原田英語の英語大全勉強法ぜんぶ入り

ディクトグロス(聞いて文章を再現)

Dictogloss

3秒でわかる聞いた英文をメモから再現し、文法の穴を見つける

短い英文をふつうの速さで1〜2回聞き、キーワードをメモしてから、もとの文章をできるだけ正確に自分で書き直す練習です。全部を書き取るディクテーションと違い、聞き取れなかった部分は文法の知識で補って組み立てます。最後にもとの文章と比べると、自分に足りない文法や表現がはっきりわかります。

1回 20分アウトプット中級以上向け。初級者は、ゆっくりした音声で2〜3文から始めます。
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たとえるなら

一度見た家を思い出して模型を作ると、窓の数や屋根の形など、見たつもりで見ていなかったところに気づきます。ディクトグロスは英文の模型づくり。組み立ててみると、自分の英語の抜けがわかります。

目から鱗・知ってた?

全部を書き取らないほうが、力がつくこともある?

その思い込み、実は…

カードをタップすると答えが出ます

一字一句書き取れないなら練習にならない

一字一句書き取る必要はありません。ディクトグロスは、聞き取れなかった部分を文法と内容の知識で補うことが目的です。全部を書き取るディクテーションとは、ねらいが違う練習です。

リスニングだけの練習だ

聞く力も使いますが、中心は書いて組み立てる力です。自分の文と手本を比べることで、冠詞や時制など、ふだん気づかない文法の抜けが見つかります。書く力と文法の練習でもあります。

なぜ効く?

教師トレーナーの Ruth Wajnryb が、1990年の著書『Grammar Dictation』(Oxford University Press)で体系的に紹介した教室活動です。聞いた内容を組み立て直す過程で、自分の英語と手本の違いに気づくことが、文法の学習につながると考えられています。もともとはペアやグループで行う活動ですが、1人でも応用できます。

やり方

  1. 1分以内の、スクリプトつきの英文音声を選ぶ(5〜8文くらい)
  2. 1回目は何も書かずに聞いて、内容をつかむ
  3. 2回目は、キーワード(名詞・動詞・数字)だけをメモする
  4. メモを見ながら、もとの文章をできるだけ正確に書き直す。わからない部分は文法で補う
  5. スクリプトと比べ、冠詞・時制・前置詞など違っていたところに色をつける

動画で見て、まねする

やさしい英語でお金の教育を学ぶVOA Learning English|How an Allowance Helps Children Learn About Money

使い方:ゆっくりした短いニュースを1回聞き、キーワードを5つだけメモします。もう1回聞いたら、メモをもとに内容を英文で書き直し、字幕と比べます。

食品ロスと健康を英語で考えるBBC Learning English|Tackling food waste and obesity - Lingohack

使い方:短いニュース映像の部分だけを2回聞いてキーワードをメモし、英文を再現します。そのあとの語句の解説を聞いて、自分の文に足りなかった語を直します。

よい先生とは?を英語で考えるVOA Learning English|Testing New Ways to Recognize What Makes a Good Teacher

使い方:教育の話題のレポートを使います。最初の30秒ほどを2回聞いてメモを取り、文章を書き直したら、英語字幕で文法の違いを確かめます。

レベル別のやり方

ゆっくりした音声から2〜3文を選び、キーワードをメモしてから、もとの文を書いて再現する

今日の5分チャレンジ

1分以内の英文音声を2回聞き、キーワードを10語メモしましょう。メモだけを見て文章を再現し、スクリプトと比べて違いを3つ見つけます。

できたかチェック

日本人の落とし穴

日本人は、聞き取れなかった部分を空欄のまま残しがちです。ディクトグロスでは、「この流れなら過去形のはず」「名詞の前には a か the がいるはず」と、文法を使って補うことが求められます。日本人がつまずきやすい冠詞や複数形の s が、自分の書いた文から消えていることに気づけます。

よくある失敗

  • 長すぎる音声を選び、メモが追いつかず何も書けない
  • メモで全文を書き取ろうとして、ふつうのディクテーションになる
  • 答え合わせで内容が合っていればよしとし、文法の違いを見ない

立場別メニュー

Hear the story, then build it back.話を聞いて、もう一度組み立て直そう。