえるなら
強いサッカーチームは、試合のあとに映像を見て、うまくいったプレーと失敗したプレーを確かめます。振り返り日誌は、自分の勉強の試合映像を見る時間です。見返さなければ、同じ失敗を次の試合でもくり返します。

目から鱗・知ってた?
伸びる人は、勉強の「あと」に何をしている?
Zimmerman の自己調整学習の研究では、自分で学びを進められる学習者は、計画・実行・振り返りのサイクルを回しているとされます。振り返りで気づいたことが次の計画に入るので、やり方が自分向けに改善されていきます。勉強のあとの1分が、次の勉強の質を変えます。
その思い込み、実は…
カードをタップすると答えが出ます振り返る時間があるなら勉強したほうがいい
効かない勉強法を続けていると、時間をかけても伸びません。1分の振り返りで方法を変えられれば、残りの時間の効果が上がります。振り返りは勉強時間を減らすものではなく、質を上げるものです。
振り返りは反省文のようなもの
自分を責めるためのものではありません。うまくいったことも必ず書き、何を続ければいいかを見つけます。できなかったことも、次に変える1つを決めるための材料として書くだけで十分です。
なぜ効く?
教育心理学者 Barry Zimmerman は、自分で学びを調整できる学習者は「計画→実行→振り返り」のサイクルを回していると論じました(自己調整学習)。振り返りの結果が次の計画に生かされることで、学び方そのものが改善されていくという考え方です。英語の振り返り日誌の効果は、研究より経験則に支えられている部分もあります。
やり方
- ノートかメモアプリに、日付ごとの振り返り欄を作る
- 勉強のあと、「やったこと」を1行で書く(例:VOA を15分シャドーイング)
- 「うまくいった・いかなかった」を1行ずつ書き、理由も一言そえる
- 「次に変えること」を1つだけ決めて書く
- 週末に1週間分を読み返し、続けること・やめることを決める
動画で見て、まねする
使い方:学んだことを1語と1文でまとめる方法です。毎回の勉強の最後に、今日の内容を英語1語と英語1文で振り返り日誌に書きます。
使い方:自分の学び方を振り返る力の育て方を見ます。日誌に「うまくいった方法」「次に変える方法」の欄を作り、毎回1行ずつ書きます。
使い方:思い込みを見直すことの大切さを聞きます。振り返り日誌に「自分に合うと思いこんでいた勉強法」を書き、本当に効果があったかを確かめます。
使い方:上級者向けの長編です。区切って見ながら、自分の勉強のやり方で見直したい点をメモし、週末の振り返りで1つずつ試した結果を書きます。
レベル別のやり方
勉強のあと、やったこととできたことを1行ずつノートに書き、まずは1週間続けてみる
毎回3行の振り返りを書き、週末に読み返して、続けること・やめることを1つずつ決める
学習時間・方法・成果を毎回記録し、月ごとに分析して、自分の学習計画を作り直していく

今日の5分チャレンジ
今日の英語の勉強が終わったら、「やったこと」「うまくいったこと」「次に変えること」を1行ずつ、合計3行書きましょう。
できたかチェック
日本人の落とし穴
日本人は「何時間やったか」は気にしても、「そのやり方が効いているか」を振り返る習慣はあまりありません。学校では先生が教え方を決めてくれましたが、独学では自分が先生です。3行の振り返りは、自分という生徒を観察する先生のノートになります。
よくある失敗
- 「がんばった」「疲れた」など、感想だけで終わる
- 毎日長い文章を書こうとして、振り返り自体が続かない
- 書くだけで、次の勉強のやり方を何も変えない
立場別メニュー
| 中学生 | 家庭学習のあと、できたこと・できなかったことを1行ずつノートに書く |
| 高校生 | 模試や問題集のあと、時間配分とミスの原因を3行で振り返る |
| 大学生 | TOEIC の勉強記録に、効いた方法とやめた方法を毎週書く |
| 社会人 | 通勤中の学習を毎日1分で振り返り、メニューを月1回見直す |
| 大人のやり直し | 英会話レッスンのあと、言えなかった表現と次の目標を書く |